株に出会う

独自開発のテクニカル指標で株式市場の先行きを読む!

明日の注目銘柄(11.24.05)

2005-11-23 10:54:40 | 明日のモニタリング銘柄
昨日からウォッチ銘柄の整理に時間をとられたので、明日の注目銘柄の紹介は簡単にすませたいと思います。といっても、筆者もこの注目銘柄を中心に貴重なお金を投じますので、中身がいい加減という訳ではありません。筆者の「悪い癖」のくどくどしい銘柄説明を省くという意味です。【もっとも、この「悪い癖」がこのブログの存在意義?ではありますが....】

1.2428ウェルネット ○

 この株もやっとゴールドマン・サックスの評価がきっかけとなり値を戻してきました。しかしOSCが+4%の33%です。出来高も以前の2桁からするとまずまずです。

2.9514ファーストエスコ ▲

 22日に下値で買い損ねました。OSCは+10%の50%まで上昇しましたが、乖離幅-14K、指数値も魅力あり、395Kあたりまでの戻しはあり得ます。▲としたのは本格的な子株環流売りがあるかも知れないためです。

3.4809パラカ ▲

 駐車場の料金体系をちょっといじって業績下方修正(8月8日)からの脱却を図ろうとしている、少々姑息な銘柄ですが、テクニカルには買い時となりました。乖離幅-18K、OSCは+4%の42%で直近の11月17日、7日のピーク値をきれいに抜きました。まさにセオリー通りの上げ転換です。270Kまでの戻しを明日は期待。

4.3386コスモ・バイオ △

 11日以来の調整がほぼ完了しつつあります。OSCが+4%の36%と回復してきました。もう一度9日、10日の爆上げの「余韻」を求めての、少々ささやかな上昇が明日は期待できるかも知れません。何せ、業績はOKの安心銘柄です。

5.3387クリエイト・レストランツ ▲

 上げすぎた反動からの調整が終わったようです。乖離幅-510円、OSCは-2%ダイバージェンスして38%と再上昇の可能性を示唆しております。この会社和洋中なんでもござれで、駅やショッピングセンターへの出店しております。コンビニと違って既存店の落ち込みはなく、新規出店分だけ売上・利益が増える構造です。三菱商事系というのもある種の安心感があります。面白い会社です。一度きちんと調べてみなければ。

6.8947ノエル ○

 不動産系の出遅れ銘柄。PERはまだ18倍です。OSCが42%と直近高値の11日の36%を抜いてきました。乖離幅も-70Kです。ランドビジネスがあそこまで好調なら、この株にも少々のおはちが回ってきても良さそうです。RSIは27%と絶好。

7.8939大和システム △

 この株ちょっとOSCが面白い動きです。59%と急伸しておりますが、株価が伸びておりません。14日の高値の時が48%でした。これがオシュレーター値の騙しの空上昇なのか、はたまた反騰前夜なのか、今後のために明日はちょいと注目。業績不安銘柄の場合は空上昇の場合がありましたが、この株はそうでもないと思われます。

8.4563アンジェスMG ▲

 新規ウォッチ銘柄ですが早速注目です。25日線直前で終わっておりますが、OSCが+8%の47%と急伸し抜き出ました。この勢いが明日は続くものと思われます。血管の新生作用があるHGF遺伝子治療の臨床試験フェーズ1が米国で完了したとのニュースが昨日の上昇の手がかりのようですが、そんなことはすぐに業績に効くわけではありません。それよりもこうしたニュースにより皆の注目が集まるかどうかが大切なのがバイオ銘柄の宿命ですね。明日は、その注目が集まれば上昇、さもなければ停滞ということになります。当たり前。

9.6908イリソ電子工業 △

 この新監視銘柄にもちょっと注目してみましょう。OSCが+3%の36%とコンバージェンスし、指数値も悪くありません。自動車などの多極コネクターに強い地味な会社です。明日は3590円を割らないことを確認して打診買いでしょうか。

10.4321ケネディクス △

 不動産関連ではこの株が良さそうです。まだOSCの反転はないのですが、乖離幅や指数値はそろそろ反転の動きです。ここが明日も駄目なら、ダヴィンチもパシフィックも駄目でしょう。

11.4829日本エンタープライズ △

 何とRSIがゼロになってしまいました。筆者には前代未聞です。好業績で上昇したのが11月1日。それまでは何ともかったるい動きでした。その時に飛びついた新参者の方々が、一向に上昇しないのに業を煮やして21日、22日と投げを売ったのかも知れません。古色蒼然たる社訓を抱く会社だということを、皆さんご承知なかったようです。そうは言っても、一応OSCも+5%の48%と戻しておりますので、RSIゼロの御利益が出るのかどうか注目したいと思います。

12.2321ソフトフロント ○

 昨日は不発でしたが安値はキープしました。何と言っても、これで乖離幅が-5Kと拡がりましたので、明日は普通なら反発を見せるでしょう。ちなみにOSCは48%、指数値は11月9日と同じです。如何に下げ渋っているか、逆に言うと上げ期待で拾っている方々がいるかを示しております。一度ドスンと下げれば思い切って上げるのですが、まあ、このところの3日で34Kも下げているので、もうそろそろと思っている方々の買いが入るかと思います。

13.4794デザインエクスチェンジ △

 OSC、RSIともにわずかですがコンバージェンスしておりますので、引き続きこの株を監視してください。動くときはパクパクと食われていきます。その時に乗り遅れないようにするのがコツです。何せ需給だけで動いている、筆者も含めた弱小個人投資家に人気の株です。指数値も良く、何時噴いてもおかしくない状況です。構造欠陥マンションの住民の方々とは逆の心境で皆さん見守っていることでしょう。つまり、「早くこないかなぁ~」といった心境でしょうか。それでも△としたのは業績の裏打ちがなく、その日・その時限りの儚い株だからです。人生に生真面目な方にはあまりお勧めしたくありません。

14.4776サイボウズ ▲

 これだけ上がっても、OSCは-11%の56%とダイバージェンスしてしまいました。RSIは既に91%です。一杯いっぱいです。明日はそろそろ見切り時かと思う方の売りが出てマイナスまで落ちた時から、どうなるかが見ものです。今日のランドビジネスのような経過をたどるのかどうか? ランドビジネスも21日は前日に比べて-14%のOSCダイバージェンスを示現しておりました。ストップ高でしたが。そして、昨日は一時最大-47Kまで落としたのですね。そこから復活しました。出来高が多かったためです。つまり、下がったときに見切り時と見て一斉に逃げるか、ここぞ一押しチャンスとばかりに待ちかまえていた方々の買いが入るか、ここが勝負の分水嶺です。1つ心配は、サイボウズの場合は、まだかまだかと言いながらずっと上げ続けておりました。そして、ランドのPERがまだ32倍に対して、サイボウズは何と155倍も行っております。いくらグループウェアの会社だからといって、急に採用会社が増える訳ではないのでこれはおかしいと筆者は思います。つまり、今となっては過大評価され過ぎなのです。そこで、結論ですが、多分一斉に逃げる方が多いかと思います。それを拾うと思わぬ火傷を負いそうです。

Vテクが100万に届いたと皆さんビックリしておりますが、6月1日からの上昇率は2.68倍です。これに対してサイボウズは5.49倍です。Vテクの倍のスピードでの上昇です。ここを冷静に見極めてくださいね。VテクもサイボウズもBtoBビジネスです。昔のヤフーや今のIDUのような新規ビジネスモデルでのネットビジネスではありません。つまり、人力で売上を伸ばすタイプの会社です。この上げ方はいくら何でもおかしいでしょう。ついつい筆者の「悪い癖」が顔を出してしまいました。持っていないものの僻みでしょう。何せ、「サイボウズ」という社名は骨太で筆者も気に入っておりますが、海坊主を連想させる奇貨のような怖い一面もその響きに持ち合わせております。この筆者の予想が明日当たって阿鼻叫喚の悲鳴が深海の底から聞こえないことを、最後に仏式にてお祈りしておきます。
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ウォッチ銘柄の更新について

2005-11-23 08:30:13 | 株に出会う
株は銘柄選びで半分程度は勝敗が分かれるほど、何を買うかが重要です。筆者も定期的にウォッチ銘柄を見直しておりますが、昨日削除・追加しました。削除したのは下降トレンドで出来高が細っている事業の成長性に疑問符がついた銘柄です。バイオ株のように時たま出来高を伴って株価が乱高下する面白い株は残してあります。

その結果、新たな監視銘柄は計216銘柄となりました。今回追加した主な銘柄は次のようなものです。

・4563アンジェスMG ・4296ゼンテック ・6908イリソ電子工業 ・6787メイコー ・6736サン電子 ・8934サンフロンティア不動産 ・2333ジーモード ・8458エヌアイエフSMBC ・8929船井財産 ・7940ウェーブロック ・8925アルデプロ 

少し耳慣れない銘柄もあるかと思いますが、結構な出来高と上昇を続けているものを追加してあります。監視銘柄を眺めていて改めて気がついたのですが、銀行株は住友信託以外にはありません。その住信も買ったのは2年以上前です。筆者は基本的に銀行株が嫌いなんだと改めて認識した次第ですが、その理由は恐らく、上がるか下がるか、成長性などを考える手がかりが銀行株には求められない、ということだと思います。つまり商品に対するイメージが湧かないのですね。別に金融全般を嫌っているわけではなく、証券やキャピタルファンド系などはいくつかウォッチしております。

同じような意味で何かの「販売会社」というのも基本的には嫌いです。付加価値を見出すのが難しい業界だからです。今回は残しておくと気になりつい注目してしまうので、2763FTコミュニケーションズ、2767フィールズなどは削除しました。

それからちょっと闇の世界に近い方々、例えば3716アーティストハウスや話題のドリテクなどは、元々選択肢から排除してあります。デジタルアドベンチャーのように途中からきな臭い情報が耳に入った銘柄は、即、排除しております。

もちろん、いわゆるボロ株といわれるものやIPO直後の株は外してあります。売買の基準となるテクニカル指標が当てはまらないためです。

MSCBを出す会社は基本的には除外したいのですが、不動産系などはそうなると結構外さざるを得なくなりますので、ある程度はファイナンスの手段としてなら許容しております。その選択基準は筆者のビジネスに対する勘のようなものですが、同じMSCB銘柄でも、2318BBネットはギリギリセーフ、(本当にギリギリです。この株、底値が恣意性が強くつかめません)4302オープン・インタフェース、9318ジェイ・ブリッジといった銘柄はアウトです。

それから、東証のいわゆるエスタブリッシュ系の銘柄にはもとより筆者は興味がありません。値動きが重く機関投資家の動きに翻弄されるためです。但し、不動産系、資源・素材関連など値動きが軽いものは見ておりますが、東証系の監視銘柄は、全体の約2割の43銘柄に留まっております。東証中心に投資を行いたい方には、このブログは参考にはならないかと思います。

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