株に出会う

独自開発のテクニカル指標で株式市場の先行きを読む!

小刻みな利益確定

2005-11-25 15:56:35 | 株に出会う
前場の2413ソネットM3の失敗を挽回せんと、後場はいろいろと」物色しておりましたが、場全体があまりよくないので、これといった取引は出来ませんでした。それでも8924リサ・パートナーズは、もみ合っている405Kで売り、+15K。そして、これも、もみ合いの中から、一歩出たタイミングで因縁の4751サイバーエージェントを、前回と同じ200Kで買い、長居は無用とばかりに202Kで一旦売りました。+2Kですが、これで前回の損をチャラとしました。しかしこの株、100枚単位の大口が今日は入っておりましたので、やっと上昇気流に乗ったかも知れません。来週は一応ご注意下さい。そして、前場に148Kで買っておいた9424日本通信は、引けに151Kで成り売りしました。+3K。

ということで今日はM3の損失をカバーし、悪い地合の中で最低のレベルの利益を確保して終了できました。持ち越しの株は、ほとんど動きのなかった4809パラカだけです。これもやっと引き際に買値まで上昇しましたが、最後は買値の-1Kで終わっております。但しテクニカル条件は更に良くなりました。まあ、一旦業績下方修正した銘柄で、駐車料金を値上げした程度の会社ですので、少し気長に構えるのはしかたありません。

今日の注目銘柄の簡単な寸評です。

まず3387クリエイト・レストランツですが、これは全くの予想通りに朝方の上昇の後の利益確定の売りに晒されました。

3373リンクセオリーは、懸念した人気離散のままでした。OSCは確かに昨日33%まで急降下したのですが、きょうも終わってみれば29%とさらに下げました。この株10月28日にOSC値が27%というのがありますが、指数値としては10月28日(終値528K)より、まだ20K分ほど高めです。もっと出来高が出ての調整が1-2日は必要かも知れません。

8789フィンテックは、予想した売りの隠し玉が顕在化しました。しかし、561Kから20Kほど値を戻しておりますし、OSCも+1%の40%とコンバージェンスしておりますので、筆者も最後まで586Kを抜ければ、買いに入るところでした。今日は微妙なところで終わっております。

9424日本通信と3371ソフトクリエイトは、地合の悪さから急伸するところまでは行きませんでしたが、一応テクニカル指標には反応。

4310DIは、ぎりぎり来週月曜日の反発が期待できる値段で終わっております。
7844マーベラスエンターは、OSCが55%まで前日に伸びていたので注目しておりましたが、じり貧に終わり-3%の52%とオシュレーター値も下がりました。高値圏での高OSC値は、ピーク打ちを警戒する必要がある、との教訓でした。

4308Jストリームは、OSCが明確は反発を示していなかった分、地合に左右されて更に下げました。

2384SBSは、予想通り。8929船井財産コンサルは、出来高少なく上げエネルギーが不発でしたが、月曜日での反発が予想できる形で終わっております。

最後に5017AOCHは、22日、24日と上げて前回のOSCのピークの44%に近づきましたが、今日下げたのは、石油関連銘柄の最近の不調が、OSCのいわゆる騙しに繋がったのでしょう。この株、ちょっと条件が更に悪くなりました。

来週月曜日の注目銘柄は、大体の検討はつけてありますが、追って明後日までにご報告します。
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M3は外れました

2005-11-25 11:40:32 | 株に出会う
2413ソネットM3は今日は上がると思っていたのですが、少なくとも前場は見事に外れましたね。その理由ですが、これまでの経験でも、①特売りから始まる日は下げて終わる ②前日の上げすぎの反動、 この2点だと思われます。

この点については、4314ダヴィンチについても言えそうです。このあたりが株が一筋縄ではいかないところです。素直に上げるときももちろんありますが、概ね特売りで始まる日はあまりよくないことを再度確認しておいた方が良さそうです。少なくとも、10時過ぎまでにその日の傾向は明らかになります。ソネットM3も10時頃までは、ひょっとすると反転するのではないかという期待での480K台のキープはありました。そのような心理状態のところに、10時半頃でしょうか突如477Kで50枚を越える売り板が出現しました。これは見せ板ではないかと当然思ったのですが、今日の勢いからするとこの板を崩すほどの買い上がりは期待できないと、筆者もどうしても思ってしまいました。M3のチャート条件は、475Kを下まわらない限り今日は我慢というものでしたが、人間の心理はかくも弱いものです。特売り、見せ板、下降傾向、悪い地合、とこうした条件が重なると少しでも損失を少なくしたい方に気持ちが傾いていきます。結局476Kの買い板が崩される時に筆者も売ってしまいました。その後、50枚を越える売り板は、当然のごとく消え、それを待ったように値を少し戻しました。

こうした心理戦に勝ち抜くのは結構難しいものです。その株の大きな流れを当然判断すべきところでした。M3の場合、今は少しでも安く買いたい方々の様々なトリックがあり得ること、今日のような地合にはそれにもってこいの日であること、等を念頭において置くべきでした。これが4776サイボウズの場合だと、そのような心理状態に参加者はありません。何時逃げるかの1点ですね。今日もかなり下げテクニカルにはまたまた悪化しておりますが、乖離幅条件が-30K近くに拡がっておりますので、この株、来週全般での反発は当然考えられます。そこを虎視眈々と狙っている方々が相場の勝利者になるのでしょう。

ところで、前場は絶好のテクニカル条件を示していた8924リサ・パートナーズを押し目の390Kで買いました。売り目標410K~415Kです。それから、OSCが急落して下げ止まった感のあった9424日本通信を148Kで買いました。OSCは前場で27%です。150Kを抜けてくれれば、今日はひょとすると160Kあたりまで上昇するかも知れません。

もう1つの持ち越し株の4809パラカは、242Kまで押されて危なかったが、244Kまで戻してくれています。このまま244Kを割らなければ、指数条件が良いので、地合が良くなったときの反発を見越して持ち越しとします。これまでは244Kなら一旦売りでしたが、多少早めの売却でこれまでは利益の確定額を減らしております。少し我慢する方向に変更して見たいと思います。この株は、結構底堅いと判断してのことです。高値圏でもみ合っている場合はそうは行きません。その場合はテクニカルに判断して素直に決断するのが正解でしょう。

このように株は様々な条件が、その都度違った形で出てくる上に、人間の心理状態の弱さから思わぬ負けに繋がっていく訳ですね。しかし、だからといって機械的な売買しかやらないのなら、これは実は面白くないのです。それならコンピューターに勝手にやらせておけば良いわけですから。そのところの、人間の判断の付加価値をどう高めるかは、色々な経験を通じてしか獲得できないものでしょうね。そのためには、試行錯誤して判断力を高めていくことしかありません。しかし、武器としてのツール類の開発とチューニング、市場参加者の心理に対する傾向の把握、節目となる値段の理解、等の「定石」を積み上げて身につけておくことはその前提条件となります。
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