年下研究

『けいおん!!』トンデモコジツケ連鎖中!涼宮ハルヒの憂鬱の謎解きコジツケの履歴保管庫。

朝比奈みくるの黄昏…まだヤンデレではありません。

2008-03-21 16:58:28 | 涼宮ハルヒ
ようやく朝比奈さんでこういうシーン。
私個人は、キョン妹やミヨキチの存在感と比較して、朝比奈さんの身体についての淡白な表現を考えると、キョンも谷川さんも、本当は年下が好きなのだろうと考えております。ロリコンとまでは言いませんが。
小学3年の頃に、ガキ大将が女の子をいたずらするときの見張りを強要されたことがありますが、『涼宮ハルヒの憂鬱』で、朝比奈さんがハルヒに脱がされるときに「見ないで」と言われて部屋の外でぼんやり声を聴きながら立っているキョンを見たときの衝撃は酷いものでした。
谷川さんが超能力で現場を見ていて描いたわけでは無いのですが、女の子の名字が漢字3文字だったという偶然の一致も有って、この作品は自分にとって特別な作品だなあ、と思いました。加害者のくせに、人間、怖い事を思い出すとシャーペンもしっかり持てなくなるものです。朝比奈さんで描く時はまだまだ重いですね。
まあ、過去に囚われていたらイカンので、ポリアンナの真似をして良かった探しをしてみると、朝比奈さんでネタ出しする時に感情の働きが良くなるとかありそうですね。脳トレの一種ですか。
よく言われる「昔はガキ大将がいたから…」という過去の賛美に魅力は感じません。
面白かったハルヒ同人
PASSKAT-T2「BOONワープでループなこの思い。」:「一週間ほど古泉君が閉鎖空間で神人えお戦っていたらどういう状態になるんだろうね」という考えで作られた本だそうで、しらひげさんの作品がそれにあたります。
たった1コマの古泉の表情がもの凄く良い味で、全てを物語っています。素直になれないハルヒの心がラスト1ページアップで表現。印象的ですね。
後書を拝見したところ、恐らく、あらすじをコンテに落としてコマに割る段階で、どう表現するのか困難にぶつかった様子ですが、ストーリー展開の中心が、『主役の視点』であるという基本に忠実だったために、困難を克服したようです。
しらひげさんの解決法は『ハルヒの心情描写へのモノローグの採用』なわけですが、(石森章太郎が功労者らしいですが)心理描写は技法が確立するまでがマンガの障害の一つだったそうで、個体発生は系統発生を反復する、と思いました。
TKDさんの朝倉復活漫画も紹介したい作品。シンプルな表現なのに、キャラの表情や動きが生き生きしてるので展開の描出が効果的です。
ハルヒや朝倉さんをこの場面では良い表情で可愛く描こう、と思ったらきちんと描けてるのが偉い。それだからフトモモを語られて泣き出す朝倉さんが可愛らしい。
長門の突き放しっぷり、目潰し、「変態」呼ばわり、見てると笑いが込み上げて来ます。4コマも上手く描ける方だと思います。
互嶋平次「朝倉涼子の逆襲」:互嶋さん、えりゅさん、仲村賢次さんの合同本。「ごへいもち」のコピー本でお見かけしたっきり、再会が叶わなかった、互嶋さんと仲村さんの作品に再会できた一冊。
互嶋さん、何度読んでも、服から連結解除されて慌てる朝倉さんには笑ってしまいます。学祭のどんぐりネタと『孤独のグルメ』の組み合わせは上手い!これまた何度読んでも面白いです。
えりゅさんの野球拳ネタ、長門を脱がせるところが欲求に忠実でいいですね。会長がなにやら喜緑さんに公私混同してそうなのもニヤリとさせられます。
不覚にも、ラストの欄外の「ナレーター森本レオ」が笑いました。レオかよ!なんでだよ!上手いです。
TFEI3人娘のだらだらした共同生活の日常で面白い連作4コマを描いておられる仲村さんは、淡々と変化を追ってゆくのが上手い作家さんだと思います。
起承転結から起転結への展開を加速する流れと、起承承承…承転結という『良い雰囲気』『味わいのある場面』を持続させようとする流れとが有ると前に描きましたが、後者の実例です。
洗濯機が止まるのを待つ有希、九曜とゴミ出しで鉢合わせして思わず会釈する朝倉、といったサイレント漫画は『間』を巧く駆使する日本の伝統芸能的な漫画だと思います。
女の子をなんとなくやらしく描けるので、『向こうが透ける下着』ネタとか、どんどん描いていただきたいですね。
京アニの裏設定を利用したタイトルページの「ハアハア」は秀逸です。
S・P・P「ナガトスイッチ」:大爆笑の一冊。驚くべきは作画のページョンさんは今までギャグ漫画を描いたことが無かったそうで、ギャグ専門のベテランでもこのレベルの面白さは出せるかどうか疑問です。
三世さんとページョンさんとの語らいからこの長門のドジコンボネタが生まれた訳ですが、天然系の作家の感想が変なのを楽しんだり、発狂した作家をびっくり人間大集合的に楽しむ『即物主義』の時代は変わりつつあるのだと思いました。
ドリフターズとピタゴラスイッチの融合を目指したそうですが、生身の人間を使うショッキングさを使わない点でドリフを超えてるかもしれません。
ページョンさん、カメラアングルが巧いですね、効果的にパースをつけて、大道具小道具を空間配置して、見せたいモノを見易くコマに収めて描いています。
さらに動きの流れをカットに割ってコマの連続の形で再現するのが巧いです。変形コマを使いこなしてるのがうらやましい。
フリーハンドでモノの形をしっかり再現できてるのも凄い。プロですら定規やグラフィックツール使って歪んだ物を描いてしまうことだってあるのですから。
情報量を整理して、読み易い形で表現して伝える技量がなかなかのものだと思います。ひとかどの人物になるかもしれません。
4コマも面白いですね。長門が無表情ながら心のうちに感情がもの凄い渦を巻いているだろうと想像してしまう場面を作ってくるのが巧い。妙なこだわりを長門が示すのも微笑ましい。どんどん描いていただきたい。
ストーリー巧い人でも4コマ描けないという人はいるのに、器用だと思います。漫画が巧いのだと思います。絵はいくらでもこれから上達すると思いますから、一杯描いてください。
まだまだ続きます。

久々に朝比奈みくる…フラグクラッシャー・キョン

2008-03-17 03:51:17 | 涼宮ハルヒ
私の作品で、朝比奈さんの登場シーンって本当に久しぶりですね。他の同人のキャラ作りを見て、上手いなあ、と感心しておったのですが、最近、多少イメージが固まってきました。ジャンルの移り変わりの速度に合わせていたら、こんな余裕は無かったと思います。
『分裂』読んだ時から、この『拒絶』はマズいんじゃないかと思ってました。
16日のみくるオンリーイベント『恋のマジカル』では閉会時間に入場してしまいました。が、唯一、『わんだーすとろーく』さんが残っていらして、新刊交換をいたしました。
…というわけで面白いハルヒ同人紹介。
わんだーすとろーく「せっかくだかあら俺は朝比奈さんを選ぶぜ!」:コピー本。エンドレスエイトネタ。ループに気づいたキョンが欲求に忠実に朝比奈さんに迫ります。あの設定なら、こういう展開も可能ですよね。
みくるが善良で、素直で、やばいです。キョンの欲望を受け止めるだけでなく、勢いで自分の欲望を思わず吐露してしまいます。こういう欲望を抱いたキャラが可愛らしいと思うのでツボです。落ち込んでる長門も含め。
後藤邑子の声を思い浮かべつつ読みました。
寸止めでキョンが正気に戻るのがいいですね。読んでるほうも恥ずかしい。ハルヒに会っちゃうという展開が、浮気感というか、罪悪感アップでいいですね。ハーレム設定の出汁のとり方が巧いというか。
そこでリセットしてくれないというオチが上手いですね。記憶を抱いて生きてかなきゃイカンと思うと、うわあい、ですねえ。
なちゅらっ亭「涼宮さんごきげんいかが」:前に紹介したなちゅらっ亭の「いぬ3」さんの個人誌。古泉とキョンの世界滅亡回避のための献身的努力が自殺行為になってゆく展開が笑えます。長門の「だめぽ」がいいですね。
歌合せ的に言うと、キョンのチープな不思議提供が痛いのが「殆ど死んでいる」と類似モチーフなのに、ハルヒがバカだと「殆ど死んでいる」の「結婚しよう」EDになり、バカじゃないと「なちゅらっ亭」の「GAMEOVER」EDになっちゃうのが、モチーフ類似で展開を分散させられるという実例。ちがう面白さを引き出せてて、良い。
よく、どこかで読んだ話になってしまうということを悩む駆け出しの方がおりますが、歌合せをやってみてわかることは、「似てしまう」事と「面白さ」「オリジナリティ」は別だということ。
初代ガンダムもキャシャーンもスレイヤーズも水戸黄門も銀河鉄道999もキノの旅もワンピースも狼と香辛料も『旅して問題解決』だからオリジナリティ無い、と没にしてたら大変です。
大塚英志の引用するプロップの『物語の構造』の考え方だと、ディテール捨象するから、豊かなバリエーションの力を切り捨ててしまうんですよね。
大塚の物語のひねり出し方の方法では、全く逆の「ディテールの違いが物語作りの本質だ」みたいなやりかたになってるのが、「抽象化してゆく学問」と「具体化してゆく創作活動」の違いが現れてて面白いですね。
アニメ監督の押井守が、「戦争には固有名詞の戦争は無い」「防衛庁は普通名詞の戦争について考えている」と対談本で批判してたように記憶してますが、押井さんの思考は「クリエイターのディテール重視」の実例だと思います。
「異常性癖」「特殊性癖」の告白、云々は笑いつつも、納得。原作の『憂鬱』は「特殊性癖の告白」でハルヒが納得しちゃってるんだなあと気づかされました。
一旦、「コンティニュー」で仕切りなおす展開が上手いと思いました。
ハルヒが目覚めて赤面するのが可愛らしいですね。踏みにじられる純情がかわいそうですが吹いてしまいました。
『憂鬱』の展開はキョンが素直じゃないと可能じゃないということも、改めて気づかされましたが。
気を失ってるみくるがいいですね。
なちゅらっ亭「ThankGodIt'sChristmas」:「かのプー」さんの個人誌。ハルヒはサンタの実在を信じていた!が、そこには裏が、という話。
「新思想」には笑いました。真相が明らかになると、なるほど!と感心すると同時に、ループという原作の構造を掴み出してうまく活用してると思います。
大人みくるのたじろぐところとか、古泉が科学的暴力に晒されるところとか、長門がいらいらしているところとか、笑えると同時にキャラの分業で要所要所が詰められているわけで、展開が面白くスムーズに読めます。こういうところは盗みたいですね。
キョンの勘違いでみくると二人でしんみりしてしまう所も、いいですね。笑い有り涙有り、で奥行きがあります。
いわゆる八丈島のキョンの解説がためになりますし、ハルヒとキョンの慌てぶりがいいですね。最後まで良いテンションの一冊。
まだまだ続きます。

チョコネタ続きの続き。…好きですカカオ99.

2008-03-13 16:21:58 | 涼宮ハルヒ
不言実行佐々木さん。前に書いた、イスラエルやアラブの『大人』の付き合いの応用例?双方に有用な行動を黙々と実行する、という問題解決法。
キスは陳腐ですが、三島由紀夫が左翼学生に対して、『頭ではいくらでも進歩的、革新的になれるが、身体や行動は物質的限界にぶつかるので保守的にならざるをえない』みたいなことを言ってますし、まあ、新しい観念とかより形が大事な場合にはカタチです。
佐々木さんが天然で『キス魔』の欲求に従ったから何とかなったわけで、小手先細工でこんなことをやったら逆効果だったろうとは思いますが。
右翼の言う『至誠天に通ず』は、個々人が熱意を注ぎ込めば、古臭い死んだスローガンではなく、生命力のある言葉になるということですか。三島の言う『右翼』の場合なら、限界を無視して観念の上だけで情熱を暴走させても通じないということになりますが。なんだか科学的?
イベントで、ここで紹介したサークルさんが実はここを読んでくださっていることがあって、黙々と続けて良かったと思います。浅草の『青春パレード』でもそういう事があって、勇気付けられた次第です。スペースに来ていただいた方も有り難いことです。初めて見るサークルや久しぶりに見るサークルばかりで10000円ほど同人誌を買いました。また紹介してゆく予定です。
カカオ99、板チョコの形でもバリバリ食べられます。焼き魚の内臓とか炭化した料理の渋さ苦さは嫌いですが、カカオ99なら大丈夫ですね。
初めてのときは、壁土とか食べたら、こんな味がするのではないかと思いました。緑茶飲料の『右衛門』が甘く感じる凄さ。
酢の物の酢酸の方が嫌いです。
面白いハルヒ同人紹介
ロサンゼルス「イツデモユカイ」:キョンが長門への感謝の気持ちを表現しようとする、というお話。原作でも有りそうな話ですが、この作品のキョンの行動は、一般人にも実現可能でありながら、原作のキョンの感謝の表現より喜ばれそうです。
キョンがピンチをどうにか切り抜けてゆくのという先が気になる展開。
主人公の貫通行動がしっかりしてると、目的の達成を阻害する外圧の個性が際立たされるので、自然と葛藤が明確になって盛り上がります。外圧をどうするか?が次のページをめくりたくなる原動力になりますし。
作家名が書かれてませんが、この作者の話の組み立ては模範的だと思います。
ショコラBB「幸福の王子」:童話をモチーフにした作品。骨格は古キョンですが、射程は長いです。これまた原作でありそうなネタですね。
みくるとハルヒの無邪気なやりとりに古泉とキョンと長門が反応するという問答形式の構造や、ラストで、童話のラストを引用して引く演出が上手いです。重いセリフの箇所ではキャラだけでなく、読んでるほうもどきりとさせられます。
読み終えてから表紙を見直すと、また感慨深いですね。
しろの絵場「の」:表紙が印象的で、手に取りました。濡れたから脱ぐ長門さんとキョンが接近遭遇という、ひゃっほーな展開。
1年ぶりの同人だそうですが、カメラアングルで心理描写したり、顔の部分アップや全身像を織り交ぜることで、いたずらに変形ゴマを使うことなく、すっきりとコマの組み合わせで事件を動的に描写してるのが上手いです。
変形コマは効果的に使わないと、コマで切り取られる画面が潰されかねないし、読み辛くなりますから。
保守的なコマを連続させることで効果を出せるのは盗みたいところ。4コマにもストーリーにも応用できますから。
歌合せ的に言えばOverallの「長門セーフモード」と同系統ですが、Overallが長門の機能低下を原因としているのに対し、しろのさんは長門の自我確立の結果として『脱いで迫る』を捉えているのが対照的で面白いです。
オチはちょっとショッキング。1ページ削ったそうですが、これでも十分面白いです。
『事件の解決』が『物語のオチ』で、このラストの喜緑さんの説明と行動で漫画はちゃんと終わっているのです。『エピローグ』は『余韻』であって展開に必要不可欠では有りません。
じつは、漫画の描き方の本で、オチとエピローグを混同してる本があります。時代の変化で概念も技術も変化するので、混同が未来像かもしれません。しろのさんの余韻がどんなだったか気になるのも本当です。
月波「長門有希の増殖」:歌合せ的にいえば、消失ネタからのネタ出しでskirthikeの『消失ハルヒ登場で二人ハルヒ』、と類似構造。
祐馬さん自身が『ハルヒ同士が相手を褒めあってる展開』、と要約したハルヒのマイペース展開なのに対し、月波さん自身が『趣味』と断ってる、『長門二人に迫られた上に古泉も』の、マイペース団員sのハーレム状態展開で、違う面白さに走ってるのが面白い。ドタバタとほのぼの(ウハウハでは無いです)。
長門好きな祐馬さんが敢えてハルヒに挑戦したところが、恋心の問題を違った風に展開させる結果となったのかと思います。重い設定の世界を巧みにギャグにしてました。
月波さんの淡々とした展開は連作4コマ形式で正解ですね。笑いのサイクルがちょうど合ってるペースだったと思います。「なでなで」が良い感じですし、「ズバーン」で笑いました。
ネタは形式と展開の尺が大事ですね。
まだ続きます。

佐々木さん×きょこたん…チョコネタ続き。

2008-03-12 00:53:48 | 涼宮ハルヒ
…私の設定の佐々木さんはすっかり『キス魔』ですね。
こういうネタですし、折角なので、『らき☆すた』カラオケBOX・EDで山本寛が使った1986年の国生さゆりの曲を引用しました。
『分裂』ネタでは、和歌ネタにかこつけて『歌合せ』の要素を入れる、というネタ出しのやり方もやっているので、引用できて良かったですね。
1986年、漫画のストーリーを全く思いつかなかった記憶があります。話ってどうやって考えるの?という状況。やる夫レベル。
商業誌を読んで面白いと思うのですが、自分でそういうモノを思いつかない、というのは今考えると不思議ですね。
『漫画の描き方』の本を読むんですけど、自分の頭の中で、本に書いて有るような、ネタ出しとかネームをコンテに直すとかが起こってるということが解からない。参考に出来ないんですね。
そもそも、キャラとかコマとかをどう組み合わせて、何をするかが全く解からない。
やらない夫は、『小説読んでると小説の構造が判るから、小説が書けるようになる』とか、『「創造」「慈愛」のような概念を並べて、それらを繋いでむりやり話をでっち上げる』とか書き方を指南してますが、1986当時の私は「鳥の本を読んでたら飛べるようになってる」みたいな話に感じたでしょう。

きょこたんvs九曜さん(!?)…チョコネタ続き。

2008-03-09 01:31:17 | 涼宮ハルヒ
ヤンデレきょこたん。
先日、根路銘さんと食事した折に、三角形の外角と内角の性質を利用した中学校の数学の問題で盛り上がりました。『分裂』が中学時代が話題になる話なので、ネタ出しの一環です。
同じ問題を、私が中3のときに解けなかった記憶があるので、解けるのに20年かかったんですねえ。この問題が解けない自分が永久にどこかへ消え去ってしまったと思うと、不思議な気分です。
中学の頃には有り得なかった事ですが、40近くなったためか、読んだ問題の構造を記憶してしまえるので、後で他人にその問題について話せます。
中学の頃にこういう頭でなくて良かったです。何が面白いか判らずに、出された課題を解くだけだったでしょうから。もっと人生には大事な問題が有るとかいって悩んでしまうんですよ。
あの頃の解からないぶりを記憶してるので、「ああ、これ、わからなかった問題だ、ああ、この公式を記憶してりゃ解けたのか」と安い幸せを噛みしめられます。
20年前の宿題の解き方を理解するのが最近の趣味です。
面白いハルヒ同人紹介
夢屋華之屋「超ハルヒ症候群」:実力派のサークル。お邪魔女どれみのバトルロワイヤルネタで存在を知りました。不評だったそうですが、あれがダメならひぐらしやschooldaysはダメだということになりそうですね。
商業でも三国志で面白い切り口の話を描いておられましたし、コミティアでオリジナルの思考実験もなさっておられる、精力的で反骨的で器用なサークルです。
この本でも、いきなりキリストの墓ネタというのが流石です。
あと、『消失』の前振りに相当する大人みくるvs長門ネタが面白いです。鋭い指摘だと思いますし。神=キョン説を採用なさってるのかも。
切ない話ですが、ちょと感情表現に抑制が効きすぎかもしれません。私が長門好きのせいかも知れませんが。
サークルやらないか「SOS本」:中備さんのキョンと長門の不幸な勘違い・心のすれ違いネタが笑えます。長門もそういうことは嫌なんですね。
J・Eさんのクリスマスネタ、コタツネタも上手いです。笑えるし、いい話ですね。
二人ともネタを展開する尺の取り方が上手いです。あと、双方向で始めようという発想が素敵ですね。
なちゅらっ亭「I'MGOINGSLITELYMAD」:究極超人あ~るネタ、懐かしい!ご飯長門や猫長門のマイペースぶりが可愛らしいですね。
生活が変わるほどハルヒにハマったそうで、またこういう作品を描いていただきたいですね。
三年五組「長門有希と海鮮あんかけ」:新潟の若手のサークルです。頑張って欲しいですね。
鯖ぺこさんの長門の感謝ネタがどきどきします。キョンが下心から良い奴へ昇華するのが良い読後感です。見せ場のコマで大ゴマを存分に取ってるのが良いですね。見開き使って朝倉の登場退場させてるところとか、長門のポニテとか。
河戸さんの狂いっぷりがこわいです。DMCネタなんですけど、DMCはここまで狂ってなかったと思います。
トニーさんの南家ネタが小ネタながらいい感じですね。
またガタケなどでお会いできると良いですね。
まだ続きます。

九曜さん×佐々木さん(!?)…石野真子の歌にのせて

2008-03-06 05:57:06 | 涼宮ハルヒ
前に更新した『チョコ』ネタの続きです。石野真子の『狼なんてこわくない』という歌を引用しました。吉田拓郎の作曲です。
以前、ラジオで聴いただけで、久しく誰の曲か知らずに居りましたが、CD屋の年寄りの店員に歌詞を説明したら、有名な曲なのだそうで、すぐに判明しました。
石野真子だなんて、好きな歌手でもなかったのですが、まあ、私が個人的にいくら黙殺したところで、引用できる曲だという「歌詞の力」が消え去るわけではないので、いつしか耳に入り、結局手元に置くことになりました。
ここまで書いていて急に思い出したのですが、イスラエルはアラブ諸国と農業については協力関係にあるという話を読んだ記憶があります。あのシャロンも農業分野では熱心に近隣諸国と協力したそうで、報復の連鎖の一方で握手も出来るのは大人の世界だと思います。口先だけで平和を終わらせないためにはだらだら対話を重ねるだけではなく、妙な先入観や悪感情をカッコに押し込めるような価値ある具体的行動が有効なんですね。(…金正日にこれを求めるのは酷?)
上述の、作品が手元にやってくる力も、広い意味でこの『価値ある具体的行動』のようなものだと思います。『月姫』や『東方』も、作品の力が普及の原動力と聞きますし。
面白いハルヒ同人紹介。
ふじ屋らーめん「高いところから失礼。」:古泉キョンネタ。ツンデレキョン。しかし、ここで紹介したのは九曜さんが登場するからです。三角関係。
キョンの眼に指を突っ込む九曜さんに笑ってしまいましたが…笑って良かったんですかね。
九曜さん好きらしいのでまた描いていただきたいですね。
カオリズム「IMITATIONWORLD」:おおとりさんは原作準拠ネタ中心ですが、みくる4コマのおねしょネタが秀逸だと思います。
ぶんちょさんの自由連想キョンネタ、強引に白雪姫を絡ませようとするのですが、こうならないという保証は無いんですよね。
CyberSnow「1CyberEnd」:ハルヒに傾くキョンに反発して、長門をプッシュするはしたにさんのアフター消失ネタ。赤面長門は貴重。こみパで詠美ちゃん様が「ヒロインを虐め倒せば受ける」というのですが、キャラ好きで作品作る身には困難な課題だと思います。長門イチオシでも、皆仲良くが理想、という立場は高く評価します。作品世界の据わりが良くなりますよね。
ゲストの陣内さんのSOS団で漫画ネタ、時間が無いので色々端折った結果、ハルヒの暴君ぶりと古泉、キョンの不幸っぷりを上手く表現できてます。ピンチを逆手にとりました。
瑞江書館「涼宮春日と哀れな下僕たち」:高瀬陰陽さんの4コマのひぐらしテイストみくるが良かったです。ドラえもんでぶち切れるところが妙。
末永ゆづきさんの漫画、前回の続きらしい上に、今回はSOS団の敵対勢力登場で続く、気になります。ハルヒに罵声を浴びせて泣かせてしまう古泉にびっくり。まあ、キャラたちは春日とか朝日奈とかグサ子とかなので、オリジナルなのかもしれません。敵対勢力は佐々木団にしていただけると嬉しいのですが。
FG亭「はるひもん」:もやしもんネタ。「菌全集」って、「機関」は何でもやってるんですね。キョンが菌ハルヒとオリジナルハルヒの板挟みというオチは、じつはペット・直保・オリゼーという原作のネタに通じてたりして。
菌とはいえ、赤面ハルヒは可愛いですね。
少女スクリプト「oOSOo」:夜家さん、1ページ漫画の小ネタも、ショートストーリーも巧みです。
ジャンケンネタの長門の「ジャッカル」、みくる人海戦術ネタ、RPG戦闘ネタの「隅でじっとしてろ」、爆笑です。間の取り方が上手いですね。オチの段差が急激で笑わされます。セリフも上手いです。
長門が本を書くネタは、鋭いと思いますし、長門の家族ネタは原作でも見られないかも知れない上に、結構良い話になってるのが凄い。
長門兄と長門の過激なスキンシップが笑えました。
まだまだ続きます。

コスカ新刊裏表紙…初音ミク九曜さん

2008-03-04 00:06:33 | 涼宮ハルヒ
コスカに来てくださった方々、有難うございます。タイトルに『わたしは人間じゃないから』という初音ミクのオリジナル曲のタイトルを使わせていただいたので初音ミク九曜さんです。
2月29日発売のザ・スニーカーに、4月30日発売の6月号の予告が載ってるのですが、『ハルヒちゃんの憂鬱』が「拡大版」だそうで…『驚愕』発売は4月中は無いということですか。

ポニテ九曜さん…コスカ新刊表紙。

2008-03-01 01:50:37 | 涼宮ハルヒ
アンディウォーホルが、『美しい』は動きが無いが、『何かをしてる人』は動きが有るから『美しい』よりスバラシイ、みたいなことを言ってましたが、『ポニテの九曜さん』を描くのでなしに、『ポニテにしようとしてる仕草』を描いてみました。
面白いハルヒ同人
Athena091「LOVE2Sugar→」:分裂ネタ。綺麗な画風なので佐々木さんや九曜さん、喜緑さんが麗しく動きます。ネタの方は原作のエピソード準拠のネタ集。森さんや喜緑さんが怖いです。
ジュブナイル「アメアメフユカイ」:コピー本。暴力的な4コマ連打!特に、長門の衣服再構成忘れネタが笑いました。「いいわけないだろうが。」…確かに!
ジュブナイル「ナナホシ」:コピー本。長門とみくるの意外な一面が晒されます。
みくるの喫煙~根性焼きが見せ場、というのが凄い。酷いのが面白い。後藤邑子の地が出ちゃってますか?
オチ(!?)は「蒲団の残り香嗅ぎ」。さすが長門さん、文学少女です。マイペースなのがいいですね。
れれぞぞ+この世界にひとり「KTK」:コピー本。キョンを神と崇拝する国木田の『組織』。面白い着眼点です。また描いていただきたいですね。
こういうヤンデレも良いと思います。キョンなら上手くやってゆけるような気がします。
八幡製○所「本名不詳の憂鬱」:コピー本。孤島症候群のラストのホクロ毛から閉鎖空間まで引っ張るのが凄い。18禁にしなかったのは正解です。
もっと二人を追い詰めてギャグを高めるか、オマケ漫画の演出力から考えて、もっとドキドキする駆け引きを出来たと思うので、そうしても良かったと思います。
まだまだ続きます。