同い年の友人のお墓をお参りした。小学校の友人が同行してくれた。高校も同じで、明るく優等生だった友の墓石は、まだ若かったからか小さかった。名前も戒名も彫られては居なかった。 5年前に会った、小学校の友人の墓はまだ新しかった。南向きの丘陵にあり、高みの見物をしているような立派なお墓だった。その下に、友達が居ると思うと、悲しくなる。晩秋のお墓は冷たくて、寒い。きっと、そこが入り口で、天国で幸せに暮しているに違いないと思った。
母が亡くなった時、母の人生は幸せだったか?と考えた。私は、どんな娘だったろう。もっと、できることは有ったし、何よりも期待に添えない娘であったことを悔やんだ。
でも、その時に思った。もし、私が、他の人から、あなたの人生は、幸せだったとか違ったとか言われたら・・・・・・そんなことはあなたには理解できないはずだし、考えていただくこともご遠慮したいと、言いたくなるに違いない。
だから、それからは、いろいろと考えないことにした。ただ、行ってよかった。友人と二人で、亡くなった友の話をたくさんしたのも、嬉しかった。
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