先週も娘は来て呉れた。
来て欲しいと頼む訳でないが私はいつも娘の来るのを心待ちにしている。
息子にはそう思わないが・・・
娘は玄関を開けたときから私の部屋に来るまで殆んど音を立てずに歩いてくる。
ひょっとしたら私が「冷たくなって居るのでは」と
案じている為かと思ったこともあったが、そうではないらしい。
どうやら私自身がパソコンのネット囲碁対局に夢中になっていて
娘の来るのに気づかない事が多いのだ。
何故、娘が忍者のように音を立てずに歩くのかとの疑問は先日、
一緒に旅行した時に解けた。
娘の歩き方、後ろ姿は亡妻なのを見つけたのである。
踵からドンと着地せず、和服を着ている時のように歩を進めるから
廊下を歩く時の音がしないのだと納得した。
娘は顔立ちも性格も母親に似て反射神経も抜群だ。
少しは私の癖を受け継いで居ないものかと思うのだが見当たらない。
嬉しいような少し残念な気もする。
親子というのは不思議だ。
息子はの立ち居振舞いは益々父親の私に似てきたし、
逆に女の子娘は母親にそっくりになっていく。遺伝的優性が有るのだろうか。
翻って私の場合はどうか。
母親には似ていないようだから父系の顔に違いないと思いつつ父の80年前の写真を眺める。
若くて凛としてなかなか男前である。年の差を割り引いても私は大分見劣りする。
きっと私は鬼子なのだ。
本日も平穏なり
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兄の記憶では父の蔵書に哲学書が沢山あったといいますから、案外趣味とか性格は父親譲りかなと思ったりします。あなたのコメント楽しく拝見しました(笑)