年下研究

『けいおん!!』トンデモコジツケ連鎖中!涼宮ハルヒの憂鬱の謎解きコジツケの履歴保管庫。

分裂の行間…周防九曜さん傘ネタの続き。

2007-06-30 23:26:01 | 涼宮ハルヒ
昨日、隆山温泉の青木さんが薬や野菜ジュースを救援して下さったので、ミネラルバランスは大丈夫です。今日は、冬月さんが固形物を支援してくださったので、あとは完全復調だけですね。今回の病気は、結構楽しく病んでました。コンピ研ネタも振れたし。
橘さんの差してる傘、キョンが「フェンなんとか」と書いてあるブランド物と言ってますが、まあ、フェンディ、FENDIだろうと思います。イタリアでしたか。
本来皮革加工品が主らしいので、傘は柄の部分に皮をあしらう種類以外は専門外で、珍しいんじゃないんですかね。
2000年9月に、日本でのライセンス生産が終了したので、直営店で輸入品を買うしかなくなったようです。
日本でのライセンス生産していたのが京都のムーンバット。ハルヒ=太陽の逆であり、こうもり?…橘さん裏切るんですか?
まあ、京都の企業が生産していたのはハルヒもそうなんですけどね。京アニ。
イタリア製は日本の雨に弱いらしいので、ムーンバット製の方が出来は良かったといいますが。京アニ製も同様?
あと、きょこたんは2000年以前に買ったのでしょうか?それとも直営店?イタリア旅行土産?どれを持ってるかで、橘家の人間関係や生活の風景が違ってきますね。何が普通かが違ってきます。
私はきょこたんは金持ちのお嬢さんだと思っているのですが、フェンディの財布やバッグでなく、傘を持ってくる辺りが天然なんだか嫌な人なんだか。金持ちの振りしてる貧乏人でも辻褄は合うのでしょうが、橘さん像は貧乏娘系と金持ちお嬢さん系でネタから違ってくるでしょうね。
マリみてのネタ出しでその辺を意識するしないがあまり問題にならなかったので、本当なら問題にならないはずなんですけど。
あと面白いのは、フェンディがライセンスを引き上げた原因がLVMH&PRADAに買収されて経営方針が変わったからだそうで、
文芸部、コンピ研の乗っ取り、情報生命体の寄生につづいてまたもや「乗っ取り」のモチーフ。
みくるに「TOBで株を買占め」と歌わせた山本寛は凄い!まあ、九曜=ホトトギスで乗っ取りイメージというネタもこの辺から引っ張ってくるわけですけど。長距離コジツケですからね。今回ようやくFENDIネタも使えたし。
傘のデザインはテキトー。キョンがフェンなんとかと語尾を言いよどんだところをみると、フェンディの傘の中でも、「FENDIFENDIFENDI」とブランド名を連ねてデザイン化してるタイプなのかもしれませんが。

分裂の舞台裏…周防九曜さんのコンビニ傘2

2007-06-29 20:39:40 | 涼宮ハルヒ
泣いた赤鬼、童話に対して、笠地蔵、昔話でリアクション。有希で竹取物語ネタはやったし。
なんだかわからん異界の存在がやってきてそのパワーで幸せにも不幸にもなるという図式は、諸星大二郎の妖怪ハンターシリーズに通じますね。
諸星大二郎の暗黒神話を国文学のゼミでレポートに使ったので感慨深いですね。
漫画の中のヤマトタケル像の変遷を60年代から追って、単なる「素材」から、
「昔の日本人のスバラシさが良く表れてるスバラシイ作品だ」という賛美へと漫画家の態度が変わってゆくのが面白かったですね。
三島由紀夫が、ヤマトタケルを「天皇を悪く描いている」という点で問題にしていることを考えると、皇国史観の中で、民主主義と調和しやすいように見える話だから漫画家が褒めるんでしょうかね。
最近では、民俗学の漫画への反映は顕著ですね。学生運動が挫折した時に民俗学が流行ったそうですが、若い作家さんたちが何かに挫折したわけでもないでしょうが。単なる、RPGが中世西欧中心だからアンチで、という方が近いかも?
私が中学高校の頃は、江戸時代生まれの人と話したことがあるという明治人はまだ居りました。
そういう人が死に絶えて、ようやく民俗学の対象は幻想になりうる抽象化に達したと言うことでしょうか。
なんでこんなはなしになったのですか?
面白いハルヒ同人紹介
LEGENDOF瀬高「団員ボシュウ中!」:ハルヒでは初の本らしいですが、4コマ、上手いですね。アニメ版と原作の要所要所を上手く茶化しております。このネタ出し法なら、どのジャンルに行っても面白く出来そうに思われます。
フィギュアになりたい族(未塗装)「涼宮ハルヒのささやかな驚愕」:凄いことに、善良な青春ハートフル学園モノなのに、サービスシーンがあります。下着シーンなんですが。ハルヒネタの面白い作品は、ハルヒの笑顔が印象的に描ける人か、ハルヒのしかめ面をしっかり描ける人か、が独占してるような気がします。そこを記号化、類型化で逃げるとハルヒも去ってしまうような気がします。この人は女の子の大口が愛嬌に出来てるのがポイントかも。
千山屋「すずみやのなく頃に遣り直し編」:コピー本なんですが、製本中に見えた、キョンにつれなくされて怒った古泉の顔の豹変振りに「買わねば」と。この落差が描ければ、この空気の変化ネタで笑い取れますよね。
OVERALL「長門セーフモード」:エロギャグですね。恥ずかしい面白さです。この画力でやるから凄い。web漫画が突っ込みに反応して育ったと言うシロモノ。ツンデレ有希ちゃんもそういう成長をしたネタが有ると言いますから、今後そういうネタ成長は増えるかもしれません。
私もハルヒの前に、文字ネタの人の作品を漫画化するのを支援できないかとか皆で知恵を出し合ってネタを成長させようとか研究しましたが、文字の漫画化の上手い人に任せれば済む事だったり、話すだけでも時間が掛かってしまったりで、今は自分のことで手一杯です。自分のことが危ういのにそれ以上は無理ですね。

分裂の行間…湯飲み茶碗

2007-06-28 06:24:01 | 涼宮ハルヒ
モノは壊れる、人は死ぬ、という歌詞がムーンライダースに有りましたが。
「どうしてそれがそんなに大事なの?」と野次馬根性で聞かないコンピ研部長が描きたかった。まあ、原作やアニメの描かれ方からするとうっかり聞いてヤブヘビ、というキャラに見えますが、鈍感でない限り、キョンに対する長門の反応で、こいつが湯飲みのカレか?とすぐ合点がいくと思います。詮索の必要もないかと。
1コマ目の部長のセリフは、健康の増大を病気の縮小とゼロサムで捉えた発想で、先輩に借りたケプラー予想の本に載っていたシンプレックス法のコジツケ的適用です。
以前、知人が「どうやったら面白い漫画が描けるか?」について知人達で話した折に「考えうる一番つまらない話を考えて、その逆をやる」という案を出した人が居たそうです。
最初聞いたときは、面白い話を考えるのも大変なのに、つまらないものを考えて、それを引っくり返すのは、二度手間、時間が掛かる、と思いました。
しかし、ケプラー予想とか、コンピューターを利用した数学の証明の場合、例えばある図形が最大になると言うことは、余白が最小になると言うことと同じだと定義されて、余白の最小を追求する事で、図形の最大をもとめたりするようです。
背理法の幾何学版のように思えますけど。
今では、頭から否定するのではなく、デジタル時代に合致した、シンプレックスアルゴリズムの漫画版と思って、検討に値する発想法だと思っています。但し、コンピューターの計算速度あってのシンプレックス法なので、有限時間内に人間様の頭で場合を尽くせるかは困難が予想されますが。
ただ、発想が誤りでないということが重要なのです。変数を限定できれば人力でも解析可能に出来るでしょうし。
まあ、そんなうだうだの痕跡、記念碑が一コマ目のセリフなのですねえ。
…体調不良のときにネタ出しすると、うだうだするよという事例研究みたいですね。

久々に面白いハルヒ同人紹介など…体調不良なので

2007-06-28 02:59:14 | 涼宮ハルヒ
アップしたのは既刊の憂鬱ネタの再録。
原則として、外周サークルの本、18禁本、は紹介しません。ショップがいくらでも宣伝やってくれると思うので。イラスト本、小説も、イラストや文字の専門作家の集まりがネット上にあるので、そこが採り上げると思います。
からくり屋「戦慄のハルヒ野球」:2冊目にして表紙の色塗りが上手くなってます。野球ネタのオチは直して別の面白さをゲットしてると思います。鉄骨渡りネタは、注でさらりと「キョンは以前血を抜かれています」と書いて有るのが病身にこたえる位笑いました。ページめくってアカギが泣きながら落ちてるシーンアップという構成も笑いました。笑い発生機構としての漫画、本の形式に自覚的サークルさんですね。次が楽しみです。焼肉食べたくなりますね。
てぃらみすたると「HN」:ノリで突っ走ったと作者は言いますが、長門が可愛いくなるとハルヒが不機嫌になりキョンが追い詰められる、という構図は骨太の設定ですから、gdgd上等、理屈でなく面白いです。是非またこういうのを描いて頂きたいです。積極長門のエスカレートの可愛さとハルヒの不機嫌度アップのいい味は上手く描けてると思います。
NHK団「テラハルヒス!」:凄いのは、可愛いキャラが描けるのに、表紙以外は色気に走っていない禁欲ぶりですね。本文漫画もストーリーも4コマもネタが巧みに展開されていてコマの中のキャラの配置も適切だと思います。漫画歴長い方でしょうか?朝倉、長門がいい味ですね。マリみて、GUN道、DMCとネタの百貨店。
magicalDrive「2ndMAGIC」:イラスト本ですが、例外的に採り上げたのは、表紙のらきすたネタが良かったのも有りますが、ハルヒ本2冊目にして、朝倉オフセ本出せぬままサークル解散という事なので、勿体無いと思いました。9月に朝倉オンリーがありますし、驚愕で朝倉復活かもしれないですから、是非、朝倉本を形にしていただきたいです。
こういう事態を見ると、佐々木さんが「他に寄ってきてくれた人はいなかったよ」と言う言葉がサークル活動の運命の分かれ目を連想させて重いですね。
谷川さん自身、高校の文芸部で潰れる寸前を体験してるわけですし。
まあ、学漫の大所帯の意思決定の煩雑さに困って「一人一サークル」を原則として、その連邦制でサークルを組み上げようという主張を展開した人間が、「皆で何かをやる」ということの困難を今更忘れたわけではないですが、病気で伏せっていると、弱気になりますね。
volunteersは個人誌を出すためのサークルですから、ゲストを呼ぶには別サークルを立ち上げないとイカンのですよね。一人何役やらねばならぬ。
編集をする人は大変だと思い知らされますよね。コンピ研部長の長門部員援助ネタ描いていて、通じるものが有ると思っています。
たまには病気にならないと仕事の流れや世の中の分業の必要性が体感できないですね。これもハルヒ効果と思って、作業です。深いところから咳が出るので体力使いますね。

驚愕展開予想…次期部長

2007-06-27 18:40:06 | 涼宮ハルヒ
コンピ研と長門の関係は親密になっているようなので、まあ、思い付きを形にしてみました。血の雨が降る直前ですね。
自分が体調を崩しているので、ちょうど良いネタだと思いますし。
デジラバがコンピ研部長×長門のエロ漫画を描いておられましたが、そこまで親密になるとは言いませんが、SOS団と違う普通のサークル文化に触れることで、長門にはマイナスにはならないと思います。
組織、制度のバックアップで、個人がその先天的能力以上を発揮すると言う図式は、実は大事な図式なのだと思います。

分裂の行間…周防九曜さんのコンビニ傘の由来

2007-06-27 01:36:53 | 涼宮ハルヒ
キョンが不思議がっていた、周防九曜さんのコンビニ傘の由来です。
兵庫県出身の荷宮和子さんが、東京では私立は公立より頭が良いというイメージだが、兵庫では公立の方が利口と言うイメージだと書いておられました。
北海道でも、札幌では公立が頭が良いというイメージがありましたから、そういう地域は意外と多いのかもしれません。
谷川さんの高校時代がどうであったかはわかりませんが、ハルヒでは、光陽園女子は頭が良いらしいので、そういうことで。
光陽園女子は恐らく、駅前のデパートには行くでしょうが、商店街にはあまり来ないと思います。そういう集団にも利他精神の鈴木雄輔さんです。
というより、少女の親が悲しむだろうと思って、お節介というところですね。
今年訪れた時には、モデルとなった文具店は廃業していたので、同人の中では健在と言うことで。
知人が、にわか雨の時に、ずぶ濡れの小学生を見かけたのですが、あとで、「自分の傘を譲って、自分はコンビニで傘を買えばよかった」と後悔したという話を聞いたことがあり、いつか使おうと思っていました。
もちろん助ける話です。 
周防さん、バリアーがあるから濡れないだろう?と考えるところで止まれない人間なんですね。
私は、周防さんが雨の日に傘をさしていなかったら、女の子がかわいそうだなあ、と思う文化の人なので、大目に見てください。
現実には、恥ずかしいので、思うだけで助けないかもしれません。あと20才歳をとったら羞恥心が鈍くなるので助けちゃうかも。
学漫に入った時、先輩方に、「漫画を描く時に気をつけることは?」と質問したところ、「問題意識を持って描け」「自分の好きなものを描け」と言われました。
今回のネタ出しに活用している考え方ですね。
昨日は本当に体調が悪くて、今日の18時ごろまで寝てましたけど、死んだ祖母とお寺を見物に行ったら、行列で大変、という夢を見ました。どうせ寝てるだけなんだから、この機会にもっと話しておけば良かったと思いました。まあ、幻想なんですけど。まだ具合悪いです。

分裂の行間…周防九曜さん、与える愛。

2007-06-24 23:37:09 | 涼宮ハルヒ
九曜さん、根源的な、今自分にできることをとにかくしてあげたいと言う衝動です。
中沢新一がカイエソバージュシリーズで採り上げていた「贈与」の問題ですね。
彼は未開社会を採り上げていましたが、現在でも日本社会のあちこちで見られる現象だと思います。
ただ、中沢が未開人や原始時代に例を見出さねばならないということは、現代日本には「贈与」が弱い行動様式の集団も有るということで、そういう文化出身の人には、外国の話みたいで面白かろうと思いまして、こういう私の田舎とかで普通の行動様式をネタにして見ました。日本も広いという事ですか。
キョンのいう「普通って何だ!?」です。
秩序の形成についての交換解を漫画にするとこうなる、と言う感じで。
この問題は、掘り進められるので、別のケースについてまた作品化することになります。

分裂と公園のD51

2007-06-24 18:14:04 | 涼宮ハルヒ
7月16日用コピー本素材。
友部正人の公園のD51は、暗いけれども好きな歌ですね。変化への感慨というテーマが、分裂でのキョンが町の変化について感想を抱くシーンを連想させますし、
「戦争」「本箱」「雪」「死」「部屋」
というキーワードが、分裂~驚愕の展開を連想させて、引用したくなりました。
古道具を買い込むくだりは「うす暗い部屋にいくつも古い家具を積み上げる」
と言う歌詞を彷彿とさせますし、橘と機関の決裂は「秩序はいつも何も聞きたくはないという」という歌詞を連想させます。
こういう偶然の一致が面白い。
「りんご」「結婚」「商店街」は私の脳内設定に通じて面白いです。
過ぎ去るのを放っておけというメッセージは、今でもハルヒを追ってる身にはきついですが。
新しい事をやりたがっているかもしれない京アニや声優陣に、人気があるから続編やれ、と言いにくいのが正直なところ。
プロなんだから、仕事なんだから、生活には金が必要だから、文句言わずにやれ、という展開は避けたいですね。
やってみて、前の時のテンションには及ばなかったなあ、とか、前があるから意識しちゃってやりにくかった、という感想を彼らにもたれるのも嫌ですね。プロだから我々には黙っていてくれるでしょうし、我々は素直に喜ぶでしょうから、悲劇ですね。
トレカもピンキーもゲーム版も出るそうですが、これが売れなきゃ2期は無いとまでは思いませんが、皆買うんですかね。可処分所得は減ってるんですから、新作のグッズ買うの我慢して買うのは辛いですよね。
「ひび割れていくことだけがやさしさだったんだ」
アニメ2期が無くても、今思いついているネタのオチを形にするまではハルヒです。谷川さんもハルヒに飽きてたら、まあ、悲劇ですね。喜劇か。

周防九曜さん喜び汁…分裂、祝川商店街のある日。

2007-06-24 00:59:35 | 涼宮ハルヒ
風邪を引いたため、味や匂いが変わって、咳など出るので、地球環境に慣れない異世界人の気分で、楽しんでおります。いくらでも眠れそうです。気を失うようにいつの間にか寝ています。飲みかけのジュースをこぼしても起きませんね。
「毒」と「苺」と「海」は「母」を共有しますね。
キョンが梅干の種を飲み込みかけるシーンがありますので、「梅」も。
コジツケですが。
まあ、漫画は続きます。今日中に続き更新が理想ですね。

分裂~驚愕…祝川商店街の一場面。

2007-06-23 01:01:43 | 涼宮ハルヒ
JOで上がってるネタ。周防さんの私にとっての長所が出せればとも思います。
前に、長門有希の逆襲の予告編で、有希がイツキに「母」と告白するシーンがあることに注目しましたが、
苺という漢字は、「草冠」に「母」でありまして、林檎の別名から周防=林檎と連想したのと似たような話。「分裂」の舞台になる季節が苺の旬なんですね。
折角、ミクル伝説でみくるがバイトしてたのが青果店なのですから、これは使わないと。要するに、憂鬱~憤慨の組み換えが、学祭の映画ネタにまで及んだということです。佐々木団と祝川商店街の関与を描く事で、より総力戦色が出るだろうと。
宝交早生という品種は、今ではあまり流通していない品種です。宝塚で生まれたというので、「女優」と自分を対比する橘京子のイメージもあって、採用。
砂糖要らずの甘さという話も有るので、森村さんは、驚かそうと思って勧めたのだという脳内設定。消えつつある地元の苺を若い世代に食べさせたいという気分も。
地元の名門進学校の制服効果の作品でも有りますね。頑張った女の子への森村さんの自分で出来る範囲の応援ですよ。今の日本では、頑張った女の子に「勉強より大事なものがある!」と努力否定を吐きかける時代でしょうが、地域社会ってこんな感じ。
まあ、長門が林檎を食べ、周防は苺を食べるのですよ。性別は情報生命体に無い、というネタは前の更新で振ってますから、まあ、もう、いいやと。
周防は海洋プレートに喩えられていますが、「海」に「母」が含まれるのは、捕食による摂取の暗示と考えています。コジツケです。
長門は大陸プレートですが、「陸」が、林檎の名産地であり品種名でもある「陸奥」を含むのは、捕食のイメージが…以下省略。
ちなみに林檎の「檎」は、鳥が寄ってくるという意味だという説が有りまして、分裂が鳥のイメージだというのに合いますね。
長門も鳥の要素があるということ、ホトトギスになりうるということにつなげられるなあ、と。もう、苺ネタいつ振るかいつ振ろうかと、待ちかねてましたね。
長射程コジツケですので、たたみかけていきますよ。

分裂~驚愕…ゼロ次接遇って…

2007-06-23 00:13:10 | 涼宮ハルヒ
帰宅しました。慌しく外出したので、更新が滞ることを告知できませんでした。
joに上がってるネタですね。
まあ、情報生命体は、18禁にならない本番描写が可能だと言うのが、「ゼロ次接遇=性行為」説なわけですが。
前のネタで周防が寄生生命体だと古泉に言わせてましたが、長門もそうであるというのが私の考えです。そういう存在形式も自由自在だろうと。
こういう脳内設定は、話すだけだと、笑われる上に、相手も好きなキャラをバカにされて不愉快になってしまうので、映像化する面倒を突破し得たモノのみで語るのが自己検閲としてはベストだろうと思います。
takujiさんとの話題の中で書いたように、谷川さんは、憂鬱~憤慨の中での「旧約」を分裂、驚愕で「新約」に置き換えようとしているのではないか?とも考えられます。そのやり方については、谷川さんの展開観が関係するのでしょう。当然か。黒田洋介の展開観に近いと勝手に思ってますけど。今では古いですか?
私の更新作品も、一見して明らかなように、憂鬱、溜息、笹の葉ラプソディー、ミステリックサイン、消失、雪山症候群、陰謀、編集一直線、ワンダリングシャドウ、といった今までのエピソードを組み替える作業になっています。まだまだやるわけですが。
キョンの解釈していたのと違うことが起きていた、という現実でも起こりうる問題です。知識を入れても、知識の射程外は不明、類推頼りということです。
キョンは自分で「考えない人間」だと思い込もうとしているフシが有ります。
思考実験してみると、類推軽視の考えの人は、たぶん、知識入れても射程外が有ると思わないので、自分が判らないと思う以上に自分が判っていないということが有りうるのだとも思わないでしょう。現実以上に自分の情報量を高目に想定してるわけで、自己卑下したり謙遜したりしてるのに、卑下にも謙遜にもなってないんですね。
普通ってなんだ?と常識を疑うキョンの賢明さの邪魔になってると思います。
ただ、知が磨かれるのは問題解決の場面においてでありまして、特に、利害関係に身を置く場合に、今までの体験や伝聞が取捨選択されて使える形に組み上げられるのだろうと思います。その点では、分裂以降でキョンは自分の脳内に大鉈を振るうことになるのだろうと思います。使える情報の形に変わります。
西ノ宮に行ってみて思ったことは、ハルヒが宣伝されてるような活発な女の子だったら、この街をいつか出てゆくのだろう、ということです。永久に西ノ宮に閉じ込めるのも可能でしょうが、自分の娘くらいの女の子にそういう感情は出てこないですね。不存在の娘からの類推なんて嘘と変わらないですけど。
キョンが執拗に「変わっていない」ことに固執する「分裂」。「驚愕」以降は、実は変わっていました、というところから社会契約のやり直しだろうと思います。つらいことですが、成長に合わせて靴を新調しないと、歩くのが苦痛になって、外出も出来なくなるでしょう。なんだか柄谷行人の学校についての文章の焼直しに過ぎなくなってきたので、この辺で。

群論から「驚愕」を考える…表紙用周防九曜さん

2007-06-15 18:33:43 | 涼宮ハルヒ
takujiさんへの返事で触れましたが、知人とのコジツケ遊びです。
第一条件、結合法則
(ハルヒ+キョン)+佐々木=ハルヒ+(キョン+佐々木)
ジョンスミスとキョンが同一である確証が無いので、佐々木のほうがハルヒより先にキョンと出会っているように見えるという状況が、分裂~驚愕の鍵になるのかもしれません。
第二条件、恒等変換
変化を生じさせない変換とは、SOS団のメンバーが増えも減りもしないという結末に関係しそうです。
ゼロ記号という性質からは、消えた朝倉に相当するような気がするのですが、この変換は群にただ一つ存在する、という条件から考えると、キョンなのですか?周防さんについての古泉の言及も気になるところ。或いはいまのところ不在の異世界人?
第三条件、逆変換
逆の操作で前の操作を打ち消して、恒等変換になる、という操作は、第二条件が朝倉に相当すると考えると面白い。朝倉復活か?
佐々木団とSOS団が打ち消し合って、朝倉が出てくるが、ゼロ記号なので、SOS団に何の変化も生じさせず去る、ということですか?
「消失」を見ると、長門とみくるが打ち消しあう変換をし合うのが面白い。
鶴屋さんの「陰謀」での忠告が気になったり。
逆変換も唯一つしかないという条件から考えると、何が逆変換に相当するのかが面白そうです。
「驚愕」に関して言うと、「朝倉の復活する方法が一つ」ってことですか?なんだろう?
第四条件、交換法則
これが有るのがアーベル群。順序が逆でも同じになる。歴史の流れが無い。
これが無い非アーベル群は順序が大事なので、歴史があるといえそうです。
みくるの言う既定事項とかに関連しそう。藤原にも。
アーベルの頭文字が原語でなく日本読みローマ字つづりだと、ニールスヘンリックアーベル→NHAになってNagato,Haruhi,Asahinaになるのがコジツケだと面白い。キョンからの呼びかけの名前。そうでないならSuzumiyaだし。
これだと量子場理論QFTがQuyou,Fujiwara,Tatibanaにコジツケられたりして面白い。
たしかあれも対称性やら群やらが関連してたような。理系の先輩が来るので伺って見ましょうか。わらわれそう。

驚愕展開予想…自立、親離れ!?

2007-06-15 01:11:27 | 涼宮ハルヒ
昨日の更新中で言及していた、福祉国家=擬似母親からの自立心の芽生え、というイメージで。まあ、安易に格差是正、弱者救済の役割を国家=官僚に委ねるべきではない、他力本願は自由制限に繋がる危険がある、という紋切り型の議論を敢えて蒸し返してみました。
以前、takujiさんが、「長門有希の逆襲」の予告編でハルヒが有希に「イツキの母親」=事実上の「キョンの母親」という発言をさせていたことに注意を喚起しておられましたが、実に鋭い指摘だと思います。
伝統的パターナリズム=国親思想の国家、国家有機体説の国家像に限らず、近代の福祉国家も「国民を養い慈しむイメージ」である限り、擬似家族幻想を生む余地が有ります。
ハムラビ法典でも「カルデア人の肉を肥らせる」のがハムラビが神から与えられた使命に挙げられていたような記憶が。
しかし、無力な子供や病人老人ならイザ知らず、大人が国に養われるのを当然と考えるのは、幼形成熟でありまして、オシメのとれない赤ん坊みたいで、若者もそんな人に説教されたくないだろうと。
キョンは中卒ですから義務教育は終了してるわけで、一応オトナで、女の子を守ったり、自力で生活したり出来なくちゃイカンです。長門の防衛を窮屈に感じるようになってくるハズです。成長に応じたSOS団の社会契約更新が必要。
SOS団という共同体を日本の縮図と考えると、キョンの身の振り方は大人にも他人事ではない様に思われます。「母親」から自立できるのか?
小泉政治の自己責任論は弱者切捨てだという批判が有りますが、本当は、国の助けが無くても、弱者に安定収入や活動の自由があるほうが理想的のような気もします。それが無理で国の助けで救済できるのは別に無理でないと言う断定も変な話。
義務教育終えたら、高校入試までの子供の勉強は塾に頼らずとも全部わかるはずですし、英語も日常会話は出来るはずで、一般社会で生活する上で、海外で生活したって困難は無いというのが、タテマエ。みんなそれだけの勉強をやらせていただいてるんですねえ。
蛇足ですが、高卒なら大学入試までは子供の勉強は塾要らずで全部教えられるタテマエ。親の金で通える人は、幸運を噛み締めないと。自分の稼ぎで行くとなったら大変。むう。
古泉の「脅し」や、長門の「過保護」は、子離れできない親が、子供が親に永久に依存するように仕向けて、自分が必要とされることによる自己満足を得ようとするのに通じます。キョンをニート、引きこもりに仕立て上げる気かも。「本当にダメな子だ」と困ったフリして、本当は自立されたら親が困るんですよ。
まあ、自由よりメシですけどね。

驚愕予想展開…攻殻機動隊と重なる部分

2007-06-14 15:49:03 | 涼宮ハルヒ
クローンの弱点を、交雑で克服すると言うのは、漫画の攻殻機動隊のオチと同じです。ただ、士郎正宗は、巨大な全体の部分になるのが安全、というアイディアに固執しているので、交雑が淘汰圧による選別を受けることで、弱点克服が得られるというドーキンス等の想定する交雑のメリットをどれくらい前提としていたかは不明。
「部分が死んでも全体が無事なように、全体が部分から構成されるように階層化する」というのが、ブラインドウォッチメーカーのアイディアだと思いますから、士郎正宗の考えるほど、部分は安定ではない。部分のどこが欠けても全体が死ぬなら、部分の重要度はアップしますが、自分の手も足も出ない他の部分のことが原因で死ぬことになりかねません。
どうも、戦後の福祉国家が政治思想として久しく自明になったために、福祉国家に対してシニカルなポーズをとっている士郎正宗ですら、淘汰圧による遺伝子形の淘汰で適応力が上がると言う市場原理に自由放任の小さな政府的アイディアが受け容れられないのだということが面白いですね。どうも、多産多死が納得できないということらしいですね。
私の描く佐々木団も、懐かしい1990年代頭の新党ブームの頃の形を変えた福祉国家論=社民リベラルなる政治用語の影を引きずっているような気がしますね。なかなか政治体制を反省するのは難しい。
小沢一郎に田中角栄再来を見る立場=小泉政治の自己責任を理由とする弱者切捨て格差拡大を福祉で是正救済、というのも「社民リベラル」の焼き直しなんでしょうけど、こういう時代に福祉国家幻想が無意識に出てしまうのは同時代性なのかもしれません。洗脳の成果のようでなんだかやなんですけど。
「自分にわかるもの=子供の頃に慣れ親しんだもの」で、新しいものを無理に解釈するしかないのかもしれませんが、あの頃と世界は変わっているのですから、新事実なんぞを勉強して、世の中には今までの自分が知らなかったことがあるのだ、と驚かされつつ、それを作品に織り込んで行ければ幸せなんですけど。
世界が変わっていないようには見えないです。知らないことが増えてます。
谷川さんも90年代に大学生ですから、冷戦終結、55年体制崩壊、日本式経営の否定、IT革命などでアメリカの経済復活、といった時事ネタを背負っている(阪神大震災は当然ですが)と思います。
今は、親米vs反米で冷戦が復活、アメリカ式成果主義への反省、それに対応して国内も2大政党制=再編55年体制復活、と逆コースです。単純に反発すれば逆の逆に陥るだけかもしれません。
二者択一の土俵におびき出されないというアイディアが「青鬼」なのかもしれません。これ以上は、暗くなるので。