年下研究

『けいおん!!』トンデモコジツケ連鎖中!涼宮ハルヒの憂鬱の謎解きコジツケの履歴保管庫。

ひぐらしが鳴いた年

2006-11-28 01:02:41 | ひぐらし
レナが言ってる変な病気とは、エイズのことです。この年春だかにフランスでウィルスが特定されたので、レナたちは、エイズがウィルスの病気だと知っていたと思われます。
ちなみにこの年の11月に北海道で初当選したのが鈴木宗男です。そのころ、最悪、彼等は全員死んでおり、ムネオ当選は知ることが出来なかったと思われます。
知るためには、努力が必要なわけです。
竜騎士さんは、トリックの必要から、携帯が無い時代ということで、昭和にしたそうですが、無くても不便じゃなかったんですからねえ。変わってしまうものです。
私の知人で同人エロゲー作ってる人が、ゲームは分岐があるから面白いのだ、と力説していたのに、ひぐらしのヒット見て、急に選択肢ゼロの企画を出していたのも急変として記憶に残っています。

昭和

2006-11-27 04:29:41 | ひぐらし
鉈から離れて、このネタでは昭和に何が予想外だったかを考えてみました。思えば遠くに来たものだ、と思います。
勝手に思い込んでいるのですが、最近のモラル低下の原因のひとつに、ノストラダムスの予言が外れたショックがあるのではないかと思っています。
何人かの犯罪者やニート、ホームレスは、1999にどうせチャラになるからと思って、受験、就職活動、人間関係、貯金、などをいい加減にしてしまった結果なのではないかと。
ラーメン屋で、店長が店員に、
「99年に人類が滅べば俺の人生設計成功だ」
と言ってるのを聞いたことがあります。
この前行ったら店長は代わってました。合掌。

オノとマサカリ

2006-11-26 00:54:27 | ひぐらし
漢字で書くと「斧」と「鉞」。古代中国で権威の象徴だの何だの言われたりしたのは軍事的用途があったためらしいです。「王」という漢字の甲骨文字は斧だか鉞だかの刃だと言う話。
白川静が死んだ年にこんなことを書いてるのも何かの縁でしょう。
斧と鉞は、日本では、木材加工上の用途の区別が有ったようです。
チョウナは、斧で削ったあとを平らに加工するのに用いると広辞苑5版にあります。実物は歴史民俗博物館で見ました。手斧と同じ字を書くのでこのネタに。
私の高校の頃まで住んでいた家は、梁にチョウナ削りの跡が規則正しく残っていました。
そうした僅かの知っていることから拡大してゆくしか、ネタ転がしの方法は知らないのですが、ネットは便利ですね。

えんじぇる

2006-11-25 05:05:14 | ひぐらし
イベント会場で、竜騎士さんに伺ったところ、エンジェルモートは、写真の用語の「アングルモート」が元ネタなのだそうですね。モノに理由ありですね。
ひぐらしのアイディアの元が、ブラックボックスという暗中模索ゲームだとインタビューで仰ってましたし、偶然とはいえ符合してますね。そういう、ノベルゲーとは別の楽しみを知っている人が、ノベルゲーに進出してくるから面白い作品が生まれるのでしょう。
ギャルゲーバブル初期は、ギャルゲー以外のジャンルの作法を使って作品を作る人が集まってきたので、多様な作品が出ました。新ジャンルにはそういう面白い広がりが有ります。ギャルゲー市場の純粋培養で育った人材が作るのが既存作品の縮小再生産、自家中毒になるわけでも無いですが。
これからは台湾、韓国の同人と一緒のジャンルを支えてゆく時代となるのでしょうから、今までに無いような楽しみが出てくるかもしれません。
沖縄のリゾコミでは高河ゆんのサークルに列が出来なかったと言う噂がありますが、日本列島ですらそのくらいの多様性を生む長さが有るわけで、外国ともなるとかなり違うでしょう。

ひぐらしとハルヒ

2006-11-22 02:08:42 | ひぐらし
ゲームのパッケージイラストの詩音が持ってるのはサバイバルナイフの類だと思いますが、鉈で押し通そうと思い、狩猟用の剣鉈が登場した次第。
キリン鉈は形が面白いので登場。金物屋さんのカタログを面白く読ませていただいた記憶があります。
ハルヒとひぐらしの共通要素は、兄妹、転校生、失踪を転校と言い換える、病院、地方豪族のお嬢さん、図書館、なども有ります。いいかげんな思い付きですし、重複してたりするかも。厳密さは宇宙の彼方。
同様の素材で、ぜんぜん違う作品が作れる実例ですね。まじかるぽかーんのスタッフが、脚本を動画に直すに当たって、スタッフの個性によって全然別の映像になる、とインタビューに答えてました。我々のネタ出しも、絵に直す時に、多様な作品化が可能ということですか。
自明のようでいて、実践の困難な事ですね。ネタかぶりが怖くなくなるので習得したい技術ですが。

斧と鉈

2006-11-21 02:25:58 | ひぐらし
これは手斧にしか見えない鉈です。以前、鉈と鎌と手斧は混同されている地方、時代が有ったと書きましたが、用途、形状が機能によって合理的に収斂すれば、名前の違いは意味を成さなくなるということですね。
ひぐらしは、メイドも部活もゲームも推理も刃物女も野球の試合もカレーも祭りも巫女さんも神も時間ループも機関も出てくる閉鎖空間なので、ある意味ハルヒと似ているかも。不思議が実在すると思考実験したのが谷川さんで、不思議は全部トリック、錯覚、群集心理、集団催眠だと言いたいのが竜騎士さんだ、と言いたいところですが、こじつけ。
ファウストに載った竜騎士さんの小説は、「教祖が信者に命じて敵を倒す事」への嫌悪感を竜騎士さんは持っているのだと言う事をアピールしたいのかと思いました。
まあ、金日成の主体思想のように、命令しなくても自発的に教祖の心を察して敵を倒してくれ信者がいれば、教祖は教唆犯にならず、責任も感じずに済むのでしょうが。そういう信者の出現を、噂や口コミといった情報操作でやりたいと言うのが、ひぐらしでも描かれるように、陳腐な権力者の心理なのでしょう。

鉈、いろいろ

2006-11-20 16:56:58 | ひぐらし
ショップで売っているひぐらしグッズの鉈は本編の鉈を立体化したもので、観念的なものだと思います。
鉈の柄の取り付け方は2種類あり、刃のソケットに柄を差し込むタイプと、柄の溝に刃を差し込むタイプとがある様です。
同人に出てくるタイプは、厚い刃に穴が貫通もしくは陥入していて、そこに柄が差し込まれているデザインが多かったような気がします。どの地方のデザインなのかは知りませんが、珍しいタイプだと思います。
聖地巡礼好きのサークルの人が、「ひぐらしはあくまで事件や心理描写がメインで、郷土色も薄く、現実の日本には無い場所だと割り切っている。研究の価値が無い」と言ってましたが、事件の原因に占める文化要因の比重を重くしている割に、面白さの中心が心の痛み、感情への思考実験による訴えかけであって、文化要因の効果はあまり無いというアンバランスが聖地巡礼派に不満を与えていると言うことでしょうか。

鉈の続き

2006-11-18 00:44:58 | ひぐらし
記憶をたどると、私の家の名前の判らぬ鉈は、「越前鉈」に形が近かったような気がします。
調べてみると、手斧、鉈、柄鎌、は地域によって混同されていることが判って来ました。私の家では、斧、鉈、鎌は混同してなかったので、こんな金属器ひとつとっても、自分が何者であるかと関連していたのだと、今では判ります。

2006-11-18 00:33:54 | ひぐらし
私の家には、鉈が2本有って、今ではその一本が「関東鉈」だったということが判ります。もう一本が何鉈だったのか、よくわかりません。
子供の頃には判らなかったものが、何であるか判るようになるのが大人になることだと思うので、「ひぐらし」は、子供時代の謎を探求する良い機会になったと思います。

ひぐらし

2006-11-17 18:24:56 | ひぐらし
ひぐらしの原稿やったとき、鉈について調べたのが自分で読みたくなって、掲載先から頂いてみました。金物屋の資料を参考にさせていただきました。なんにでも名前はあるものですね。