先が見えないという。確かに何か先行きの不安を抱えているように感じる。
でも、人生先なんて見えていたのだろうか。
私は渡米するなんて思ってなかったし、母との別れがこんなに早いなんても思っていなかった。
大体、コロナ騒動だって、先をみて知ってる人なんていなかったんじゃないの。
東日本大震災だってくるなんて思ってなかった。朝、喧嘩して別れた親子や夫婦がいたという話も聞いた。帰ったら仲直りしようくらいでよかったから。
仙台に復興道路ができた。先週日曜日、そこに行ってみた。とても美しい道路が海岸線にできていて、海が、それは、それは美しかった。
そこで、砂浜で楽しそうに新種のスポーツに興じている人たちに出会った。ビーチバレーのようなコートで、テニスのようなボールとラケットで、バトミントンみたいな競技だった。楽しそうに、笑顔に包まれている人たち。わたしはなんだか嬉しくなった。なんか、日本人は、日本は大丈夫だよなんて思った。
いま、できる事を楽しくやること、きちんと生活すること、生きること、それしかなんだよと思ったのです。
いつだって、先のことはわからない、見えないものだから。