「老いる」について書かれている本がやたら多くなった。
そりゃそうだ。買ってくれる人が多くなったからだ。
仕事がら、少子高齢化の話をする。日本の人口はその昔は「人口ピラミッド」だったけど、今は、「人口棺桶」になっている。日本の棺桶ではない。ドラキュラが住んでいる、あの棺桶。
なんとなく全体がスマートになって(人口減少)、頭のところが膨れている。つまり高齢者が多いということ。
私も正直老いてきたと思う。料理は好きで作るが、ケーキとかパンを焼くとか、そんな面倒な時間のかかることはしなくなった。本格的に仕事をしている、子供たちが大きくなった、など理由はありそうだが、やはり「老いた」ことも理由だろうと思うのです。
人を出迎える準備なども正直しんどい。つまり日常生活の外側、余分な家事はしたくない。それでいて、テニスはがっちりやりたいから、何としたことでしょう。
大学のゼミの先生が、話しておられたことを思い出す。「老いる」とは「向学心」に繋がるとか。え?と思ったけど、理由は人生の残りの時間を意識するからだそうだ。
そうかもしれないと思う。残り時間が限られているのだから、自分の事を優先したいと思う。もう、さんざん子供たちの為にも時間を使ってきた。自分を優先して、何よりも時間を大切にして、暮らしていきたいと思う。
老いる、オイル、おいる。カタカナにすると意味が違ってくるから面白い。