白隠和尚のブログ

今日より明日が幸せでありますように。好奇心旺盛な70代のブログ。

親に似ぬ子は鬼子なり

2017-12-19 11:02:09 | 日記

先週も娘は来て呉れた。
来て欲しいと頼む訳でないが私はいつも娘の来るのを心待ちにしている。
息子にはそう思わないが・・・

娘は玄関を開けたときから私の部屋に来るまで殆んど音を立てずに歩いてくる。
ひょっとしたら私が「冷たくなって居るのでは」と
案じている為かと思ったこともあったが、そうではないらしい。
どうやら私自身がパソコンのネット囲碁対局に夢中になっていて
娘の来るのに気づかない事が多いのだ。

何故、娘が忍者のように音を立てずに歩くのかとの疑問は先日、
一緒に旅行した時に解けた。
娘の歩き方、後ろ姿は亡妻なのを見つけたのである。
踵からドンと着地せず、和服を着ている時のように歩を進めるから
廊下を歩く時の音がしないのだと納得した。

娘は顔立ちも性格も母親に似て反射神経も抜群だ。
少しは私の癖を受け継いで居ないものかと思うのだが見当たらない。
嬉しいような少し残念な気もする。

親子というのは不思議だ。
息子はの立ち居振舞いは益々父親の私に似てきたし、
逆に女の子娘は母親にそっくりになっていく。遺伝的優性が有るのだろうか。

翻って私の場合はどうか。
母親には似ていないようだから父系の顔に違いないと思いつつ父の80年前の写真を眺める。
若くて凛としてなかなか男前である。年の差を割り引いても私は大分見劣りする。
きっと私は鬼子なのだ。


本日も平穏なり


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2 コメント

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昔の写真は・・・ (トルク)
2017-12-19 14:24:49
我が家は、父と母娘2人の家族でした。幼少の頃は、私は見かけも性格も母そっくり、反対に妹は女ながらも父そっくりでした。しかし、年を重ねるにあたって私と妹は段々顔も性格も似てきたように思います。最後には、私達は父と母のまじくった人間になるような気がします。和尚さんの娘さんも感じておられるはずですよ。知らぬはおやばかり成りってね。和尚さんだってお母さんとお父さんがまじくっていらっしゃるから、お父さんの男前の顔に似てないように感じるだけですよ。でも、他人がみたら「そっくり!」だと思います。写真と言えば、昔の写真は何方も大変美しく写っていらっしゃるように感じるのは私だけでしょうか?今の技術に比べれば、随分未熟だと思うのですが、私の両親や親戚の白黒写真はみんな美人で男前で輝いて見えます。古い物ですが、味があっていいですね。
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Re:昔の写真は・・・ (maria0022)
2017-12-19 17:50:56
小さいときに父と死別した私には父の記憶が全くありません。最近は父の事をよくおもいます。あなたがいうように私が父親にだと嬉しいのですが・・・
兄の記憶では父の蔵書に哲学書が沢山あったといいますから、案外趣味とか性格は父親譲りかなと思ったりします。あなたのコメント楽しく拝見しました(笑)
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