ギックリ腰になってしまい、1週間の安静といわれたため、大学は休んでいる。
ようやく昨日あたりから、少し起きていられるようになったので、女房にビデオを借りてきてもらおうと思ったが、見たいものが何も思いつかない。
そこで、書店で売っている安ビデオ(DVD)を買ってきてもらうことにした。銘柄指定で“アラバマ物語”か“グレンミラー物語”か“怒りの葡萄”、それらがなければ、「サンフランシスコかパリが舞台の観光映画風で、クルマがたくさん出てくる、単純なミステリー」と注文したところ、“怒りの葡萄”(500円)と、“グレンミラー物語/素晴らしき哉、人生!/ナイアガラ”の3本立て(1000円!)というのを買ってきた。
たんに痛みを忘れるための気休めとしか期待せず、“ナイアガラ”を観たのだが、これがけっこう面白かった。というか、今日の気分にぴったりだった。舞台はナイアガラ、1950年代のアメリカ車がたくさん出てきて、ストーリーは軽いサスペンス。ラストも50年代のアメリカ映画らしい勧善懲悪。
近頃映画などほとんど観ないのだが、主役は去年の夏に見た“ジェニーの肖像”と同じジョセフ・コットン(相手役はマリリン・モンロー)。出てくるクルマの車種などぼくにはほとんど分からないのだが、カナダ警察のパトカーまでもがオールド・ファッションのアメリカ車で、ファンにはたまらないだろう。
当時のクルマのボンネットの先っぽが丸く盛り上がっているのが、わがランクスと同じで(今時あんなデザインはランクスだけでは?)チョット嬉しかった。
(* 写真は、会社の褒美でナイアガラ見物にやってきた旧婚カップルがアメリカとカナダの国境検問所を通るシーン。ボンネット前方の膨らみがいい。乗っている登場人物の設定からして、大した高級車ではないと思うが。)