2009年の話題を持ち出すのは、理由があります。
2009年の『涼宮ハルヒの憂鬱』アニメ2期は、1期に比較して盛り上がりに欠けてたと思います。
特に『エンドレスエイト』を8回繰り返したことについては、ヤマカン監督も批判しておられたようですが、
2011年になって、
『まどかマギカ』の『ほむらループ』
『Steins;gate』の『オカリンループ』
という『感動』や『先が気になる展開』を生み出す『ループ』の使い方が実践されたことで、
改めて、
何故、京アニは、『エンドレスエイト』のループをやったのだろうか?
と、不思議に思ってしまいました。
私は、『日常』アニメ版で、床を転げ回って笑わされてるので、
京アニが努力したら、つまらなくならないと思っておりますので、
『エンドレスエイト』は、『面白いと思ってやったわけではないだろう』
という気が。
これは、何か、重大なメッセージを視聴者に暗示したいから敢えてやったのではないか?
と勝手に考えることにしました。
2010年までなら、
原作のループ、『15498』回から外れたアニメ独自展開、
14話『15499』
19話『15532』
→『15499+33=15532』
→『33』=『観音』の変化の種類『33』と同数
2010年に映画化された『涼宮ハルヒの消失』の原作で、『ゾロアスター』が言及されていたので、
観音=『ゾロアスター教』の『水神』・『アナーヒター女神』が元型?
『アナーヒター』の別名『ハラフワティ』→『ヒンズー教』の『川の神』・『サラスバティ』=仏教の『弁財天』
ということで、
『エンドレスエイト』で蝉を逃がした山のモデルになった西宮市の『甲山』を開山した『如意尼』は、
『海部氏』出身で『水』に縁、
『如意尼』は『弁財天』を崇拝して、空海の雨乞いを支援した(「弁財天」「水」繋がり!)
『甲山神呪寺」の本尊は、空海が如意尼に似せて彫った『十一面観音』(「観音」繋がり!)
『甲山』には『神功皇后』が『水』を制御する『如意宝珠』を埋めたという伝説がある
といった辺りから、
『分裂』で『佐々木さん』が言っていた『海中から古代の邪神が蘇る』ということと『水』繋がりコジツケ
前にコジツケした、『けいおん!』に『弁財天』がコジツケ可能?というトンデモとも連鎖?
くらいでコジツケ連鎖やめてると思うのですが、
強い印象に残った『水難』の『311』の後ですから、
『エンドレスエイト』は、谷川先生が『311』を予言したもの?
というトンデモネタに仕上げて見ました。
蛇足1。
『弁財天のコスプレした出口王仁三郎』
は、写真が残っております。
『昭和の七福神』
という映画に主演したときの姿でしょうか。
この映画は『大三害』=『水害・火事・嵐』を軽減できると宣伝されていたそうで、
2011年は、『津波』『原子の火』『台風』が凄い年なので、不思議な巡り合わせだと思いますね。
本題、
『エンドレスエイト』で、山で蝉を逃がすときに、『パンドラの箱が開いた』という形容をキョンがするのですが、
この山が、アニメ版で、『甲山』がモデルにされ、
前述の通り、『甲山』は『水を制御する如意宝珠』が埋められた伝説がありますから、
『311』で『水』の災厄が原因で『原子の火』が漏れて、
『パンドラの箱』が開いた
という状況になっているのが、予言されていたかのようで恐ろしい偶然ですね。
『谷川流』先生、角川書店、TBS、京アニの併せ技なので、誰がアカシックレコードにアクセスしてたかは不明ですが。
『涼宮ハルヒの驚愕』前編182pで、『アカシックレコード』に言及されてるので、ネタに出来てよかったです。
蛇足2。
『アカシックレコード』って、
この世の全てが書かれている本、
この世の全情報を収蔵した図書館、
というイメージなんですけど。
『護法少女ソワカちゃん』で、『虚空蔵=アカシックレコード』と、翻訳されてましたが、
ソワカちゃんの敵の『グルグル』の元ネタ『グルジエフ』や、
『神智学協会』設立に参加した『ブラバツキー夫人』らが宣伝して、『アカシックレコード』は有名になったようで…
『赤松健』先生の『ねぎマ』の『図書館』、
『佐藤明軌』先生の『ビブリオテークリブ』の『図書館』、
漫画、アニメの巨大図書館設定って、『アカシックレコード』の現代版かもしれません。
『桜庭一樹』先生原作、ボンズがアニメ制作の『GOSICK』の『図書館』、
『鎌池和馬』先生原作、J.C.STAFFがアニメ制作の『とある魔術の禁書目録』の膨大な異次元の『魔道書』にアクセスする設定、
『三雲岳斗』先生原作、GAINAXアニメ制作『ダンタリアンの書架』なども、『アカシックレコード』のイメージ?
『杉井光』先生原作、J.C.STAFFアニメ制作『神様のメモ帳』の『インターネット』も、『図書館』の翻案(?)かも。
ただ、アニメ1話で、ネット検索100パーセントで推理できずにマンパワーの情報収集に頼っていることから、
『ネット』に全ての情報が載ってるわけではない、という事実の制約が反映していて、
まだまだ『ネット』は『アカシックレコード』という共同幻想は形成されてないと思いました。
人類の作ったネットじゃないなら、『統合思念体』が『アカシックレコード』に結構近付きつつある印象ですけど。
『石原慎太郎』都知事の『新・堕落論』(新潮新書2011)で、複雑な現代社会の膨大な情報は、人間の脳の処理能力を
超えているので、社会不適応に陥る、というような図式が書かれておりましたが、
この世の全てが書かれた本を制御下におく、
この世の全情報にいつでもアクセスできる状況になる、
という設定の作品を量産し消費することは、世界がわからない、先行きが不透明な状況で精神的安定を得るための代償行為なのかも。
…都知事にはそう言われちゃいそうですね。
蛇足3。
『神智学協会』の主張って、
『ミロク』による人類救済
とか、
霊視による知識獲得とか、
同時代の『大本』に似てるところがあって、
当時の一般的知識階級だった浅野和三郎とかが神智学の知識を王仁三郎に提供していたかもしれない、
とか思うことがあります。
ナンシー・ストーカー『出口王仁三郎』(原書房2009)によれば、
本田親徳が開発し、弟子の長沢雄楯が王仁三郎に教えた『鎮魂帰神法』が大受けしたのは、
近代社会の民衆が、『心霊主義』を信奉していたからだそうで、
面白いのは、欧米でも、アジア、アフリカ、中南米でも、19世紀~20世紀は『心霊』大受けだったそうです。
青木さんからいただいた、別冊歴史読本77『古史古伝と偽書の謎』(新人物往来社2004)で『大塚英志』先生が、
『遠野物語』を柳田國男に語った『佐々木喜善』が、心霊主義にはまっていて、
亀岡に行って大本の修法を受けたことを日記に書いていることを指摘していて、
『折口信夫』が授業中に、顔のアザを指差して、『自分が特別な存在である証だ』と自慢していたという話も聞いたことがあるので、
最近、漫画・アニメ・ゲームに影響を与えている民俗学も、形成された時代の風潮を受けて結構『トンデモ』の血が入ってると判ります。
コンビニ置きの『心霊写真』『都市伝説』を宣伝する本や、
ネット上での『都市伝説』『学校の怪談』の流布は、
19世紀~戦前の風潮が、
2発原爆落とされて敗戦・植民地失っても、
高度経済成長で共同体や自然が破壊されても、
今日にまで姿を変えつつも続いているという証拠だろうと思います。
『トンデモ』は、日本近代史でもあるのですね。
蛇足4。
『けいおん!!』の聖地で、『けいおんラッピング電車』を走らせている『叡山電鉄』、
先日、青木さんに案内されて、出町柳から『鞍馬』まで乗りましたが、
『鞍馬の天狗』の正体は、
650万年前、金星から飛来した『魔王尊・サマートクマラ』(クラマじゃありません)
だと、鞍馬寺の解説にありました。
…さすが京アニ、
唯達が初日の出見た山のモデルという『船岡山』の『健勲神社』は、
『皇典講究所』卒業した『出口王仁三郎』が神主を務めていた神社ですし、
あずにゃんが唯たちの合格祈願に1000円投げ込んだ宇治市の『許波多神社』の氏子の方は、
失われたユダヤの12支族(10支族ではありません)が日本に来ていた
という生きた『日猶同祖論』を語っておられましたし、
『叡山電鉄』も、そういう聖地に繋がっておりました。
まあ、『竹内文献』を聖典に『天津教』つくった『竹内巨麿』は、鞍馬山で修行して、謎の男から文書を入手してるそうですから、
戦前からトンデモ聖地だったのかもしれません。
1947年、『鞍馬弘教』という新興宗教を発足させ『鞍馬寺』を再興した『信楽香雲』という方が、
『ブラバツキー夫人』とかのファンだったらしく、
『ブラバツキー夫人が来日して鞍馬山に来た』という伝説もあるそうです。
…繋がった!?
蛇足5。
『Steins;gate』で、『ゼリーマン』の出現地点として、『比叡山』の山麓がありまして、
京阪電鉄が『石山坂本線』で『けいおんラッピング電車』を走らせたので、東坂本、西坂本、双方で、
『比叡山』の山麓は『けいおん!!』とコラボしてしまい、
『Steins;gate』と『けいおん』は『花田十輝』先生繋がりだけじゃなくなりました。
偶然は面白い。
本題、
『平将門』というと、『荒俣宏』先生の『帝都物語』(角川書店1985)を思い出しますが、
今回の被災地に、平将門の子孫を自称していた『相馬藩』の旧領地が重なっている偶然が恐ろしいですね。
相馬藩領ではありませんが、岩手県陸前高田市の松の木から放射能が検出されて、京都の大文字焼きに使用するのを拒否されたとき、
引き受けることを申し出た、
千葉県の『成田山新勝寺』
は、将門への勝利祈願で建てられたという伝説があります。
住職が神仏を信じておられるなら、将門の怨霊を抑ええるのはウチしかいない、という決意かも。
『水戸黄門』は将門を封じるために『兜』を埋めて、現在の『兜町』の由来になったという話も有りますが、
『マネーゲーム』が、『失われた20年』や『世直し村上世彰』『ホリエモンショック』『サブプライムショック』に繋がることを思うと
結構、将門、凄いかもしれません。水戸黄門が負けちゃったんですね。
TBSの『水戸黄門』の打ち切りが決まりましたし。
TBSは『けいおん!!』作ったところですけど、将門の怨霊が今回の津波+放射能漏れの原因と思って『水戸黄門』を打ち切りにしてたりして。
…勝手な決めつけすみません。
千葉県市川市の『葛飾八幡宮』の放生池の跡地ともいわれる『八幡藪知らず』で、水戸黄門が将門や将門の部下の怨霊と対決したという伝説があり、
地元ネタでもあるんですよね、平将門。
蛇足6。
将門に『新皇』の位を授けた『八幡神』を嫌った『水戸黄門』は、領内の『八幡社』を弾圧したそうですが、
前述の『甲山』に如意宝珠を埋めた『神功皇后』は、『八幡神』の母親です。
『けいおん!』1期アニメOPで、自転車で走ってる所の近所が『石清水八幡』。
『けいおん!!』2期15話『マラソン大会!』で、オカルト研が、『UFOが目撃された』と言っていた場所の背景の山は、
『幡枝八幡宮』。
『叡山電鉄』は『宝ヶ池』駅で鞍馬方面行きと八瀬方面行きに分かれますが、
鞍馬線に『八幡前』駅、叡山本線に『三宅八幡』駅があります。
先日、大阪イベントの折に、松ヶ崎から上賀茂社、幡枝八幡と辿って『三宅八幡宮』まで歩きましたが、
『備後三郎=児島高徳』の屋敷に有ったから『三宅』なんですね。
児島高徳は、三宅氏なので。
宇多源氏説もあるので、『佐々木源氏』とも縁が出来ますね。
私が『分裂』ネタで出した同人誌に、『児島高徳』という文部省唱歌を引用していましたが、
こんなところで再会するとは。
『児島高徳』は『新田義貞』と共に2円札の肖像になったことがありますが、裏面は
『竜宮城』
だったそうで、なぜか『水』繋がり。
蛇足7。
『まどかマギカ』で群馬県前橋市が舞台となり、
『あらゐけいいち』先生原作、京アニ制作『日常』の聖地は、群馬県伊勢崎市らしいですが、
隣の群馬県太田市古海の『高徳寺』に『児島高徳』の墓が有り、青木さんに案内されて行ったところ、
『摩怛利天堂』がありました。
『山本ひろ子』先生の『異神』上巻(ちくま学芸文庫2003)によれば、『摩多羅神』と同一視されたという、
『摩怛利天』
です。
山本先生は、正典に儀式が載っていない摩多羅神の儀式をする為に、東国では、敢えて混同して、
摩怛利天の儀式を転用したというような推測をなさってますが、実際の祭祀の跡に辿りつくとは。
前の更新で、『原発』ネタからの流れで偶然『立川流』にも言及してましたが、
南朝は、『文寛』が『陀枳尼天法』修して『立川流』との関係を疑われたりしてました。
しかし、『児島高徳』から、『摩怛利天=摩多羅神』や『八幡神』に辿りつくとは…
摩怛利天は、七母天ともいい、シヴァの妻達が仏教に取り入れられたものらしいですが、
『甲山』や、『修学院』近所の『赤山禅院』には、『聖天』が祀られていて、『聖天=ガネーシャ』はシヴァの息子。
『聖天』が『荒神』と同一視され、『秦河勝』『百太夫』『毘沙門天』『摩多羅神』とも同一視されてることは前に書きましたが、
『叡山電鉄』終点の『鞍馬寺』の本尊は『毘沙門天』です。
面白い偶然ですね。
蛇足8。
今年の初詣は、島田君に連れられて、山口県の『忌宮神社』、『赤間神宮』に行きましたが、
『忌宮神社』は『神功皇后』に縁の神社で、沖には『如意宝珠』が姿を変えたという島があります。
日本書紀にある、長門で如意宝珠を得た、というのはここの海で、皇后は三韓征伐から帰って、如意宝珠を神に返した、
ということらしいのですけど、甲山の伝説と矛盾しますね。
個人的には、『埋蔵金』とか好きなので、甲山埋蔵説の方が、好きですね。島になったというのは荒唐無稽すぎる気もしますし。
『赤間神宮』は、『安徳天皇』を祀っています。目の前の海は『壇ノ浦』。
お参りしたら急に雨が降ってきて、2011年が凄い水難の年になったことを思うと、不思議な気がしますね。
そういえば、ここに描いている『岩井・國王神社の将門像』は、以前盗難した事があって、取り返されて、神社に戻った日に凄い雷雨になったそうですね。
たしか、國王神社が、逆賊の祭祀だということで、内務省が干渉したら、関東大震災が起きて、『将門の首塚』が割れたので、
祟りが怖くて干渉がなくなったとかいう噂、伝説もあるようですし…
青木さんに連れられて、原作・アニメ制作P.A.WORKS『花咲くいろは』の聖地巡礼で石川県に行った折、ポテトさんの運転する車で、
『能登時国家』まで行ったのですが、『平時国』の子孫を自称しておられまして、『下時国家』は、
1985年結成の日本全国の『平家』子孫でつくる『全日本平家会』に加盟しているそうで、庭に『赤間神宮』の分霊が祭られてました。
こんなところで『赤間神宮』に再会するとは。面白い偶然です。
解説の女性が、来年のNHK大河ドラマ『平清盛』の宣伝をしておりました。
…まさか、NHKもTBS同様、今回の津波や放射能漏れを平家の祟りだと怖がっていて、平家追悼番組ですか?(勝手なコジツケすみません)
『平家物語』作者は、将門と安徳天皇に因縁があるとコジツケして捉えていたので、まあ、両者を繋げるコジツケもありでしょう。
本題、
『周防九曜』→『周防内侍』→『桓武平氏』→『平将門』『平田篤胤』とコジツケ連鎖させてきましたが、
改めて『平将門』に戻ると共に、『壇ノ浦』で滅んだ『平氏』に繋がりました、ということで。
2009年の『涼宮ハルヒの憂鬱』アニメ2期は、1期に比較して盛り上がりに欠けてたと思います。
特に『エンドレスエイト』を8回繰り返したことについては、ヤマカン監督も批判しておられたようですが、
2011年になって、
『まどかマギカ』の『ほむらループ』
『Steins;gate』の『オカリンループ』
という『感動』や『先が気になる展開』を生み出す『ループ』の使い方が実践されたことで、
改めて、
何故、京アニは、『エンドレスエイト』のループをやったのだろうか?
と、不思議に思ってしまいました。
私は、『日常』アニメ版で、床を転げ回って笑わされてるので、
京アニが努力したら、つまらなくならないと思っておりますので、
『エンドレスエイト』は、『面白いと思ってやったわけではないだろう』
という気が。
これは、何か、重大なメッセージを視聴者に暗示したいから敢えてやったのではないか?
と勝手に考えることにしました。
2010年までなら、
原作のループ、『15498』回から外れたアニメ独自展開、
14話『15499』
19話『15532』
→『15499+33=15532』
→『33』=『観音』の変化の種類『33』と同数
2010年に映画化された『涼宮ハルヒの消失』の原作で、『ゾロアスター』が言及されていたので、
観音=『ゾロアスター教』の『水神』・『アナーヒター女神』が元型?
『アナーヒター』の別名『ハラフワティ』→『ヒンズー教』の『川の神』・『サラスバティ』=仏教の『弁財天』
ということで、
『エンドレスエイト』で蝉を逃がした山のモデルになった西宮市の『甲山』を開山した『如意尼』は、
『海部氏』出身で『水』に縁、
『如意尼』は『弁財天』を崇拝して、空海の雨乞いを支援した(「弁財天」「水」繋がり!)
『甲山神呪寺」の本尊は、空海が如意尼に似せて彫った『十一面観音』(「観音」繋がり!)
『甲山』には『神功皇后』が『水』を制御する『如意宝珠』を埋めたという伝説がある
といった辺りから、
『分裂』で『佐々木さん』が言っていた『海中から古代の邪神が蘇る』ということと『水』繋がりコジツケ
前にコジツケした、『けいおん!』に『弁財天』がコジツケ可能?というトンデモとも連鎖?
くらいでコジツケ連鎖やめてると思うのですが、
強い印象に残った『水難』の『311』の後ですから、
『エンドレスエイト』は、谷川先生が『311』を予言したもの?
というトンデモネタに仕上げて見ました。
蛇足1。
『弁財天のコスプレした出口王仁三郎』
は、写真が残っております。
『昭和の七福神』
という映画に主演したときの姿でしょうか。
この映画は『大三害』=『水害・火事・嵐』を軽減できると宣伝されていたそうで、
2011年は、『津波』『原子の火』『台風』が凄い年なので、不思議な巡り合わせだと思いますね。
本題、
『エンドレスエイト』で、山で蝉を逃がすときに、『パンドラの箱が開いた』という形容をキョンがするのですが、
この山が、アニメ版で、『甲山』がモデルにされ、
前述の通り、『甲山』は『水を制御する如意宝珠』が埋められた伝説がありますから、
『311』で『水』の災厄が原因で『原子の火』が漏れて、
『パンドラの箱』が開いた
という状況になっているのが、予言されていたかのようで恐ろしい偶然ですね。
『谷川流』先生、角川書店、TBS、京アニの併せ技なので、誰がアカシックレコードにアクセスしてたかは不明ですが。
『涼宮ハルヒの驚愕』前編182pで、『アカシックレコード』に言及されてるので、ネタに出来てよかったです。
蛇足2。
『アカシックレコード』って、
この世の全てが書かれている本、
この世の全情報を収蔵した図書館、
というイメージなんですけど。
『護法少女ソワカちゃん』で、『虚空蔵=アカシックレコード』と、翻訳されてましたが、
ソワカちゃんの敵の『グルグル』の元ネタ『グルジエフ』や、
『神智学協会』設立に参加した『ブラバツキー夫人』らが宣伝して、『アカシックレコード』は有名になったようで…
『赤松健』先生の『ねぎマ』の『図書館』、
『佐藤明軌』先生の『ビブリオテークリブ』の『図書館』、
漫画、アニメの巨大図書館設定って、『アカシックレコード』の現代版かもしれません。
『桜庭一樹』先生原作、ボンズがアニメ制作の『GOSICK』の『図書館』、
『鎌池和馬』先生原作、J.C.STAFFがアニメ制作の『とある魔術の禁書目録』の膨大な異次元の『魔道書』にアクセスする設定、
『三雲岳斗』先生原作、GAINAXアニメ制作『ダンタリアンの書架』なども、『アカシックレコード』のイメージ?
『杉井光』先生原作、J.C.STAFFアニメ制作『神様のメモ帳』の『インターネット』も、『図書館』の翻案(?)かも。
ただ、アニメ1話で、ネット検索100パーセントで推理できずにマンパワーの情報収集に頼っていることから、
『ネット』に全ての情報が載ってるわけではない、という事実の制約が反映していて、
まだまだ『ネット』は『アカシックレコード』という共同幻想は形成されてないと思いました。
人類の作ったネットじゃないなら、『統合思念体』が『アカシックレコード』に結構近付きつつある印象ですけど。
『石原慎太郎』都知事の『新・堕落論』(新潮新書2011)で、複雑な現代社会の膨大な情報は、人間の脳の処理能力を
超えているので、社会不適応に陥る、というような図式が書かれておりましたが、
この世の全てが書かれた本を制御下におく、
この世の全情報にいつでもアクセスできる状況になる、
という設定の作品を量産し消費することは、世界がわからない、先行きが不透明な状況で精神的安定を得るための代償行為なのかも。
…都知事にはそう言われちゃいそうですね。
蛇足3。
『神智学協会』の主張って、
『ミロク』による人類救済
とか、
霊視による知識獲得とか、
同時代の『大本』に似てるところがあって、
当時の一般的知識階級だった浅野和三郎とかが神智学の知識を王仁三郎に提供していたかもしれない、
とか思うことがあります。
ナンシー・ストーカー『出口王仁三郎』(原書房2009)によれば、
本田親徳が開発し、弟子の長沢雄楯が王仁三郎に教えた『鎮魂帰神法』が大受けしたのは、
近代社会の民衆が、『心霊主義』を信奉していたからだそうで、
面白いのは、欧米でも、アジア、アフリカ、中南米でも、19世紀~20世紀は『心霊』大受けだったそうです。
青木さんからいただいた、別冊歴史読本77『古史古伝と偽書の謎』(新人物往来社2004)で『大塚英志』先生が、
『遠野物語』を柳田國男に語った『佐々木喜善』が、心霊主義にはまっていて、
亀岡に行って大本の修法を受けたことを日記に書いていることを指摘していて、
『折口信夫』が授業中に、顔のアザを指差して、『自分が特別な存在である証だ』と自慢していたという話も聞いたことがあるので、
最近、漫画・アニメ・ゲームに影響を与えている民俗学も、形成された時代の風潮を受けて結構『トンデモ』の血が入ってると判ります。
コンビニ置きの『心霊写真』『都市伝説』を宣伝する本や、
ネット上での『都市伝説』『学校の怪談』の流布は、
19世紀~戦前の風潮が、
2発原爆落とされて敗戦・植民地失っても、
高度経済成長で共同体や自然が破壊されても、
今日にまで姿を変えつつも続いているという証拠だろうと思います。
『トンデモ』は、日本近代史でもあるのですね。
蛇足4。
『けいおん!!』の聖地で、『けいおんラッピング電車』を走らせている『叡山電鉄』、
先日、青木さんに案内されて、出町柳から『鞍馬』まで乗りましたが、
『鞍馬の天狗』の正体は、
650万年前、金星から飛来した『魔王尊・サマートクマラ』(クラマじゃありません)
だと、鞍馬寺の解説にありました。
…さすが京アニ、
唯達が初日の出見た山のモデルという『船岡山』の『健勲神社』は、
『皇典講究所』卒業した『出口王仁三郎』が神主を務めていた神社ですし、
あずにゃんが唯たちの合格祈願に1000円投げ込んだ宇治市の『許波多神社』の氏子の方は、
失われたユダヤの12支族(10支族ではありません)が日本に来ていた
という生きた『日猶同祖論』を語っておられましたし、
『叡山電鉄』も、そういう聖地に繋がっておりました。
まあ、『竹内文献』を聖典に『天津教』つくった『竹内巨麿』は、鞍馬山で修行して、謎の男から文書を入手してるそうですから、
戦前からトンデモ聖地だったのかもしれません。
1947年、『鞍馬弘教』という新興宗教を発足させ『鞍馬寺』を再興した『信楽香雲』という方が、
『ブラバツキー夫人』とかのファンだったらしく、
『ブラバツキー夫人が来日して鞍馬山に来た』という伝説もあるそうです。
…繋がった!?
蛇足5。
『Steins;gate』で、『ゼリーマン』の出現地点として、『比叡山』の山麓がありまして、
京阪電鉄が『石山坂本線』で『けいおんラッピング電車』を走らせたので、東坂本、西坂本、双方で、
『比叡山』の山麓は『けいおん!!』とコラボしてしまい、
『Steins;gate』と『けいおん』は『花田十輝』先生繋がりだけじゃなくなりました。
偶然は面白い。
本題、
『平将門』というと、『荒俣宏』先生の『帝都物語』(角川書店1985)を思い出しますが、
今回の被災地に、平将門の子孫を自称していた『相馬藩』の旧領地が重なっている偶然が恐ろしいですね。
相馬藩領ではありませんが、岩手県陸前高田市の松の木から放射能が検出されて、京都の大文字焼きに使用するのを拒否されたとき、
引き受けることを申し出た、
千葉県の『成田山新勝寺』
は、将門への勝利祈願で建てられたという伝説があります。
住職が神仏を信じておられるなら、将門の怨霊を抑ええるのはウチしかいない、という決意かも。
『水戸黄門』は将門を封じるために『兜』を埋めて、現在の『兜町』の由来になったという話も有りますが、
『マネーゲーム』が、『失われた20年』や『世直し村上世彰』『ホリエモンショック』『サブプライムショック』に繋がることを思うと
結構、将門、凄いかもしれません。水戸黄門が負けちゃったんですね。
TBSの『水戸黄門』の打ち切りが決まりましたし。
TBSは『けいおん!!』作ったところですけど、将門の怨霊が今回の津波+放射能漏れの原因と思って『水戸黄門』を打ち切りにしてたりして。
…勝手な決めつけすみません。
千葉県市川市の『葛飾八幡宮』の放生池の跡地ともいわれる『八幡藪知らず』で、水戸黄門が将門や将門の部下の怨霊と対決したという伝説があり、
地元ネタでもあるんですよね、平将門。
蛇足6。
将門に『新皇』の位を授けた『八幡神』を嫌った『水戸黄門』は、領内の『八幡社』を弾圧したそうですが、
前述の『甲山』に如意宝珠を埋めた『神功皇后』は、『八幡神』の母親です。
『けいおん!』1期アニメOPで、自転車で走ってる所の近所が『石清水八幡』。
『けいおん!!』2期15話『マラソン大会!』で、オカルト研が、『UFOが目撃された』と言っていた場所の背景の山は、
『幡枝八幡宮』。
『叡山電鉄』は『宝ヶ池』駅で鞍馬方面行きと八瀬方面行きに分かれますが、
鞍馬線に『八幡前』駅、叡山本線に『三宅八幡』駅があります。
先日、大阪イベントの折に、松ヶ崎から上賀茂社、幡枝八幡と辿って『三宅八幡宮』まで歩きましたが、
『備後三郎=児島高徳』の屋敷に有ったから『三宅』なんですね。
児島高徳は、三宅氏なので。
宇多源氏説もあるので、『佐々木源氏』とも縁が出来ますね。
私が『分裂』ネタで出した同人誌に、『児島高徳』という文部省唱歌を引用していましたが、
こんなところで再会するとは。
『児島高徳』は『新田義貞』と共に2円札の肖像になったことがありますが、裏面は
『竜宮城』
だったそうで、なぜか『水』繋がり。
蛇足7。
『まどかマギカ』で群馬県前橋市が舞台となり、
『あらゐけいいち』先生原作、京アニ制作『日常』の聖地は、群馬県伊勢崎市らしいですが、
隣の群馬県太田市古海の『高徳寺』に『児島高徳』の墓が有り、青木さんに案内されて行ったところ、
『摩怛利天堂』がありました。
『山本ひろ子』先生の『異神』上巻(ちくま学芸文庫2003)によれば、『摩多羅神』と同一視されたという、
『摩怛利天』
です。
山本先生は、正典に儀式が載っていない摩多羅神の儀式をする為に、東国では、敢えて混同して、
摩怛利天の儀式を転用したというような推測をなさってますが、実際の祭祀の跡に辿りつくとは。
前の更新で、『原発』ネタからの流れで偶然『立川流』にも言及してましたが、
南朝は、『文寛』が『陀枳尼天法』修して『立川流』との関係を疑われたりしてました。
しかし、『児島高徳』から、『摩怛利天=摩多羅神』や『八幡神』に辿りつくとは…
摩怛利天は、七母天ともいい、シヴァの妻達が仏教に取り入れられたものらしいですが、
『甲山』や、『修学院』近所の『赤山禅院』には、『聖天』が祀られていて、『聖天=ガネーシャ』はシヴァの息子。
『聖天』が『荒神』と同一視され、『秦河勝』『百太夫』『毘沙門天』『摩多羅神』とも同一視されてることは前に書きましたが、
『叡山電鉄』終点の『鞍馬寺』の本尊は『毘沙門天』です。
面白い偶然ですね。
蛇足8。
今年の初詣は、島田君に連れられて、山口県の『忌宮神社』、『赤間神宮』に行きましたが、
『忌宮神社』は『神功皇后』に縁の神社で、沖には『如意宝珠』が姿を変えたという島があります。
日本書紀にある、長門で如意宝珠を得た、というのはここの海で、皇后は三韓征伐から帰って、如意宝珠を神に返した、
ということらしいのですけど、甲山の伝説と矛盾しますね。
個人的には、『埋蔵金』とか好きなので、甲山埋蔵説の方が、好きですね。島になったというのは荒唐無稽すぎる気もしますし。
『赤間神宮』は、『安徳天皇』を祀っています。目の前の海は『壇ノ浦』。
お参りしたら急に雨が降ってきて、2011年が凄い水難の年になったことを思うと、不思議な気がしますね。
そういえば、ここに描いている『岩井・國王神社の将門像』は、以前盗難した事があって、取り返されて、神社に戻った日に凄い雷雨になったそうですね。
たしか、國王神社が、逆賊の祭祀だということで、内務省が干渉したら、関東大震災が起きて、『将門の首塚』が割れたので、
祟りが怖くて干渉がなくなったとかいう噂、伝説もあるようですし…
青木さんに連れられて、原作・アニメ制作P.A.WORKS『花咲くいろは』の聖地巡礼で石川県に行った折、ポテトさんの運転する車で、
『能登時国家』まで行ったのですが、『平時国』の子孫を自称しておられまして、『下時国家』は、
1985年結成の日本全国の『平家』子孫でつくる『全日本平家会』に加盟しているそうで、庭に『赤間神宮』の分霊が祭られてました。
こんなところで『赤間神宮』に再会するとは。面白い偶然です。
解説の女性が、来年のNHK大河ドラマ『平清盛』の宣伝をしておりました。
…まさか、NHKもTBS同様、今回の津波や放射能漏れを平家の祟りだと怖がっていて、平家追悼番組ですか?(勝手なコジツケすみません)
『平家物語』作者は、将門と安徳天皇に因縁があるとコジツケして捉えていたので、まあ、両者を繋げるコジツケもありでしょう。
本題、
『周防九曜』→『周防内侍』→『桓武平氏』→『平将門』『平田篤胤』とコジツケ連鎖させてきましたが、
改めて『平将門』に戻ると共に、『壇ノ浦』で滅んだ『平氏』に繋がりました、ということで。