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日本一長い定期普通列車・2429D~見た目はレトロな印象を演出しているものの…

2012-12-14 | 鉄道[北海道]


先日「MAKIKYUのページ」では、「フラノ紅葉エクスプレス」に充当されたキハ183系5000番台「ニセコエクスプレス」に関して取り上げましたが、2ヶ月程前に同列車に乗車した際、終点の富良野駅で接続する根室本線下りの普通列車は、現在「日本一長い距離を走る定期普通列車」としても知られ、滝川→釧路間を運行する2429Dでした。


この列車は休日などにはわざわざ国鉄時代の塗装(朱一色)にリバイバルした車両を優先的に充当しており、側面行先表示も釧路の行先だけでなく、「日本一長い距離を走る定期旅客列車2429D」と記した専用サボを用い、全区間乗車した乗客には、釧路駅で乗車証明書も出しているなど、JR北海道もこの列車には結構力を入れていると感じさせられます。

MAKIKYUは北見へ向かう予定があり、ましてMAKIKYUが富良野へ足を運んだ際には、白糠付近で発生した集中豪雨による土砂流入の影響などで、この列車は偽釧路行(帯広で運転打ち切り)という有様でした。
(MAKIKYUもこの土砂流入による運休発生により、北海道入りした後に急遽予定の一部を差し替えたものでした)

そのため残念ながら乗車していませんが、こんな列車に全区間乗り続けたら、それだけで一日を費やしてしまい、現在仕事持ちの身としては、この列車に全区間乗り通しはとても…と感じてしまいます。
(一応根室本線は滝川~富良野間を除くと、MAKIKYUも普通・快速列車での乗車歴自体はあるのですが…)

またMAKIKYUが富良野から乗り継いだ列車は、2429Dの隣に停車中の車両(富良野線・旭川行ワンマン列車)でしたが、レトロな雰囲気を演出している2429Dも、比較的新しめの印象を受けるJR発足後に導入された車両と並んでいる様は、国鉄ではなく21世紀の光景と感じさせられます。

2429D自体も貫通路上の種別表示部分に「ワンマン」表示を出している姿は、国鉄ではなくJRの列車と言う印象を受け、まして充当車両自体も見た目こそ古い印象で、車内も改装していない非冷房車とはいえども、エンジン換装車となると、乗車した際の印象も…といった所です。

とはいえ近年続々とエンジン換装を行っている=まだまだ走り続ける証と言っても過言ではなく、この様な光景があとどれ程の間見られるのか気になるものです。



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2 コメント

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何度か乗っていますが (6994)
2012-12-14 13:38:55
 この列車は北海道&東日本パスを使い急行「はまなす」で北海道入りした場合、道東に向かうのに接続が良いのでよく乗りました。普通列車の細切れ化は全国的な傾向ですが、この列車が存続していること自体奇跡です。
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はまなす号を利用するとなると… (MAKIKYU)
2012-12-14 14:16:53
6994様こんにちは。

札幌などからJRで道東方面へ向かうとなると、滝川回りでは石勝線利用に比べ、大幅に遠回りとなるものの、北海道&東日本パスで急行はまなす号を利用して北海道入りし、道東を目指す場合には、ご指摘の通り利用しやすい列車ですね。
(札幌近郊在住で18きっぷなどを利用し、道東を目指す場合は、石勝線新夕張~新得間特急利用に軍配が上がりますが…)

またこの2429Dは富良野や帯広などで比較的長時間停車し、通し乗車でなければ困る客層も皆無かと思いますので、実質的には根室本線滝川口で運用する釧路所属車両を取り込むために、たまたま通し運転しているに過ぎない気がします。

そのため帯広などで分断されず、滝川→釧路間長大普通列車として走り続けている事自体が不思議な気もしますが、「日本一長い」という事で名物列車にもなっていますし、通し列車として走らせる事で余計なコストを要するわけでもないと思いますので、暫くの間このままの形態で走らせ続けるのか気になる所です。
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