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[衆院選] タカ派トリオ戦況、石原・橋下(維新、東京全敗の危機)

2012-12-14 | Weblog

 維新、東京全敗の危機 大阪も苦戦 「こんなはずでは…」との声も

 
【衆院選情勢】維新、東京全敗の危機 大阪も苦戦 「こんなはずでは…」との声も
 

 

 衆院選公示直前まで話題を提供してきた第三極も、「自民圧勝」の前に存在が薄れている。特に「台風の目」とみられた日本維新の会は選挙区では、石原慎太郎代表の地盤である東京都では全敗の危機、本拠地の大阪府でも苦戦している。

 9日、都内を遊説した橋下徹代表代行は、党の戦況をこう紹介した。

 「日本維新の会、大変苦戦している。正直言って、東京では惨敗の状況だ。国民のご判断であれば仕方がないことだけどね…」

 維新が振るわないのは、選挙準備が足りなかったことが大きい。都知事だった石原氏が新党結成を表明したのが10月25日。そのわずか3週間後の11月16日に衆院解散を迎え、橋下氏の維新との合併が決まったのは同月17日だった。

 みんなの党と競合する選挙区では、自民党に利する数字が出ているところもある。政策の「ぶれ」を攻撃されたことも「ふわっとした民意」をつかめずにいる一因のようだ。

 大阪府では公明やみんなの党を推薦した5選挙区を除く14選挙区で擁立したが、優勢なのは7選挙区にとどまっている。

 昨年11月の大阪府知事選で当選した松井一郎幹事長の票を選挙区ごとに振り分けると「17勝」となる。しかも、「大阪維新の会」の府議や大阪、堺両市議らが選挙を仕切り、東京よりも選挙態勢は整っていた。

 既成政党に圧勝した「大阪ダブル選」のときのような勢いはなく、党内からは「こんなはずではなかった」との声も漏れてくる。

 

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日本維新、地方はもういいの? 選挙戦終盤は「大阪に戻れ!」

2012.12.13 08:01 衆院選
日本維新の会の橋下徹・代表代行と松井一郎幹事長

日本維新の会の橋下徹・代表代行と松井一郎幹事長

 日本維新の会の松井一郎幹事長は12日、記者団に対し、全国の衆院選候補者支援に派遣している大阪府議や大阪市議、堺市議を13日から府内に呼び戻し、終盤戦は大阪の公認候補の応援に「集中」させると明らかにした。本拠地大阪でも苦戦している状況を踏まえ、戦略を見直した。

 松井氏は「最後の追い込み」と説明。「大阪でしっかり議席をとることで、比例も(当選の確率が)上がる」と話した。

 維新は府議らに担当地域を割り振って全国各地の支援に回る選挙戦を展開。9日の「選挙サンデー」にいったん大阪に呼び戻したのに続き、終盤戦は大阪に張り付ける。地方の候補者からは「地方軽視」と不満の声があがるが、松井氏は「選挙に出るにあたり、候補者に自己責任、自己完結、自己負担を約束してもらっている」と述べた。

 また松井氏は、みんなの党の江田憲司幹事長が、維新との合流には旧太陽の党との決別が必要-と発言したことについて「(太陽の党は)もう仲間」と述べ、明確に決別を否定した。

 一方、みんなの渡辺善美代表はこの日夜、大阪府内で記者団に対し、選挙前に維新と合流に至らなかったことについて「(維新の)理念と政策が分かっていたから結婚しなかった」と、今後も合流は難しいとの見方を示した。一方、選挙後の連携については「選挙結果を踏まえて考える」と含みをもたせた。

 

橋下氏「東京では惨敗だ」 維新、石原氏と都内で支持訴え

2012.12.9 14:15 衆院選
街頭演説をする日本維新の会・石原慎太郎代表(右)、左は橋下徹代表代行=9日午前、JR新宿駅前(大橋純人撮影) 

街頭演説をする日本維新の会=9日午前、JR新宿駅前 

 日本維新の会の石原慎太郎代表と橋下徹代表代行は9日、都内の新宿や銀座などの繁華街でそろって街頭演説を行った。橋下氏は「選挙戦も中盤だが、維新は東京では惨敗だ」と危機感を示し、有権者に支持を訴えた。

 橋下氏は「(このままでは)自民党が圧勝だ。3年前に皆さんが落とした議員が復活してくることになる」と強調。「公共工事をやり続け業界団体に配慮する自民党を選ぶのか、わが国の国際競争力を高める道を選ぶのか。右か左かだ」と自民党批判を展開した。

 石原氏は「(首長として)役人の支配をぶっ壊そうとやってきたのが私と橋下氏だ」とアピールした。

 

野田首相、大阪入り「ふたまたの大蛇」と維新批判

2012.12.5 11:26 衆院選
大阪入りした野田佳彦首相。日本維新の会を批判した=5日午前10時33分、大阪府吹田市 (竹川禎一郎撮影)

大阪入りした野田佳彦首相=5日午前10時33分、大阪府吹田市 

 野田佳彦首相(民主党代表)は5日、藤村修官房長官の地元、大阪府吹田市に入り、太陽の党と合流してできた日本維新の会を「ふたまたの大蛇(おろち)だ」とこきおろした。

 JR吹田駅前の商店街での演説で、首相は維新代表代行の橋下徹大阪市長について「なぜ石原(慎太郎)さんを党首に担いだのか。橋下氏がもともと持っていた非常に切れ味鋭い路線が見えなくなっている」と述べ、橋下氏を持ち上げつつも維新を批判した。

 さらに、維新について「私にはふたまたの大蛇にしか見えない。原発やエネルギー政策など、どっちを向いているのか分からず、将来を委ねられない」と述べた。

 同市を含む大阪7区は5候補が争う激戦区。首相は「この国難の時に、経験のない、方向性の分からない人に代表になってもらっては困る」と“第三極”を牽制(けんせい)した。

 

 


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