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JR北海道・秋の南富良野ノロッコ号~この列車への乗車機会はなかったものの…

2012-12-17 | 鉄道[北海道]

先日「MAKIKYUのページ」では、日本一長い定期普通列車として知られる根室本線・滝川→釧路間を運行する2429Dに関して取り上げましたが、根室本線富良野からの下り(新得方面)は、通常ワンマン運転の普通・快速列車のみの運行で列車本数も限られ、現状では本線とは名ばかりの非常に乗り難い区間となっています。

MAKIKYUもJR北海道の現行旅客営業線区では最後まで未乗区間として残存した程でしたが、MAKIKYUが2ヶ月程前に札幌→富良野間で乗車した臨時特急「フラノ紅葉エクスプレス」に乗車した日には、2429Dの後に根室本線下り方面臨時列車が一本設定されていました。

この臨時列車が「秋の南富良野ノロッコ号」で、特別料金不要(一部指定席車で、この車両に乗車する場合は座席指定券が別途必要)な列車ながらも、「ノロッコ」という名前の通り非常に鈍足な列車です。

種熱は一応快速で途中停車駅こそ限られるものの、「快速」という種別とは裏腹に足の鈍さは各駅停車の普通ワンマン列車以下と言う有様、専ら列車旅を楽しむ客層のために設定された観光列車と言えます。


運行区間は旭川~新得間(富良野経由)ながらも、側面サボは「旭川⇔幾寅・新得」と表示しているのも特徴で、自由席/指定席の車両種別を示すサボが英語表記に加え、韓国語表記も見られる辺りも、観光列車ならではという雰囲気があります。


使用車両も今時の日本国内では希少な客車列車となっており、それだけでも充分注目に値する存在ですが、車端の客車は運転台付きの制御車になっており、機関車が最後尾に連結された状態でも運転可能になっているのも大きな特徴です。


ヨーロッパなどではこの手の客車列車は当り前の様に存在している様ですが、日本の旅客営業列車では非常に珍しい形態と言え、客車は比較的地味な印象を受ける茶色一色の装いなのに対し、牽引/推進運転を行うディーゼル機関車だけ比較的派手な印象を受ける緑系の装いとなっているのも特徴的です。

MAKIKYUは富良野から旭川方面へ向かう列車に乗車するため、残念ながら「秋の南富良野ノロッコ号」には乗車していないのですが、過去に一度富良野線内の臨時列車で乗車した事があります。


10月に富良野駅でこの列車に遭遇した際にも、富良野駅での停車時間がやや長めに確保されている事もあり、停車中の車内に足を踏み入れ、車内の様子を観察する機会があったのですが、「ノロッコ」と名乗るだけあってトロッコ車両に改造された車両を用いており、大きな窓や木製座席などは如何にも観光列車ならではと言う雰囲気を受けます。


「秋の南富良野ノロッコ号」に充当されている車両は、一般型客車からの改造車だけでなく、貨車からの改造車も含まれており、こちらは車長が随分短く見た目も不揃いな上に、こんな車両に乗車する機会はそう滅多にありませんので、この車両を選んで乗れる状況であるなら是非…と感じるものです。

またMAKIKYUは10月の北海道訪問時には、「秋の南富良野ノロッコ号」にこそ乗車機会がなかったものの、突然の予定変更のお陰で当初乗車予定のなかった同種列車に乗車する機会にも恵まれ、この列車に関しても近日中に追って取り上げたいと思います。



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