聖地巡礼の折に『西宮の戎』に立ち寄った時、神社の東側の『えべっさん筋』を北上した所にある『NTT西宮局』の前に、
『傀儡師故跡』の立て札と、『傀儡師発祥の地』の銘のある『傀儡師胸像』がありました。1コマ目に描いたような像です。
『傀儡師が木人を操る』という構図は、
『統合思念体がヒューマノイドインターフェイスを従える』という図式と重なるなあ、と思いました。
『西宮が傀儡師発祥の地』というのが単なる地元の思い込みで真実でなかったにせよ、谷川さんが『ヒューマノイドインターフェイス』を設定するに当たって、
『北高』や『喫茶店』のように『ご当地ネタ』を仕込んだ可能性は高いと勝手に思っております。
2006年の聖地巡礼で思いついて以来、いつかネタにしたかったのですが、
今回、『百太夫』に『道祖神=猿田彦=ガネーシャ』からコジツケ連鎖することで『西宮の傀儡師』ネタに連鎖してこれたので、ここでようやくネタにします。
気になったのは、『黒船来航以降に居なくなった』ということです。
時代の変化で伝統芸が受けなくなった、と解釈する人もいるそうですが、
私は、ここでネタにしたように、『黒船ショック』で既成秩序への服従が疑問視された結果、傀儡師達は、別の人生の可能性を求めて去っていったのだと思いました。『涼宮ハルヒの消失』以降、谷川さんが『長門が自由を求める』展開に物語を展開させるとしたら、この『傀儡師達の消失』が元ネタになったのではないか?とコジツケることにしました。
もっとも、本当に『独立』を求めて暗躍してる『黒幕』は別に居て、長門はそれに巻き込まれた、『キョンへの恋心』を利用された、という思い込みが私にはあります。
このネタで『喜緑さん』を登場させたのは、彼女が『黒幕』に近い位置に居るのではないか?という思い込みがあるからです。
『ZOZ団』登場の原因、『ミステリックサイン』で初登場ですし。
ここで引用した『古泉が軍師役』になってる『童話』を朝比奈さんが書く原因になった、
『涼宮ハルヒの憤慨』所収・『編集長☆一直線』での生徒会長との対決の話でも喜緑さんは何やら意味深な登場でした。
『涼宮ハルヒの分裂』で『佐々木団』とキョンが喫茶店で対面した時にも登場してましたし。アヤシイ。
『涼宮ハルヒの暴走』所収・『雪山症候群』での長門のうわ言『よん』も、
『原子番号4:ベリリウム→エメラルドの成分→喜緑江美里(エミリ)はエメラルドをもじっている?→喜緑さんが黒幕?』
『ベリリウム→セーラームーンの中ボス「クインベリル」の語源→喜緑さんがクインベリル?』
というコジツケ連鎖に繋がって、喜緑さんが暗躍してそうな気配がでっち上げられそうです。
『SOS団』と『佐々木団』の闘争を起こして、その影で『統合思念体』から独立する気かもしれない、などと妄想しております。
『甲山神呪寺』や『鷲林寺』が信長に焼かれた原因になったのが『荒木村重の謀反』だった、という話は、聖地巡礼の折に、寺の立て札で知ってはいたのですが、
青木さんから『荒木村重は本能寺の変の後「道薫」と名乗ったが、「道薫」は「傀儡」のことだ。最初は「道糞」と名乗ったが秀吉が改めて「道薫」と名乗らせたという説も有る。』と教わり、
山下忠男『町名の話』9pに『百太夫(道薫)』とあったので、今回のネタに活用できました。
荒木村重の謀反で、黒田官兵衛は荒木村重に監禁された上、信長には謀反を疑われて大変だったのですが、
朝比奈さんの童話で『軍師役』は『古泉』。彼は『雪山症候群』で、『一回だけ「機関」を裏切る』、と明言してますからヤバイですね。
未来人が書いた童話ですから、禁則事項をかいくぐって、未来の事件が暗示されてるのではないか?と『憤慨』読んだ時から思っています。
『甲山神呪寺』がどうしたとか、『信長』がどうだとか、『百太夫』がなんだとか、『出雲風土記』がかんだとか、脱線してるようでいて、結論が先に有りきだと、どうにかコジツケられるものですね。
面白いハルヒ同人紹介
お空のフシギ『空騒ぎの後は』:ええ、私のケアレスミスで本来一体で紹介すべき2冊を別々に紹介することになりました。
「だから空即是色」が8月、これが12月の本です。前回のバグ長門本の種明かし編(?)というか「相補」編(?)
絶対、2冊まとめて読むべき作品。絶対、まとめて読んだら面白い。ただ、まとめたら分厚くなってしまいますし、こういう形でしか発表できないですかね。
「空即是色」で舞台となる世界と事件の顛末を描いておいたので、「空騒ぎ」では事件の謎解き編と感情の流れに比重を置いて展開してます。
そのせいか、「空騒ぎ」の方が楽しく読める気がします。
謎解きとして、「コンピ研から長門が影響される」という構図は、好きですね。原作でもこういう展開になって欲しいのですが。
折角、コンピ研の「TheDayofSagittarius3」が長門に大ウケだったのに、ゲーム版で「あれは神人が支援した」みたいな話が出てきて、原作に無関係の平行宇宙だとしても「所詮人間の作ったゲームはダメだ」というゲーム製作者の自己否定が骨格なので困惑しましたね。
びーさん、かなり遊んでいて、キョンのピンチにみくるの「きっと痛いのは最初だけですよ」の繰り返しギャグは爆笑。後藤邑子Voが聴こえました。
サービスの女王ハルヒも良い感じです。
少女の感情の起伏、特に恋心はそれだけで事件ですし、恋敵との鞘当は人生の一大事だと思います。
しかも友情との板挟み。「空騒ぎ」が面白い理由は明白。「なんだかやっと友達になれた気がする」、ホッとしますね。
びーさんは自分の作品が詰まらないようですが、少女の心理の動きを思考実験の上で展開するというびーさんの意図が上手く作品化出来てると思います。
「空即是色」の「ハルヒの内面の長門」は、思考実験が過ぎというか、設定が独自過ぎて、心理的抵抗を感じたのですが、
「空騒ぎ」では「ハルヒのイメージ」がハルヒの意見を語っているので違和感無く意見の対立や和解を読めました。感動しやすかったです。
思考、心理を擬人化して物語化するという技法は、キョンの夢の中の中学時代佐々木さんとキョンの会話で「分裂」~「驚愕」の展開予想したり、「憂鬱」~「分裂」を引っくり返したりしてる私も現在進行形の技法ですので、参考になりますね。
私はコジツケに夢中で折角擬人化したキャラに演技させられてませんから尚更。
シミュレーションで二人分の感情を抱えたから苦しくなる…凄く美しいお話だと思います。これが思いつくのは勝ち。
私も、佐々木団ネタの既刊で、「分裂」での長門の体調不良は、処理オチが原因で九曜さんが原因ではない、という思考実験をしましたが、あくまで思考実験止まりでドラマではありません。
こういう「感情」を絡めたドラマチックな思考実験に辿り着くのは、「物語力」が有るからだと思います。
久米田康治先生の「絶望先生」登場の「工藤君」の力。(久米田先生は自虐ギャグに隠しておられますが、「力」有ると思います。)
びーさんも自虐なさってますが、「力」有ると思います。
「空即是色」と「空騒ぎ」の表紙、同じ構図で微妙に表紙の長門の表情や小物を変えてるのが芸が細かいですね。
長くなったので、紹介の続きは次回になりますが、『あれが今回の合宿先の「彼岸島」です。』という、何故か読むたびに笑いがこみ上げてくるタイトルのオフセ本
を出された『千山屋』さんなどを紹介していきたいです。(打ってるだけでも何故か笑いが…)
『傀儡師故跡』の立て札と、『傀儡師発祥の地』の銘のある『傀儡師胸像』がありました。1コマ目に描いたような像です。
『傀儡師が木人を操る』という構図は、
『統合思念体がヒューマノイドインターフェイスを従える』という図式と重なるなあ、と思いました。
『西宮が傀儡師発祥の地』というのが単なる地元の思い込みで真実でなかったにせよ、谷川さんが『ヒューマノイドインターフェイス』を設定するに当たって、
『北高』や『喫茶店』のように『ご当地ネタ』を仕込んだ可能性は高いと勝手に思っております。
2006年の聖地巡礼で思いついて以来、いつかネタにしたかったのですが、
今回、『百太夫』に『道祖神=猿田彦=ガネーシャ』からコジツケ連鎖することで『西宮の傀儡師』ネタに連鎖してこれたので、ここでようやくネタにします。
気になったのは、『黒船来航以降に居なくなった』ということです。
時代の変化で伝統芸が受けなくなった、と解釈する人もいるそうですが、
私は、ここでネタにしたように、『黒船ショック』で既成秩序への服従が疑問視された結果、傀儡師達は、別の人生の可能性を求めて去っていったのだと思いました。『涼宮ハルヒの消失』以降、谷川さんが『長門が自由を求める』展開に物語を展開させるとしたら、この『傀儡師達の消失』が元ネタになったのではないか?とコジツケることにしました。
もっとも、本当に『独立』を求めて暗躍してる『黒幕』は別に居て、長門はそれに巻き込まれた、『キョンへの恋心』を利用された、という思い込みが私にはあります。
このネタで『喜緑さん』を登場させたのは、彼女が『黒幕』に近い位置に居るのではないか?という思い込みがあるからです。
『ZOZ団』登場の原因、『ミステリックサイン』で初登場ですし。
ここで引用した『古泉が軍師役』になってる『童話』を朝比奈さんが書く原因になった、
『涼宮ハルヒの憤慨』所収・『編集長☆一直線』での生徒会長との対決の話でも喜緑さんは何やら意味深な登場でした。
『涼宮ハルヒの分裂』で『佐々木団』とキョンが喫茶店で対面した時にも登場してましたし。アヤシイ。
『涼宮ハルヒの暴走』所収・『雪山症候群』での長門のうわ言『よん』も、
『原子番号4:ベリリウム→エメラルドの成分→喜緑江美里(エミリ)はエメラルドをもじっている?→喜緑さんが黒幕?』
『ベリリウム→セーラームーンの中ボス「クインベリル」の語源→喜緑さんがクインベリル?』
というコジツケ連鎖に繋がって、喜緑さんが暗躍してそうな気配がでっち上げられそうです。
『SOS団』と『佐々木団』の闘争を起こして、その影で『統合思念体』から独立する気かもしれない、などと妄想しております。
『甲山神呪寺』や『鷲林寺』が信長に焼かれた原因になったのが『荒木村重の謀反』だった、という話は、聖地巡礼の折に、寺の立て札で知ってはいたのですが、
青木さんから『荒木村重は本能寺の変の後「道薫」と名乗ったが、「道薫」は「傀儡」のことだ。最初は「道糞」と名乗ったが秀吉が改めて「道薫」と名乗らせたという説も有る。』と教わり、
山下忠男『町名の話』9pに『百太夫(道薫)』とあったので、今回のネタに活用できました。
荒木村重の謀反で、黒田官兵衛は荒木村重に監禁された上、信長には謀反を疑われて大変だったのですが、
朝比奈さんの童話で『軍師役』は『古泉』。彼は『雪山症候群』で、『一回だけ「機関」を裏切る』、と明言してますからヤバイですね。
未来人が書いた童話ですから、禁則事項をかいくぐって、未来の事件が暗示されてるのではないか?と『憤慨』読んだ時から思っています。
『甲山神呪寺』がどうしたとか、『信長』がどうだとか、『百太夫』がなんだとか、『出雲風土記』がかんだとか、脱線してるようでいて、結論が先に有りきだと、どうにかコジツケられるものですね。
面白いハルヒ同人紹介
お空のフシギ『空騒ぎの後は』:ええ、私のケアレスミスで本来一体で紹介すべき2冊を別々に紹介することになりました。
「だから空即是色」が8月、これが12月の本です。前回のバグ長門本の種明かし編(?)というか「相補」編(?)
絶対、2冊まとめて読むべき作品。絶対、まとめて読んだら面白い。ただ、まとめたら分厚くなってしまいますし、こういう形でしか発表できないですかね。
「空即是色」で舞台となる世界と事件の顛末を描いておいたので、「空騒ぎ」では事件の謎解き編と感情の流れに比重を置いて展開してます。
そのせいか、「空騒ぎ」の方が楽しく読める気がします。
謎解きとして、「コンピ研から長門が影響される」という構図は、好きですね。原作でもこういう展開になって欲しいのですが。
折角、コンピ研の「TheDayofSagittarius3」が長門に大ウケだったのに、ゲーム版で「あれは神人が支援した」みたいな話が出てきて、原作に無関係の平行宇宙だとしても「所詮人間の作ったゲームはダメだ」というゲーム製作者の自己否定が骨格なので困惑しましたね。
びーさん、かなり遊んでいて、キョンのピンチにみくるの「きっと痛いのは最初だけですよ」の繰り返しギャグは爆笑。後藤邑子Voが聴こえました。
サービスの女王ハルヒも良い感じです。
少女の感情の起伏、特に恋心はそれだけで事件ですし、恋敵との鞘当は人生の一大事だと思います。
しかも友情との板挟み。「空騒ぎ」が面白い理由は明白。「なんだかやっと友達になれた気がする」、ホッとしますね。
びーさんは自分の作品が詰まらないようですが、少女の心理の動きを思考実験の上で展開するというびーさんの意図が上手く作品化出来てると思います。
「空即是色」の「ハルヒの内面の長門」は、思考実験が過ぎというか、設定が独自過ぎて、心理的抵抗を感じたのですが、
「空騒ぎ」では「ハルヒのイメージ」がハルヒの意見を語っているので違和感無く意見の対立や和解を読めました。感動しやすかったです。
思考、心理を擬人化して物語化するという技法は、キョンの夢の中の中学時代佐々木さんとキョンの会話で「分裂」~「驚愕」の展開予想したり、「憂鬱」~「分裂」を引っくり返したりしてる私も現在進行形の技法ですので、参考になりますね。
私はコジツケに夢中で折角擬人化したキャラに演技させられてませんから尚更。
シミュレーションで二人分の感情を抱えたから苦しくなる…凄く美しいお話だと思います。これが思いつくのは勝ち。
私も、佐々木団ネタの既刊で、「分裂」での長門の体調不良は、処理オチが原因で九曜さんが原因ではない、という思考実験をしましたが、あくまで思考実験止まりでドラマではありません。
こういう「感情」を絡めたドラマチックな思考実験に辿り着くのは、「物語力」が有るからだと思います。
久米田康治先生の「絶望先生」登場の「工藤君」の力。(久米田先生は自虐ギャグに隠しておられますが、「力」有ると思います。)
びーさんも自虐なさってますが、「力」有ると思います。
「空即是色」と「空騒ぎ」の表紙、同じ構図で微妙に表紙の長門の表情や小物を変えてるのが芸が細かいですね。
長くなったので、紹介の続きは次回になりますが、『あれが今回の合宿先の「彼岸島」です。』という、何故か読むたびに笑いがこみ上げてくるタイトルのオフセ本
を出された『千山屋』さんなどを紹介していきたいです。(打ってるだけでも何故か笑いが…)