夕方、娘が突然顔を見せたので「何だね」と問うと丸い座布団を提げている。
小生が 「お尻が痛い」とブログしたのを読み、
親父の一大事と知ってエアー式クッションを買い求めて持参してくれたのである。
さすが、娘ならではの気遣いである。
この座布団は水浴び用の浮き輪に布を貼り付けたような代物であるが、
試みに尻に敷いてみたら、
今までのクッションより真ん中に空きが大きくあるので
見た目以上に座り心地がよろしい。
それにしても何でも手に入る時代だ。
しかも注文して僅か24時間も経たないのに、注文主の手元に届くとは、
便利すぎる、怖い位だ。
娘の行動力にも脱帽だ。
軽率とも思える決断の素早さは私か妻か、いずれに似たのか、私は思わず笑った。
早速、尻にあてがってみた。
座った時、尻に物が当たらないので具合はよいが、
品悪く申し上げれば、居間に居ながらにして便器に腰かけている感じがしないでもない。
お尻の傷は昨日より瘡蓋が小さくなつているようだ。
早く傷を治して普通の生活に戻ろう。
以上 ご報告まで、
お尻に出来た床擦れが治らない。寧ろ範囲が拡がったような気がする。
一体どうなっているか?目で確かめたい。
こんな時、所帯持ちはいいな、「ちょっと見てくれ」で解決するから。
私は娘にちょっとお尻をとは頼み難い。
肌荒れが手の指と足の指にも広がった。
痛くも痒くもないが少し不安 になってきたので皮膚科で見てもらった。
女医は私の手と足の指の患部を診ただけで「ビタミン欠乏症」と診断した。
私がお尻の出来物に困っていると訴えているのに女医は触診も行わず
お尻も同じですよと我輩の懇願を外し、
私の持参した「漢方の塗り薬を続けて塗り続けて、お肉と野菜をもっと食べましょう」と
娘と同じ事をを言った。
ほんとかな?私は確かにカップ麺は好きで良く食べるが、
皮膚の出来物が偏食が原因とはちょっと意外、信じられん。
椅子に着席する間の痛みを和らげるため、ホームセンターで円形座布団を買った。
このドーナッツ型座布団の上にお尻を軟着陸させるのであるが、
失敗すると傷の瘡蓋が剥がれて激しく痛むから、
細心の注意を払いつつソロリと座るのである。
しかし、下着は塗り薬で間断なく汚れるし、匂うし・・・という次第で、
身から起きた事とはいえとんだ災難に見舞われている。
今、最も寛げる場はトイレの中、
便器に腰かけているときは患部に何物も当たることが無いので痛みを忘れて一番落ち着けるのである。
本日も平穏なり
昨日はスーパーに食料を買いにいった。
いつもは閑散としている駐車場に随分車が入っているなと思ったら
店内にチラシを手に歩いている人を見かけて合点がいった。
今日は土用の特売日なんだ。
ホウレン草に食パン、ヨーグルトにキムチ、竹輪を拾って麦茶の2Lボトルを2本がメモにある。
後は成り行き次第、気分次第である。
弁当売り場で鰻弁当を見かけた。
短冊にスライスされた鰻が弁当箱一杯に載っている。
触って見るとまだ微かに温かみもあって旨そうな奴が580円也。
これは買い物お買い得と迷わずポンと籠に入れて「昼は鰻だ」と張り切る。
次に果物コーナーに回り切り口の新しい新鮮そうな葡萄を見つけてこれもポン。
たまには贅沢も悪くないなとレジへ。
家に戻り鰻弁当を前にして「さあ」と蓋を開けた時に580円の謎が解けた。
うなぎはフグ刺身の如く、
まるで向こう側が透けて見えるような、カンナで下ろしたような身の薄さ。
あまりの見事な職人技に一時見とれた。
タレで鰻の身の薄みをカバーしてあるのを見破るべきっだった。
今日、580円で満足な鰻が食べられる訳がないよな。
気を取り直した頃に電話が鳴った。
「〇〇さん葡萄お忘れではありませんか」
スーパーからである。しまった、レヂの棚に置き去りにした葡萄の事を知らせてくれたのだ。
しかし、再びスーパーに戻る気分になれないから
「適当に処分して、あなたに差し上げます」
本日も平穏なり
ゴルフクラブからプレー招待券が送られてきた。会員への誕生日プレゼントと言うわけらしい。
今年は年初から肺炎で入院したりしてゴルフどころでなかったが、
こうして招待券を目の当たりにすると私の中のゴルフ好きが目覚めた。
よーし、ゴルフに行こう。
年会費をしっかり納めていることだし
招待券を使わないと只の紙屑になってしまうぞ と力んでは見たものの、
この猛暑の下をゴルフコースの18ホールを歩く自信はない。
先ず今の自分の体力が知ることが肝心と、
三日前から体力強化を兼ねて早朝に散歩して様子をみている。
結果は予感どおりというか、約5000/15000歩と目標の半分も歩かない間にギブアップ。
肺炎の後遺症かお年のせいか分からぬ
(この際原因なんかどうでもいいのである)が、
散歩の途中で息が続かなくなった。
少し落ち込んで6時半に帰宅。部屋の中が蒸しむしするので早速クーラーを回す。
今年は娘の忠告「お父さん部屋でも熱中症になるよ」を守って
贅沢にクーラーを回している。
おかげで部屋が何時も適度に冷えており心地よい。
その気にならなくても眠れるので"あ"また寝ているぞと自分に呆れることが屡々である。
昼寝ばかりのグウタラ生活で罰が当たったのか、
尾てい骨の辺りに寝椅子が触れると痛みを感じる箇所が出来た。
どうやら床擦れが出来たに違いないと、薬局に相談したら
[神仙太乙膏]なる漢方の塗り薬を薦められて塗っている。
この薬、効き目は定かでないが漢方特有の癖の強い匂いがあり、
手を洗っても匂いがなかなか消えないのには些か閉口している。
本日も平穏なり
昨日の高安vs宇良戦は期待どおりの大熱戦の末、
高安に軍配が挙がったが宇良もあと少しで惜しかった。
間違いなく大相撲の歴史の中の名勝負として永く語り継がれよう。
愛知県体育館の入口に立っていればタダで人気力士を間近で見られるのでは?
これは名案だと思い早速、名古屋へ。
まず、NHKに寄って[名古屋場所60年展]の展示と8K映像を見て
〈展示品の一部〉
隣ビルの愛知県美術舘の[大エルミタージュ美術展]に回る。
〈エカテリーナ2世 肖像画〉
展示品は16~18世紀の私の知らない人の作品が主だったが1点、
レンブラントの「運命を悟るハマン」という、初めて目にする宗教画を見つけられて嬉しかった。
少し早い早いかなと思ったが、県体育館へ。
当初の計画どおり入り口で人気力士の登場を待とうという作戦である。
〈県体育館 正面玄関〉
正面玄関には力士用通路が設けられており、
既に両側は二重三重の人垣が有って各々が人気力士の登場を待っているのである。
しかし、猛暑の下いくら待っても幕内力士は一人も通らなかった。
1時間位待っただろうか、人垣が崩れ始めたと思ったら突然のように白鵬が警備員の先導で現れた。
〈警備員の後方にいる筈の白鵬を写したつもり 〉
今日も暑い中、あと先を考えず歩いて疲れた。
地下鉄の階段を降りるとき無意識のうちに手摺に掴まっている自分に気がつき、自分を笑った。
お わ り