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関東自動車(7)

2006-06-03 | バス[北関東]
今日は以前に引き続き、関東自動車の中古車を…

今回紹介する車両は、京浜急行バスからの中古車ですが、随分特徴があります。その最たるものが中扉で、鉄道車両の如く両開き式になっています。

この様なバスは日本中探しても…というくらいレアな存在で、その上首都圏ではあまり多くない長尺車(車体長が標準より長い)となっており、元は京浜工業地帯への通勤輸送で威力を発揮していた京急の名物車両です。

大型でも短尺車が主体の関東自動車では非常に目立つ存在ですが、大き過ぎる中扉は前乗り前降り方式を採用している関東自動車では基本的に使われる事がなく、せっかくの装備も持て余しているのが実情です。

関東自動車ではこの他にも京急からの中古車両がある様で、今回紹介したバス以外にも色々な中古車が宇都宮の街中を駆け回っています。


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2 コメント

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関東自動車(7) (なかさん)
2015-07-08 13:03:53
自分の地元が川崎ですが、昔この車種はかなりの確率で川崎駅前でよく見たものです。その当時は、バスにあまり興味はなかったのですが、今思うとなんか懐かしいなと感慨深い気持ちになると同時に、今でも他所で現役で走っていると思うと、とても嬉しい気持ちになります。
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はじめまして (MAKIKYU)
2015-07-11 22:55:59
なかさん様はじめまして。

写真のバスはいすゞの「キュービック」と呼ばれる車種で、独特な前面形状が特徴的でインパクトがありますが、今では現行モデルの「エルガ」ですら大都市圏の排ガス規制区域では使用年数制限の関係で退役を余儀なくされている状況です。

そのため川崎をはじめ、東京23区内や横浜市内などでは、今ではキュービックの姿は…という状況ですが、規制区域外では今でも使用している事業者は多数存在し、川崎から比較的近い所としては静岡県熱海市(東海自動車)や茨城県取手市(関東鉄道)などが代表例です。

これらの事業者では自社発注の車両を長く使い続けるだけでなく、大都市圏で排ガス規制に適合しなくなった車両を、中古で購入して運用する事も近年多くなっており、この記事で取り上げている関東自動車もその典型例となっています。

ただ関東自動車では近年、中古車ながらもバリアフリー対応の低床車を優先的に購入しており、時刻表を見たら低床車の充当便が随分あり、乗車便も該当でしたので余り期待しないでバスを待っていたら、横浜市営バスが鶴見近辺で使用していた車両の中古だったという事もありました。

写真の元京急バス車両は、キュービックという車種に加え、他に類を見ない両開き引戸の中扉というのが大きな注目点、これも前乗り前降り方式の関東自動車では宝の持ち腐れと言っても過言ではない状況ですが、この車両に様に不自然な車両が多数活躍しているのも、最近の地方では珍しくない状況になっています。

また京急バスで川崎駅へ乗り入れる一般路線はかなり限られていますので、川崎駅でこの両開き扉を見かける機会は余り多くなかったかもしれませんが、活躍部隊のメインは川一つ隔てた大田区内の大森・蒲田周辺でしたので、この一帯のバスを以前利用する機会が結構あったとするなら、感慨かもしれませんね。

京急や臨港などのバスは、以前から近年に至るまで、中古で各地へ譲渡されており、このブログ内の他記事でも何枚か画像を掲載していますので、また何か気になる事などありましたらお気軽にコメントして下さい。

今後も宜しくお願い致します。
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