…こーゆーのを「超展開」って呼ぶのでしょうか?コンピ研部長氏がハルヒ達に殴られてハイおしまい、という展開は、読みたいネタではないので、自分では描きません。
暴力が嫌いなわけではなくて、秩序についての好き嫌いなんですね。なにもしなければ暴力から免れられるかというと、そうはいかない。今回のコンピ研部長氏の場合は、何もしなければ鉄拳制裁の危機が迫っているわけで。
不測の場合ならともかく、悲劇が予期される時は、積極的に何かしない限り、殴られた人にも「不作為の過失」があるわけで。
まあ、殴られた後で愚痴や憎まれ口を言う「自由」はあるのですけど、どうせなら殴られない可能性に賭ける「自由」の方を行使すべきかと思います。
コンピ研部長氏は「弁解」に賭けようとしますが、長門さんは「避難」に賭けたわけです。
言葉による交渉は、常に有効なわけではありません。それが有効な時機を逸した場合には時間の無駄、対策を打つ時間を失います。
前に更新した、佐々木さんが「長門さんがSOS団をどこかへ避難させてる」と推理するネタと通じるネタ。
平和は能動的に実現されるしかないという秩序感覚です。
面白いハルヒ同人紹介。
Deeppieapple「今日も長門さんがいます。」:ツンデレ有希で独自世界を築いた朧さんの安定したギャグ。これは原作に縛られがちなパロ同人達への福音ですよ。朝倉はデレキャラの設定なので、今回はツン無し有希ちゃんになってます。
特にサービスや迫力のためのコマの破格や情報量を増やすための構図の工夫など、変則4コマとストーリー漫画の双方に共通する技法を相互にフィードバックして可能なネタの幅を広げておられると思います。
20日の飲み会で即興リレー漫画を遊びを兼ねた修行に使っておられたことが判り、よく驚かされる展開の飛躍が出来る理由がちょっと窺えたかと。
童話建設との合同本だそうですが、普段エロで鍛えた表現力が爆発する童話建設のパワーにDeeppineappleが庇貸して母屋を乗っ取られる勢い。「ゴール」が凄すぎる、でも表情は最高にドキドキですよ。お色気有りギャグに向いてると思います。
からくり屋「戦慄のハルヒ焼肉」:戦慄シリーズ最終巻、残念です。またこういう世界を続けていただきたいと願っております。
今回はオリジナル本との競合の時間不足のせいか、折角のネタの連打がコマが小さくて迫力不足になっていたのが勿体無いです。
手間を減らすのに、詰めてページ数を短くするより、ネタ数を減らしてネタの盛り上げにきちんとコマやページを割いた方が良かったと思います。
大ゴマの見せ場とかタメとか間をもっと活用した方が「読者置いてけぼりギャグ」の力をフルに出せると思います。
無茶な展開はあいかわらず健在。アカギとキョンが食物連鎖の底辺、という設定が再確認されるラストが笑えます。
ハルヒ以外のSOS団の面々も酷いキャラだという設定はもっと活用すべきだと思うので、是非改めて物語を。
Natsusakura「長門有希の分裂」:この人はネタを使いこなす名人。キスという恥ずかし素材を中心に何でも起こすぞ、というノリ。キャラも可愛いし。
今回は変則4コマ連作でストーリーを展開する技法ですが、ストーリーの盛り上げと構図が上手いので、ストーリーマンガの読み応えです。勉強になりますね。
ナシノツブテ「アグレッシヴ長門」:ここも変則4コマが上手いサークル。私自身、今までのキャラ造形でやれないネタが出来て困った経験があるので、独自のデザインのキャラでガンガン色々なネタをやってしまう手数の多さは凄いと思います。ちゃんとお色気シーンのサービスがあって、裸体が描き分けられてたりする器用さ。
オリジナル始めるせいでハルヒは止めるかもしれないそうですが、勿体無いです。
路地裏トリップ「それゆけ!!SOS団」:底にシリアスのある作品から超展開の作品までガシガシ描かれる漫画力サークル。描くとなったらかなりきわどいサービスシーンも挿入する読者には有難いギャグサークル。
今回は短編ながら良い味出してる長門と朝倉さん。奇行の底には近付きたい人との距離を縮めたい一心が…。こういう真心とギャグが組み合わさった作品は自分でも描きたい形式なので自分に無いバランスを盗みたいところです。
自分の気づかぬうちに笑われる展開になったり、自分を犠牲にして笑いをとってしまうというキャラたちの姿が酔った作者達の姿に重なる様に思っております。
ここのサークルの長門本を読まなかったらハルヒ続けてなかったと思います。そしたら、今まで挙げてきたサークルの本も読めなかったでしょう。谷川さんもここの本を読んでるんじゃないかと思うことがあります。
ぶるぅらいん「もってけ!TFEI」:SS描きの方らしいですが、SSだったらこのブログでは紹介していないので、偶然のめぐり合わせですね。
TFEI三姉妹の小ネタが光ります。キャラ達が一生懸命だし、各々の優しさがギャグの端々から溢れていて、こういう作品は読後感が良いんですよね。
注目は九曜さんの絡み方が私好みなこと。かわいらしいです。
可能なら次も漫画本でお願いしたいサークルですね。
恐ろしいことに、まだまだ紹介するサークルがあります。
暴力が嫌いなわけではなくて、秩序についての好き嫌いなんですね。なにもしなければ暴力から免れられるかというと、そうはいかない。今回のコンピ研部長氏の場合は、何もしなければ鉄拳制裁の危機が迫っているわけで。
不測の場合ならともかく、悲劇が予期される時は、積極的に何かしない限り、殴られた人にも「不作為の過失」があるわけで。
まあ、殴られた後で愚痴や憎まれ口を言う「自由」はあるのですけど、どうせなら殴られない可能性に賭ける「自由」の方を行使すべきかと思います。
コンピ研部長氏は「弁解」に賭けようとしますが、長門さんは「避難」に賭けたわけです。
言葉による交渉は、常に有効なわけではありません。それが有効な時機を逸した場合には時間の無駄、対策を打つ時間を失います。
前に更新した、佐々木さんが「長門さんがSOS団をどこかへ避難させてる」と推理するネタと通じるネタ。
平和は能動的に実現されるしかないという秩序感覚です。
面白いハルヒ同人紹介。
Deeppieapple「今日も長門さんがいます。」:ツンデレ有希で独自世界を築いた朧さんの安定したギャグ。これは原作に縛られがちなパロ同人達への福音ですよ。朝倉はデレキャラの設定なので、今回はツン無し有希ちゃんになってます。
特にサービスや迫力のためのコマの破格や情報量を増やすための構図の工夫など、変則4コマとストーリー漫画の双方に共通する技法を相互にフィードバックして可能なネタの幅を広げておられると思います。
20日の飲み会で即興リレー漫画を遊びを兼ねた修行に使っておられたことが判り、よく驚かされる展開の飛躍が出来る理由がちょっと窺えたかと。
童話建設との合同本だそうですが、普段エロで鍛えた表現力が爆発する童話建設のパワーにDeeppineappleが庇貸して母屋を乗っ取られる勢い。「ゴール」が凄すぎる、でも表情は最高にドキドキですよ。お色気有りギャグに向いてると思います。
からくり屋「戦慄のハルヒ焼肉」:戦慄シリーズ最終巻、残念です。またこういう世界を続けていただきたいと願っております。
今回はオリジナル本との競合の時間不足のせいか、折角のネタの連打がコマが小さくて迫力不足になっていたのが勿体無いです。
手間を減らすのに、詰めてページ数を短くするより、ネタ数を減らしてネタの盛り上げにきちんとコマやページを割いた方が良かったと思います。
大ゴマの見せ場とかタメとか間をもっと活用した方が「読者置いてけぼりギャグ」の力をフルに出せると思います。
無茶な展開はあいかわらず健在。アカギとキョンが食物連鎖の底辺、という設定が再確認されるラストが笑えます。
ハルヒ以外のSOS団の面々も酷いキャラだという設定はもっと活用すべきだと思うので、是非改めて物語を。
Natsusakura「長門有希の分裂」:この人はネタを使いこなす名人。キスという恥ずかし素材を中心に何でも起こすぞ、というノリ。キャラも可愛いし。
今回は変則4コマ連作でストーリーを展開する技法ですが、ストーリーの盛り上げと構図が上手いので、ストーリーマンガの読み応えです。勉強になりますね。
ナシノツブテ「アグレッシヴ長門」:ここも変則4コマが上手いサークル。私自身、今までのキャラ造形でやれないネタが出来て困った経験があるので、独自のデザインのキャラでガンガン色々なネタをやってしまう手数の多さは凄いと思います。ちゃんとお色気シーンのサービスがあって、裸体が描き分けられてたりする器用さ。
オリジナル始めるせいでハルヒは止めるかもしれないそうですが、勿体無いです。
路地裏トリップ「それゆけ!!SOS団」:底にシリアスのある作品から超展開の作品までガシガシ描かれる漫画力サークル。描くとなったらかなりきわどいサービスシーンも挿入する読者には有難いギャグサークル。
今回は短編ながら良い味出してる長門と朝倉さん。奇行の底には近付きたい人との距離を縮めたい一心が…。こういう真心とギャグが組み合わさった作品は自分でも描きたい形式なので自分に無いバランスを盗みたいところです。
自分の気づかぬうちに笑われる展開になったり、自分を犠牲にして笑いをとってしまうというキャラたちの姿が酔った作者達の姿に重なる様に思っております。
ここのサークルの長門本を読まなかったらハルヒ続けてなかったと思います。そしたら、今まで挙げてきたサークルの本も読めなかったでしょう。谷川さんもここの本を読んでるんじゃないかと思うことがあります。
ぶるぅらいん「もってけ!TFEI」:SS描きの方らしいですが、SSだったらこのブログでは紹介していないので、偶然のめぐり合わせですね。
TFEI三姉妹の小ネタが光ります。キャラ達が一生懸命だし、各々の優しさがギャグの端々から溢れていて、こういう作品は読後感が良いんですよね。
注目は九曜さんの絡み方が私好みなこと。かわいらしいです。
可能なら次も漫画本でお願いしたいサークルですね。
恐ろしいことに、まだまだ紹介するサークルがあります。