白隠和尚のブログ

今日より明日が幸せでありますように。好奇心旺盛な70代のブログ。

春が来た " 桜花 爛漫 "

2018-03-29 11:44:10 | 日記

〈いつもの散歩道〉


今日も快晴。居間から見る桜が今が見頃と誘っているような気がしたのでお気に入りの散歩道でお花見と洒落た。

ここは集落から少し離れているので滅多に人の往来のない「秘密の散歩コース」である。
周辺は野も山も開発の手が入っていないから
私が入った20年前と景色に変化がない。
そうでありながら桜も里山も手が入って大事に維持されている。素晴らしい土地である。


里山の中に猪を捕獲用の罠を見つけた。
まだ猪が出没するのかな?見てみたいような怖いような思いで通り抜けた。
この付近は運が良いとカピバラ(南米原産の大型のネズミ)や一度だけ野猿をみた。
未だに手付かずの自然に囲まれていて散歩が楽しい。

家に戻った玄関先でつばめが1羽飛んでいるのを見かけた。
今年初めてだ。他にも仲間がいるのではと空を見ながら待ったが今日は現れなかった。
部屋に入るのが勿体ないような心地よい午前だった。


本日も平穏なり


定期検診の日

2018-03-26 19:51:01 | 病気の話


晴れ。春霞の立ち上がる中を病院へ走る。8時30分には受診票を出した。
私は循環器科と呼吸器科の二科[心臓と肺]に疾患があって、
定期的に経過観察を受けており今日がその日である。暫くしたら娘が現れた。
私は今日の受診を伝えて無いので娘の顔を見てびっくり。

胸のレントゲンを撮ってから、まず循環器の先生の診察を受ける。
主治医は私のレントゲン写真の新旧を見比べて
「肺の病巣が小さくなっている」と私にも写真を見るよう促した。
なるほど、医学の知識のない私にも俗に云う「肺の影」が小さくなっているのが見えた。
えツ?!まさかと正直驚き嬉しかった。

次の呼吸器の先生の診断も循環器の先生と同じで
「良くなってます、病は気からと云いますからと」変な言い回しで喜んでくれた。
その言葉には、先月私がインフルエンザ入院で苦しんだことへの労りが有るように感じられた。

お二人とは長い付き合い?である。
どちらの先生も私のような頑固老人の質問にも不機嫌な様子も見せず根気よく応接してくれるので
私は何でも尋ねる。案外、いつも同席する娘の存在がが潤滑剤になっているかも。

テレビのニュースで桜が今日満開だと伝えた。一山越えた山奥の我が地元の桜の見頃ももう直ぐである。


老友 O氏の長距離ドライブ

2018-03-24 11:04:51 | 日記

O氏と何時もの喫茶店で旧交を温めた。もう10年来のお付き合いである。
「やあやあ、元気かね!」と定石どおりの挨拶に始まったあとは話題は大体いつも同じ。
彼が「運転免許証の返納すべきか迷っている」と言った後、
驚くような大冒険譚を聴かせてくれた。

「過日、親戚に不幸があって嫁さんを乗せて〇〇まで車で走ったわけ。
野暮用を済ませ帰路に着いた頃には辺りがもう日が傾き暗かった。
夜道を走っているうちに次第に目標物が無くなってしまい、
何処を走っているのか分からない始末さ。」

※O氏はカーナビも携帯電話も持っていないのである

「身体は疲れて来るし、兎に角北の方に走っていればそのうちになんとか・・と思っているうちに
頭がボーとして目の前が霞んで来たので車を止めて休んだ。
親切な人が近づいてきて停まっている場所と岐阜行きの道を教えて呉れたので
何とか深夜に家に帰れたよアハハ!!」

O氏は自称85歳。病弱な奥さんを横に乗せて片道100キロも知らない街を走るのは
さぞ心細く怖い思いで車を走らせたに違いない。
私はO氏の体験をもっと詳しく知りたかったが、
事柄の重大さを思い「よくまあご無事で」と冗談めかして繕った。

Oさんは運転免許証の更新日が迫っているらしい。
私に「どうしたもんかねー」と言ったがOさんの腹は決まっていると私は思っている。

奥さんの病院通いの足として、自宅介護、買い物にO氏自身の足の衰え
等を考えるとまだ車無しでは困りすぎるほど困る筈、
Oさんは私に「まだ運転出来ますよ」と背中を押して貰いたいのだと思った。


お わ り


カップ麺 憎さも憎し 止め難し

2018-03-21 16:16:55 | 日記

また元気な時分の「ずく無し」の自分に戻っている。
自分で台所に立って食事を作ろうという気持ちにならないのだ。
食べたいものが色々あるのに・・・

何もしないで家でゴロゴロしているだけでも時間が過ぎると腹は空く。
妻が元気な頃は、私は居間でただ座って待っていればご飯が出てきた。
云うところの「上げ膳据え膳」が常だった。

病院食も懐かしいよ。
私は拒食に陥り屡々食べ残したが、
退院して再び自炊してみて改めて調理師と呼ばれる人々の手間や苦労が分かった。
思うに調理師の皆さんは家に帰ってからは包丁等を見たくないだろうな。

台所に立つのが面倒な時はカップ麺に落ち着く。
「お湯を注ぎ3分間待つ」お馴染みのヤツだ。
現役時代は仕事が切れないときに食堂に出掛けてよく食べた。
当時の自販機はお湯も出たのでその場で食べることが出来た。
そんな私を周囲の連中は「そんなものを食べてばかりいると病気になるぞ」と冷やかし半分に忠告した。

後年、私は職場の連中の予言したように心筋梗塞を発症して救急車で病院に運びこまれた。

私は未だにカップ麺の魔力から逃れられないでいる。
しかし、闇雲に食べているわけでなく今日は味噌味、次は醤油味という具合に一応食べ分けている。
我が家の物入れからカップ麺が消えることは当分無さそうだ。


本日も平穏なり


遠出 ~ 映画を観て それから・・・

2018-03-18 09:15:41 | 映画の感想

〈ベロニカとの記憶のチラシ〉


映画を観たくなって映画館まで走った。車で40分の距離。
早く着きすぎてまだ入口のシャッターが閉まっているので、
真向かいのデパートのショーウインドを見たらこちらも開店前。
警備員らしき人が開店時間を教えてくれた。

シャッターが開いてエレベーターで映画館のフロアに上がる。
今日も歳を聞かれた。判ってて聞くのだあの娘は、嫌みだね。
シニア料金900円と駐車券にスタンプを押してもらい
今日も一番乗り、誰も居ない薄暗いホールの中は不気味だ。

自販機でジュースを買いお釣りを取ったまでは良かったが
座席に座ってからジュースを取り忘れた事に気付く。
慌てて取りに戻ったが時既に遅し「やられた」。
僅か5分間のうっかりミス。ホールでは誰も見かけなかったのに・・・不思議だ、犯人は誰だ。

映画が始まったのに観客は私を入れて3人だけ、よくやっていけるものと感心する。
映画は[ベロニカとの記憶]という英国BBC制作の堅い物。
ストーリーは難解で回想場面も繰り返しあって、
字幕を読んでいる内に俳優の顔が変わって居たりして頭が混乱した。
歳のせいで字幕を読むのは遅いし覚えはわるいしで、
役者が皆同じ顔に見えてくるのもいかん。
だけど私は外国映画が好きだからこれからも通うよ。きっと

それにしても最近の映画は長過ぎないか?!トイレに抜けにくいよ。
昔、トイレを便所と呼んだ頃は2本立で3時間位が普通だった。悪臭も酷かったね。
鼻を摘まんで用を足した事もあったっけ。

帰りに床屋に入った。今年二度目。
相変わらずの盛況で待ち時間50分、調髪は15分というのは当たり前。
長髪の人も十姉妹頭の人も15分以内で仕上げる床屋の技術はすごいと思う。料金が同じというのも良いね。

惣菜コーナーに寄って好物の小エビの唐揚げと若干の惣菜を買った。
久し振りに都会の刺激を堪能した一日だった。


本日も平穏なり