(声)人を傷つける橋下氏の発言
心の痛む事件は毎日のように耳にする。しかし日本維新の会共同代表で大阪市長を務める橋下徹氏の旧日本軍慰安婦をめぐる発言は、それらのニュースとは違う。戦時中の慰安婦を「必要」と発言し、批判を浴びたが撤回しない。
憤りを通り越して不快だ。心的外傷後ストレス障害(PTSD)の症状を持つ女性は、このようなニュースを聞くと病状が悪化する。心理的に再被害を受けるのである。
橋下氏も維新の会共同代表石原慎太郎氏も、買春行為が合法的であったとしても性暴力であることが根本的に分かっていない。戦争中には合法的に人を殺す、だから人を殺すのは皆がやっていることで必要だと言っているのと同じではないか。「間違ったことであっても必要なら人を傷つけてもよい」という思想だと私には思えてならない。
恐ろしいのは、明らかに間違っていると思われることを彼らが堂々と発言し、高圧的な態度で相手に無力感を与え、思考を停止させ、何も言えなくさせることだ。もし私が対談してもやり込められるだろう。
発言は世界に発信され、日本の政治に影響している。放っておくわけにはいかない。一人一人が声を上げなくては大変なことになると感じ、初投稿した。 (精神科医 山本裕子)
参考
旧太陽との合併症に苦しむ維新、また一人発病。患者西村の発病までの一日。
<朝>「韓国人売春婦うようよいる」 維新・西村氏、すぐ撤回
日本維新の会の西村真悟衆院議員は17日の同党代議士会で「韓国人の売春婦はまだ日本にうようよいる」、「外国報道では、慰安婦が性奴隷と捏造(ねつぞう)されている。これが広がれば反日暴動、謀略が成功しかねない」などと発言した。また、自らのホームページにも、「国会近くの赤坂という上品な歓楽街にも、現在も韓国人慰安婦・売春婦は大勢いる。韓国は、慰安婦を輸出しているのかと思うほどだ」と書き込んでいた。
<昼>維新・西村氏が離党届 問題発言巡り「党に迷惑かけた」
日本維新の会の西村真悟衆院議員は17日午後、松野頼久・国会議員団幹事長に旧日本軍の従軍慰安婦問題をめぐる自らの発言で、「党に迷惑をかけた」として離党届を提出した。
<晩>西村氏が離党届、受理せず除名へ-維新
日本維新の会の西村真悟衆院議員(比例近畿ブロック)は17日、国会内で松野頼久国会議員団幹事長と会い離党届を提出した。同党は離党届を受理せずに除名処分とした上で、議員辞職を求める方針だ。西村氏の会派離脱により新しい勢力分野は次の通り.
自民294▽民主・無所属クラブ56▽日本維新の会53▽公明31▽みんな18▽共産8▽生活7▽社民・市民連合2▽無所属10▽欠員1
<翌朝>
患者西村、一夜明け平熱をとりもどし、前日の謙虚さ忘れて辞職を撤回。、
:除名見通しの西村議員…辞職はしない考えを示す
いわゆる従軍慰除名見通しの西村議員…辞職はしない考えを示す安婦問題を巡る発言で日本維新の会を除名される見通しとなった西村真悟衆院議員(比例近畿)は18日、議員辞職はしない考えを示した。大阪府豊中市で取材に対し、「コメントするまでもない」と述べた。5/19 YOMIURI
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