年下研究

『けいおん!!』トンデモコジツケ連鎖中!涼宮ハルヒの憂鬱の謎解きコジツケの履歴保管庫。

佐々木×キョン中学時代(『驚愕』の舞台裏)…国木田がみてる

2008-04-28 12:33:48 | 涼宮ハルヒ
前にも書いた、国木田が佐々木さんのことを好きだったのではないかという思いつき。
ねこうさプリンさんやOverallさんが『客観的にいちゃいちゃしてるようにしか見えない佐々木キョン』を描いてらしたので、『いちゃいちゃに素直に従わない』キョンを描いてみました。…まだまだいちゃいちゃしてますね。
27日のCOMIC1に来てくださった方には感謝であります。あいかわらず挨拶回りで結果的に威嚇になっていたような気もします。失礼しました。
応援してる作家さんがここを読んでおられたと知って、継続は力なりだと思いました。
ハルヒ本10000円分くらい買いましたので、また紹介してゆけるかと思います。
面白いハルヒ同人
エスエフ「何があろうと世界は回る」:コピー本。ストーリー漫画担当の方と、4コマ担当の方の2人誌ですが、執筆者名が不明です。私もコピー本ではサークル名も執筆者名も描かない事が多いですが。
ハルヒが小さくなった!ネタのストーリー漫画は、小さくなった騒動ではなく、オチがやりたかったのがラストでわかります。かわいらしいハルヒですね。
恐らく、原作でもキョンはこんなだと思います。キョンの付き合いのよさが改めて浮き彫りになりますね。
背景をフリーハンドでへろへろ器用に処理してるのですが、カメラアングルや全身像を挟むのが上手いですね。
必要に応じてキャラが枠線をブチ破るので、保守的なコマ割なのに気にならず、描く側の興が伝わってくるように感じられます。
4コマは、憂鬱の元ネタ脱線ネタ。長門が地味に怒ってるのがなんとも。朝倉への攻撃が首絞め、が凄い。
キョンの特撮へのこだわりが貫いてます。想像内容がいい、とか思ってたら本当に巨人登場が笑いました。
バスキングダム王国「みくるINDEX」:4コマ本。導入漫画付き。たまに自由連想に陥るのがシュールレアリズムみたいだと思いました。『少年少女の少が笑ってる』なんて現代詩、前衛詩のモチーフですよね。
『ファックされながら出てくりゃいいのに』は笑いました。脇見運転で事故、とか笑っちゃいけないのでしょうが、笑ってしまいました。
みくるの未来予知ネタ(?)良いお話なんですけど、4コマに詰めるとギャグにできちゃうんですね。こういうのは盗まないといけませんね。
オマケ漫画の釣られた尻の主が気になります。
S.P.P「長門有希が食べる理由の一つ」:コピー本。高野千春さん、線トーンの使い方が面白いですね。銅版画的。
面を埋めるフリーハンドの線の密度が適当なので、かなり雑なカケアミなのにトーンと重ねたり、密度でグラデーションの効果を出したりとか出来てるのが凄い。
カレーを線で表現できてるのが凄いですね。女の子の髪の線画処理とか見ると、美術のペン画の習練が有る方のような気がします。
家族としてのSOS団が理想だそうで、ネタもハルヒと有希でカレーを食べ、パーティの計画をするという日常を『お話』に作り込んでます。ほのぼの。
流してしまうような細部をきちんと詰めると、一作の作品に出来るという手本ですね。勉強になります。
アニメ『みなみけおかわり』の無駄なキャラの動きは、演出の狙いでは日常を作品に高めるための小細工のつもりだったのでしょう。1期『みなみけ』のほうが少ない動きで無駄なく効果的にそれをやれてました。
京アニも、現地ロケや小物の設定を詰め、光線や構図を実写に近づけることでハルヒ世界を作りこんで、何気ないことを面白く退屈しないようにしたのだと思います。高野さんの作品はこれに通じるものですね。
Typemoonの武内さんは、全く逆に、『リアルであっても面白くなければ意味が無い』という立場を打ち出しているので、近松門左衛門が『嘘と真の間を物語りは取る』と定式化して以来、そしてこれからも、この両極の間を『面白さ』はフロンティアにしてゆくのでしょう。
まだまだ続きます。

『異世界人』が大ピンチ!?…『驚愕』展開予想

2008-04-26 06:18:45 | 涼宮ハルヒ
馬場倭先生が以前お読みになったSFに、量子論応用した危機回避があったそうで、ハルヒにコジツケてみました。
まあ、元の世界と違う世界ということで、『異世界人』ネタが使えるなあ、ということで。
『分裂』というネーミングにも合ってますし、『α・β』の並列にもコジツケられたので、無理してますが、個人的には良い思考実験かと。
喜緑さん=宇宙人中心で話を進めてきましたが、『鶴屋山』の一件では、みくる(大)も絡んで来てるので『未来人』も含めておきました。
前の更新の『宇宙船発掘ネタ』は、『陰謀』でキョンが『古代船引き揚げ』について言及してるので、まあ、アリかと。
『かぐや姫』も『月旅行』も『陰謀』でキョンが言及してますし。一応、原作準拠コジツケ…
まあ、最近は聖地巡礼のときの記憶を辿りつつ、脳内『佐々木さん』と雑談しつつ、です。北口駅近所の駐輪場には本当に『佐々木』のスペースが有ります。
面白いハルヒ同人紹介
HELLWAR「VIOLENTASIA」:表紙が凄い『非ハルヒ的』で目に付いたので手に取りました。内容も読者置いてけぼりのオリジナリティ!でも、女の子は可愛らしく、男はカッコよく描けてるので読みやすいですね。
ナイトホーク佳典さんの古泉vsSOS団ネタ、ちゃんと見せ場や決め台詞が有って盛り上がってます。
4コマは肩の力が抜けて妙な味わいの作品に。『ヒィ』、笑いました。
トーンを一切使わないでこれだけやれるのが凄いかも。
真矢さんの敵対的人間関係4コマ、古泉がキョン妹にこだわるのが笑いました。ナイトホークさんの作品同様、古泉vsSOS団の構図。このサークルの共同幻想ですか?
敵対的人間関係が面白くさらりと描けるのは、最近の若い作家の長所ですね。
おーかわーくす!「わが家に朝倉さんがやってきた!序」:初オフセットだそうです。ハルヒの映画撮影ネタ。裸ワイシャツ朝倉の上目遣いで引くという、続きが気になる引きが上手い。
続きは18禁だそうで、ここでは紹介出来なさそうなのが残念。サイドストーリーの『長門ユキのSpacecowboy』は楽しみですが。キョン=犬という発想が私と共通してるような。
表紙朝倉のスク水越しの裸体とか良い感じなので、サービス過剰なエロ度高めギャグ・ラブコメでも面白いの描けそうな方だと思います。
印刷研究会「DayDream」:2冊目の長門本。今回の丑さんは尺の取り方が上手く、物語を展開し尽くしてると思います。難しいことです。
悠々とアップ、ロングでコマを駆使し、キャラの仕草やセリフに十分な間を取れていて、雰囲気が演出できてます。結果、長門とキョンの時間が優しく感じられて成功です。
絵とフキダシの位置も上手いですし、捨てコマも計算して挿入できてるので余韻が残ります。この調子で続けて行ったら凄いことになると思います。
黒名簿「オルタナティブ」:コピー本。木口さんの朝長ネタストーリー漫画、朝倉の長門への思いやりがキョン殺害に向かわせる。古典的ネタですが、朝倉さんの行動と心の動きがずれてる、それを口に出せずに去るところが切ないですね。
朝倉の我慢に焦点を当てるのは上手い展開です。
タカツキさんのネタ提供という4コマは、七夕ラプソディから谷口・国木田まで朝倉の落書きネタで引っ張ります。長門、消すの相当大変だったようですね…笑いました。
まだまだ続きます。

喜緑さんの宇宙船は『七福神の宝船』!?…『驚愕』展開予想

2008-04-22 01:38:01 | 涼宮ハルヒ
前回の『甲山』に続き、西宮ネタです。折角、聖地巡礼にも行ったので、作品に結晶させないと。
『宝船』の回文については『マリみて』の『なかきよ』で知りましたが、ハルヒでも使えてよかったです。『宇宙戦艦ビスマルク=宝船』!?
佐々木団の4人では七福神に3人不足するので、色々想像しました。キョン・喜緑さんまではコジツケで入れられましたが、7人目は前に採り上げた『佐々木団のスポンサーは実は鶴屋さん?』説を蒸し返しました。
福禄寿の徳目は『人徳』だそうで、偶然にも鶴屋さんに当てはまりますね。
歴史上の『戎』は、古代中国で周を攻撃した犬戎、『犬』で『エビス』で『周』ですな。『鯛』『周防さん』に繋がるのがコジツケの面白いところ。
思えば、KANNONの『月宮あゆ』の『鯛焼き』好きに繋がりますね。『月』ですよ?京アニ繋がりなのも面白い。
島田君と西宮戎に初詣に行った時に、屋台で鯛焼き食べました。
漢字でジャンジャックルソーは戎雅屈蘆騒です。『戎』が入ってるんですね。
『賊』にも『戎』は含まれていて、面白い。『七福神盗賊』は、諸星大二郎の稗田礼次郎シリーズでも取り上げていたので、いつか使ってみたかったです。
諸星は、人文科学演習で『漫画に取り上げられた記紀神話』として『暗黒神話』を使った時から楽しく読ませていただいております。『驚愕』展開予想ネタは、諸星のパズル仕立てのネタ出しに似ているかもしれません。
『宇宙海賊』、『女海賊』はふざけすぎですが、まあ、たはぶれ遊びということで。
『宇宙戦争』のイメージは『射手座の日』『雪山症候群』で出てきてるので、まあ、返歌でもあります。
刃物の扱いが上手な女、ということで朝倉さん登場です。
『コブラ』好きなので、コジツケられて幸せです。
カササギが悪い鳥だという指摘は、いつも理系の情報提供をして下さる馬場倭先生のご教示。
『佐々木さん=かぐや姫』!?というのは去年から気になっていた想定ですが、ようやく使えました。
面白いハルヒ同人
悪魔のたまご「俺様道」:コピー本。非常に珍しい『生徒会長』本なので紹介。卯月さんは前書きで警告を発しておられるのですが、そんなに卑猥に思えないのは、私の脳に問題が!?
予告編で、ネタがさわりだけなのが残念ですね。会長・古泉・キョンの緊張感溢れる攻防でギャグをやっていただきたいのですが…次は18禁らしいので紹介できるかどうか。
ウルワミノ「START」:コピー本。ストーリー4コマ。みのせさんは小野ファンだそうで、いきなり古泉バニーネタ。長門さんも腐女子だし。
一つの事件にSOS団各人がどう対処するかをネタにするのは連作4コマという形式に合ってると思います。『闇』『だれかー』『吐くしか』が笑いました。
どっぺるゲンガー「涼宮ハルヒの林檎」:コピー本。どっぺるゲンガー初の同人誌だそうです。
初同人で『林檎』のモチーフで白雪姫ネタ前後編とウイリアムテルネタの3作品を描くところが意欲的で良いですね。実験的でありながらハルヒの乙女心をメインに持ってくるところが上手いバランス感覚だと思いました。やはり『恋心』はドラマの主題ですよね!
長門の絵コンテ漫画に挑戦しているところを見ると、ゲンガーと原画を掛けてるんでしょうか?
六君さん、時間が無かった上に原作読んでいなかったというのですが、それでこのくらい構造を掴み出せているなら、原作読んで十分な時間があって作品を作ったら大したものではないかと思います。実験が好きなら尚更です。
この方は原作者の谷川さんと好みの場面、好みの雰囲気が似てるのかもしれません。六君さんの『驚愕』展開予想やハルヒ世界の謎解きは面白そうだと思います。
時間不足で展開=情報開示にコマをとられて矯めが弱いのが残念。折角のキスシーンですから、もっと悶え展開にしたら盛り上がったと思います。
マヒルノソラ「CRAZYPOPSCHOOL」:コピー本。じゃらんさん初同人らしいです。根路銘さんから伺った、『ハルヒキャラ性転換ネタ』というネット上の流行の同人展開。いきなり凄い素材で初同人だなあと思います。
共通フォーマットで本に編集上の統一感を与えているのが芸が細かいですね。
キョンのあまりの破滅への一直線に笑いました。ポニテなら何でもいいのか!
ハルヒの勘違い赤面で破滅への展開を矯めてるのが上手いですね。マシントラブルがあったそうで、時間的余裕が無かったと思いますが、もう少し引っ掻き回しても良かったかも。
まだまだ続きます。

宇宙戦艦ビスマルク復活!?…『驚愕』展開予想

2008-04-20 17:46:37 | 涼宮ハルヒ
『分裂』は鳥のイメージがあるということは、前から主張してきましたが、喜緑さん、鳥につながりました!
ハルヒは『七夕』ネタが重要なモチーフですから『カササギ』=『喜鵲』に繋げられたのは幸運ですね。
『陰謀』が橘さんと藤原の初登場だと思いますが、『鶴屋山』の一件をコジツケに活用できて良かったです。佐々木団が入手可能な情報だけでSOS団の動きと、『驚愕』の展開を予測しようとするという構造。
久々に戦艦ネタ。『ビスマルク山』についてはwikiの情報ですので、論文なら引用に足りませんが、まあ、2次創作ですので、コジツケして面白そうなネタは使わせていただきました。
ハルヒの謎本で、長門、周防の戦艦ネタについて言及されていたのですが、そういうふうに直接戦艦ネタからでなく、OZネタ連鎖から『宇宙戦艦ビスマルク』ネタに展開できたのは幸せですね。前に更新した『Z旗』ネタもそうですが。
田中ロミオのシナリオのCROSSCHANNELというエロゲーは、高校の放送部の話です。
奈須さんが『超えられない壁』と評価した作品だそうですが、前の更新で谷川さんと奈須さんが、作品のモチーフを重ねていると書いた関連で行くと、谷川さん、田中ロミオを意識したりして、と勝手に思ったりします。
ひぐらしにも通じる、トラウマ絡みのちょっと暗い展開もありますが、最後のホッとした感覚は印象的でした。

喜緑さん=かぐや姫!?…『驚愕』展開予想

2008-04-19 22:34:14 | 涼宮ハルヒ
あいかわらず『オズの魔法使い』ネタコジツケです。喜緑さん、脱ぎ要員です。
まあ、『陰謀』でハルヒは『古典は大事』みたいなことを言ってましたから、『日本の物語の初め』らしい『竹取物語』はコジツケておきたかったです。…九曜さんの長門へのプロポーズネタでも引用してましたが。
OZのコジツケ連鎖はなかなか長射程で、個人的に楽しんでおります。喜緑江美里、どういう意味の名前かわかんねー、と思ってたんですが、トンデモネタでコジツケして、今や『オズの魔法使い』で『かぐや姫』ですよ。
面白いハルヒ同人
ぶれいくたいむ「NEWBEGINNING」:コピー本。東谷啓成さんの長門さん、いい性格してます。消失ネタの朝倉の言いがかり、笑いました。
二次発信「SUZUMIYAHARUHINOYUUUTSU」:コピー本。頂いたペーパーを読む限り、同人歴無しのメンバーが集まって結成したサークル「二次発信」の、2冊目の同人誌のようです。
「もぐらみん」さんのハルヒキョン漫画、一切トーン使わないベタとカケアミのペンタッチの漫画はトーン当たり前の現代に珍しい。200サークルに1サークル位しかないですね。
ハルヒとキョンの夜の学校探検ネタ。原作でも有りそうなエピソード。キョン視点で進める構成がカメラを通して観てる様で面白い。こういう工夫はどんどんやってください。同人界もハルヒジャンルも広くなりますので、有り難いです。
ハルヒやキョンの発言や感想をもう少し狂わせると背筋が寒くなるような感覚が味わえる設定だと思いました。
「カツの路」さんのハルヒ不在ネタ、みくる受難ネタかと思いきや、古泉が可愛そうです。笑いましたが。実は閉鎖空間発生してる緊迫した状況設定。
コマの連続で間を上手く捉えてます。これで気温が低下するようなキャラの感情変化を表現してるのが上手いですね。笑えます。
二次発信「ハルヒの主張」:いきなり二次発信最後の同人誌。個人活動に移行したようです。
平成に入った頃は『個人サークル』という、それってサークルじゃないじゃん?という活動形態が普及し始めた時期で、私は右も左もわからなかったので、逆にサークルに入って、コピー本製本とか新入部員勧誘とかイベントの売り子とか徒弟修業しました。最近はまたサークル復活の流れが有るようですね。
深彩さんの退屈ハルヒネタ。いきなり凄いアイテムで超展開ですよ。ちびハルヒは可愛いので、ちびハルヒが活躍する展開から始めればよかったと思います。勿体無い。
まだまだ続きます。

『涼宮ハルヒの驚愕』展開予想!?…OZネタ

2008-04-15 17:11:00 | 涼宮ハルヒ
前に更新した、佐々木さんときょこたんが情報を無理やり『オズの魔法使い』に当て嵌めることで、『驚愕』でのハルヒ達と自分達の運命を解き明かそうとするネタの続きです。
…展開予想とか言って、単なるトンデモですが。まあ、好き勝手コジツケやってます。
SOS団VS佐々木団が見せ掛けで、実は『革命』VS『反革命』が裏でせめぎあってるのではないか?という思考実験。争いが見せ掛けなら、手を繋ぐのも容易ではないかと。裏での暗闘の解決は容易では無いでしょうが…ハルヒと佐々木さんたちは大団円に一歩近づいた!?
朝比奈さんのイメージが湧きにくかったのですが、思いつきでも『未来人解放』と『TFEI解放』の対立の一方の当事者、とコジツケてみると、ちょっと描きやすくなりました。
それでも朝比奈さんは、まだまだ判らんことが多くて、『総番長』はその表れです。三年生で『生徒会長』はどうかと思うので、とりあえず便宜的に中の人のイメージで。
『ウィンキー』が『ウィンク』と語源が同一だとすれば、みくるの『ウィンク』と妙に附合して良いですね。
『憤慨』で、キョンが長門と生徒会書記を結び付けて考えるシーンがあるので、案山子=オズの後継者→長門=喜緑さんの後継者、というコジツケはアリかと。
『ZOZ団』の場合にこの対応になるのですが、結末がTFEI解放になる『SOS団』の方が、長門にとっては好都合のような気がします。


佐々木さん=裸の王様!?…ディオゲネスの奴隷廃止論

2008-04-14 18:15:34 | 涼宮ハルヒ
前にも『驚愕』展開予想で描いた、SOS団分裂の可能性です。ドラえもんの『独裁者スイッチ』のような話になる?
『驚愕』で、そういう展開があるとは断言できませんが、ディオゲネス、『犬』のコジツケ連鎖でこういう可能性に思い至るということで。思考実験。
太宰治は、先人のパロをする時は、甘える気分で気楽にやったそうですが、真似して、谷川さんに甘えまくりで、好き勝手やっております。
『奴隷がいなければ生活できない主人は、奴隷の奴隷である』という発想は法哲学の授業で習って以来、10数年ぶりの再会ですね。

佐々木さん=犬のディオゲネス?…エロ描写の舞台裏

2008-04-13 03:02:15 | 涼宮ハルヒ
単なる下心で、エロシーンを描いているわけですが、とりあえず、コジツケもやってるので、『犬のディオゲネス』から佐々木さんのエロ行動を説明するネタをもうひとつ描いてみました。
山川によると、ディオゲネスはルソーにまで影響を与えてるそうなので、
ワンダリングシャドウの犬の『ルソー』にまでコジツケ出来て幸せですね。
ジャンジャックルソーで、ジャンはキョンの別名ジョンスミスのジョンに通じますから、まあ、面白いと思ってます。ディオゲネスの当て嵌めは。
前に、佐々木さんと共和主義について書いたのですが、ディオゲネスで、『本能』と、『力の均衡』を繋げる事が可能になったので、まあ、コジツケ成功ですね。
佐々木さんの言う『本能』と、キュニコス派の『神のような生き方』と、政治上の『権力分立』を繋ぐ長距離射程のコジツケです。
ハルヒは『陰謀』で、『古典』を踏まえることは重要だと言ってるので、『キュニコス学派』の当て嵌めは、返歌としてアリかと思います。『たはぶれあそび』ですよ。
面白いハルヒ同人紹介
SENYEN「むかうところ敵なしっ!」:サンクリに参加しなかったので入手できなかった本を、ハルヒオンリーイベントで入手出来たという幸運の一冊。ハルヒ効果かと。
吉田さんも増田さんもヤマ場が『古泉の身体を張ったボケ』というのが凄い。打ち合わせでやってるとは思われないので、ちょっと不思議。
よくさらりと女の子を脱がせる吉田さんの作品はハルヒに謎の特訓を強要されるみくるが今回の脱ぎ要員。長門が妙に真剣にダメ出ししてるのが面白い。
オチで明らかになる真実から考えると、途中でキョンを実験台に特訓し始めるハルヒの思考回路がどえらい。無駄なのに退散しようとするキョンが笑いました。
よく古泉が脱いでいる増田さんの作品は、鶴屋さんが黒幕のパニックネタ。とりあえず古泉は脱いでます。繰り返しのお約束ギャグは読む方も期待する様になって来ますね。
みくるの変わりっぷりが吹いてしまいました。どこの毛だったんでしょうか…?
キョンの『微妙』が妙に納得してしまいました。こういう事件があったらこんな立場になりそうですね。
SENYEN「涼宮ハルヒと愉快な仲間達の憂鬱」:コピー本。冬コミの本なので吉田さんは初詣ネタ。ハルヒのイライラには『良いイライラ』と『悪いイライラ』が有ると思いますが、この作品は『良いイライラ』ですね。ほほえましい。原作でもありそうな展開だと思いました。
表情だけでなく、手の仕草や髪の表現も上手い方だと思っておるのですが、イラストを拝見すると、身体のねじれとか、肉が布を押し上げる表現が上手いからキャラに色気があるのだろうと思います。みくるの背中の筋肉の表現とか。
何故か増田さんは年末に『俺嫁チャート』ネタ。一足早い『お年玉』!?
当然、古泉が裸エプロンです。SOS団メンバー達がかなりマジで夫婦展開するのでびっくりしました。長門の『名前』、みくるの『におい』、古泉の『独占欲』、なにやら本当に各キャラが『気にしそう』な事をネタに据えてるのが上手いと思いました。
落花生爆弾「色々ギリギリ」:コピー本。実は、ここの鶴屋さん18禁本は持っておるのですが、このコピー本で予告されたギャグ本は持っていないような気が。
エロは基本的に紹介しないので、鈴木稔さんの魅力的なキャラの表情付けが紹介できないのも勿体無いと思い、名前を挙げておきます。
かなりキャラを崩した表情付けをするのですが、それが生き生きして見えて可愛らしいのですね。
18禁本の中のキャラのやりとりを見る限り、軽妙でいい感じです。ギャグも期待大ですね。ギャグの方も入手次第紹介する予定です。
つちのこ定食「ながとけ」:文字通りの『みなみけ』ネタ。TFEI三人娘が南家に対応します。連作4コマ。地味にパンちらとかお色気シーンが。
朝倉が某動画サイト好きの設定のせいか、こなたも初音ミクも出てます。
『みのりんはなんでできてるの?→おっぱい』にはやられました。妙に納得。
原作みなみけネタから、『硬いの当たっている』に展開してゆくネタが上手い展開だと思いました。
あと、クリスマスネタの『靴下におでん』ネタが展開も上手いし、笑いました。
まだまだ続きます。

佐々木さんはキュニコス学派!?…モデルの推定。

2008-04-07 19:06:48 | 涼宮ハルヒ
まあ、コジツケですけど。犬のディオゲネス、佐々木さんに関係有りそう。
佐々木さんも何事にも動じないのが理想らしいし、『自然』に従うのが理想というディオゲネスと、『本能』を重視する佐々木さん。無理すれば似てなくも無い。
さらに、キュニコス派の理想『無憂=アタラクシア』と、奈須さんの作品の『アタラクシア』、似てなくも無い。
コジツケですが、『涼宮ハルヒの憂鬱』に『無憂』はケンカ売ってるような気がします。奈須さんの真意はわかりません。
佐々木さんがハルヒを気にいらなそうな雰囲気があるのも。佐々木さんは谷川さんからの奈須さんへの返事になるかも。
勝手な想像です。そうだったら興奮しますね。

佐々木さん自爆テロ!?…犬ネタ続き

2008-04-06 15:26:45 | 涼宮ハルヒ
以前、佐々木キョン犬ネタをやったとき、『犬』つながりで『キュニコス学派=犬儒派』(山川偉也によると誤訳みたいですが)『犬のディオゲネス』ネタにコジツケして行きたかったんですよね。1年かかりました。
今年に入って青木さんから山川偉也の『哲学者ディオゲネス』という本を頂いて、新知見を得られたので、無理して2007年中にこのネタやって無くてよかったです。これもハルヒ効果ですね。偶然が味方。
まあ、『犬コスプレ佐々木さん』を私が描いた時点で、佐々木さんなら『キニク主義まで射程があるな?』とオチがバレてたような気がして、改めて描くのも妙な気分でした。
谷川さんと奈須さんは、ディオゲネスやキュニコス学派に関心が有るような気がしています。勝手に。その辺のコジツケは次の更新でネタにします。
面白いハルヒ同人。
夢の寸劇「情報制御空間より愛を込めて」:朝倉さん中心、TFEI本。メインの八色さんは、初同人誌で、きちんとした漫画は今回が初めてということですが、達者です。
ゲスト原稿も面白い。白い旅人さんの長門の宇宙人的脱ぎっぷりやデスノートネタ、上手いと思います。
はもやさんの4コマの心無い一言に切れる朝倉さんも、ナイフ叩き落される朝倉ネタも良い感じ。マンガ、描き慣れてますね。
朝倉虐待度高い本になってます。
藤原が活躍するというだけでも貴重なのに、朝倉脱がすのに貢献させるなんて凄い配役です。長門の武闘派ぶりも凄いですが、喜緑さんも良い味です。屈折した朝倉萌えなんでしょうか…
次々と事件が畳み掛けて起こるので、最後までテンション高いのが巧い。朝倉さんのコスプレは、もっと大コマ使っても良かったかも。胸の谷間や赤面はナイスです。
初めてこれだけやれるなら、次回も楽しみですね。
ぶれいくするー「朝倉本」:これまた、みやしたやっこさんの初同人誌だそうで、マシントラブルにも負けずに発行できたのは偉いです。
九曜さんに朝倉が対抗意識を燃やしてるらしいのが可愛らしい。
メイド朝倉描けて幸せというコメントが全てかと。具体性の有る欲望は具現化する作業の内容を指示するので、作品作りに有利です。後書で反省しておられますが、描きたいものがあれば場数も踏むので上達も早いと思います。
次はメイド朝倉を活躍させる漫画を!
ぶれいくたいむ「キョンコママンガ劇場」:SiNさんは初オフセ本だそうですが、しっかりした線で女の子のちょっとした仕草の色気を描くのが上手い方。
首、肩から腕、手にかけての繋がり方や、胴と腰の繋がり方、腰から脚の繋がり方が判っておられるので、折れ曲がる動作がカッコよいです。身体がしっかりしてるから服の下のラインが顕れて色っぽい。見せ場が作れます。
他方で、ちびキャラも描ける器用な方。朝倉の「ナイフ攻撃」「ちび猫ブルマ」(特に尻尾の感情表現)、ハルヒの「高い高い」は、ちびキャラでなければこの味わいは出なかったと思います。ラストシーンの「手つなぎ」とか。やれたのが勝利。
統合思念体の価値観が凄いというネタは幾つか見てきましたが、本当にグッジョブだと思いました。もっとやってください!
デフラグ「ブラクラ」:不思議な印象の表紙の長門本。NATSさん、『分裂』の長門の病気でショックを受けたご様子ですが、わかります。大団円を信じて活動を頑張りましょう。
しぶもちさんの「素直になれない長門さん」、最初から狙った訳では無いのに「間接キス」になって赤面、てのも良い展開。キョンが怒ってしまうのも微笑ましい。
木男さんの、武闘派長門さん、朝倉さんの崩れっぷりに比べて、凛々しさを崩さない待遇の差がなんとも。所詮バックアップの格の違いかも。
壱式さんの連作4コマ、シンプルな描線で可愛いキャラが描けてるのがうらやましい。長門の変調に対するSOS団の各人の対応の違いでキャラの個性を出すという構造が上手いですね。スク水好き古泉の微妙なネジ外れぶりが笑えます。
長門の自動プログラムの不備が可愛いですし、一日かけたダウンロードの結果が…
笑いました。
長門好きのNATSさんの長門日常4コマ連作、長門の抑制された反応がツボです。朝倉が長門大好きなのがいいですね。ラストの「ぎゅ」、原作でもこういうシーンが欲しいですね。
「そんなにおっきいいの入らない」、「みちゃった」は凄いネタだと思いました。どきどきしますね。NATSさんの『驚愕』展開予想、良い話だと思うので漫画化して欲しいですね。ちょっとショッキングですが。
ヤンデレみくる一発ネタ、描いた者勝ちです。
まだまだ続きます。

『キョン=犬』!?…OZネタ続き

2008-04-04 15:41:11 | 涼宮ハルヒ
OZネタを考えた時に、キョンは誰に相当するかを考えたのですが、『犬のトト』がふさわしいかと。いつも理系の情報提供をしてくださる馬場倭先生のご指摘。
ワンダリングシャドウの『犬のルソー』、
呉越ネタと青鬼ネタからの『走狗烹らる』の犬ネタ、
そして今回、改めてOZネタでも『犬』ですよ。
まあ、佐々木キョン中学ネタのときの犬ネタは、或る一点に向かっての突進を想定した入り口のつもりだったわけですが、意外にもコジツケ連鎖が大規模になって嬉しい悲鳴です。まさに犬も歩けば棒に当たる?
扶桑社から出た新しい歴史教科書を作る会の教科書の1冊目には、冒頭に「身近な歴史を調べてみよう」という呼び掛けがありました。
そこでは「犬は自然物なので、調べる対象にしてはいけない」という意味の記述があって「家畜は、各民族の自然との付き合い方の異同が表れる重要な文化だし、当然、歴史の産物だし、生きた歴史民俗資料なのに」と残念に思いました。
自由主義史観は政治的な自虐の否定、反共に忙しくて、我々の先祖の営みなど本当はどうでも良かったのでしょう。
2冊目からは削られていたので、さすがに批判されたのでしょうが。
北海道にいたとき、アイヌ犬と、台湾の高砂犬のDNAが近く、日本犬は、朝鮮犬とアイヌ犬の混血と考えると違いが説明できるという研究を読んだ事があって、犬も調べようで日本人のルーツに関わる資料なのだという意識はあったのですが。
ベルツは、日本人に薩摩のタヌキ顔と長州のキツネ顔があることに気づき、京都などの中央日本にキツネ顔が、琉球王国や鹿児島、北海道のアイヌにタヌキ顔が多いこと、朝鮮はキツネ顔が多いことを知って、昔の日本は沖縄やアイヌのような人が先住民だったところに朝鮮から移民が有って、先住民が南北に追いやられた結果、中央のキツネと南北のタヌキという分布が生まれたと考えたそうです。
犬も中央と南北の分布になってるのが面白い。
これを踏まえたのか、梅原猛のヤマトタケルという作品、私は山岸涼子の漫画版で読んだのですが、
九州のクマソのクマソタケルが、「我々が昔から住んでいたのに、外国から大和朝廷が攻めて来て、南北に追いやられた」という意味のことを語る場面があります。
蝦夷を見たヤマトタケルは、クマソと服装が似ているのに気づき、クマソタケルの言ってることは正しかったのだろうかと考える場面も有ります。
東北先住民・蝦夷=クマソ説です。
もうお気づきの方もおられるかもしれませんが、昔、某酒造メーカーの社長が「東北人はクマソ」と発言した時、マスコミは「クマソは九州だろう。この社長は無知だ」と笑いました。
何年か経って、まだ「東北=クマソなんて無知の言うこと」という形で引用されていたので気にはなっていたのですが…、それなら梅原猛も攻撃するべきでしょう。
差別意識は問題ですが、犬のDNAや、人間の顔の特徴から南北日本先住民同一起源説は提出されているわけで、クマソやエゾが先住民とするならば、東北=クマソは根拠の無い誤りと一蹴してよいこととも思えません。柔軟な発想を持っていた網野善彦もマスコミに反論せずに事件に言及していたので、今後も正されないかもしれませんが
クマソ=エゾ説は、クマソは新参の渡来人でエゾと違う、とか、エゾは北からのクマソは南からの渡来人で関係ない、とか根拠を反証して否定すればよいことかと思います。
犬から脱線しました。