年下研究

『けいおん!!』トンデモコジツケ連鎖中!涼宮ハルヒの憂鬱の謎解きコジツケの履歴保管庫。

『キョン=犬』!?…OZネタ続き

2008-04-04 15:41:11 | 涼宮ハルヒ
OZネタを考えた時に、キョンは誰に相当するかを考えたのですが、『犬のトト』がふさわしいかと。いつも理系の情報提供をしてくださる馬場倭先生のご指摘。
ワンダリングシャドウの『犬のルソー』、
呉越ネタと青鬼ネタからの『走狗烹らる』の犬ネタ、
そして今回、改めてOZネタでも『犬』ですよ。
まあ、佐々木キョン中学ネタのときの犬ネタは、或る一点に向かっての突進を想定した入り口のつもりだったわけですが、意外にもコジツケ連鎖が大規模になって嬉しい悲鳴です。まさに犬も歩けば棒に当たる?
扶桑社から出た新しい歴史教科書を作る会の教科書の1冊目には、冒頭に「身近な歴史を調べてみよう」という呼び掛けがありました。
そこでは「犬は自然物なので、調べる対象にしてはいけない」という意味の記述があって「家畜は、各民族の自然との付き合い方の異同が表れる重要な文化だし、当然、歴史の産物だし、生きた歴史民俗資料なのに」と残念に思いました。
自由主義史観は政治的な自虐の否定、反共に忙しくて、我々の先祖の営みなど本当はどうでも良かったのでしょう。
2冊目からは削られていたので、さすがに批判されたのでしょうが。
北海道にいたとき、アイヌ犬と、台湾の高砂犬のDNAが近く、日本犬は、朝鮮犬とアイヌ犬の混血と考えると違いが説明できるという研究を読んだ事があって、犬も調べようで日本人のルーツに関わる資料なのだという意識はあったのですが。
ベルツは、日本人に薩摩のタヌキ顔と長州のキツネ顔があることに気づき、京都などの中央日本にキツネ顔が、琉球王国や鹿児島、北海道のアイヌにタヌキ顔が多いこと、朝鮮はキツネ顔が多いことを知って、昔の日本は沖縄やアイヌのような人が先住民だったところに朝鮮から移民が有って、先住民が南北に追いやられた結果、中央のキツネと南北のタヌキという分布が生まれたと考えたそうです。
犬も中央と南北の分布になってるのが面白い。
これを踏まえたのか、梅原猛のヤマトタケルという作品、私は山岸涼子の漫画版で読んだのですが、
九州のクマソのクマソタケルが、「我々が昔から住んでいたのに、外国から大和朝廷が攻めて来て、南北に追いやられた」という意味のことを語る場面があります。
蝦夷を見たヤマトタケルは、クマソと服装が似ているのに気づき、クマソタケルの言ってることは正しかったのだろうかと考える場面も有ります。
東北先住民・蝦夷=クマソ説です。
もうお気づきの方もおられるかもしれませんが、昔、某酒造メーカーの社長が「東北人はクマソ」と発言した時、マスコミは「クマソは九州だろう。この社長は無知だ」と笑いました。
何年か経って、まだ「東北=クマソなんて無知の言うこと」という形で引用されていたので気にはなっていたのですが…、それなら梅原猛も攻撃するべきでしょう。
差別意識は問題ですが、犬のDNAや、人間の顔の特徴から南北日本先住民同一起源説は提出されているわけで、クマソやエゾが先住民とするならば、東北=クマソは根拠の無い誤りと一蹴してよいこととも思えません。柔軟な発想を持っていた網野善彦もマスコミに反論せずに事件に言及していたので、今後も正されないかもしれませんが
クマソ=エゾ説は、クマソは新参の渡来人でエゾと違う、とか、エゾは北からのクマソは南からの渡来人で関係ない、とか根拠を反証して否定すればよいことかと思います。
犬から脱線しました。



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