年下研究

『けいおん!!』トンデモコジツケ連鎖中!涼宮ハルヒの憂鬱の謎解きコジツケの履歴保管庫。

藤原にも愛の手を!?…チョコネタ続きです。

2008-05-12 16:59:01 | 涼宮ハルヒ
次の新刊は、チョコネタをまとめることにしたので、藤原さんも絡めておかないと。
未来人なので『ターミネーター』ネタ。サラとカイルの息子が未来の人類指導者『ジョン・コナー』なので、『ジョン』繋がりでもあります。こういう偶然が面白いです。
面白いハルヒ同人紹介
TTT「ハルヒかわいい2」:この本を紹介しないで『面白いハルヒ同人を紹介している』という自己主張は出来ません。ミハルさんがこういうネタを作っておられる限り、ハルヒジャンルは大丈夫。まあ、私が好きなジャンルをこのサークルがやっているという幸運に感謝しなければなりません。
今回はクリスマス、バレンタイン、ホワイトデーという贈答ネタを中心に、悶えさせてくれます。長門の猫夢も軽い恥ずかし死にできますが。
少女が期待という形で自分の欲望に向き合う、しかも青春モノ、それだけでもう事件ですが、とりあえず期待が打ち砕かれる、欲望実現が挫折する、という『葛藤』(=盛り上がりの原動力)に話を流すのが上手いです。アーンとか…
それがハルヒや朝倉への拷問、地獄行き的な極道展開に現象するわけですが、キャラがその外圧に、理不尽な不幸に耐えるのが可愛らしい!
冒頭の夢での悲劇をどう回復しますか!?うまいですね。
どうしょうもない事態なので、表面的には怒ってみても、内面では無力感に耐えている、というのが胸を締め付けられます。読者もただ見てるしかないので、悲劇的状況を感覚で共有できてる気がします。
下手に最近流行の『相互性』だとかいって世論をフィードバックしてたら得られない感覚です。自分の無力を自覚させられることで、かえって泣いてるキャラが可愛く感じられます。
この展開は、ミハルさんのキャラ解釈、ハルヒ世界解釈の成果だと思うのですが、技術革新で失われる面白さがあるということに改めて気づかされますね。ニコ動みたいな参加型の無限増殖も新しい面白さですけど。
キャラ虐めは、盛り上げる技法ですが、読後感良く駆使するのが難しい。鉛筆描きながら表情や仕草を上手く描けてるのがまず強味ですね。情報量が増やせるので深みが出ます。状況の転がし方も上手いので尚更。
キョンに悪意が無いのが、その後のフォローを可能にしてると思います。手遅れでもフォローしようとするキョンの心が事態を仕切り直して作品を明るくしてます。
長門やみくるが支えになってるのもホッとさせられます。『死ねばいいんじゃないですか?』は笑ってしまいました。新作アニメで後藤邑子声で聞きたい!
まだまだ続きます。


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