年下研究

『けいおん!!』トンデモコジツケ連鎖中!涼宮ハルヒの憂鬱の謎解きコジツケの履歴保管庫。

サンデル先生はSOS団を否定する?…ディオゲネス再論

2011-10-25 17:44:19 | 涼宮ハルヒの驚愕
サンデル先生、20年前に大学で習った話だったのが、

2010年にもなって初めて存在を知ったかのように日本で大騒ぎになって驚いた、

と前に書きましたが、

当時、国際政治の中村研一先生は、


『コミュニタリアンなんて草の根ファシズム』


と、一蹴しておられたそうですから、サンデルバブルに驚いておられるのでは?

当時は、グローバル社会だけあればよいという『国家不要論』を唱えた政治学者フォーク先生だかが、


『人権擁護には国家が必要』


と『国家必要論』に宗旨替えしたとかで、

空想平和主義的大学生がショック受けてるのを他人事で眺めておりましたが…


ぶっちゃけ、私の中では、20年前に、



ディオゲネスのアリストテレスへの敗北



は始まったと勝手に要約されてたんですね。

作品中で、ディオゲネス有利のフィクションを形にするとは

想像してませんでしたから、私の先読みなんていい加減なものです。

先が判らないから人生は楽しい、とか、判った風な締めで、本題。



青木さんから頂いた、山川偉也先生『哲学者ディオゲネス』(講談社学術文庫2008年)を読んだ折、



アリストテレスの正義は、『非市民』を排除することで達成される



という解釈が述べられ、



『非市民』=『女性』『子供』『在留外国人』『生命ある道具(奴隷)』



とあるのを見て、『SOS団メンバー』に当てはまるなあ、と感じました。


『女性』=ハルヒ、みくる

『子供』=ヤスミ(2011年『驚愕』発売までは、子供はいないなあ、と思っておりました)

『在留外国人』=『転校生』?→古泉

『生命ある道具』=『TFEI』?→長門


という訳で、特に、『在留外国人』『生命ある道具』の部分が、よく合ってるように感じました。

2011年の『驚愕』発売で、『子供』の項目に該当者ができたので、ますます谷川先生が、執筆に当たって

アリストテレスのポリス概念を参考にしてるんじゃなかろうか?

と思うようになりました。


ところで、山川先生は、アリストテレスが、ディオゲネスを『犬』と呼んだのは、

『非市民』のカテゴリーに分類したかったからだと推理しております。

前の同人誌で、『犬のディオゲネス』ネタから、



『消失』で『ゾロアスター』に言及→『ゾロアスター教』は『犬』をアフラマズダの動物とみなしている

『ワンダリングシャドウ』で、犬に情報生命体が寄生→情報生命体はゾロアスター教ネタ?

『ゾロアスター』は、『フランク王国史』で『墜落した星』の意味→『ワンダリングシャドウ』で情報生命体が隕石に付着

→やはり、谷川先生、ゾロアスターネタ?

『DOGはGODの反対である』→『分裂』はハルヒという『神』への対抗馬の登場の話→『佐々木=犬』?

『ディオゲネス』の学派が重視したのは『無憂』(アタラクシア)→Fateのアタラクシアの元ネタ?

→奈須きのこ先生、『涼宮ハルヒの憂鬱』に対抗して『ディオゲネス』ネタ?

→谷川流先生、Fateのアタラクシアが、『憂鬱』のアンチテーゼと知って、対抗ネタで『分裂』執筆?



とかなんとか勝手なことを書いておりましたが、



アリストテレスの『非市民』は『SOS団』と一致するので、

アリストテレスと対立するディオゲネス(佐々木?)の立場を採らないと、

『SOS団』は『宇宙人』『未来人』『超能力者』が安心できるクラブにならない?



というネタを振る機会を逸して来ました。

『アリストテレス』が、コジツケできてなかったんですよね。

『サンデル先生の白熱授業』が、2010年に話題になったおかげで、

時事ネタから振れる事になって良かったですね。



機本伸司先生の『神様のパズル』(ハルキ事務所2002)のヒロイン『穂瑞沙羅華』が、シャーロック・ホームズのもじりで、

髪型はハルヒ、性格は『佐々木』さんの元ネタっぽいなあ、と思っていて、
(ハルヒの受賞、出版は2003年で『パズル』の1年後)

谷川先生も、推理モノはお好きなご様子で、ハルヒで推理ネタを何度かやっておられますので、

ホームズの兄、マイクロフトの『ディオゲネスクラブ』ネタを振れるなあ、とも思っておりましたので、

ここで振れて良かったです。



蛇足1。

神様のパズルで、主人公が、最初に沙羅華を尋ねたとき、

コンピューターのディスプレイを前にして沙羅華が、主人公のプロフィールを当ててみせる、

というシーンがあって、

杉井光先生『神様のメモ帳』(電撃文庫2007)の、アニメ版(J.C.STAFF制作)第一話観たとき、

『ニート探偵』アリスが同じことやるなあ、と思いました。



ネットで個人情報を検索してました



という種明かしまで同じなので、タイトルが『神様の~』繋がりなのも併せて、きちんと読んでるんだな、と思いました。

アニメ最終話が『麻薬ネタ』で、この点は、『驚愕』の『麻薬ネタ』と同時代性なのが面白いですね。



ちなみに、

ハルヒのリボンは、谷川先生が指示したものではなく、のいぢ先生が勝手につけたそうですので、

たまたま、文章担当も、挿絵担当も、機本作品(挿絵はDK先生)に似た形を生み出してましたって偶然が面白いんですけど。


そういえば、機本先生『スペースプローブ』(早川書房2007)って作品書いておられますけど、

『驚愕』で『スペースプローブ』って単語出てきますね。

両方とも、『宇宙人と接近遭遇』ネタってのも面白い。



本題、

山川先生の、


『アリストテレスは万物の尺度は金銭だと主張した』

『アリストテレスは国家の正義の本質は金銭だと考えた』


という主張は、サンデル先生の、


『アリストテレスは、人間の善と美徳を強調した』


という主張と一致しないような気がします。

いや、文系学問は、言語の曖昧さが味方なので、両立可能なのは知ってます。

だらだら書きたいから、対立させてるんですけど、まあ、とにかく、


山川先生も、サンデル先生も、2001年の911テロ以降のアメリカの中東征服を念頭においてる

ところがありますので、政治が学問に偏向を引き起こしているホットな瞬間を見ることができてるということでしょうか。

サンデル先生は、


ある土地に生きるものが、愛する郷土防衛に立ち上がるのは当然、


と読める論を展開なさってますので、


アメリカ人はイスラム教徒に銃を向け、

イスラム教徒がアメリカ人に銃を向ける


のは、アリストテレスの議論や、コミュニタリアンの自然な帰結なのだろうと思います。

ディオゲネスも、自分を殴った人は殴り返してるので、この点では意見は一致するのかもしれません。



蛇足2。

荒川弘先生の『鋼の錬金術師』はコミックガンガン誌上で2001年8月号から連載開始だそうで、

911テロとアフガン戦争・イラク戦争のショックが、


『アメ公』(アメ野郎でしたっけ?)の、『中東っぽい一神教徒』侵略と、報復のテロ、


という展開に繋がったんだろうと思いますね。反米反戦漫画。


『コードギアス』(サンライズ)も2006年~2007年、2008年の作品で、

反米色は、ブッシュ政権の人権弾圧へのショックがあるのだろうと思います。


松本正剛先生が、戦前のトンデモ本には、『黄禍論』への反発があると指摘なさってましたが、

たぶん、木村鷹太郎、小谷部全一郎、酒井勝軍、矢野祐太郎といった方々をトンデモ本執筆に走らせたのは、

そういう人種差別への憤りだったんだろうと、現在の状況から類推しております。

(上から目線の決め付け、すみません…)


この作品は山川先生の議論を使って書きましたから、山川説と正反対の論を採用すれば、正反対の結論になります。

サンデル先生、『ディベートをしよう』と仰っていて、

論争で自身の立場を可能な限り客観的根拠を挙げて擁護し、相手の立場の欠点を批判するのが授業の進め方のようです。

サンデルと同じコミュニタリアンの立場をとった生徒に対して、

敢えて、サンデルに対立する立場に立って批判を加えたりしています。



いつでも、説得力のある根拠に従って、自分の普段主張してる説を、根本から否定できる



…すごい能力ですよね。誰に敵対してるか、その時々の立場で、議論する内容が正反対になる。

文字通り、『ソフィスティケイト』されてますね。



本題、

ディオゲネスは、デルフォイの神託で、


『nomismaを変造せよ』


と出たのを、『nomisma=貨幣』と解釈して、貨幣を変造して、生まれ故郷のシノペを国外追放されます。

単なる勘違い説から、ペルシアへのレジスタンスだったんだとか、いろいろ説はあるようですが、

山川先生、『アリストテレスの正義の土台が貨幣』と主張してますので、

『貨幣変造』を、『反アリストテレス』の立場の象徴的行為と解釈しておられる様子。


『nomisma=慣例』が神託の真意で、ディオゲネスは、追放後、『慣例を疑う哲学者=犬』になったことで、

神託に従うことになったのだという話。

山川先生は、作り話だろうと結論しております。



佐々木源氏の黒田家の家紋に『永楽銭』があり、

黒田家の福岡藩が、通貨偽造で1870年に政府から摘発された、

ということから、


『通貨偽造』


が、『佐々木』にコジツケ可能なのが楽しいですね。

『通貨偽造』でディオゲネスと佐々木は繋がります。


まあ、

ハルヒの舞台、西宮市が含まれる『摂津国』を支配した荒木村重の縁は、

エンドレスエイトで蝉を逃がした山のロケ地『甲山』の『神呪寺』について、


織田信長による荒木村重討伐で『神呪寺』の焼き討ち→『分裂』でキョンがハルヒを『信長方式』と評している

犬公方、徳川綱吉の母が『神呪寺』再建→『犬』つながり。

→綱吉時代に忠臣蔵起こるが、鶴屋さんの先祖が『陰謀』登場の金属片埋めた年と同じ。

→『鶴屋南北』の四谷怪談は忠臣蔵の裏話。→『鶴屋』つながり


荒木村重、『道薫』と号したが、西宮の傀儡子のトップ、百太夫の名が『道薫』

→『傀儡子』は操り人形の芸→『統合思念体』と『TFEI』の関係の元ネタ?

→『驚愕』で、朝倉さん、長門が自立しつつあることを主張→傀儡子からの人形の独立?


等々、振っていたのですが、村重の説得工作をやったのが『黒田如水』。

『佐々木』繋がり。


また、『黒田家』は、信長に仕える前に仕えていた小寺氏から『三つ橘藤』紋を貰っていて、

『橘』のみを残して『三つ橘』紋を採用していたそうで、『橘京子』繋がり。
(『藤』を外すところが、『驚愕』の展開を彷彿とさせてますね…)

谷川先生、歴史ネタ仕込んでおられるのかもしれません。



蛇足3。

『通貨偽造』といえば、『日常』アニメ版で、『偽札ネタ』やってましたね。

山田尚子監督と同じ大学出身の黒瀬陽平先生が代表やってる『カオスラウンジ』の作品に、

1000円札のカラーコピーがあるそうですから、同時代性?


『日常』で、『ラピュタネタ』やってましたから、『カリオストロの城』ネタかもしれません。

『フラクタル』が当初『ラピュタ』ネタ目指してた事考えると、京アニが同時期に『ラピュタネタ』ってのも凄いですね。

カオスラウンジも京アニも、ディオゲネスへのリスペクトで、


『慣例を疑ってやるぜ』


なら面白い偶然ですけど。

ディオゲネスの死因は犬にかまれたから、という伝説もあるそうですが、

『日常』で、犬に噛まれるネタありましたし。


蛇足4。

カオスラウンジ代表・黒瀬陽平先生の師匠(?)という東浩紀先生が、今年ショックだったことを


『311の震災』

『フラクタル』

『カオスラウンジ』


と並べておられて、まあ、

『フラクタル』については前に、


本当は、未来世界デザインで、カオスラウンジ参加させて、庇借りて母屋乗っ取って、

カオスラウンジの初のアニメ進出にする計画だったのが、

ヤマカン監督の反対で失敗したのがショック?


とか、勝手な妄想を書いていましたが、


『カオスラウンジ』のショックってのが、7月28日pixiv脱退事件として、

『311』は、単純に『地震+原発事故』のショックかなあ?と思いました。

並んでる他の二つの事項から考えて、

カオスラウンジ関係だと思うんですよね。



以前、カオスラウンジ代表の黒瀬先生、



『パロディは著作権侵害だから、コミケなんていつまでも続くわけが無い』

『自分たちが、代わりになる場所を用意するつもりだ』



と、まあ、コミケ乗っ取りか、コミケの対抗馬を立ち上げるという将来戦略をぶち上げておられましたが、
(それに魅力を感じたからpixivが後方支援してたのかもしれませんけど)


『コミケの対抗馬』といえば、数年前に、名古屋の知人が、


『角川が、コミケの対抗馬イベントを作って、儲ける計画だって噂がある』


と怪しい噂を教えてくれたことがあって、

そのときは、噂だからなあ…と聞き流してましたけど、

311のせいで、東京都の主催のオタク博覧会(?)と、角川とかがやる民間オタク博覧会(?)が中止になってましたよね。



もしかして、『ACE』だかが、数年前に聞いた『コミケの対抗馬』の第一歩だったのかな?



とか思いました。

というか、黒瀬先生の計画は、角川のイベントのアドバルーンだったのかも?とか思いました。

だから、311の自粛で中止になったのが東先生大ショックだったとか?


『コミケ倒すのが先延ばしになった』


ってのがショック?
(勝手な想像すみません…)

でも、そう考えると、東先生がショックだという


『311』

『フラクタル』

『カオスラウンジ』


が全部『同じ問題の一面』として統一的に把握できちゃうんですよね…



『名作エロしか認めない条例』で嫌われ者の石原都知事と競争することで、



角川のイベントに行けば正義



というムードを醸し出す計画だったんですかね?

青木さんに頂いた、森田吉彦先生『兵学者吉田松陰』(ウェッジ選書2011)を読むと、

孫子は『死間』といって、死ぬことで敵を騙すスパイについて書いているそうで、



『角川のイベントにオタクが殺到するなら、税金で赤字補填できる石原イベントなんて、閑古鳥でも大成功』

『本当の敵はコミケ』



だったとか…勝手な陰謀論、失礼します。

なんで、無理にあの条例通して嫌われたのかまで説明ついちゃうんですよね。

イベント並立に間に合わせるためですね!



私にとって預言者的存在、久米田康司先生『さよなら絶望先生』にあった、


AKBの中で競争させて、どっちが負けても、根が一緒だから、負けたほうも黒字になってる


という『大本はかわらない』ネタを思い出しました。

そういえば、秋元康先生、黒瀬先生の卒業大学の副学長でしたよね…繋がった!?



蛇足5。

青山景先生が亡くなられて、『よいこの黙示録』が未完になったのがショックですが、

10月5日の『怒り新党』を『面白い』とツイートしてからおかしくなられたそうで、

マツコデラックスさんの、


成果が出ないのに、努力するのが理解できない。自分なら辞めちゃう。



という発言を、ご自身の連載の先行きに当て嵌めちゃって、ブルーになっちゃったのかなあ…

とか、思いました。ご冥福をお祈りします。


トンデモ話ですが、

平田篤胤の弟子だとも、篤胤の養子、鉄胤の弟子だともいう、『青山景通』という国学者がおられまして、



『青山景』と『青山景通』って、似てると思います。



今の岐阜県中津川市苗木(ムー読者なら、『鮒岩』でご存知でしょう)に、『苗木藩』という藩がありまして、青山は、そこで『廃仏毀釈』『排儒』を推進したそうです。

『儒教』も排斥しています。

日本の儒教の聖地に『湯島聖堂』がありますが…


『よいこの黙示録』で、担任の先生が『湯島先生』


教祖になる少女が『森さん』で、『苗木』を育てると『森』になるというのはコジツケが過ぎるかもしれません。

しかし、『青山景通』と一字違いで、『湯島』なんて苗字を敢えて引っ張るあたり、『平田神道』とかに興味あるのかなあ?

とか思っておりました。宗教を作るって漫画でしたし。


黒幕が『伊勢崎』というキャラで、


京アニ『日常』の聖地が『伊勢崎』

石黒正数先生『それでも町は廻っている』に『伊勢崎』というキャラ登場
(メインキャラじゃないのに、青山先生が亡くなったのの直近の号には出てます)


最近、『伊勢崎』が目に付いていたので、不思議です。

『日常』も、商業的には失敗だとか言われて、敢えて『伊勢崎』を強調するために作ったのなら納得ですし。

いや、なぜ『伊勢崎』かは知りません。

石黒先生の直近の『それ町』に『伊勢崎』さんが登場していて、

蛍ちゃんというクラスメイトの『転校』の話なんですけど、
(竜騎士07先生『ひぐらし』の『転校』じゃないですけど)

『よいこの黙示録』で、奇跡の一番目が『蛍』なんですよね。偶然は不思議。


青山先生、『狛江』にお住まいだったんですけど、ここで、最近『狛江』周辺をコジツケしていたので、

偶然は不思議です。


さがら総先生『変態王子と笑わない猫』(作画カントク…竜騎士07先生の『ひぐらし』にも『カントク』登場してましたね)

で、昔洪水があった、と設定されていて、『狛江』が多摩川水害で大変だったのは有名。

あ、さがら先生、『NTTプロジェクト』は面白かったです。





『SOS団』部室への侵入方法…『福岡伸一』ネタ?

2011-10-24 15:11:50 | 涼宮ハルヒの驚愕
福岡伸一先生の『生物と無生物のあいだ』(講談社現代新書2007年)を読んで、



『細胞内小器官』の内部は、『細胞の外部』に等しい



という指摘に、目からウロコが落ちた気分でしたので、引用できてよかったです。

勝手な要約ですけど、古泉が、



既に『宇宙人』『未来人』『超能力者』といった存在の力が充満してるから『SOS団』に侵入が困難だ、



というような説明するのを読んだときは、



各勢力間の『均衡』が破れた場合に、外部の侵入が可能になるのではないか?



と思ったのですが、福岡先生の指摘で、



『団員の内部』は『SOS団の外部』なので、『団員の内部』に潜入しておけば侵入可能なのでは?



と、第二の侵入方法を想定してみました。

『驚愕』で、キョンが、



『ゴルジ体の直径』



の話を唐突に持ち出したので、いつも通り、



『ノイズ』『違和感』は、谷川流先生からのメッセージのシグナル



だろうという訳で、

『細胞内小器官』ネタで、私が最近読んでいた『福岡伸一』ネタにコジツケ可能な箇所があっただけですが、

まあ、谷川先生、



『内の内は外』ネタ



使ってらっしゃるかなあ?とか思いました。

『涼宮ハルヒの陰謀』(スニーカー文庫2005年)の『鬼は外』を言わない云々で、『内/外』ネタは暗示されてたかも。


蛇足1。

福岡先生の少年時代は、千葉県北部で過ごされたようですから、ご当地ネタなんですけど、

京都大学出身だそうですから、ヤマカン監督と繋がってくるのが世間は狭い。

ただ、私の高校のときの生物の先生が、京都大学は『今西錦司』先生という反ダーウィニズムの旗手がおられて、


『棲み分け』理論


を提唱しておられる、という話でした。


『ダーウィン』の『競争』重視は、乱暴な『西洋キリスト教文明』の誤り

たおやかな『棲み分け』理論こそ、西洋の限界を超克する未来の希望

日本が世界に誇る独自科学(なんだか、韓国や北朝鮮の科学みたいですね)


などと、学問分野以外で政治的に利用されていたらしく、

まあ、



『自然マンセー=多神教マンセー=神道+日本仏教マンセー=一神教、特にキリスト教はアホ』



という最近のスピリチュアルバブルに、理論武装させる思想かも。

今ならトンデモに分類されてるかもしれませんが、福岡先生、今西先生を尊敬なさっておられる様子ですので、

福岡先生の著作も、専門の実験の部分以外の、『生命観』や、『進化』の解釈の部分は、

単純に信用しないように読まねばならないかもしれませんね。


『京都』の知的世界で、結構最近までナショナリズムで歪められたトンデモが支持されていたらしい、ということは、

『京都アニメーション』の『神社』描写、神道系トンデモの挿入、といった作品の傾向と関係があるかも。

『生命観』って、宗教の重要な要素ですから、変な生物学が支持されてるってことは、宗教的な土壌があるってことだと思います。


ナンシーストーカーによれば、江戸時代の国学の農本主義の伝統で、

大本教や世界救世教といった神道系新宗教は『微生物農業』『自然農法』に熱心だそうですし、

大本は京都の綾部発祥ですから、京都には潜在意識に国学的生物学があるのかもしれません。


父が、若いころ農業やってたとき、共産党がミチューリン農業協会とかいうスターリン主義農業、ラマルキズム団体で農業の赤化を進めていたのですが、

『木原均』先生というダーウィニズムの方が、真っ向から共産党の非科学性を非難して、日本農業の進歩を擁護した話は聞いていましたが、

この方、北海道大学に縁があったそうで、たしかに、北海道では今西マンセーは無かった記憶があります。
(ただ、教鞭とってたのは京都大学だったそうですから、今西学説には敗北していたってことでしょうか…)

木原先生にお会いしたことがあるというお婆さんが、『お百姓さんが作ったものを残せないから』、と野菜の屑も残さない方でしたよ、

とおっしゃってました。
(本人が、講演会とかで宣伝していないので、単純な『知識人の庶民のフリ、貧民擦り寄り』って偽善だけじゃないのかもしれません)



蛇足2。

スピリチュアル、多神教マンセーは、普通、『神社神道』の底にあるものを『多神教』と同一視していると思います。


伊勢神宮を頂点とする神社本庁は、全国の神社の90%以上を傘下に置いておりますが、

教義は無いが、天皇陛下への国民の忠誠心を教育してゆくことが組織の運動方針であると明言しておられるそうで、

島薗進先生は、神社にお参りする人の大半は、『ご利益』のためで、『皇室への忠誠心』から祈ってはいないだろうから、

神社と参拝客の意図には齟齬があると指摘しておられます。


パワースポットだと宣伝してる神社も、お参りさせることで、天皇陛下への忠誠心を国民に教育したいのが本心なわけで、

本心を隠して、癒しだの、健康だのを押し出してるってことは、



正直に天皇陛下に頭を下げろって言ったら、日本人の大半は反発して、そっぽを向いてしまう



と神主すら思ってるわけですね。

『陛下への忠誠心で頭下げるべき』と心の底から思ってるなら、

『ご利益があるから』などと交換条件を出さずに、



『何の得にもならなくても国民なんだから神社に来て頭下げろ』



とだけ言うのが神道の称揚する


『なおきこころ』


だと思いますので、



ご利益で釣って、頭下げたら、知らないうちに陛下に頭下げてることになってる



という形でうまくやってるつもりが神社の正体なら、

それは堕落であって、これが日本の忠臣なら、なんだか天皇陛下が可愛そうですね。

まあ、『国乱れて忠臣あり』という中国人(シナ人って書いた方が呉智英先生とか喜びそうですけど)

の名言を信じるなら、平和で良い時代って証拠ですが。
(勝手な決めつけすみません…)



蛇足3。

そういえば、青木さんにポテトさんの運転する車で湯涌温泉に案内していただいた折、

『花咲くいろは』(P.A.WORKS)登場の池が、宋美英さんだかが『パワースポット』と賞賛していて、

『働く女性に是非来て頂きたい』

とか言われちゃってる池だと知りました。


『いろは』EDで『スフィア』が歌ってる歌にのせて、『池』が登場してましたが…、

『スフィア』だと、豊崎さん、寿さんで京アニ『けいおん』の『北野天神』『許波多神社』、

高垣さんから『世紀末オカルト学院』(A-1Pictures)の『皆神山神社』に繋がりますし、

戸松さんから『かんなぎ』(A-1Pictures)『猫神やおよろず』(AIC PLUS+)の神道ネタにつながります。

『STARDRIVER』(ボンズ)でも、戸松さん『気多の巫女』やってましたし、『皆水神社』(記憶曖昧…)とか出てきてました。


『岡田磨里』先生繋がりでも『いろは』の『稲荷神社』『ぼんぼり祭り』、

『あの花』(A-1Pictures)の背景に映り込んでる『秩父神社』、といったところに繋がります。






本題、

『ミステリックサイン』で、団室にネット環境ができた時点で、

セキュリティをすり抜けられれば、侵入可能な環境になってるともいえるわけで、

機本伸司先生『神様のパラドックス』(ハルキ文庫2010)がネタにしていた、


『量子コンピューター』


の計算能力なら、コンピューターセキュリティの素数暗号も解読できるかもしれない、

という話があるので、前に、



『量子コンピューター=Qコン』=『九曜さん』?



というコジツケもやってましたが、これが第三の侵入経路かも。

ただ、古泉の言う状況がある限り、頑張っても卓上の端末までしか侵入できないでしょうが。

まあ、同じ『端末』でも、『長門』に侵入できてれば、『観察』は可能でしょうし、

うまくすれば、環境への働きかけも可能かもしれません。




『驚愕』で、ハルヒと佐々木さんの『閉鎖空間』を混ぜた空間で、


藤原、橘、九曜、


が『SOS団』部室に侵入を果たしていたので、これが第四の方法かと。

『閉鎖空間』には古泉=超能力者は結構普通に入れているようですから、

『超能力者』の内部に潜入していれば、佐々木団同様に入れそうですし、

古泉に憑依していれば、閉鎖空間外でも、堂々と侵入可能かと。

古泉を操れるなら、環境に操作可能ですし。



『憂鬱』のラストの閉鎖空間では、



『宇宙人』は入れず、短時間、『パソコン』を通じて情報だけをやり取り

『超能力者』は、複数人の力を集めてようやく光の形でのみ入れた

『未来人』は『超能力者』に伝言託すだけ



という感じで、外部の侵入を妨げる筈の諸『力』が制限されていましたので、

『閉鎖空間』内の『SOS団』部室には、外部の侵入が可能な環境があるのかもしれず、

これが『驚愕』での佐々木団の入室の伏線だったのかもしれません。



『閉鎖空間』も『SOS団部室の外部』



ということで、第二の方法のバリエーションかもしれませんが、



『外の外は内部』



という、谷川先生の『遊び』かもしれません。

そういえば、『雪山症候群』で、『トポロジー』ネタ振っておられましたね。



蛇足4。

『TIGER&BUNNY』(サンライズ)、

『夏目友人帳』(ブレインズベース)、

『日常』(京アニ)で神社破壊シーンがあると書いてましたが、

『BLOOD-C』(Production.I.G)も最終回で神社壊してました。


サンライズは、鳥居出まくり、なにやら『多神教マンセー、キリスト教悪』的な『ホライズン』やってますし、
(いい感じの姉弟登場するので、好きですね)

ブレインズベースは『かみちゅ!』『神様ドォルズ』で、神道ネタ振ってました。



前述の『ボンズ』は『鋼の錬金術師』アニメ化してましたが、本編でも、主人公の錬成のときの『拍手』が、


『神に祈るみたい』


と言われてました。

しかも、弟の魂を鎧に結び付けてる『多角形』の紋が、

『無極庵』さんが紹介していた江戸時代の神道系の偽書『ホツマツタエ』にある図形に似ております。

図形の中心に、渦巻き模様があるところまで同じ。

荒川先生、『ホツマツタエ』に関心があるのでしょうか?


神道系新宗教には農本主義的傾向がある、と前述してましたが、荒川弘先生、『銀の匙』という農本漫画描いておられましたね。

『鋼の錬金術師』で、


『アメ野郎』と仇名で呼ばれる国が、イスラムっぽい一神教の国を侵略していて、

信頼できる味方が『中国』っぽい、


という、反米親中っぽい雰囲気。しかも、一神教はあんまり肯定的に描かれてません。

『農本主義』『ホツマツタエ』『一神教にマイナスイメージ』…


『多神教マンセー、キリスト教はダメ』


と同時代性が…


荒川先生と同じ北海道出身の鳩山由紀夫議員の、


中国と仲良くして、アメリカと対立


というのにも近いです。同時代性?


大本教の分裂の原因のひとつは、親中派の追い落としがあったようですし、

ワールドメイトの深見青山先生は、中国の紅卍会に接触してらしたそうですし、中国の大学で学んでます。

復古神道の中でも、平田篤胤は晩年、道教を研究してましたし、それを継いだ『宮地神仙道』はかなり道教の影響があります。

宮地巌夫によれば『物部神道』に由来するという『ニギハヤヒ神道』は、『宮地神仙道』の道教概念を神道概念に翻訳してるため道教色が見え辛い様ですが、

道教をカットしたわけでは有りません。


老子に多く学んだという、松岡正剛先生が、千夜千冊で、関裕二先生の物部氏関連の本を引用して、ニギハヤヒを熱く語っておられるのも、

源流を同じくする概念同士、惹かれるものが有るのだろうと思います。

梅原猛先生によれば、自宅近所の、ニギハヤヒの別名という『天照御魂』を祀る神社は在日の方の尊崇を得てるそうで、

朝鮮文化も、韓国国旗に明らかなように道教と無縁ではないですから、これまた、

源流を同じくするもの同士、惹かれるものが有るのだろうと思います。



そういえば、尊皇攘夷の国学や、縄文からの伝統を神道に見る方々も、漢字はOKみたいですから、

どうも、『神道』には、中国の匂いがしますね。

日本中の猿田彦神社の総本社、三重県の椿大神社の、猿田彦の墓は『土公神陵』ですし。中国っぽい。

白山姫神社の宝物館にあった、江戸時代の白山信仰の掛け軸型の本尊は、『鎮宅霊符神』=道教の玄天上帝でしたし。

全国の白山社のいくつかは、元はこれかもしれません。
(梅原先生、白山信仰は縄文以来の信仰ではないかと書いておられますが…中国に残る石器時代の伝統かも?)


平田篤胤が教義確立を支援したという『伯家神道』は神祇官の長で皇室の儀式を司る白川伯王家の神道だったようですが、

『丹田法』があったそうで、神祇官のトップや、皇室の祭祀すら道教が影響していたってのも凄いです。

これに関与したことも、平田篤胤の道教研究に影響したかもしれません。


道教→修験道・陰陽道・密教への道教の取り込み→神祇官の伯家神道への影響→平田神道への影響→宮地神仙道→ニギハヤヒ神道


って感じでしょうか…

伯家神道には、金光教、禊教が弟子入りして学んでいたそうですし、大本教の出口なおは一時、金光教にいたことがありますから、


伯家神道→金光教、禊教、大本教


という道教の影響もあると思われます。


修験道の祖、役の小角は、中国で言うなら『仙人』ですから、修験道に道教が影響していた可能性は大で、

偽書ホツマツタエを書いた井保勇之進は、山伏だったという可能性があるそうですし、

教派神道の御嶽教は御嶽講、丸山教、實行教は、富士講の系統ですから、これらに道教が影響してる可能性は大。

『宮下文書』を伝える『阿祖山大神宮』は富士崇拝の神社ですし、宮下文書によれば、富士の裾野を開拓したのは

『炎帝=神農皇帝』だそうです。

宮下文書を神代文字から漢字に書き直したのは『徐福』だそうで、中国の匂いがぷんぷんします。


偽書竹内文書の竹内巨麿は、御嶽教の説教師だったことがあるそうで、

出口王仁三郎も御嶽教に居たことがあるようです。

王仁三郎が『旧事紀』を重視したのも、物部神道の『道教』色と、修験道系の道教色が惹かれ合ったとか?



そもそも、近世の排仏の傾向が出るまで、神仏習合が神社を形成してきたわけで、密教系の両部神道、山王神道なんてのが有ったんですから、

坂出祥伸先生が歴史読本『論点日本宗教秘史』(新人物往来社2006)で書いたように密教に道教が影響しちゃってたら、

神道に道教が影響していると考えるのが自然かも。


そういえば、神道・神仙道啓蒙瓦版という活動をなさっておられる方の記事に、明治時代に宮地巌夫が書いた小論が引用されていて、


『二拝、二拍、祝詞、二拍、二拝』


という拝み方が普通、と記されておりました。
(神主の拝み方ですから、『拝』は、一般人は『礼』であろうと思われます)

宮地巖夫は、宮地神仙道の中興の祖とも評される方だそうですから、『拝』『拍』が、

道教的にふさわしい拝み方だということなのだろうと思います。

東アジアスタンダードの、中国文化、『道教』に支持されるなら、神道、結構グローバルスタンダード狙えるかも?


『二礼二拍一拝』


に『道教』から援軍ですね。

荒川先生が拍手と親中を両方とも『鋼の錬金術師』でやってるのも納得ですし、

深見青山先生が親中+神道なのも、理由があるのですね。

これなら、竹田恒泰先生や神社本庁が、『二礼二拍一拝』を宣伝するのもわかります。



本題、

『神人』に知恵ついたのは、古泉が言うようにハルヒの閉鎖空間の進化ではなく、



佐々木さんの閉鎖空間を混ぜたからってだけじゃないのか?



という知人の指摘をもっともだと思いました。

だから、喜緑さん、朝倉さん、長門も、閉鎖空間に入れてたんだと考えれば納得できますね。



長門さんが、だんだん感情が芽生えてるように見えるのも、



単に、何かに寄生されてるからそう見えるだけってのが



というのがここでのトンデモコジツケでしたし。同じこと。

『ワンダリングシャドウ』で、既に、人類の精神が寄生生命体である可能性が谷川先生ご自身によって

示唆されてましたし。

谷川先生、ブラックユーモアお好きな方だと思いますので、この可能性はゼロにしないでラストまで維持するかもしれませんね。

















小説の中の話でなければ世界の危機ですね!?…『OZ』ネタの元ネタは平田篤胤『久延毘古祭式』?

2011-10-10 03:43:11 | 涼宮ハルヒ
前に、

『ハルヒ』世界の『閉鎖空間』という設定、

『憂鬱』『消失』『雪山症候群』『ハルヒ劇場』

という『脱出』『帰還』ネタの反復から、


『SOS団』は、気付かぬ内に『本来の居場所』から退けられていて、今後は、


『元の居場所に帰還する』


という展開になるのかも?という今後の展開予想から、

『ハルヒ』と『OZの魔法使い』の当て嵌めネタのコジツケをして、



『エメラルドシティ』=『喜緑江美里』の支配する西宮?

『ハルヒ』=『ドロシー』

『キョン』-『トト』

『古泉』=『臆病なライオン』

『長門』=『頭の悪い案山子』?『心の無いブリキの樵』?

『みくる』=『心の無いブリキの樵』?『頭の悪い案山子』?


などと当て嵌めて、


『消失』以降の事件、『分裂』『驚愕』の『黒幕』は『喜緑さん』?


などと勝手な妄想をしておりましたが…
(案山子と樵はどちらにも当てはまるので、好い加減な当て嵌めでしたが)




古事記に登場する『久延毘古』=『山田の案山子』について、

学研『ムー』で、加柴信英さんが書いておられた記事に、


『平田篤胤』が『久延毘古』を重視していた


ということが書かれていたので、

『OZ』ネタと、『平田篤胤』ネタが、『案山子』でコジツケ可能になりました。


『ムー』の記事ですから、



『久延毘古祭式』=『現世』と『幽冥界』を結合して『幽冥界の神=大国主』のパワーを現世に噴出させる秘儀

『久延毘古祭式』で、『幽冥界』と『現世』の交流する『超古代文明』が復活する

『超古代文明』の復活で、『日本を中心とする超世界文明』が成立する



とかいうトンデモネタなんですが、面白けりゃ良いので、この解釈を採用しております。

しかし、1980年代は、日本がアメリカを追い越すとか言われていて、トンデモネタも元気が良いですね。




蛇足1。

清風道人先生の紹介している平田篤胤の『久延毘古』の儀式は、



本に書いてない知識を得るために、久延毘古を呼んで、聞きたいことを聞く



というもので、



霊界『WebQ&A』に質問して、カリスマ回答者『久延毘古』に答えを教えてもらう



という、最近問題化した『京大受験生カンニング』方法のオカルト分野での江戸時代版だと思われます。
(勝手な決めつけすみません…)


清風先生の解釈によれば、平田篤胤の久延毘古の呼び方は、祭壇に据えた『幣』に憑依させるという方法だったそうで、

加柴さんの記事だと、篤胤は



『自分自身を久延毘古にする』



と言っていたそうで、自分自身を神の憑依する『物実(モノザネ)』とする儀式だったような書き方ですね。

『チャネラー』ですか?



蛇足2。

ナンシー・ストーカーは、『出口王仁三郎』(原書房2009)で、幕末の国学が、

1872年の『神祇省』廃止、

1875年の『大教院』廃止

による『祭政一致の理想』『神道国教化』の失敗といった流れを通じて沈滞化したというのは一面的見方で、

『大本教』のような神道系新宗教にその伝統は生きていた、と書いております。


前に紹介した戦前の『矢野祐太郎』(1881~1938)の『大宇宙史』や、

『荒深道斉』(1871~1949)の『神代』の研究(「忍日伝天孫記」)が、

チャネリングで古代史を知るという方法論だったということは書きましたが、

矢野は大本教に入信していましたし、

荒深は大本教を脱退した友清歓真から鎮魂帰神法を学んだようです。
(本田親徳の弟子、長沢雄楯の弟子、若林耕七から学んだという説もあり)

平田篤胤の『久延毘古』を呼んで、情報を得る、という方法に通じますね。



松岡正剛先生が、『千夜千冊・遊蕩編1047夜』(2006)で、津城寛文の紹介をしつつ『鎮魂帰神法』の伝統を、


本田・大本系:出口王仁三郎(大本教の理論的指導者)岡田茂吉(世界救世教開祖)谷口雅春(生長の家開祖)

独立系:川面凡児、宮地水位(宮地神仙道開祖)宮地巖夫


に分けていますが、



星野輝興(宮地巖夫の弟子)によれば、このうち、宮地巖夫は、


『平田篤胤の最終目的は古史伝』


という平田鉄胤を批判して、


『平田篤胤の最終目的は久延毘古の伝』


と主張していたそうです。『ムー』の加柴さんは、この系統の説ということになるでしょうか。



松岡先生によれば、川面の『禊行』は『大政翼賛会』(1940~1945)が国民的儀式として採用したため、

日本中の神社神道に影響を与えたそうで、

大本教が弾圧されたのと対照的ですね。


松岡先生、現在の神社の儀式にも、川面の儀式は残っていると指摘しておりまして、

たった5年『大政翼賛会』が後援したっていうのがいまだに大きいんですかね。


竹田恒泰先生の論証によれば、現在の日本にまで縄文文化はしっかり残っているそうですから、

たった5年の『統制主義』の権威付けで、『縄文時代から神道はこうでした』って顔をするようになるってのは『縄文文化』なのかも?



蛇足3。

山本ひろ子先生の『異神』上(ちくま学芸文庫2003)第1章『新羅明神』で、

858年、唐から戻る円珍と共に九州に上陸して、比叡山に到来してから、1052年まで、新羅明神を祭る儀式が判らないので、

儀式が出来ないでいたのが、

宋の商人に教わってようやく儀式が出来た、という記述があり、


ナンシー・ストーカーによれば、

明治維新以後、1876年の世襲社家の廃止で伝統儀礼が途絶え、素人が神主に成りすましていた神社が、

生活の苦難と闘うために具体的な神道儀式を実践したい人々のニーズに対応できず、

大本教の儀式教授が需給ギャップを埋める効果があった、

ということだそうですが、


『儀式』がやりたいけど、やり方がわからない、という需給ギャップは平安以降、変わらずに起きている問題のようで、

川面凡児の『禊』が、明治以降の近代の矛盾に直面した大衆の『儀式のニーズ』に応えるものであったのは確かだと思います。
(北海道の西野神社の田頭宮司によれば、戦前は、祝詞が読めるくらいで誰でも神主になれていたそうです)


松岡先生の文は、


『シャーマニズムが今日の日本の神社のそこかしこでも近代的に継続されているというふうには、ふつう思わない』

『そうした見方をいっさいしないようにしたとたん、むしろ日本は奇怪なオカルティズムに犯されることになるのである』

『じっくり考えなおすべきことだろう』


という感じで締められておりますが、『近代的に継続』というのがここでは、


『川面凡児の禊が大政翼賛会のパワーで全国の神社に』


という事態を指しているのだろうと思います。


そうはいっても、

祈りは祈りたい人にとって切実な問題ですから、大政翼賛会のもたらした儀式であってもかけがえの無いものなのだと思います。



蛇足4。

秋元康先生、『けいおん』の山田尚子監督、『カオスラウンジ』の黒瀬陽平先生に縁が有る『京都造形芸術大学』の

鎌田東ニ先生が、平田篤胤のチャネリングについて書いておられて、



吉田神道の『神=宇宙存在』という『存在論』



に対して、



平田篤胤の『神=自分』という『認識論』



という進歩を見ておられるようですが、これ、



古代ギリシャとかの『存在論』から、近代の『認識論』へ、



という西洋哲学史の当て嵌めかも。


ただ、鎌田先生の引用した道元『正法眼蔵』によれば、神道側は、



『わが身うちにひとつの霊知あり、かの知、すなはち縁にあふところによく(略)是非をわきまう』



と主張していたそうで、

鎌田先生によれば、この『霊知』が『神』だというのが吉田神道の立場らしい。


…これって、


『自分=神』


って立場とほとんど変わらないと思うのですが。

まあ、

BC400~BC100の上座部仏典に、既に、仏陀が、『自分の中で二つのアイディアを戦わせること』を、



仏陀 VS 神・悪魔



として象徴表現しております。

井上堅二先生の『バカとテストと召喚獣』(ファミ通文庫)の


『天使VS悪魔』


の元ネタは2000年以上の伝統があるのですね。
(縄文文化には到底敵いませんけど)


平安末~鎌倉時代の吉田神道の


『わが身うちにひとつの霊知』


の元ネタは1300~1600年前の仏典?



そこまで遡らなくても、

『天台宗』の『本覚思想』ですか、13世紀に


『凡夫本仏論』


とか言って、


『私=仏』


みたいな発想は有った訳ですから、神仏習合に影響されてる吉田神道が、



『私=神』



と発想するのは時代の趨勢ですよね。

『正法眼蔵』の成立が1231年~1253年ですので、まさに13世紀。

平田篤胤(1776~1843)の500年前に、すでに、


『私=神』


という発想は登場しております。

平田篤胤は、吉田神道を『俗神道』と批判したそうですが、悲しいかな、

神仏習合を血肉にした日本の伝統を共有する、同じような典型的日本人の神観です。
(竹田先生の説で行けば、縄文文化かも??)


漫画やアニメに、『大本教』や『天理教』の教義に似たところがあると、


『そういう宗教ネタが好きなスタッフが製作者におられるんじゃないか?』


と短絡的に議論を飛躍させるトンデモ好きから見ると、

鎌田先生が、



『吉田神道=存在論的神』→『平田神道=認識論的神』



という推移を看取してしまうのは、西洋思想史の『存在論→認識論』図式を素朴に信じすぎだからじゃないかな…

とか、好い加減なことを考えてしまいます。すみません。



本題、

『幽冥界と現世の結合』『幽冥界の神のエネルギーを現世に噴出させる』

ということから、谷川流先生の『絶望系閉じられた世界』(電撃文庫2005)の、



この世を『地獄』にすることで、『死』はなくなり、全人類が平等に『絶望』した、『永遠の平等社会』が到来する



という展開を思い出しました。

谷川先生、加柴さんの記事を読んでおられたかもしれませんね。
(宇河弘樹先生の『朝霧の巫女』も、加柴さんの記事から着想?)


大槻ケンヂ『新興宗教オモイデ教』にもインスパイアされてるかもしれませんが…



挿絵担当の『Gむにょ』先生がデザインなさった、


『死神・熊野イズモ』


が大好きなので、登場させられて良かったです。喋り方も好みです。
(谷川先生、本当に幼女好きですね…)



出雲大社社誌で、『鬼門がなくなる出雲屋敷』という宣伝を目にして、


赤沢文治(金光大神)の『金光教』、

出口なおの『大本教』


の、『艮の金神』は善神であるという教義との影響関係を想像しました。


蛇足5。

染屋カイコ先生『かみあり』(一迅社)の、『悪魔がいいヤツ』というのもこういう教義の影響かもしれませんね。


松岡先生の、


『シャーマニズムが今日の日本の神社のそこかしこでも近代的に継続されているというふうには、ふつう思わない』

『そうした見方をいっさいしないようにしたとたん、むしろ日本は奇怪なオカルティズムに犯されることになるのである』

『じっくり考えなおすべきことだろう』


という主張は、

桜庭一樹先生『GOSICK』(アニメ制作ボンズ)の、アルベール・ド・ブロワ伯爵の陰謀や、

『モンストルシャルマン』云々を想起させ、桜庭先生や、岡田磨里先生、松岡先生と同意見なのかなあ?とか思いますが、



染屋先生の描く『神になれなれしい・悪魔も恐れない=日本人は宗教的に寛容で良い』というのは、

『そうした見方をいっさいしないようにしたとたん』に相当すると、松岡先生なら思いそうですし、
(桜庭先生や岡田先生なら、モンストルシャルマンの復活に対応すると思うかも?)



『自動車を運転するときにふざけていれば、自動車事故で人を殺す危険を回避できる』



と言ってるに等しいような気もしますが、

まあ、三島由紀夫先生の『フィクションは自由にするべき』という意見に私は賛成ですので、アリだと思います。

編集さん等関係者に宗教オタクがいらっしゃるんじゃないか?なんて妄想できる作品なんて、トンデモ好きにはたまらん宝です。



本題、

ここでは、『絶望系』をコジツケしたので、



『鬼門が無くなる=家自体が鬼門になる』?

『家レベルでの久延毘古祭式』?


と、トンデモ解釈しました。すみません。


『出雲屋敷』の元ネタも平田篤胤の『久延毘古祭式』(加柴さんの解釈するような)なのかもしれませんが。


谷川先生の作品は、



読者が読み取ってるのは表層だけ、裏では全然違う事が起きてるかもしれない、



という不安が付き纏うので、ハルヒが将来的に大団円したとしても、



『本当は、この世が地獄になってました』



という裏がありそうな気がしております。
(なんだか、竜騎士07先生の世界観みたいですね)


大本教の『鋳型の思考』=神のコスプレして芝居すると神を動かせ、未来を思い通りに出来る?


という思考を、古泉が実践してるんじゃないか?というネタは書きましたが、

谷川先生が、『この世を地獄に』という作品を、『鋳型の思考』で書いておられた場合、

結構、今後の我々の人生はスリリングな展開ですよね。


蛇足6。

文化庁の、国際共同製作映画支援事業の第一回目に、

『Blood-C』(Production.I.G)

『グスコーブドリの伝記』(手塚プロダクション)

が選ばれましたが、『グスコーブドリの伝記』は、『グループ・タック』が製作するはずだったそうで…


『Production.I.G』って、『京都アニメーション』が支援して成立したんでですね。

平田篤胤の『勝五郎少年転生』研究の舞台になった『程久保』がなぜか舞台になってる『もしドラ』の製作に参加してますね。


もしドラ原作者『岩崎夏海』先生は、AKB48立ち上げに関与した方だそうですが、秋元康先生は、『けいおん』の山田尚子監督の

母校、京都造形芸術大学の副学長。



『あたしンち』の母のキグルミと、『クレヨンしんちゃん』のキグルミが、静岡で共演、という企画があったそうですが、


『クレヨンしんちゃん』は、『Production.I.G』が制作に参加

『あたしンち』製作には、『グループタック』『アニメーションDo』が参加


『Production.I.G』は、京アニが設立に協力、『アニメーションDo』は京アニの系列企業で、ハルヒの池田晶子監督も幹部に就任。


『グループタック』って、大川隆法総裁の、『太陽の法』『黄金の法』『仏陀再誕』作ってましたね…

で、『グスコーブドリの伝記』作れてたら、京都アニメーションと縁のある会社が2本ともやってたことに…。

てゆーか、京アニって、『虫プロ』の下請けから身を起こした筈だから、今回『手塚プロ』がやってるてことは、結局、

京アニに縁がある企業が、文化庁から税金を引っ張れたって事になりますね。



『静岡』といえば、京都造形芸術大学OBという黒瀬陽平(カオスラウンジの理論的指導者)の支援者、

東浩紀先生が3月の地震のときに避難した土地。


『静岡』には、伊豆の国市立花に、『ワールドメイト』の本部があるそうですが、『タチバナ』といえば、

『あたしンち』の母は『立花』。

『ワールドメイト』の出版社は『たちばな出版』。


タチバナといえば、

夏コミで起きた『偽札』事件で、2日目に『5000』、3日目に『10000』『5000』が発覚したという噂がありますが、

『5000、15000』の頭文字をとると『5、15』、

1932年の『515事件』に参加した民間人に『橘孝三郎』という方がおられますね。


この方の同志に、1961年に『三無事件』というクーデター未遂事件を起こした『三無塾長・川下佳節』『池口恵観』という方が居られますが、

川下先生は千葉県市川市の元市会議員、(市川市って、平野綾さんに縁が有る周防さんのお父上の出身校がある街)

池口先生、弟子が『角川春樹』『劇画村塾塾長・小池一夫』、NASAはUFO情報を隠してる説の『コンノケンイチ』、

という話なんですが…本当なんでしょうか??




























津波の原因は『平将門』+『安徳天皇』=『周防九曜』さん!?…『涼宮ハルヒの驚愕』トンデモ解釈

2011-10-05 02:46:53 | 涼宮ハルヒの驚愕
水戸黄門は、将門の怨霊を封印しようと努力なさったのですが、

今回の震災が将門の怨霊が原因だとした場合、


『水戸黄門の敗北』


だろうと思います。

TBSは、『けいおん!』をやってたテレビ局で、

ここでコジツケしたような『トンデモ』が許容されていたとしたら、

TBSには相当、迷信深いスタッフが居られるかもしれないので、

勝利した将門が怖くて、水戸黄門を打ち切りにしたのかもしれない…

などと勝手にコジツケしております。すみません。




蛇足1。

近所に、『八幡薮知らず』という葛飾八幡の放生池の跡ではないかといわれる竹薮があり、


水戸黄門が平将門の怨霊と対決した

水戸黄門が平将門の部下の怨霊と対決した


等と言われているので、今回のTBSの『水戸黄門』打ち切りは

『ご当地ネタ』

でもあります。


しかし、よりによって、『コミケットスペシャル』が『水戸』で行われたら、

『水戸黄門』打ち切りって…『一勝一敗』って感じですよね。


やまむらはじめ先生原作・岸誠二監督『神様ドォルズ』(アニメ制作ブレインズベース)の舞台も、

『茨城県』だそうですが…あれも、『邪神』(?)復活阻止ネタっぽいですよね。

同時代性??

主題歌は大好きです。


『ブレインズ・ベース』って、『かみちゅ!』『夏目友人帳』の会社でもあるんですよね。

『神道ネタ』『民俗ネタ』好きなスタッフがおられるんですかね?

『猫神』好きはおられそうですが。ククリにもネコミミついてるし。

シリーズ構成の『上江州誠』先生、

『うたわれるもの』『天体戦士サンレッド』『これはゾンビですか』『刀語』の『シリーズ構成』なさっておられて、

前に、『ミイラ』『天体』『プリン』から、『ワールドメイト』に、『梅鉢紋』から『天理教』にコジツケした作品に関っておられるんですね…

(うたわれは、天理+大本を主張した三雲神示ネタでコジツケ。これも邪神復活ネタでしたね)

偶然は面白いもので、『ワールドメイト』の『みすず学苑』のポスターで、『狼男』『ドラキュラ』『ミイラ男』は登場してるのに、

『フランケン』はいないなあ…と思っていたら、

上江州先生、2009年に『木々津克久』先生原作『フランケン・ふらん』のドラマCDの脚本なさってますね。

『フランケン』もコジツケできました。



本題、NHKが『平清盛』をドラマ化するのは、

清盛の先祖、『平貞盛』が将門を鎮圧した男だという点に注目するなら、


『NHK、将門を封印するつもりか?』


という感じですが、

清盛の孫、『安徳天皇』が、壇ノ浦で平家一門と共に水死して、


『水天皇=水天』


になったという伝説に注目するなら、


『今回の津波の原因は「安徳天皇=水天皇」の祟り?』


とも考えられて、その場合、


『NHK、安徳天皇の祟りが怖くて、媚びてるのか?』


という感じです。勝手な妄想、コジツケ、すみません。



『安徳天皇』といえば、馬場さんにお借りした、『諸星大二郎』先生の『海竜祭の夜』の、



『体はウツボ(海蛇?)、顔は童子』



が、強烈なインパクトなので、引用しました。



『安徳様、お許しください』



さて、


『水天』の元ネタは、アーリア民族の最高神『ヴァルナ』

『ゾロアスター』教では『ヴァルナ』は、最高神『アフラ・マズダ』

インドでは『最高神』の属性は『ブラフマン=梵天』に譲り、
『冥界の王・ヤマ=閻魔大王』に『司法神』の属性を譲って、『水神』に特化

『神道』では、最高神『天御中主』と同一視

死んだ安徳天皇が『水天皇=水天』になったという伝説がある


という『水天』の歴史を見ると、今までここでコジツケしてきた諸々が繋がってきます。



『消失』で。キョンが『ゾロアスター』に言及しておりますし、



『天台密教』では、


『閻魔大王=大黒天=地蔵』


で、『驚愕』でキョンが『大黒』について言及しておりますし、

『分裂』で、キョンは『周防さん=笠地蔵』と形容しております。



『陰謀』で登場した『鶴屋山』の元ネタ、『甲山』を開山した『如意尼』は、丹後の『籠神社』の神主の娘で、

『籠神社』の祭神『豊受大神』は、『度会神道』で『天御中主』。


周防さんの元ネタではないか?とコジツケした『周防内侍』は『桓武平氏』で、『安徳天皇』の祖父は『平清盛』。



…『周防九曜』さんで、

『ゾロアスター』『桓武平氏』『平将門』『平清盛』『水天皇=水天』『地蔵=大黒天=閻魔大王』

『天御中主』『豊受大神』『籠神社』『如意尼』『甲山』

といった、ここでコジツケして来た諸々が繋がります。


周防さん=閻魔大王+水天(天御中主=最高神!)


ということで、『ヴァルナ』の失った属性が回復されちゃってるのが面白い偶然。
(谷川先生が意図して書いてらっしゃった可能性も有りますが…)


今回の津波が『水天皇』の祟りだとトンデモコジツケした場合、


『周防さん=水天皇』

『周防さんが原因で水難が起こる』



は、2007年時点で可能なコジツケですから、

谷川先生がアカシックレコード(ダンタリアンの書架でも可)にアクセスして、

『津波』を警告していた?とトンデモ解釈するのも可能ですね。

『水没した都市』ネタ、『タイタニック』ネタも、『水難』ネタつながりだったと考えられますし。



『驚愕』で、


『周防さんがキョンを「土嚢」を見るような目で見る』


というシーンがありましたが、『土嚢=水害対策』という限定が、その前で文章化されてるので、

谷川先生が、


『周防さん=津波の元凶』


と考えておられ、

じつは、


『キョンがもっと頑張れば、津波を防げた』


と、谷川先生が考えておられたんじゃないか?とか妄想してしまいますね。

アカシックレコードはともかく、

そう考えると、『周防さんがキョンを土嚢を見るような目で見る』という表現が書かれた理由は明確になりますよね。


『驚愕』は津波以降の発売なので、311を見て、谷川先生が、


『周防さん=津波の元凶』

『キョン=土嚢』


と考えるようになった、ということなのかもしれませんが…

『周防=水難の元凶』『キョン=土嚢』という解釈が、2007年までの『ハルヒ』の内容から、まったく不可能なら、

『土嚢を見るような目』の表現は書かれにくいと思いますね。



蛇足2。

飛鳥昭雄先生は、最高神『天御中主』=エホバで、


『神道=キリスト教』

『籠神社=キリスト教の神殿』


と推定しておられます。


豊受大神との同一説ですが、山本ひろ子先生の『中世神話』(岩波新書・1998)によれば、

伊勢外宮の度会氏が、内宮と外宮を対等にするために、


『豊受大神=天御中主』


という偽書を作って、『最高神なんだから、天照と対等』と言い張った、というのが真相のようです。

結局、通らなかったらしいので、中世~近世の人も説得できなかったようですが。


そのことで、『籠神社の祭神がエホバではない』ということにはなりません。

籠神社の先代宮司『海部穀定』が、


『豊受大神=原初の最高神』


という説を発表したのは近現代の話。

籠神社が『ユダヤの籠目紋』を石碑に刻んだりしたのは戦後の事ですが、
(飛鳥昭雄先生によれば、大騒ぎになったので削ったという噂がある…)


平田篤胤は、江戸時代の禁教の時代にも『聖書』を読んで、


『イザナギ・イザナミ=アダム・エバ』


という推定をしておられますし、江戸時代から『豊受=エホバ』と考えていてもおかしくはない。

祀る側が、『じつはエホバなんだよね』と思ってれば、

昔はともかく、今は『キリスト教の神社』で構わないと思いますし。


前に、書いた様に、『神道政治連盟』の支持していた『大平正芳』首相は『クリスチャン』ですし、

新党政治連盟幹部『麻生太郎』先生は『クリスチャン』なんですから、

神社が、いつのまにかキリスト教の神殿になっていても別に不思議でもありません。


蛇足3。

そういえば、

『TIGER&BUNNY』(さとうけいいち監督・アニメ制作サンライズ)

『日常』(あらゐけいいち先生原作・アニメ制作京都アニメーション)

『夏目友人帳』(緑川ゆき先生原作・アニメ制作ブレインズ・ベース)

で、神社や、イワクラが破壊されるシーンがあったのが面白い偶然でした。

偶然なんでしょうけど、同じ時期の放映アニメで連続すると、

妙に印象深いですね。

逆に、『Blood-C』(水島努監督、アニメ制作SutudioI.G)では、敵キャラが『地蔵』だったりしたので、

必ずしも、神が劣勢ではないのですが。


あ、でも、今期のアニメで、

『まよチキ!』(あさのハジメ先生原作、アニメ制作feel)で、夏祭りの会場になった神社は、提灯に『梵字』が入っていて、

『神仏習合』っぽかったですし、一時盛んだった『神主仏従』は弱まってる印象?

(おそらく、『バン』=大日如来で『未年』の守護、か『執事』を表す字だと思うのですが…)


そういえば、

『ゆるゆり』(なもり先生原作、アニメ制作・動画工房)でも、修学旅行ネタで一切、『神社』出ませんでしたね。

初詣ネタでも、神社とか描かれてませんでしたし…、

『七森中学校』の制服が、スカートが胸まであるという、朝鮮民族の民族衣装、

『チマチョゴリ』

が元ネタっぽいので、単に一迅社が国際色豊かにしたかったのかもしれません。



偶然といえば、

『夏目友人帳』で、夏目が『プリン』食べるシーンがあって、にゃんこ先生が『ドーナツ』らしきものを食べておられて、

ここで前にコジツケした、『プリン』『ドーナツ』の宗教ネタコジツケ思い出しましたが、

今期、偶然、『輪るピングドラム』(幾原邦彦監督、アニメ制作ブレインズベース)でも、『プリン』に毒仕込むシーンがあって、

両方とも『ブレインズベース』繋がりなのが面白い偶然だと思いました。



蛇足4。
ここで『55』のコジツケしてきましたが、

『島田紳助』さんって、今年で『55』才なんですね。

島田さんの本名が『長谷川公彦』で、経営する企業が『はせ川』ですが、

『分裂』で引用された『源俊頼』の歌にある『初瀬』は『長谷川』姓の語源だという説も有るそうで…


ハルヒの声優なさっていた、『平野綾』さんが、紳助さんの番組に縁が有ったそうですが、

今年移籍したプロダクションの社長さんが『周防』さん。

お父上の周防郁雄社長は、『八幡薮知らず』のある千葉県市川市の学校の卒業だとか。

平野さん移籍後のグラビア撮影が千葉県内なのも、そういう繋がり??


…『アイドルマスター』アニメ版(錦織敦史監督、アニメ制作A-1Pictures)で、ヒロイン達が行く海が『千葉県』の海だったり、

『俺の妹がこんなに可愛いわけがない』(伏見つかさ先生原作、アニメ制作AIC.Build)の舞台が千葉県だったり、

『アマガミSS』(平池芳正監督、アニメ制作AIC)もアニメ版の舞台は千葉県銚子らしいですが、これまた

アイドルデビューに縁が有る作品ですしね。

最近、『アイドル』に関係するアニメに千葉県が関ってるなあ、とか思ってはいたのですが、周防社長の縁でしょうか…




『分裂』『驚愕』で、『ハルヒ』に接近したのが『周防』さん。


『分裂』は2007年の作品ですが、谷川先生、2011年の顛末を暗示なさっていたかのような。

『初瀬』ネタの回収は『驚愕』ではなされてなかったので、『はせがわ』の問題はまだまだ続くのかもしれませんね…


『けいおん!』の山田尚子監督の出身校の副学長・『秋元康』先生も、

何度か『けいおん!』コジツケで引用した『大川隆法』総裁も『55』才だそうで。


映画監督の『周防正行』監督も『55』才…『周防』の登場する『驚愕』が出た年に、これは面白い偶然ですね。



蛇足5。

『俺妹』のシリーズ構成、『倉田英之』先生は『かみちゅ!』の脚本ですし、

『アマガミSS』の脚本『待田堂子』先生は『猫神やおよろず』のシリーズ構成、

待田先生、『らきすた』にも参加なさっていて、京アニに縁。


そういえば、

元Leafの脚本、『高橋龍也』先生が、

『かんなぎ』(倉田英之シリーズ構成)

『アイマス』(吉田玲子シリーズ構成)

『猫神やおよろず』(待田堂子シリーズ構成)

と、ここであれこれコジツケして来た諸作品に脚本参加なさってるのも面白い偶然ですね。

特に、アイマスで、千葉の海をモデルにした回の脚本担当という偶然が面白い。


本題、

谷川流先生が『ロリ』キャラ好きなせいか、佐々木団も貧乳揃いらしいので、

『むちむち』の修行には、『涼宮ハルヒ』ジャンルは使えないなあ、と思う今日この頃。

いとうのいぢ先生も、『驚愕』の挿絵拝見した限り、ロリキャラの上手な絵師だと思うので、

文章でも、画像でも、朝比奈さん、作家達の得意から外れてる感じですし、描き難いですね。



蛇足6。
秋元康先生が副学長なさってる京都造形芸術大学は、『けいおん!』OPの階段の場所なわけですが、

今年『7月26日』にメインメンバーがPixivアカウント停止された『カオスラウンジ』の『黒瀬陽平』先生の出身校だそうで、

『7月26日』って、『幽霊の日』で、『鶴屋南北』が『四谷怪談』初演した年だということで、

『鶴屋さん』にコジツケしてた日なのが面白い。


黒瀬先生、ここでも何度か引用した『東浩紀』先生と縁が有り、カオスラウンジは、東先生の理論の実践の場でもあったようですが、
(勝手な推測すみません!)

東先生が書いた『フラクタル』の企画書の第一稿に、


『芸術作品はコピーになってる未来』



という設定があって、これ、カオスラウンジ宣言に似てますよね。

カオスラウンジ設立と、フラクタル制作って、ほぼ重なってるんですよね。


『フラクタル』って、『カオス』と縁が有る概念ですし、東先生、『カオスラウンジ』で『フラクタル』乗っ取る予定が、

ヤマカン監督が阻止したから、あんなに


『自分の意図が通らなかった』


と怒ってらっしゃるんじゃないか?と思いますね。

未来のデザインが、未来っぽくない、と怒ってらっしゃいますけど、

カオスラウンジのメンバーにデザインさせる予定だったのをヤマカン監督がさせなかったからイライラしてる??

妄想逞しくすれば、本当は、カオスラウンジの華々しいアニメデビュー作品になる筈だった???


カオスラウンジを支援していたという、ポップアートの『村上隆』先生に似たキャラをヒロインが殴るシーンがあるのも、

ヤマカン監督が、フラクタルを誰から護ろうとして戦っていたかを雄弁に物語っているのかも。
(トンデモコジツケ、すみません!)


そういえば、

黒瀬先生、工業製品の市場競争のアナロジーで、芸術作品を語っておられるんですけど、

『ワールドメイト』の『深見東洲』先生の大学での研究は、芸術と商業原理の関係についてだった記憶が…


『ワールドメイト』の本部は静岡県伊豆の国市。

311に、東浩紀先生が、何故、遠い関西でなく、中途半端な『静岡県』(浜岡原発もあるし、東海地震の危険もあるのに)

に逃げて、余震で驚いておられましたが、

面白い偶然だと思いますね。
(勝手なコジツケ、妄想、失礼します)


ヤマカン監督が、『フラクタル』のムック本で、『1995』の『阪神大震災』を語っておられるのと対照的に、

東浩紀先生、今回の震災が、『安全神話が崩れた初めて』、とまったく『阪神大震災』をスルーしてるのが面白い。


深見東洲先生、『兵庫県』出身ですし、『兵庫県』出身の谷川流先生も阪神大震災は強い印象を受けたようです。


そういえば、『7月26日』はカオスラウンジと鶴屋さんを繋ぐ日付ですが、

鶴屋さん役の声優、『松岡由貴』さん、阪神大震災の被災者なんですよね。


なぜ、東さんが、阪神大震災をスルーしたのか、面白いと思いました。


蛇足7。
黒瀬先生たちが、pixiv自主退出した7月28日ですが、『Steins;gate』のゲーム版のテレビCMで、画面中央に来る画像の日付が、

『7月28日』

らしいのですが…偶然は面白いですね。