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2009年京急ファミリー鉄道フェスタ~お帰り臨時電車編(1)

2009-05-24 | 交通関連イベント等

  

今日は久里浜(横須賀市)で「京急ファミリー鉄道フェスタ2009」が開催され、このイベントは毎年5月に京急が実施している恒例のイベントとなっています。

「MAKIKYUのページ」をご覧の皆様方の中にも、今年のイベントに出向かれた方をはじめ、また今年は…という方の中にも、以前開催されたこのイベントに行かれた事がある方も居られるかと思います。

MAKIKYUはこのイベントの開催日とスケジュールの巡り会わせが悪く、今までこのイベントに参加した事がなかったのですが、今日MAKIKYUはたまたま休日(MAKIKYUの休みはバラバラで、土休日=休みではないのですが…)で知人の誘いもあり、場所も比較的近場という事で、初めてこのイベントに参加して来ました。

このイベント会場は京浜急行電鉄の子会社で、車両メンテナンスなどを行っている京急ファインテック久里浜工場が会場となっており、この工場は久里浜駅と結構離れている事もあって、京急久里浜駅~会場間(会場とは少々離れた吉井バス停を発着)で無料シャトルバスのピストン運行なども行われた程ですが、それ以外に帰りのみ会場→京急久里浜駅の臨時電車が設定された事も大きな特徴と言えます。

京急ファインテック久里浜工場の敷地内は当然ながら普段は一般人が立ち入る事はできない場所で、その敷地内を視察できるだけでも今日のイベントは貴重な機会と言えますが、ましてこの工場内から京急久里浜駅まで電車に乗れるともなれば、相当貴重な機会だけに、会場からの帰路でこの電車にも乗車して来ましたので、このイベントに際して取り上げるのに一番最後から…という感もありますが、その様子を取り上げたいと思います。

まず電車に乗るとなれば気になるのが乗車券で、こちらは会場内で発売される事が告知されており、現金のみの取り扱いでPASMO等の使用は不可能な旨がアナウンスされていましたので、どの様なものかと気になっていました。

この手のイベントで運行され、通常の営業列車が走行しない区間に乗車できる臨時列車への乗車は、MAKIKYUは昨年参加した秩父鉄道のイベント(今年は所用で残念ながら参加不可でした)に続いて2回目で、この時は広瀬河原駅(=会場:イベント開催時のみ営業の臨時駅扱い)発の特製硬券が発売されるなど、非常に手の込んだものでしたが、今回の京急のイベントでは会場内に駅窓口などで用いている発券機を持ち込み、係員が手入力で乗車券を発券していました。

通常駅窓口などで用いている発券機を使用している事もあり、当然ながら自動券売機で購入するきっぷと何ら変わりない裏に磁気の入った乗車券でしたので、この点では面白みに欠けると感じたもので、この乗車券を発券している様子を目撃したMAKIKYUは、目的地(横浜)までの乗車券を購入せず、初乗り区間(130円)の北久里浜までの乗車券を購入して、横浜駅での降車時に残額をPASMOで精算した程です。

ちなみに会場内には当然自動改札機などの設備は無く、係員の乗車券拝見のみでの乗車になったにも関わらず、横浜駅での自動精算機での精算も問題なしでしたが、通常各駅で発売している乗車券と同様式にした背景には、自動改札機が全駅に配備された京急各駅で、有人窓口の混乱を避ける事もあったのでは…と感じたものでした。

また会場内で発売された乗車券の発駅は京急久里浜になっており、各駅までの運賃も京急久里浜を発駅とした取り扱いでしたので、会場は京急久里浜駅の構内扱い(会場発で京急久里浜駅下車の場合は、入場券利用の扱い)という事になりますが、これならイベント参加前に京急久里浜駅で予め同駅発の普通乗車券を購入した場合も、そのまま利用できたのだろうか…と気になったものでした。
(これがもし可能ならば、実質的にPASMO等での乗車可という事になります)

そしてこの電車の運行時刻ですが、工場内だけでなく一般の営業電車も運行する本線も走行する事や、1編成がピストン運行する事もあって、13時~16時まで毎時0分と30分に発車というダイヤになっており、本数は頻発しているシャトルバスに比べると極めて少ないだけに、会場内にしっかりと時刻表(このイベントで恒例となっているKIDSのイラスト入り)が掲出されていました。

また会場内に設けられる「駅」ならぬ乗り場も気になる所ですが、こちらは日頃工場関係者の職員輸送なども行っている事から、1両の半分程度の長さがある簡易ホームが常設されており、2つのドアから乗車扱いを行っていました。

そのため「広瀬河原駅」を名乗りながらも可搬式階段を用い、乗降口を1箇所に限定していた秩父鉄道の事例などに比べると遥かに上等で、それどころか定期的に営業しているJR北海道ローカル線の小駅などに見られる板張りの短いホーム(1両すら止まりきれず、この事もJR北海道のワンマン列車が「前乗り前降り」となっている一因です)よりも立派なのでは…と感じた程でしたので、これなら駅名票が無いのが惜しいと感じてしまう程でした。
(余談ながら秩父鉄道の広瀬河原車両基地内には、「広瀬河原」の駅名票も存在しています)

そしてこのお帰り臨時列車に充当された車両も気になる方が居るかと思いますが、こちらは日頃持て余し気味(特に土休日)の2000形8両編成が用いられ、同行していた知人は予想通りと言っていました。

この電車の行先表示は「貸切」を表示しており、種別部分は白幕となっていましたが、これもWing号(行先表示部分に種別を表示)用に用意された、種別表示部分に設けられた「久里浜」の行き先を掲出していれば面白かったのでは…と感じたものでした。

随分長くなってしまいましたので、お帰り列車乗車中の様子は(2)として、近日中に続編で取り上げたいと思います。

写真はお帰り電車の運転時刻表と充当車両、乗降ホームの様子です。



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