年下研究

『けいおん!!』トンデモコジツケ連鎖中!涼宮ハルヒの憂鬱の謎解きコジツケの履歴保管庫。

驚愕展開予想…黒幕登場?

2007-11-29 20:18:56 | 涼宮ハルヒ
朝倉、長門、喜緑の名に法則性無いなあ、と思ったのですが、ZOZネタ→ozネタのラインで綺麗にコジツケられました。偶然の一致はかくも美しい。
これで朝倉さんも寄生された人間説が可能になりました。
これは大きな長距離コジツケですね。長門・周防戦艦元ネタラインからもここには到達できるので、旧国名ネタ→戦艦ネタ→ozネタと辿れば、夏コミ前に旧国名ネタからここまでたどり着けたわけですね。
そのころは、旧国名ネタでは足踏みかと思ってましたが、驚愕の展開予想、今までのシリーズを読み替える、という作業は十分やれた推理のスタートラインだったと判ります。半年遅れで私もようやくついてきました。旧国名ネタや戦艦ネタに先にやられた推理ですが、まあ、恥をさらす芸風なので、更新してまいります。

驚愕展開予想…ozといえば

2007-11-29 01:51:17 | 涼宮ハルヒ
オズの魔法使い、語呂合わせです。
長門が実は寄生された普通の女の子という説は、「陰謀」で、古泉が「長門が宇宙人だと思い込んでるだけ」の可能性に言及していたのを、ozのラインからも攻めて見ました。
古泉「偉い人」は、「陰謀」で森さんが「対外的には社長でも敬称を省く」と古泉を呼び捨てにした理由をキョンに説明していたことを、ozのラインからも攻めて見ました。
朝比奈さんは、キョンにおんぶされた状態で中学時代のハルヒと会っています。ハルヒが長門や古泉に会う前なので、一番目に会ってるはず、というozラインからの佐々木さんの推論を入れておきました。「消失」でも長門や古泉の前に会うんですよね。ドロシー役はキョンでしたが。
なかなか長距離でコジツケがリンクするラインですね。まだまだ続きます。

驚愕展開予想…「暴走」~「憤慨」絡みで

2007-11-27 08:45:37 | 涼宮ハルヒ
「退屈」の「ミステリックサイン」に始まる「Z」のコジツケ。「暴走」の「射手座の日」と、「憤慨」の「編集長☆一直線!」を絡めるとこんな感じかと。
まあ、「憂鬱」の朝倉対決のときの弱体化と、「分裂」ラストの長門病気を繋いでるわけなんですけどね。
長門や周防の元ネタとなった戦艦の運命も、悲劇的で意味ありげですが、とりあえず今回は大団円に結びつきそうな、SOS団にとって明るい運命が暗示できそうな線でコジツケてみました。
佐々木団についても、既刊の西施捧心で「青鬼」ネタによる「和解」の可能性を攻めておいたので、悲劇は回避不可能ではないということで。
勝手なコジツケですが、自己完結してみますと、「驚愕」のオチが大団円可能そうなのでちょっと安心しております。ただ、ああ、脳内設定に過ぎんのです。全権は谷川さんの自由裁量なのですから。
大団円期待。

驚愕展開予想…射手座の日に関連して。

2007-11-26 22:08:47 | 涼宮ハルヒ
「退屈」の「射手座の日」を「分裂」に絡めて見ました。ミステリックサインから、射手座の日まで。コンピ研部長氏つながりで、犬のルソーの寄生生物ネタ、ワンダリングシャドウにまでつながりますね、冬新刊で振っときました。
まあ、守りは鉄壁だとすると、驚愕でどんなピンチになっても大丈夫そうではありますね。「Z」については、長門・周防=戦艦元ネタ説からでも辿れる連想ですね。

驚愕展開予想…旧約から新約へ

2007-11-25 22:40:01 | 涼宮ハルヒ
ひぐらしの時は、語っただけで「社会契約の再契約」ネタは振らなかったのですが、今回は折角ですので振っときます。
佐々木さんの神人大暴れ、きょこたんと古泉共闘、は「青鬼」ネタにも通じて、見てみたい展開ですね。
一旦解散、自分達の意思で再結成、も見てみたいですね。陳腐かも知れませんが、基本的なことは大事なことなんですよ。

驚愕展開予想…力関係の変化、通史。

2007-11-24 16:02:25 | 涼宮ハルヒ
いろいろゴタゴタ有るのですが、ミステリックサイン~編集長☆一直線!までで長門ラインではこうなっているかと。
みくるラインではtakujiさんのコメントの通りの事態が。
まあ、制度と運用の差は有るのですが、谷川さんが大学時代には、行政法の論点で、法治主義と綱領行政・行政裁量の調和の問題は普通に教えられましたから、その辺が出ているのかもしれませんね。
驚愕ではもう一どんでん返し来そうですけど。
何度も書きますが、分裂は「鳥のイメージ」があります。ホトトギスは出したのでカッコウです。鶴屋さんにも朝比奈のヒナにも鳥のモチーフがあるので、絡むかもしれませんね。カッコウ時計で時間にも関連してきますし。
SOS団が消滅する歴史だったんですね、今までは。社会契約をやり直す時期です。
ひぐらしでも、色々有っても、雛見沢が、人を殺しても平気な社会契約から、人を殺してはいけない社会契約へ再契約するのが一番大事だったと思いますが、ハルヒでも同様の転換点だと思います。
個人的希望としては、政府が、公約とかではなく、今までの非を国民にわびて、立て直すから協力してくれと支援を要請するのが理想です。俺に任せとけ、素人は勝手なことするな、でこそこそやってはいけません。失敗してりゃ世話無いし。
福田さんが、遺憾とかではなく、すみません、信じてもらえないかもしれないけど反省してます、これから皆さんの助けが必要です、我々を助けてくださいとお願いしてくれたなら消費税上げにも反対しません。私の心を動かしてくれればよいです。

驚愕展開予想…力関係からの連想。

2007-11-23 22:46:23 | 涼宮ハルヒ
統合思念体も割れてるんですよね。
夜空が白いというイメージで記憶に間違いがなければオルバースのパラドックスのイメージ。それは佐々木さんの閉鎖空間のイメージでも有るわけで。
そして啓蒙の弁証法、ファシズムの予感。
個人的には、敵即全体主義、味方即民主主義・自由主義とか、実は自由主義・民主主義が悪という色分けには陥って欲しくないのですけど。

驚愕展開予想…ひさびさ

2007-11-23 02:19:40 | 涼宮ハルヒ
あの1年生の登場と、「ハルヒの退屈」のミステリックサインでの古泉発言を絡ませて見ました。2冊目の冬新刊作業本格化までの間、しばらく更新してゆく予定です。
古泉、死んだらやですね。大団円は全員無事が鉄則です。
面白いハルヒ同人紹介。
OVERALL「朝倉セーフモード」:可愛いキャラでどぎついギャグ、間の使い方とか、絵で表現する部分とモノローグで流す部分との振り分けとか、意識したら反って出来ないところだと思うので、盗むのは大変ですね。
歌合せ的にやると、skirthikeとOVERALLは画面の黒さで言えば祐馬さんの方が黒くする努力をしてるようです。しかし、Yu-Jiさんの方が、手の抜き方が上手いというか、少ない手間で画面を引き締めてると思います。これは、windbirdさんが、スクリーントーンを色と考えるか、影と考えるか、を問題意識に持っていたことに関連すると思います。
以前、keytrash氏が、比村乳業氏のマンガを分析なさっておりましたが、同様の違いが有るのが面白い。色と影。
skirthike、keytrashとOVERALL、比村の違いはデジタル技術とは関係ない部分でついていると思います。ストーリーとかではなくて色と影をどう考えているかを表現するという技術の面です。アナログでの話ですが、とみちん氏が、線とは画面に黒い部分を造ることだと考えるとわかりやすいと仰っていましたが、ちょうどこれに相当するかと。黒で描くのか黒くするのか。
要するに、北道正幸が指摘するように、色と影は同じだと考えた場合に、白と黒で世界を描くか、フルカラーがモノクロになったと考えて色の再現で濃淡を置くかです。私は、濃淡を置くレベルでは無いですが、トーンを色として使っているので、再現派になりますかね。
寺沢武一がデジタルでリアルに影や効果を載せたら、印刷が悪くてアナログの方が良いと言われたことがあるそうですが、印刷が良くなって再現性は増したのに、線画という技法には写実で辿り着く正解とは別のリアルさの正解があるようです。
色の再現の場合、現実との一致以前にある限り、完成稿も再現途中ですが、白黒で描く場合、描かれたところまでが紙の上に存在していることになって完成している、ということですか。カラー絵の場合はまた違ってくると思いますが…。
完成度を上げるということで一繋がりになってますが、線画である以上、黒で描くのが前提で、黒くするのは派生ということになるのだろうと思います。作業の詰め方は匙加減なので、各人各様ですが、効果的なやり方が盗めるなら盗みたいです。
アナログでもデジタルでも違うジャンルの作家の間でも問題にされるということは、意外と基本的問題なのかもしれませんね。
SpelSeijin「涼宮ハルヒの能楽 前」:ぱっと見良くても中身は、というデジタル一枚絵中心主義時代にあって、一読即買いのサークルの一つですね。商業の編集さんが見たら、間違った方向に労力をかけてるって直そうとする作家。説明無しでがんがん突っ走ります。挿入される異物との折り合いが滑らかでないのは親近感を感じますね。こういう段差が好きなんです。「後」が楽しみですね。
RUN&RUN「oneday」:初の個人誌だそうで、メインは判りやすいツンデレハルヒネタ。ショートのせめぎあいSOS団ネタが、面白かったです。音声ネタが、あるある、でした。ざっくりした画風、最近の若いハルヒジャンル作家に多いのですが、青春「直球ストーリー」は将来有望かと。すねてちゃダメですよね。私もうらやましがってないで直球の練習しないとイカンですね。
オレンジの虫「milkyway1」:カラー表紙、中身も遊び紙とか変形ページとか丁寧なつくりのコピー本です。こういう本が出てくるからイベントは楽しみですね。
みくる大好きサークル、なので当然みくるいじめネタ。ちゃっかりした古泉と「キャビア」が笑いました。古泉好きサークルでも思うのですが、女性サークルの好きな子いじめネタって面白いんですけど、良く考えると怖いですね。
昔、ジャンプが「友情努力勝利」をスローガンにした頃に、少女漫画に「怖い悲しい愉快」をスローガンにした雑誌があったのを思い出しました。少女漫画は70年代から80年代に変容したといわれてますが、それは批評家の言い分で、怖い悲しい愉快は変わっていないのかもしれませんね。
主人公をいじめられないとドラマは盛り上がらないといいますが、自分の信じていない原理は面白く描けないのも人情です。この辺が研究しどころですか?

ザ・スニーカー12月号の第一印象。…一ヶ月ぶりのマンガ更新。

2007-11-22 00:43:06 | 涼宮ハルヒ
冬コミの当選もマンガ更新と同時にお伝えしようと思っていたので遅れました。
12月30日日曜日東地区Zブロック04aでvolunteersで参加しております。
既に、新刊1冊は入稿したので、新刊は有りますね。
以前アップした「分裂の謎解き」ごっこ、というかコジツケネタをペン入れ仕上げして収録しました。夏前に出た商業誌のハルヒの謎本とは違った角度からのアプローチ。トンデモだと思ってお蔵入りしようと思いましたが、トンデモって確信犯は含まないそうなので、総集編のオマケで本にすることに。
これから2冊目です。
面白いハルヒ同人紹介。外周サークルの本、18禁、文字ネタ、イラスト本は原則除外。大手とエロはほっといても誰かが宣伝するでしょうし、一読に値するイラスト本は誰かがヨイショしてるはず。文字ネタも、強力なコミュニティーがネット上にあるので、マンガ屋が出来ることは無いです。自分の問題意識に関連したり、自分の守備範囲に関連する作品を、自分の思考の助けとして紹介を兼ねて考えを進めてゆく、そういう場所です。
7*「涼宮ハルヒの青春狂騒曲」:いきなりイラスト、文章の本。しかもエロ有り。例外的に紹介したのは、ゲームの設定原画集+シナリオのさわりを紹介してる様な本なので。珍しい!佐々木さんも出るそうなので、是非完成させていただきたい。ゲーム完成は2008年3月予定だそうで、グラフィッカーと音楽編集者を捜してるそうなので、我こそはという勇者はinfo@mail.7hoshi.orgへGO!
skirthike「ハルにゃんの!5」:消失ハルヒを素材にするという着眼点がいいですね。珍しい。
消えてしまうという悲劇とジョンのいない世界に取り残されたハルヒの残酷さが泣かせますし、ギャグと上手く組み合っていて祐馬さんの良さが出てますね。ジョンを好きな消失ハルヒとジョンだと気づかずキョンを好きなハルヒの対決を上手く描けなかったと反省なさっていますが、そこを引っ張るより、対決もそこそこに悲劇を臭わす決定稿の展開の方がバランスも良く、正解だったと思います。
コスプレに逃げているお馬鹿マンガだけが読みたい需要が、この作家のこういう長所を殺してしまわないか心配です。
商業がこの人を抜擢しないという一点を見ても今のオタク界は末期的かもしれません。まあ、同人界の宝にしとくからいいですけど。
歌合せ的に行くと、カオスティック乙女工房のナガト100式と双璧を為す消失ネタの名作です。
ナガト100式の方が朝倉のサービスシーン削った上にナガトの感動シーンがやや唐突なので、祐馬さんの方がネタの差し回しとしてはバランスが良いと思いますね。技術不足を嘆いておられますが、祐馬さん自身の中のこういう作品を生み出せる部分を忘れない方が10年後、20年後にマンガで食っていけると思いますが。
MistMisterisia「佐々木本」:転勤で大変でなかなか完成しないですな。驚愕が出てやろうとしたネタが出来なくなったらどうするのかと。恥ずかしいストレートな純愛モノっぽいのですが、エロ有りの可能性大。細部に上手く焦点を当てる芸風なので是非、完成まで持って行って頂きたい。評価される作品になるはず。
コピー機に原稿置き忘れるとか、これでメイドさんならドジっ娘メイドで皆が萌えられるだろうに。
狗古堂「佐々木さん自重してください」:ネット上で「九曜さんの髪のボリュームが凄い」ネタをやっておられた狗古堂さんのマンガがまとまりました。腐女子佐々木さんネタも凄いですが、喜緑さんのバリカンネタやポスターネタがヒットです。
実は、因果関係を切断した「なんでやねん!」と突っ込み入れたくなるような飛躍ネタの方が向いてるのでは?うらやましい。
Rurirara*「涼宮ハルヒを大いに盛り上げるためのサブキャラクター中心の本」:佐々木さんが表紙なので表紙買いしたら、恥ずかしい中学生佐々木キョンネタが。ようやくこういうのが増えてきましたねえ。有り難い事です。
朝倉の心理描写ネタとキョン妹SOS団加入ネタという思考実験としてオイシイネタ出しする作家群の本。
絵はメディアミックスの要ですが、ネタはメディア横断の求心力ですから、絵がつたなくとも居場所は見つかると思います。自虐、自己検閲と怠惰が危険です。
悪い習慣「omnibus01」:佐々木さん捕捉サイトをいち早く立ち上げて下さった功労者の初イベント参加、初同人誌。ゲット出来たのは幸運でした。…ドライな芸風。ただし、一枚絵、一本の四コマに何作品にも発展させられる霊感が。
私の考えでは国立さんは谷川流さんが「驚愕」でやろうとしてることの土台を独自に発見し、攻撃して、同人の面目を施しそうな現時点で唯一の作家さんですね。ご指摘があるまで全く気づきませんでした。その発見を土台にネタを出す折には必ず出典を明記します。
きょこたんの瓦さん、九曜のダリアさん、佐々木の国立さん、佐々木団ネタをガンガン出しますのでよろしくお願いします。藤原も活躍させます。
SENYEN「S」:吉田さんの作品は、なるほど、こういう風にもってゆけば自然に長門を全裸に出来るのだなあ、と感心しました。真似しなくては。あと、増田さんの作品は、すべて説明しなくてもギャグは差し回せるのだと気づかされました。コロンブスの卵。
同じサークルの既刊「N」も良い感じです。路地裏トリップもそうですが、女性サークルの方が自然に脱がしたり着替えさせたりしてるような気がします。
新井一は、説明に忙殺されると段取りをなぞるだけで盛り上げられなくなる、もっと見せ場を増やせと弟子に注意したそうですが、他方で、女性の弟子は男より早く一人前になって作品を書けるようになると言っています。大器晩成といえば聞こえが良いですが、体力的なこともあるから早く一定の完成度の作品を量産できるように成れた方が良いと思いますので、女子の思考をどう盗むかが大事なところです。
知人のサークル「夢のゆりかご」の水杜さんは女装コスでコミケ参加なさってますが、四コマは苦手だと仰ってたし…。研究ですね。
鈴木志保「船を建てる」を初めて通読しましたが、前半は鈴木の後に鈴木無しの雰囲気です。後半は絵はともかく内容はしりあがり寿のヤジキタ風の前衛で、最近は男もやれそう。少女漫画の変質で、必ずしも女性有利ではなくなっているわけですが、では、女が失った部分を男がやれてるかというと、そうでもないので、状況は悪化してると思います。

冬1冊目入稿…#19

2007-11-19 23:13:41 | 涼宮ハルヒ
2006年までは、どうしてイベント合わせに2冊新刊を準備できるか判らなかったのですが、今年は2冊も可能の様に思えます。
コメントに長々書く習慣が有ったのですが、最近はあまり書くことも考え付きませんね。良い傾向だと思います。完全燃焼かもしれないし。
#は21まで行ったらシリーズ終了で、新たな通し番号を考える予定。
いろいろ考えるのですが、マンガにして見せた方が良いと思うことが多いので、更新することで表してゆこうと思います。
面白いハルヒ同人の紹介もしなければなりませんが、その前に自分の活動です。

冬コミ新刊1冊目表紙…総集編1

2007-11-17 22:09:51 | 涼宮ハルヒ
初期の本を入手できなかった方から再版の要望が出ておりましたので、「天勾践を空しゅうする莫れ」、「わたしたちの望むものは」、「恋人の種」を収録しております。
佐々木団登場編の様なもの。「驚愕」展開予想のヨタ話編10ページを新規追加。
冬の作業が忙しいので更新がやれてませんが、とりあえず2冊目作業と並行して更新再開できれば良いと思っております。
先日、失業して職業訓練校の入学試験を受けねばならない知人と職業訓練校の入試問題を解いておりました。「分裂」でキョンが妹に算数を教えていた場面やハルヒがキョンと勉強してたの場面を思い出しまして、取材兼ねて。
中学卒業レベルだそうで、数学は天地がひっくり返るような難問ですね。これが出来るなら「ゆとり」どころか「余裕」で人生順風満帆だと2人で語り合いました。
まあ、子供の頃読んだアインシュタインの伝記の中にあった「未知数を求めるのを兎狩りに喩える」を覚えているので「ほれ追い込め」としばし2人で兎狩りに興じておりました。
理系の先輩に話したところ、成人なら普通寝てても出来ると言うので、苦手箇所を教わることにしております。何年か経って、同じところが苦手なままだったら恥ずかしいですから。まあ、「できねえんだよー」が持ち芸ならいいですけど。
これが出来ないのを苦にして自殺する人もいるのですから、大変です。あまり自分に厳しくするのは良くないですな。楽しいと思ったら勉強すればよいでしょう。
他の勉強が疲れたら数学やるという人がいるのは判ります。他の暗記の比率が高い科目に比べて、数学は試行錯誤の余地が有ります。自由度が高いわけで、息抜きになるんですね。
佐々木さんの北高制服は、天勾践~でも使いましたが、黒服という変則スタイルだったので、今回はより判り易く。

たはぶれあそび…改訂版裏表紙

2007-11-09 00:28:02 | 涼宮ハルヒ
またイベントに来てくださった方々や、挨拶したサークルの方へのお礼を書いておりませんでした。申し訳ありません。来て下さってありがたいことです。頑張ります。変なやつが押しかけて驚かせてすみません。
コロムビアのCDを聴いて確認したところ、コピー本の方の歌詞は記憶だけで書いたので歌詞に間違いがありました。失礼いたしました。改訂版では裏表紙の差し替えに応じて訂正しております。日々勉強ですよ。
1887年の曲なので、2006年や2008年でなく、2007年に使えたことがラッキーですね。ハルヒ効果。女子教育に熱心だった昭憲皇太后と、「平成の才媛」佐々木さんはそれほど違和感の有る取り合わせではないと思いました。
私の姉が利口だったので、女性は全教科偏差値70以上(英語は80以上)が普通だと思って話すようにしております。
朝鮮民主主義人民共和国の船が海賊に襲われたところをアメリカが助け、朝鮮は感謝したそうですね。「西施捧心」で「青鬼」「呉越同舟」ネタを振った折に偶然にしては面白い事態だと思いました。同時代性。ハルヒ効果。
海賊がアメリカのヤラセで、朝鮮の感謝が嘘でも、本当の殺し合いと嘘の平和なら、嘘の平和の方がオタクライフには好都合だと思いますね。
谷川さんは佐々木×ハルヒ対決を上手く回避する方向で我々に「驚愕」を与えてくれると願っております。
さて、見せ場がまずあって、見せ場までの発端からの流れを逆にたどるのが「演繹法」、見せ場からオチまでをたどるのが「帰納法」という使い方をすると、教科書では発端が決定している場合に活用する「帰納法」が発端から切断され、演繹法は教科書通りに発端へ遡及することになるので、混乱します。
以前、演繹と帰納の説明が逆になっている教科書の事を書きましたが、実務が「見せ場から発端とオチをでっち上げる」式のために起きた混乱だとも考えられますね。
見せ場からどう発端やオチへ繋げるか?について、「テキトーにでっち上げる派」と、「どうせだから発端も見せ場、オチも見せ場、全編見せ場だけの作品を作る派」が有ると思います。
過去の名作の名場面だけを繋ぎ合わせ、名セリフだけを引用して完璧な「絵になる場面だけの一作」を作ってしまおうと言うのはこの20年くらいの流行かもしれません。パクリだと問題になったり、オマージュやリスペクトなる横文字が発せられるのは、「見せ場のツギハギ」=作品という実務で生計が成立していると言うことなのかもしれません。
見せ場=絵になるシーンの引用は、トレスの活用まで及びますが、起承転結の変容(木村の「承」中心主義とか)、帰納・演繹の変容の延長上に有るのかも。
マンガ教室では好きな作家やプロの作品の模写をして技法を盗む授業があるそうですが、それが実務に漏れているのですかね。
商業でも、高遠さんの板垣引用のように積極的に引用が許容される時代です。こういう実務が、引用で起承転結を組み上げてより良い作品を作ると言う技法の普及を促しているのかと。将来的には、その次の「技法」に取って代わられてゆくのでしょうが、skirthikeさんのように、webを活用しつつもオーソドックスな作風の方がおられるように「原点回帰で起承転結とかがきっちりする」か、マギラーさんのように紙媒体を超えそうな何かを出してくる方がいるように、「より効果的な表現法に組み変わる」か。

3日4日イベントでした…コピー本裏表紙

2007-11-07 00:16:58 | 涼宮ハルヒ
前に書いておいた、柄谷行人の「下部構造と近代自我」の関係と、「水は器」は同じことだと思いますね。佐々木の言うキャラと投げ込まれた世界での問題解決能力の関係、このあたりのことを言ってそうですね。
佐々木団という下部構造入手して、無力から問題解決力獲得へ「自我の目覚め」ですよ?自我は近代自我だけでは無いということで。
金剛石を磨くこととみくるが大人みくるに鍛えられることとか、モチーフが共通しますね。長門が自我を成長させることにも繋がりますし。ハルヒが変わってゆくことにも通じますね。
昭憲皇太后、貞明皇后は個性的なキャラで、好きな方々です。彼女らのお姫様振りを見ると、最近のマンガやゲーム、アニメの中のお嬢様、姫が現代風にアレンジされてるなあ、と思わされますね。知人の川島氏は、マリみてを読んで「お寿司が出前だなんてさすがお嬢様だ!」と驚いてましたが、まだまだ一億中流時代ですね。
今回はこんな時にしか使わないだろう昭憲皇太后の歌詞です。ゴーストライターが書いたんでしょうか?有り難いことにCDで聴けます。
私の母は貞明皇后の棺が馬車で運ばれるところをお辞儀して見送った記憶があるそうですが、顔を上げてはいけないと言われていたので馬の脚しか見えなかったそうです。
私は、昭和天皇の棺が自動車で運ばれて来るというので、見に行きました。この後、バブル崩壊、平成不況、今に至る訳で、戦後の繁栄の終りのイメージが有りますね。
改めて「金剛石、水は器」を読むと、高校の頃数学の最高点が55点だったということを恥もせず自慢するのもどうかなあと一瞬反省したくなる良い歌詞ですね。
佐々木とハルヒとキョンの成績や勉強についてのやり取りに良く合ってると思います。
他方で、歌学なんぞ「たはぶれあそび」だという源俊頼、「少なく読んで多く考えろ」というルソーも最近は参考にしておりまして、近代化に必要な人材を大量生産するための政策スローガンを国際化情報化投資大国化の今日にそのまま参考にするのも危険だと思います。
学校で教わらなかったから、を言い訳にする人間を育てたくて昭憲皇太后がお心を砕かれたとも思わんので、時代に合うように批判的に摂取しても怒られはしますまい。
前に書いた、帰納法、演繹法の問題で、共通する問題を先に書くと、初めに考えた発端やオチが、そこに繋がる展開を考えてるうちに修正される場合があるということですね。修正の限がなくなる場合があるということです。
私の提起した、帰納法、演繹法の独自の問題と処方箋は、発端とオチが維持された状態で展開が前進、遡行して考えられる場合を想定しています。
話は単純で、オチが一番盛り上がる場合、それ以前にもっと凄い山場を持ってくると尻すぼみになります。
オチが広げた風呂敷の包まれきることで、クライマックスがその手前に来る場合は、風呂敷の破れない盛り上げを演出せねばなりません。盛り上がりがありがちになるより、どうしたら盛り上がるのか悩む人の方が多いのでは?
アーバンタイトルというそうですが、事件を発端に持ってきてタイトルの後に人物紹介とか日常を入れる「発端」がやたら流行で、ある編集さんは10数本来た連載第一話がみんなアーバンタイトルだったので、一人を残して全員描き直させたそうです。昔は斬新だったんですが今ではマンネリなんですよね。
発端からバカ正直に時系列を追うと退屈でしょうし、どんどん盛り上げる必要が有ります。サークル金剛の重さんは、「宇宙戦艦ヤマトは前半が盛り上がって無いからクライマックスが盛り上がるのだから、クライマックスを盛り上げるには前半を盛り下げればよいのだ」と仰ってます。
連載する場合には、途中でテコ入れする時に邪魔になるので、下手に伏線は張らせないという方針の雑誌も有ると聞きます。
解決方法を考えずに難問を主人公に課して、担当と作家でなんとか解決法をでっち上げるという実務も有るそうですが。
ふくしま正美が山本夜羽と対談した時に最近のマンガのコマ運びの特徴として批判しておるのですが、オチとか発端とかに関わらず、描きたい「見せ場」を考えて、テキトーにそこまでの流れとそこからの流れを後付すると言うやりかたもあって、米澤さんは「歌舞伎への退化」と批判しておられますが、帰納法、演繹法よりこっちの方がやり易いという人も多いのでは?
描きたい見せ場までの前フリの部分が演繹法、後のオチまでの部分が帰納法ででっち上げられるという、通常のマンガの描き方の本が想定してるのとかなり違う帰納法、演繹法の活用がされているわけですが。
見せ場が必ずしもクライマックスで無いという展開法は、木村祐一の「起承承…承転結」法に典型的で、今風なのかもしれません。つまらなくなるまで引っ張って、飽きられたら切る、というのは何やらジャンプ的ですね。
帰納法でどんどん盛り上げる、とか演繹法で凄い盛り上がりをオチに持ってきてそこへの盛り上げを組み上げる、というのより、「どのくらい引っ張れる見せ場を持ってくるか」が大事になっているのかもしれません。
映画時代の野田高悟のシナリオ創作法には一番大切なのはテーマとなってますが、テレビ時代の船橋一夫の教科書には「絵になるシーンを描け」が出てきます。(アーバンタイトルはマンネリだとの注意も出てきます。)
テレビアニメや洋画、外テレドラマの影響で、映像的であろうとするマンガがこれを仕込んでいるのでしょう。木村は絵本がマンガやアニメの汚染を受けている実例なのかも。
余談ですが、大塚英志はラノベをキャラクター小説と呼びますが、物語を議論する場合には、柄谷がプロップを引用したのを参考にしたのか、キャラより物語の基本構造=骨格を重視して、展開方法=肉が時代に応じて変化することをあまり気にして無いようです。同じ骨格でも水戸黄門とキャシャーンが違う作品と認知される以上、肉の差は大事でしょう。(キャラと展開方法は完全にイコールでも無いのですがまたの機会に。)
東浩紀は「萌え要素をふさわしく並び替える」事に注目してますが、萌え要素のふさわしい並び替えの最適解の一つが「見せ場」なのでしょう。ただし、萌えがメインで無い物語でも「見せ場」はあるので、萌えの方が見せ場に包摂されているように見受けられます。大塚は東の議論と自分の議論に差は無いと言いますが、物語の基本構造という民俗学の仮説を死守してる限り同じではないと思います。
今はテレビ離れ、ゲーム、ネット時代ですから、このテレビ時代式の展開も崩壊しつつあるのかもしれません。帰納法、演繹法の問題除去も発端やオチから出発するのではなく、「見せ場の前後をでっち上げる工夫」から出発して、そんれすらも破壊した次の演出方法を考えよう、という問題意識で悩まれなければならない時期かもしれません。
長くなってきたので続きは次回以降に回します。

朝倉さん…和歌ネタ

2007-11-01 12:07:25 | 涼宮ハルヒ
volunteersで朝倉さんが表紙になるのはこれが最初です。最後かもしれませんが。
ザ・スニーカー、ゲームの記事だけのようですね。同人としては下手に原作が確定しない方が自由度が高い場合も有るのですが。今は分裂ネタを遊ぶ時ですね。
そういえば、ふと気づいたのですが、skirthikeさんの消失ネタハルヒは、ジョンのポニテ好きは知っていて、みくると初対面なのですから、北高前で着替えてからみくる拉致する間のハルヒなんですよね。なかなか芸が細かいですね。
驚愕で消失の裏話が出るかも知れんので、それを踏まえた上で私も消失ネタをやってみようと思います。