8月4日(火)も、朝食はバイキングでイクラ丼を食べ、9時半に宿泊先の“ラビスタ釧路川”をクルマで出発。
今日の予定は、摩周湖、屈斜路湖、阿寒湖の道東3湖をめぐるドライブ。
まずは、たんちょう鶴が飛来するため、外国人観光客に人気という鶴見台のドライブインに立ち寄る。
さらに弟子屈の町立720度(2周しろということか?)パノラマ展望台からは、うっすらと霧がかかる中、わずかに雌阿寒岳が眺めることができた。

摩周湖は、まさに“霧の摩周湖”。
湖岸近くの数メートルだけ蒼い湖面がうかがえる程度。前回、下の息子が小学生だった20年近く前に来た時も、霧の摩周湖だった。

ここから阿寒湖までは、ぼくがクルマを運転させてもらった。
もう北海道の道は病みつきになる。東京では、いくら関越道などを走っても、所詮は他のクルマに気を付けながらの運転である。DEMIOのスカイアクティブ・ディーゼルとても、“ZOOM! ZOOM!”とはいかない。
それに比べて、北海道の道は何という異次元空間なのか! 一般道でもほとんど前後も対向車もなく、一人旅がつづく。“Zoom! Zoom!”とはまさにこういう感覚を言うのだろう。
北海道は“クルマ高速特区”として生きるべし。
下の写真は、硫黄山。
ここも20年前に来たことを、到着して風景を眺めたとたんに思い出した。
ただし、硫黄山が摩周湖と屈斜路湖の間だったか、屈斜路湖と阿寒湖の間だったかは忘れてしまったが・・・。

つづいて屈斜路湖に向かう。
屈斜路湖は、摩周湖、阿寒湖に比べると、本州では知名度が落ちるが、最高の湖だった。
周囲は何と124キロメートルという。東京ー軽井沢間と同じ距離である! もちろん3つの湖の中で最も広い。
地元の人から、屈斜路湖は湖岸から眺めるのではなく、野幌峠から眺めるのが一番良いとアドバイスを受け、曲がりくねった道を野幌峠の頂上に登る。
この頃には霧も晴れて、屈斜路湖のほぼ全景を一望できた。冒頭の写真。
最後は阿寒湖。
前回来た時には、「水道水でも育つ」が謳い文句の養殖まりもを買って帰ったが、手入れが悪かったのか、やがて濁った濃緑の液状になってしまった。
以前もさびしい町だったように記憶するが、さらにわびしい温泉街になってしまった印象。

夕方6時前に“たんちょう 釧路空港”に到着。
このころから霧が濃くなり、待合室からは、滑走路も全く見えなくなってしまう。
函館丘珠空港からの到着便も「釧路空港の天候(霧)によっては丘珠空港に引き返す条件付きで出発した」など問アナウンスがあって、心配したが、その後次第に霧も晴れて無事19時10分発のANAで東京へ。

こうして、2泊3日の釧路旅行は終わった。

2015/8/7 記