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MAKIKYUのページ

MAKIKYUの公共交通を主体とした気紛れなページ。
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新年早々・鎌倉の大動脈が…

2013-01-01 | 小田急グループ

皆様、新年あけましておめでとうございます。

今年も「MAKIKYUのページ」を宜しくお願い致します。

MAKIKYUは新年早々、元旦から仕事が入っており、昨年も大晦日まで仕事でしたので、まだ余り年明けの実感が湧かない状況ですが、「MAKIKYUのページ」をご覧の皆様方の中には、元旦に初詣を…という方も多いかと思います。

MAKIKYUの居住地・横浜市の周辺でも、古都として有名な鎌倉市は鶴岡八幡宮などの著名な寺社もあり、毎年多くの参拝者が訪れる事はご存知の方も多く、中には毎年参拝されている方も居られるかと思います。

MAKIKYUの現住地からさほど遠くない事もあり、職場でも「御参りして来た」という話を毎年ボチボチ聞く程です。


今年はこの鎌倉市内を走る公共交通の大動脈の一つと言っても過言ではない江ノ島電鉄線(江ノ電)の極楽寺駅において、早朝に崖崩れが発生して不通となり、復旧見込みも立たないと状況になっており、新年早々近場で随分大変な事が起こってしまったと感じています。
(写真は藤沢駅で発車待ちの江ノ電・鎌倉行き電車-現状では藤沢駅でこの行先を表示した電車に乗車する事はできません)

鎌倉は地形の関係などもあり、道路条件は決して良好とは言い難く、公共交通の重要度が特に高い街の一つとも言えますし、その中でも例年初詣客や観光客などが多数利用する鎌倉~長谷~江ノ島という海沿いルートが機能しないという事は、鎌倉市沿岸部一帯の交通麻痺を意味していると言っても過言ではない気がします。

土砂崩れによる鉄道不通は、昨年も鎌倉からさほど遠くない横須賀市内の京浜急行本線でも発生しており、海のすぐそばまで傾斜地が迫る鎌倉や三浦半島では、土砂崩れとの闘いは宿命と言わざるを得ない面もあると思います。

この時も数日間にわたって京急本線の土砂崩れ発生区間が不通となり、道路交通も多数の自家用車などで大混雑して麻痺状態、代行バスも通常所要10分程度の区間で所要1時間以上が当たり前と言う凄まじい状況になり、横須賀市内の交通網が大混乱したものでした。

今回の江ノ電極楽寺駅で発生した土砂崩れは、列車は土砂流入箇所へ進入する前に危機一髪で難を逃れ、昨年の京急で発生した事故の様な多数の負傷者発生や、車両脱線・横転などの大規模な設備損傷を免れた事は不幸中の幸いです。

公共交通機関は「安全第一」「無事故」でこそ真価が発揮されますので、江ノ電の土砂崩れも現場の復旧作業を終えると共に、再び同種の事案が発生しない様に安全が確保されるまでは運転再開も難しく、復旧まで暫くの時間を要するかもしれません。

江ノ島電鉄線全線の早期復旧を願うと共に、江ノ島電鉄をはじめとする小田急グループや、小田急グループと共に鎌倉市内の路線バス運行にも携わり、昨年横須賀市内で大規模な土砂崩れによる脱線事故があった京急グループなど、公共交通機関各事業者共に「安全第一」で人命に関わるような事故の報だけは聞く事がない一年になる事を祈願し、年初めの記事を終わりにさせて頂きたいと思います。

(追記)江ノ電の土砂崩れによる不通は、元旦夜に復旧作業が完了しています。
昨年の京急における土砂崩れの様に、数日に渡って運行不能となり、その間地域の交通網が大混乱に陥った事に比べると影響が小さく、比較的早期に復旧した事は幸いです。