たまには外出しないと身体によくないと自分に言い聞かせて今日は映画を観に行った。
[素敵な遺産相続]という映画であの[アパートの鍵貸します]や[マグノリアの花達]のシャーリー・マクレーンの出演作品である。
映画は荒唐無稽な筋書きに加えて些か品のない映画で面白くなかった。
特にシャーリーのキスシーンやベッドシーンは目を背けたくなるほどで、
かって世界の映画祭の栄誉を席巻した大女優シャーリーが
何故このような退屈な作品に出演したという疑問をもった。
「シャーリーさん貴女は83歳になられました、
アラン・ドロンも引退したことだし、貴女もそろそろキャリアを閉じられたら如何ですか」
と慎んで申し上げます。
帰り途、スタバに寄る。いつもカウンターの中に見かける女性スタッフが私の横に並び話しかけてきた。
「何時も有難う御座います」と今日も礼儀正しい。
「どういたしまして」と私「どちらにお住まいですの」と当たり障りのない会話の後に
「おいくつですか」「幾つに見えますかねー」と私はまだピンチに気付いて居ない。
すると彼女は「84歳?」と訊ねてきた。
私は耳を疑った。聞き間違いかもと思った。
しかし・・・人によっては私はもう超の付く後期高齢者のように老いて映るのだと思い知った。
其にしても84歳とはねえ。
普段、人より若く見えるとおだてられていて私に油断があったのだ。
彼女は申し訳なさそうに年令を若い方に訂正したが、
「覆水盆に還らず」の諺のとおり、訂正は出来ないのである。
「もうあんたとは口を利かんぞ」と私は腹の内でむくれ白けきってコーヒーを啜っていると
弁当屋の伯母さんから電話が掛かってきた。
「和尚さん玄関に鍵が掛かっているけど弁当どうしよう、何処にいるの?」
私「今からいきます」
今日は外出しない方が良かった。
本日も平穏なり
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