株に出会う

独自開発のテクニカル指標で株式市場の先行きを読む!

明日の注目銘柄(11.04.05)

2005-11-02 17:51:48 | 明日のモニタリング銘柄
前場の売り失敗銘柄2392セキュアードキャピタル、結局310Kあたりから下落を始め、抵抗ラインの309Kが破られた段階で降りました。-11Kはちょいと痛いが、この株はどうも相性のようなものが悪いようです。以前に愚妻にも愚かにも勧めたことがあり、その時は買い時がちょうど今日と同じ下降線の時だったので、うかつにも損をさせてしまい、いまだにその時のことを恨めしく言われることがあります。デイトレはタイミングが難しいのでよほどの自信がないと身内でも勧めるべきでないと思い知った訳です。

ところで、持ち株は4340シンプレクス・テクノロジーと、後場に買い足した2438アスカネットのみとなりました。アスカネットはさすがに商売柄かどうか、なかなか素直でおとなしい動きでした。つまりあまり目立たないし、見せかけの買い板など皆無でした。今日は一歩抜け出すことはできませんでしたが、とりあえず出来高もまあまあで底値圏脱出のようです。

それでは1日おいて明後日4日の注目銘柄です。

1.3736コネクトテクノロジー ○

 OSCが+7%の45%と反転。乖離幅も-7Kと良好ですので、今日の663Kの安値からの上昇軌道に乗ったと考えていいでしょう。712Kを楽々突破するならまた上昇を始めると思われます。こうした乖離幅のパターンは、10月31日に注目した8922IDUや8902パシフィックと同様です。上昇時の一時休止の状態からの再反騰のサインとしてみることができます。このところ色々と話題の多い会社ですが、社長をはじめ顔なじみが結構いる会社ですので、心の底ではやはり応援したくなります。よく、ここまで戻しました。MSCBのこと等でよい経験をしたことでしょう。

2.4815JDC信託 ▲

 業績はあまり良くないのにその話題性で個人投資家にも人気の銘柄です。10月21日に自律反発しましたが、今日で指数値がその前夜よりも下回り、乖離幅もゼロとまたまた絶好のポジションに来ております。OSCも+5%の31%とコンバージェンスしております。ICFが昨日は9月29日と同様なポジションだったことは場の途中で気がつきました。4日はこの株に注目下さい。同じことが起こるかも知れません。しかし、26日と同じ終わり方をしていますので、27日と同様な小反発に終わるかも知れませんが、皆さんの考える逆に動くのが市場というものです。

3.3386コスモバイオ ○

 昨日に続いてOSCが+4%の45%と続伸。乖離幅はここ3日ほどむしろ縮まり+3Kです。MM銘柄ですが、4日は騙しでなければ上がると予想しております。HPを見ましたらトップページに製品情報として、「アポトーシス・癌・DNAダメージ」という項目があり、何やら分子生物学関連の解析用マーカーやツールなど販売しております。いわば純粋のバイオ研究を行う企業や大学、病院などがお客の会社です。「生命を科学する皆さまのお役に立つこと、それが私たちの使命です・・・・・・」とあります。崇高な使命ですね。最後の・・・・・が何を意味するのか、ちょいと筆者は興味があります。何かこの標語から汲み取って貰いたいようなのです。そこで、もう少し詳しくHPを見てみました。この会社はコスモ石油からMBOして独立しております。この独立の過程で多分いろいろと苦労があったのでしょう。日刊工業新聞社の第21回最優秀経営者賞の受賞をことのほか喜んでいるようなのです。・・・・・の意味するところは、古巣のコスモ石油のバイオ研究関連部署の連中に対する、いわば暗黙のサインではないかと思うようになってきました。MBOで独立して(色々と妨害されましたが)やっとここまで来ましたよ。-( )内は、筆者の勝手な憶測です。悪しからず。- そのビジネスが世間にも認められたという「誇り」が・・・・・の裏に隠されている意味なのでしょう。まあ、こんな詮索しても明日の株価の予想にはあまり意味はありませんが、どこかで応援をしてやりたくなるのはコネクトと同じです。

4.3762テクマトリックス △

 この株、27日に上方修正を好感して上げましたが、その後お定まりの調整が続いておりました。特にサプライズのあるような内容でなかったためでしょうか。ところが、今日はまたOSCが+3%の31%と上向き、乖離幅が-2Kと良好なポジションに来ました。あの楽天とITXが大株主(合計で80%以上。楽天は例によって30%ほど)の会社であり人気化しても良さそうですが、どうも上場来停滞しております。楽天も色々なところに金を使って布石を打っているのですね。しかし、組んだ相手がオリンパス子会社の赤字投資ファンドのITXというところが、いかにも楽天らしいといえば言えます。ここまで書いて念のためHPを確認しましたら、ITXは持ち株のうち20%をUFJつばさ証券に売却しております。いまは31.95%ですから、テクマトリックスの親会社でなくなりました。これが9月21日の話です。するとITXがオリンパスの子会社ということでかろうじて技術の香りがしていたのですが、これが楽天と証券会社が大株主ということになれば、一体この会社の技術が分かる株主はどこにいるのでしょうか。このあたりの出生と育ちのいきさつが、この株の真の停滞理由かもしれません。

5.2732クインランド ▲

 また歴史は繰り返すと言いますか、10月17日のOSCと同値まで下がってきました。しかも今日は+5%の38%と明らかなコンバージェンスです。後場から観察しておりましたが、247Kあたりで底堅かったようです。乖離幅も+1K程度ですので、4日は再反騰に一枚乗る手です。もう一度筆者も稼がせて貰いたいところですが、そうそう同じところにドジョウがいるかどうか?4日はちょいと運試しといきますか。会社の事業内容は多岐にわたり、内部にいる人も多分よく分からないのではないでしょうか。それで売上や利益の数字がおかしくなってこの前一騒動あった位です。じゃじゃ馬的存在と言えばいえる会社ですので、後ろ足で蹴られることだけはないように、前方から正々堂々と近づいてください。人参持参などは不要です。馬なりに上手に付き合うのが、じゃじゃ馬との正しい付き合い方です。

6.2347IBE △

 ブロードバンド時代のデジタル映像処理で期待されている会社ですので、PERは216倍ですが、何のそのです。一応シャープが15%程度の株を持つ筆頭株主です。前身はダイナウェアという会社のマルチメディア事業部でした。ダイナウェアの社長とは筆者も面識がありますので結構なつかしいものがあります。大型のBMWで高速道路を150キロ以上でぶっ飛ばされたときは冷や汗ものでした。そんなこんなで、この株一応ウォッチはしております。注目の理由は、ここのところOSCが45%(25日)から今日(65%)まで一貫して上昇しておりますが、終値が何と25日比で-2Kの287Kなのです。乖離幅も-2Kとよくなったままです。RSIだけは勝敗率ですので今日で33%と結構下落しました。さて、どちらのオシュレーターが、この株の4日の結果に有効な回答を出すか、そこに興味があります。筆者は上げて300Kを目指すと見ますが、正直いってこうした停滞気味の株価の帰趨を予測する方が無理というものかも知れません。しかし、それではテクニカル分析を行っている意味が失われますので、あえて取り上げてみます。なお、11月11日が中間決算発表です。それにしては静かです。

休日前ですので、コメント付きはこのくらいにして、その他の注目銘柄を簡単に書きます。

・3331雑貨屋ブルドック
 上に抜けてしまいました。誰も体験していない未知の領域に4日は突入します。OSCはまだ44%です。しかし、ブルドックはさすがに強い。

・2788アップルインターナショナル
 またまた1日違いで筆者の失敗でした。急に活気づきました。OSCはまだ39%、RSIも38%です。再騰があるかと思います。しかし残念。昨日216Kで降りたのは。

・8789フィンテックグローバル
 何やら分割後はこの株素直にテクニカルに反応しております。OSCは+4%の38%と穏便に上げております。この調子で分割直後の高値をまた目指すかも知れません。一応ご注意を。

・2371カカクコム
 これも分割後はおとなしい値動きでしたが、子株環流前に少しは値を戻しそうです。OSCが+4%の40%とコンバージェンスし、指数値も10月6日段階に近づきました。

・8739スパークス
 この株も根強い人気です。今日下げましたがOSCは56%と1%のコンバージェンスです。4日は300Kを目指すのではないでしょうか。筆者の今年最大の損失はこの株でした。(分割後の低迷期に、安いと思って250Kあたりで手を出したのが仇でした。)

・2927アムスライフサイエンス
 今日は久しぶりに調整日となりましたが、OSCは+2%の45%とコンバージェンスし、まだ反転の勢いはあるようです。コスモ証券を見返せ!!

最後に皆さん注目の8922アイディーユー。筆者の愚妻もなんと密かに今日買っておりました。何としても応援したいのは山々ですが、ここは冷静にテクニカルに見ると、申し訳ありません。上がるか下がるかはっきりしません。OSCはこれだけ上げて-1%の50%ですので、上がると言いたいのですが、指数値はこの株の史上最高値をマークしております。RSIが一時の97%という驚異的な数字からすると、87%と「低い」のが慰めとなりますが、思い切って予想すると、10万円のストップの値幅を目指して寄りは上げるでしょう。しかし、そこからが魑魅魍魎が跋扈する株式相場の本領発揮となります。ストップに行くと見せかけて、そこからの急降下で阿鼻叫喚の修羅場となるかも知れません。その渦中にわが愚妻がうろうろと巻き込まれて死に体になってなければ良いが。あぅ~ん、今日は悪い夢を見るかも知れません。せめて、皆さん方は良い夢を見ることができるよう祈っております。
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売り時、買い時の間違い

2005-11-02 11:35:57 | 株に出会う
普段機械的な売買を心がけていながら、今日はまたぞろ人間の欲というやっかいなものに負けました。

第一に2392セキュアードキャピタルの売り時を逸したことです。寄りで高く始まり今日は予想通りに上がる、と思いこんだのが1つの刷り込みでした。ところが徐々に下がって、314Kあたりまで落ちましたが、押し目を狙っていた方の買いが定石通りに入り、そこから買値を上回る322Kまで伸びました。しかしまた戻り売りがありました。そこからは一度315K近辺で停滞した後、今日は駄目と判断した方の売りが出て、結局テクニカルには綱引きとなる昨日安値の309Kに落ち着きました。OSCは-4%の37%と28日にOSCがコンバージェンスし反転サインが出たときより-2%です。つまり、この株、昨日で当面のピークを打ったのでした。しかし、OSCそのものは昨日も+2%でしたので、筆者のような人間が寄りで成り買いをしましたが、どっこいそこからは儲けを確定させるために逃げるお方の力が勝ったというわけです。

まあ、このような後講釈はいくらでもできるので無駄だと考える方もいらっしゃると思いますが、自分なりの負けの理由や値動きの背景についての分析がないと、何度でも同じ轍を踏むのが株式相場ですので、懲りずにこんな自己解説をしてみたりするわけです。いかに、そのあたりを冷静に判断して対応することが難しいことか、またまた身にしみました。くどいようですが、今回の負けトレードをまとめると、

①OSCが上昇している相場は寄りで上げることがあるが、前日高値を下まわることがはっきりしたら売る。

②今日のこの株のケースは押し目買いがあったが、322Kの前日高値を超えることはなかった。この段階で今日は弱いと判断して売るべきだった。

③②で売り損じても315Kあたりで市場がまだ逡巡している時にさっさと降りるべきだった。この315Kという中途半端なところでのもみ合いは、筆者のようにまだ上がるのではないかと2回目の押し目買いの期待と、もう少し下がってから買おうとする方との単なる一時的なもみ合いだった。

ということになりますね。

もう1つの持ち株の4340シンプレクス・テクノロジーも、昨日はOSCが-2%と下降トレンドに入っていたので心配はしておりましたが、やはり+2Kで寄りつきましたので安心はしておりました。案の定、予定通りにジリ下げを始め、前場で買値と同値となりました。この株は7日の中間決算の発表である程度の見直し買いが入ると見ておりますので、多少の下げは気にせず、290Kを切れば買い足しと行きたいと思います。OSCが-1%の34%ですので、これ以上の大きな下落はありえません。

買い時を誤ったかに見えるのは2438アスカネットです。168Kからじりじりと反発して昨日の安値を抜いたので173Kで買いました。これも買い時としては少々失敗です。なぜなら、分足のMACDは結構ピークをつけておりました。このところの下落基調の株ですから、戻り売りが必ずあると見なければなりませんでした。正解は168Kを底に170Kあたりへの切り返しでの買いでしょうか。底をあてるのは難しいのですが、2ティックくらいの切り返しなら、こうした動きが緩慢な株では確認も容易かと思います。
このあたりも反省しなければなりません。

ということで、今日の前場は、売り時・買い時に対する大いなる失敗をまたまたしてしまいました。皆さん、こうした失敗をしないように気を付けてください。
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