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ブカブカ…MAKIKYUはこの座席が苦手(北総監獄を走る電車の座席に関する記事です)

2006-10-01 | 北総監獄

写真は首都圏の辺境・北総監獄(千葉ニュータウン)を走る、「開発を止めた某鉄道」(元○○開発鉄道)で最近増えている新種の座席で、昨日もこの座席の車両に乗車しましたので、その批評も兼ねて取り上げさせて頂きます。

「開発を止めた某鉄道」で増えている、といってもこの座席は「開発を止めた某鉄道」の車両ではなく、乗り入れてくる標準軌某大手私鉄の車両のモノですが、最近この標準軌某大手私鉄ではこの手の座席の車両が次々と増えています。

これだけ騒ぐ位なので、この座席は如何なものか…と思う方も居られるかと思いますが、この座席は「好き嫌いがハッキリ分かれる」代物です。

ちなみにMAKIKYUはというと、ハッキリ言ってこの座席はご勘弁です!

というのも、近年首都圏の通勤電車は比較的固めの座席が普及しており、MAKIKYUもこれに慣れ親しんでいる人間の一人ですが、この座席は異様に軟らかく、物凄い違和感を感じます。

軟らかいだけなら比較的古い電車などでよく見られる、金属バネの入った着席区分なしの椅子が代表的なもので、これは各地で走っておりMAKIKYUも嫌いではありません。

しかしながらこの座席は最近の着席区分を明確にした段差の大きいバケットタイプで、詰め物が異様に軟らかい上に、その下に金属バネが入っている様な感じで、下のバネが揺れる事が災いしてか、ブカブカして非常に違和感を感じます。

それも停車中などで静止状態にある内はまだ良いのですが、このブカブカした座席に座っている時に電車が動き出すと、車両と座席の揺れが連動して体が前後に揺さぶられて落ち着かず、5分もじっと座っているなら車酔いや船酔いならぬ、電車酔いを起こしそうになります。

これは勘弁願いたいものですので、MAKIKYUはこのブカブカした座席を敬遠していますが、車両によっては他の座席に座るという方法もあります。

この方法は最近この標準軌某大手私鉄が導入している新型車で有効な方法ですが、車端部分はボックスシートになっており、この新型車の初期に投入されたモノは外国製のかなり座り心地の良い座席が採用されています。

この座席に在りつけるか否かで天国と地獄の差がある様に感じますし、また最近になって、元々全席クロスシート3ドアの車両で、ドア間だけブカブカした異様な座り心地の座席に交換された車両もありますが、これも車端部のボックスシートはまあまあと感じています。

しかし中堅格の車両を最近改悪(ドアチャイムやLED案内装置の取り付けなど、改善された部分もありますが、少なくとも座席に関しては…という事でMAKIKYUはこの様に呼んでいます)した車両は、車端部も含めて全てがこのブカブカした異様な座席に取り替えられてしまい、これが来たらもう嘆くしかありません。

ちなみに写真もこの「改悪」された車両のモノです。
(ガラガラの「開発を止めた某鉄道」に乗車し、この座席の車両で一人だけ立っている人物が居たら、それはMAKIKYUの可能性ありです)

またこのブカブカした異様な感触の座席を次々と導入している標準軌某大手私鉄は、JR線と直接競合している区間もある上に、他の私鉄などとも一部では競合しており、ライバル路線が多い状況ですので、こんな座席を次々と導入する様では、他社との競合で劣勢に立たされないのか気になります。

MAKIKYUもこの電車に乗らなくても他社線で移動できる区間では「東横線&半蔵門線経由はメリット色々」(5月21日掲載・アドレスを以下に記載)の様に、他にもメリットが色々あってこのブカブカした座席の電車が来ない他社線を利用する事も多く、既に利用者離れが始まっているのではと感じます。(ちょっと極論かもしれませんが、MAKIKYUは他社線利用に傾いている人間の一人です)

この標準軌某大手私鉄沿線の方は、乗り入れ先の「開発を止めた某鉄道」とは比べ物にならない程、このブカブカした座席に当る事も多いでしょうし、その方々は非常に気の毒に感じます。
(しかもこの標準軌某大手私鉄は高速運転が売りの様で、その上に線形も決して良いとは言えないので、他社線に比べてよく揺れてブカブカした座席は尚更厳しい気がします)

また(止む無く)高い運賃を払ってまで「開発を止めた某鉄道」乗車して、この様な座席の車両が来ると、いくら他社の車両とは言え腹立たしい限りです。

このブカブカした座席を止めて頂ければ一番だと、少なくともMAKIKYUは思っていますが、恐らくそれはなさそうですし、やはり「開発を止めた某鉄道」やその直通運転線区の沿線と関係のない所へ移住できれば…と思っている今日この頃です。

今日MAKIKYUはかなり辛口の批評をさせて頂きましたが、皆様もこの座席に関して感想等ありましたら、こんな座席…と思う方は勿論、これが良い!という持論の方も自身の意見・感想等ありましたら是非コメントをどうぞ。
(好き嫌いがハッキリ分かれる座席ですので、「好き」という意見でも結構です)


JR東日本 E231系電車(JR常磐快速~成田線)

2006-07-20 | 北総監獄

今日MAKIKYUはJTB(旅行会社)へとあるチケット購入に出向くため、柏[Kashiwa]へ出掛けていました。

というのも、以前は北総監獄(千葉ニュータウン)の中央駅近くにもJTBの代理店がありここで用事が済んだのですが、何年か前に閉鎖になってしまったので何処かへ出向くか、さもなければ出先で用を済ませなければならない状況になっています。
(北総監獄という辺鄙な地に、かつてJTBの代理店が存在しただけでも奇跡的ですが…)

北総監獄~柏間の交通手段としては、高額運賃で悪評名高い「開発を止めた某鉄道」(元○○開発鉄道)~東武野田線を乗り継ぐ方法が最も一般的ですが、この経路ですと「開発を止めた某鉄道」の運賃が余りに高過ぎますので、近場にも関らず運賃は片道800円を越えてしまいます。(北総監獄中央駅からの場合)

ただ北総監獄のメインでもある首都圏の辺境・印西[Inzai]市には幸いにも「開発を止めた某鉄道」の他にJR成田線も通っていまして、MAKIKYUが幽閉されている収容房(自宅)から自転車で辛うじて到達できる範囲(自転車で30分かかります)に木下[Kioroshi]と布佐[Fusa](ここは我孫子市で、利根川の対岸は茨城県です)の2駅があります。

JR成田線は「開発を止めた某鉄道」と異なり運賃も標準的な価格ですので、駅までの少々遠い道のりを我慢すれば大幅に交通費を節約できます(木下・布佐両駅~柏までは片道320円で済みます)ので、今日は天候もまずまずという事で成田線を利用する事にしました。
(「開発を止めた某鉄道」では北総監獄内の移動でも320円では厳しいです)

少々前置きが長くなりましたが、このJR成田線(我孫子[Abiko]~成田間:通称我孫子支線)で現在走っている電車は、E231系と呼ばれるJR東日本の標準車両ともいえるステンレス車体・VVVFインバーター制御の新型車両で、成田線~常磐[Joban]快速線のラインカラー(エメラルドグリーン)を纏った車両が5両~15両の編成で運行されますが、緩行線との誤乗防止のためにラインカラーの下に黄緑色の細帯があるのも特徴です。
(編成は基本10両と増結5両の組み合わせ・また成田線は最大10両です)

今年になるまで103系と呼ばれる旧型も走っており、10年程前には現在も房総地区で大活躍の113系と呼ばれる車両も活躍していましたが、現在では基本的にE231系で統一されています。

他線でも若干仕様の異なる類似した車両が多数走っていますが、この路線で活躍するE231系はドア上のLED案内表示機が2段表示となり、次駅表示以外に行先や停車駅、運行情報なども案内されるのが特徴(今までの6文字表示一段が少々考え物だった気が…)で、日英2ヶ国語の自動放送も装備されています。

内装は他のE231系や、それ以前のJR東日本の車両と同様に随分質素な感じですが、固めのバケットタイプが採用された座席の座り心地は決して悪いモノではなく、乗車時間もせいぜい1時間程度の成田線~常磐快速線では充分な感じです。
(「開発を止めた某鉄道」では隣駅まで座るだけで懲りてしまう座席の車両もありますので…)

この車両は首都圏の辺境・印西の地を走るには上等過ぎ、北総監獄を走る「開発を止めた某鉄道」の荒れ放題の車両よりずっと良い気がしますが、首都圏の何処でも…という位各地で現れて、それも全然代わり映えがしないのでさすがにウンザリしてきます。

それもJR各線で走っているだけならまだ許容の範囲内ですが、MAKIKYUの生まれ育った街(神奈川県某市)を走る私鉄等でも走っていまして、さすがにこれはご勘弁とMAKIKYUは思っています。

皆様のこの車両に関する思い入れや講評は如何なものでしょうか?何かありましたらコメントもどうぞ。

お断り:この車両は厳密には北総監獄を走っていませんが、北総監獄の外縁部で辺境の地・印西市を走るという事でこちらのカテゴリーに入れさせて頂きました


北総監獄を走る電車~T:5300形

2006-07-16 | 北総監獄

昨日MAKIKYUは神奈川県内の某所へ出向いていましたが、その際途中でこの5300形にも乗車、また一昨日の大荒れの天候の中で乗車していたのもこの電車で、この車両にMAKIKYUが乗車する機会は非常に多いです。
(今日もまた乗車するかも?)

この車両は某都の交通局に在籍しており浅草線用に導入された車両ですが、幾つもある乗り入れ線区にも頻繁に出没し、MAKIKYUが不本意ながらも現在利用せざるを得ない首都圏の辺境・北総監獄(千葉ニュータウン)を走る「開発を止めた某鉄道」(元○○開発鉄道)にも頻繁に乗り入れてきます。

この車両は「開発を止めた某鉄道」を走る車両の中では比較的程度の良い車両で、年式もさほど古くない(1990年代に製造)上に、安定感のある座席をはじめ、内装などの接客面も比較的良好ですが、最近は座席モケットや床材に汚れの目立つ車両も結構多く、現在これらの交換が進められています。

また近年は以前なかったドアチャイムが取り付けられるなど、改善が進められており喜ばしい事ですが、これに引き換え「開発を止めた某鉄道」の車両は荒れ放題の有様で、余りの格差に唖然とさせられます。
(あれだけ高い運賃を徴収するなら、自社の車両をそれに見合ったものにして頂きたいもので、マトモな車両は他社からの乗り入れだけというのは余りに酷過ぎます。)

しかしこの車両にも弱点はありまして、ドア上のLED表示機が浅草線内をはじめ、乗り入れる機会が少ない京成線高砂[Takasago]以東でも対応しているにも関らず、乗り入れ機会が多い「開発を止めた某鉄道」の線内では駅名表示に対応していない事や、浅草線内のみで流れる自動放送の音質の悪さなどが挙げられます。

ただ「開発を止めた某鉄道」を走る車両の中では、他社局からの乗り入れ車両とはいえかなり程度の良い車両で、また市販の時刻表に表記されている列車番号(「開発を止めた某鉄道」が無料で配布している冊子でもOKです)が「*T」(*は3桁か4桁の数字が入ります)の列車にはほぼ確実にこの車両が運用されますので、もしこのページをご覧の皆様が所用等でやむを得ず北総監獄へ来られるなど「開発を止めた鉄道」を利用される際は、余りに高い運賃に少しでも見合う車両を…という事で、この車両が運用される列車へのご乗車をオススメします。

ただし「開発を止めた某鉄道」の余りの惨状を目にしたいという方は別で、その様な方は「*N」と表記されている列車に乗車して下さい。(一般にはオススメできません)

この他「*H」(某急行電鉄)の車両も少数ながら乗り入れてきますが、これはパンドラボックスの様なもので車両の当たり外れが激しく、素人には絶対勧められない代物ですが、このページをご覧の皆様は結構鉄道関係に自信のある方も多いと思いますので、その様な方で5300形には乗り飽きた感のある方は一度挑戦してみると良いかと思います。(玄人向けです)

そういえばこの5300形、VVVFインバーター制御ですが他社では近鉄以外では余り聞けない独特の走行音を楽しめます(近鉄ユーザーの方は親近感を感じると思います)ので、見た事はあるけど乗車した事は…という首都圏の方は、一度乗車をオススメします。
(ただ余りに高過ぎる「開発を止めた某鉄道」の運賃を支払ってわざわざ乗る程の価値はありませんので、都心方面でのご乗車がオススメです)


(写真は「開発を止めた某鉄道」に乗り入れた際の5300形です)


夏休み電車教室

2006-07-10 | 北総監獄
「MAKIKYUのページ」で時々取り上げてきた、首都圏の辺境・北総監獄(千葉ニュータウン)を走る「開発を止めた某鉄道」(元○○開発鉄道)ですが、夏休みに小学生向けに電車教室を開催する様で、その掲示がMAKIKYUも止む無く利用せざるを得ない、北総監獄中央駅に出ています。

この「開発を止めた某鉄道」では恒例の白黒釈明広告とよく似た感じの広告ですが、社名表記の脇には、今年導入された最新型車両7500形で使われているダサいHOK'SOロゴが使用されています。

また電車のイラストは自社の車両が余りに酷すぎて表に出せずに、代わりに親会社の最新型らしき車両のイラストが使われているのかと思いましたが、よく見ると側面に翼の様な訳の分らないモノが描かれていますので、一応この「開発を止めた某鉄道」の最新型車両の様です。(その割には、前面のダサいHOK'SOロゴがありませんが…)

ちなみに「夏休み電車教室」ですが、明日(7月12日)から電話で受付を開始し、開催日は7月26日~8月10日までの水・木曜日、参加対象は小学生(3年生以下は保護者同伴、小さいお子様は要相談)となっており、誰でも参加出来る訳ではありませんので注意が必要です。

参加費用は大人1000円、小人500円となっていますが、これはどうやら運賃と車両基地入場料であると見てよさそうです。
(お土産なら小人半額という事はないでしょうし…これは売れ残りのHOK'SOグッズ?)

先着順で定員に達した時点で受付終了となる様ですので、参加を希望される方は早めに申し込まれた方が良さそうで、また印西牧の原駅集合後、印旛車両基地に移動する様ですが、これがどのような手段となるのかも注目ですね。

ただこの電車教室に参加される方は、集合場所の印西牧の原駅までの交通費が結構かかり、小人でも他線の大人普通運賃を軽く超えますので、その点は注意が必要です。


MAKIKYUはこの電車教室の参加対象ではありませんが、「MAKIKYUのページ」をご覧の皆様方で、この電車教室に参加される方がいらっしゃいましたら、その様子等をコメント頂けると幸いです。
(もちろんその他の方も、この掲示や電車教室に関するコメントOKです)

北総監獄を走る電車~N:7500形

2006-07-10 | 北総監獄

今日は北総監獄(千葉ニュータウン)を走る電車を紹介します。

北総監獄を走る鉄道は、余りに高過ぎる運賃で悪評名高い「開発を止めた某鉄道」(元○○開発鉄道)だけですが、この路線では現在「開発を止めた某鉄道」の車両をはじめ、乗り入れ先の事業者の車両も乗り入れてきます。

この新シリーズ「北総監獄を走る電車」では、他の乗り入れ先事業者も含め、会社名の代わりに運行番号に使われるアルファベットで表記させて頂きます。ご存知の方もいらっしゃるかと思いますが、凡例は以下の通りです。

N:「開発を止めた某鉄道」(元○○開発鉄道)←現在は「開発」の文字がないです
T:「某都交通局」(某営地下鉄)←いちょうマークの局です。日本にある「都」は?
H:「某急行電鉄」(大手私鉄)←東京~横浜・三浦半島方面へ向かう赤い電車
K:「某電鉄」(大手私鉄)←「開発を止めた某鉄道」の親会社・06年12月以降平日のみ乗り入れ

という事で、今日紹介するN:7500形は「開発を止めた某鉄道」の車両という事になります。

この7500形は、「開発を止めた某鉄道」の親会社(某大手私鉄)の最新型車両(新)3000形とほぼ(というより全く)同様の車両で、今年導入されたばかりですので、この「開発を止めた某鉄道」の中では現在最も新しい部類に属する車両です。

親会社の最新型車両との違いは、外観の帯色の違いとダサい「HOK'SO」ロゴ、それに先頭車側面の飛行機の翼らしき訳の分らないデザイン程度で、デザインや下回りは全く同じですので、白黒写真だとダサいロゴや飛行機の翼らしき訳の分らないデザインがなければ、親会社の最新型車両との違いは車両番号程度です。

乗り入れ先の路線と同様のデザインや下回りを用いて、塗装と内装を自社オリジナル仕様とした電車は最近各地で増えており、元が優秀な電車ならこれも歓迎ですが、この車両に至っては車内の化粧板や床材をはじめ、座席モケットやドアステッカーまで親会社の最新型車両と同一で、オリジナリティは0に等しい状況です。

敢えてオリジナリティを探そうにも、少ない中吊り広告を穴埋めする為(?)の、白黒の訳の分らないサービス釈明広告がある位で、あとは車両番号プレートが違う程度ですので、乗車していると腹立たしくなり、「親会社と内装が同じなら運賃も同じに」と言いたい所ですが、この「開発を止めた某鉄道」にそれを期待するのは無理そうです。

またこの車両の導入に伴って、現在「開発を止めた某鉄道」が北総監獄の開発を目論んでいた路線開通時(1979年)に導入された7000形と呼ばれる、内外共にやたら奇抜で、登場当時はつり革も無かったという電車が代替で廃車に追い込まれています。

しかし7000形はまだまだ使える車両ですし、莫大な負債を抱え、余りに高額な運賃負担を乗客に求めて、更には自治体が利用者に定期代補助まで行っているこの「開発を止めた某鉄道」の何処に使える車両を廃車にしてまで、新車を導入資金が何処にあるのやら…資金の在り処を知りたいです。
(それに「開発を止めた鉄道」で優等列車にもよく使われる花形7250形はまだまだ?こちらが本来先の気がするのはMAKIKYUだけでしょうか?)

ちなみにこの車両は、運賃が余りに高過ぎる「開発を止めた某鉄道」だけでなく、乗り入れ先の各線でも乗車できます。

MAKIKYUはわざわざ乗りに行く価値のある車両だとは思いませんが、もしこの写真を見てどうしてもこの7500形に乗車したい、と思われた方はそちらで乗られた方が、法外に高い運賃を支払わずに済むので無難です。
(東京都心をはじめ、羽田空港に出没する事もあります)

ただしこの車両の色違い、親会社の最新型車両(3000形)が「開発を止めた某鉄道」の行先(「印西」や「印旛」といった辺境の地名)を表示していた場合は話が別です。

以前何らかのトラブルが発生し、この車両が「開発を止めた某鉄道」に乗り入れた事がある様ですが、基本的に親会社の車両は現在乗り入れないので、これに遭遇した時だけは、法外に高い運賃を払ってでも「開発を止めた某鉄道」にわざわざ乗車する価値があるかもしれません。
(06年12月のダイヤ改正以降、K運用8両編成が乗り入れる様になりました。ただ親会社の新3000形は大半が6両編成で8両編成は1本だけ、しかも平日1往復のみですので、「開発を止めた某鉄道」ではかなり貴重な車両です)

今後もこの様な形で、「北総監獄を走る電車」N:T:Hの3社の車両をボチボチ紹介して行きたいと思います。
(06年12月のダイヤ改正以降は4社ですので、このシリーズも4社の電車にさせて頂きます)

「こんな鉄道取り上げるな!」と思う方もいらっしゃるかと思いますが、良いものだけでなく惨状を伝えるのも、「MAKIKYUのページ」の一つの役割だと思っていますので、悪しからずご了承下さい。

注:06年12月のダイヤ改正で記事投稿時と状況が変わっていますので、それに関係する事柄を赤字で追記しています。


北総監獄を走る電車~K:(新)3000形

2006-07-05 | 北総監獄
MAKIKYUが現在、不本意ながらも幽閉されている首都圏の辺境・北総監獄(千葉ニュータウン)は千葉県の片田舎ですが、その千葉県を走る大手私鉄といえば…東武の支線・野田[Noda]線もありますが、一般的に考えると京成電鉄が思い浮かぶと思います。

そんな身近な所を走っている上に、京成バスを何度も取り上げていながら京成電車は?という方もいらっしゃると思いますので、今日はこの京成電車の最新型車両・(新)3000形を紹介したいと思います。

ちなみに京成電鉄は東京都心の上野を起点に、日本の空の玄関と言われている(らしいですがMAKIKYUはよく分りません)成田空港までの上野線~京成本線をはじめ、都内~千葉方面に幾つかの支線を運行している大手私鉄の1つです。

(新)3000形はVVVFインバーター制御(IGBT)を採用したステンレス製の通勤車両で、近年の車両にしては珍しくボルスタ(揺れ枕)付きの台車を使用しているのが特徴です。

結構なペースで投入され、旧型車両を次々と置き換えていますが、何故か6両編成ばかりが増備(現在十数本?)され、それに対して8両編成が1本しか導入されていないので、京成線内の普通でばかり走っている印象があります。

これは(新)3000形の性能が普通用に向いているからなのかもしれませんが、その為か現在は基本的に8両編成しか乗り入れない京急線内で、この車両を見かけるとMAKIKYUは違和感を感じます。

車内は一般的なロングシートの座席が並んでいますが、この車両の登場前に随分試行錯誤を繰り返し、3300形の一部車両は試行座席見本市の様な状況(この車両は現在は系列某社で活躍)でしたが、その甲斐もあってか座席は比較的詰め物が少ないものの、そこそこの座り心地です。
(軟質系の詰め物は、硬質系とは対照的に座席を薄めにした方が良い様です)

また成田空港から京成を利用する外国人は大半がスカイライナーに乗車し、この車両には余り乗らないと見込んでか、英語放送は必要ないと考えている様で、自動放送装置の設置も見送られていますが、系列会社でも英語放送はないものの自動放送導入車両が走っている以上、この点は改善願いたいとMAKIKYUは感じます。
(最近はICレコーダーが設置され、英語放送のみ自動放送を流す場合もあります)

この車両は京成も相当気に入っている様で、自社に留まらず系列会社にまで新京成のN800形など同等の車両が導入されており、今後も増殖しそうな感じです。

系列会社や乗り入れ先各社の標準車両にして、保守面での合理化によってコストダウンに努めて頂くのは構わないと思いますが、会社によっては乗車した際、車両番号を見ないと親会社の車両と識別できない車両を走らせている会社もありますので、塗装だけでなく内装位は各社のオリジナリティが欲しいと思うのはMAKIKYUだけでしょうか?

追記:この車両は06年12月のダイヤ改正以降、首都圏の辺境・北総監獄(千葉ニュータウン)を走る、余りに高額な運賃で悪評名高い「開発を止めた某鉄道」(元○○開発鉄道)にも乗り入れる様になりましたので、記事タイトルとカテゴリーを変更いたしました。
なお記事の内容自体は、赤字の追記部分を除き従来通りです。

余りに高い定期券・・・自治体も助成

2006-06-09 | 北総監獄
今日は北総監獄(千葉ニュータウン)を走る、開発を止めた某鉄道(元○○開発鉄道)の惨状について紹介させて頂きます。


北総監獄を走る開発を止めた某鉄道(元○○開発鉄道)は、常識外れとも言える余りに高過ぎる運賃で首都圏では有名で、この事は以前させて頂きましたが、この高過ぎる運賃は普通運賃だけではありません。

というのも、定期乗車券の運賃も割引率が他路線に比べて低い為、元々高い運賃とあいまって極めて高額となっており、千葉ニュータウン中央~京成高砂間(23.8㎞・運賃760円)の通勤定期券は31920円(1ヶ月)、東京23区内に路線を持つ鉄道の中では他に類を見ない高額となっています。


ちなみに首都圏の代表的な路線の、定期代の例を幾つか挙げますと…(通勤1ヶ月)

小田急:新宿~小田原(82.5㎞・運賃850円)…16930円
東武:浅草~太田(94.7㎞・運賃1030円)…20310円
JR東日本:上野~鴻巣(46.7㎞・運賃820円)…22210円
つくばエクスプレス:秋葉原~守谷(37.7㎞・運賃800円)…28800円

この様に上記の他社と比べて遥かに距離が短く普通運賃も安い区間でも、割引率の低さから極めて高額になっており、大手私鉄やJRとは比べ物にならない程です。

それどころか最近開通したばかりで、他線より高額と言われる「つくばエクスプレス」よりも遥かに高く、これではボッタクリと言う他ありません。

その上この「開発を止めた某鉄道」は沿線に用務地と言える所が殆どなく、大抵の乗客が直通運転している路線も含めた、複数の社線を利用する事になります。

そのため運賃は更に高額となり、千葉ニュータウン中央~日本橋間(36.0㎞・運賃1110円)を利用する場合、僅か1時間弱の乗車にも関らず通勤定期券は45080円(1ヶ月)にもなり、これは小田原~太田(代々木上原~北千住経由で186.2㎞・運賃1970円)の通勤定期代(1ヶ月45060円)を超えると言えば、どれだけ酷い話かご理解頂けると思います。

(それにしても小田原~太田なんて、こんな距離を毎日通勤できるのでしょうか?所要時間も、片道4時間程度要していますし…)

そのため北総監獄から東京都心に通勤するMAKIKYUの家族が持っている通勤定期券は、新幹線通勤でもないのに6ヶ月で20万円を軽く超えており、いくらこの「開発を止めた某鉄道」が新幹線と同じ線路幅(1435mm)とはいえ酷過ぎます。

(MAKIKYUの知り合いの中にも東京都心ではないですが、北総監獄から隣接する八千代市の東葉勝田台駅と言う駅まで通勤されている方が居り、その方の定期代は隣町にも関らず1ヶ月47600円!毎月数万円の定期代自己負担を強いられて大変な様です)

その上余りに高過ぎるので、相互直通運転を行っている都営地下鉄の定期券自動発行機で6ヶ月定期が購入できないという不便も強いられています。(自動発行機での上限金額は15万円だったかと…)



またこの定期券の高さは通勤定期券に限った事ではありません!通学定期券も異常な程高額で、MAKIKYUがかつて利用していた千葉ニュータウン中央~京成高砂間は18300円(通学1ヶ月)もしました。これは小田急の新宿~小田原間の通勤定期代(1ヶ月)を超えています。

この時は更に京成線に乗り継いで日暮里まで購入(更に先もあったのですが、4社線に跨り1枚では購入不可)していましたが、これでも34.4㎞しかない距離の通学定期券にも関らず、もはや東京の通勤圏を超える群馬県の太田~浅草までの通勤定期代(1ヶ月)を超える有様でした。


ただこれでは余りに酷過ぎるとの事で、最近この「開発を止めた某鉄道」の沿線自治体(白井[Shiroi]市・印西[Inzai]市・本埜[Motono]村・印旛[Inba]村)では、通学定期券に自治体が助成を出すと言う、異例の事態にまでなっています。

この助成制度は、該当市町村に居住する15歳~22歳まで(23歳以上は不可!)の通学定期券購入資格を持っている者となっており、各自治体が無償で発行する「住所証明書」の所持者に対して、通学定期券代金の25%を助成するというモノです。

ただこの制度の適用は、上記自治体以外の居住者には適用されないので、小室(船橋市)や新鎌ヶ谷以西など、「開発を止めた某鉄道」沿線の他自治体居住者や、沿線外から白井高校等の「開発を止めた某鉄道」沿線にある学校に通学する場合などは適用されません。

またこの自治体助成通学定期券は、購入可能駅が千葉ニュータウン中央と新鎌ヶ谷の2駅に限られており、その他の定期券発売駅では購入できない制約もあります。

それにしても、過疎化等で悩み鉄路の存続が危ぶまれる地方私鉄や第3セクターのローカル線ならともかく、首都圏の都市鉄道でこの有様は前代未聞で、余りに情けなく呆れる始末です。


ちなみにこの自治体助成通学定期券でも、他線の定期券より遥かに高い事は言うまでもなく、仮に新鎌ヶ谷まで通学する場合、「開発を止めた某鉄道」で10分程の千葉ニュータウン中央(11.1㎞)からの自治体助成通学定期券よりも、埼玉県を越えて更に先に位置し、東武線で片道2時間以上かかる群馬県の太田(97.5㎞)や、栃木県の東武宇都宮(116.0㎞)からの通学定期券の方が安い程です。

ちなみにMAKIKYUの家族の1人は「開発を止めた某鉄道」に乗車した後、新鎌ヶ谷から東武野田線に2*分乗車する某駅が最寄りの高校まで現在通学していますが、この某駅までの通学定期券代は自治体助成通学定期券でも1ヶ月14000円以上(助成なしでは17000円を超えます)となり、これは太田や東武宇都宮から某駅までの通学定期券代の2倍以上という惨状です。

(でも群馬県の太田や栃木県の宇都宮から千葉県まで通学する高校生はどれだけいるのでしょうか?―私立なら規定上は不可能ではない話ですが、少なくともMAKIKYUは聞いたことがありません。通学範囲はせいぜい埼玉県南の春日部辺りかと…)


(参考)主要駅から新鎌ヶ谷までの通学定期券代(1ヶ月)
東武:柏(10.4㎞)=3400円、春日部(38.1㎞)=4890円、太田(97.5㎞)=6140円、東武宇都宮(116.0㎞)=10120円
新京成:松戸(12.1㎞)=3710円、京成津田沼(14.4㎞)=4120円

ちなみに開発を止めた某鉄道(元○○開発鉄道)は…
千葉ニュータウン中央(11.1㎞)=13370円[自治体助成で10300円]
印旛日本医大(19.6㎞)=16420円[自治体助成で12320円]

こんな話は作り話では…と疑われる方もいらっしゃるかと思いますので、MAKIKYUの家族が利用している自治体助成通学定期券の画像を載せておきます。(氏名と発行No.は修正しています)


この余りの惨状に悲鳴を上げて、他の街へ移住される方も大勢いらっしゃいます。それでも北総監獄に居る人間は、MAKIKYUの様に止む無く幽閉されて、余りの酷さに嘆いている場所です。

この記事を読まれて、「開発を止めた某鉄道」(元○○開発鉄道)がお値打ちと思われる方は別ですが、そうでない方は北総監獄に居住されない方が無難です。この路線の運賃は余りに常識外れな「ボッタクリ」以外の何物でもありません。

家賃や土地代が多少安くても、交通費がそれを上回りますので、今新居を探されている方で、この「開発を止めた某鉄道」(元○○開発鉄道)と周辺の他社線沿線で迷われている方は、迷わず他社線沿線を選ばれる事をオススメします。


北総監獄は本当に地獄です。交通費の呪縛で幽閉されます。後で嘆く羽目にならない様、こんな所には住まないのが一番です。←北総監獄住人(服役囚?)の嘆き


(長くなりましたが、最後までお読み頂きありがとうございます。)

木下街道

2006-05-18 | 北総監獄
MAKIKYUは昨日布佐駅から宇都宮の方へ出掛けたのですが、現在住んでいる、というより幽閉されている北総監獄(=千葉ニュータウン)から布佐は決して近いとは言えません。

監獄の北側には木下[Kioroshi]街道が通っており、この道を道なりに進むと木下、そして途中で左に曲がると市境を越えて我孫子市の布佐で、距離はどちらも6㎞~7㎞位。 JR成田線を利用する用事がある時や木下の手前(大森)にある市役所に用事がある時等にこの木下街道を利用しますが、徒歩ではとても行く気になれない距離です。
(歩くと100分位。MAKIKYUも一度だけ歩いた事がありますがオススメできません)

自家用車を使えればそう大した距離ではないですが、路線バスも少なく、木下駅までは一日10往復程度(木下駅~白井車庫、一部は更に白井駅まで)運行されていますが、昼間は2時間も間隔が空きます。

その上前は専ら中型車が使われていましたが、これでも持て余すのか最近は小型車が用いられる事も多く、時にはマイクロバスも見かける惨状です。

しかも乗車時間は15分にも満たない割に運賃が片道380円と高く、積極的に使おうという類のモノではありません。

この他印西市のふれあいバス(コミュニティバス)もあり、これだと200円均一ですが、本数が少なく昼間しか運行していない上に駅の手前しか止まらず、経路も大回りなので使い物になりません。

このバスも前は中型車が走っている事もありましたが、使い勝手が悪く路線バス以上に乗客がいない(いつもお客様は空気ばかり)状況で、最近は居住性の悪いマイクロバスが主流を占めています。

それでも路線バスが走っているだけマシなのかも知れませんが、バスは木下方面だけで、布佐へ抜ける場合は木下でJRに乗り換え(1駅)となります。

という有様ですので、MAKIKYUは昨日布佐駅まで自転車で出向きましたが、片道30分はかかる上に、途中の木下街道は道路状況が悪く、狭い・段差は多い・大型車の通行が多いと来ており、その上帰りは夜で暗く街灯も少ない上に雨も降っていたので容易ではありません。

年に数度ならこれでもまだ許容範囲ですが、こんな所を毎日となると想像するだけで恐ろしく、布佐の場合は自転車の代わりとなる直接の代替公共交通手段もないので、北総監獄における公共交通の脆弱さを再認識させられると共に、毎日こんな所を通学などで通らなければならない方々が気の毒に感じられます。

北総監獄の酷さは有名な鉄道だけではありません。公共交通全体が呪縛となっており、いくら住んでも都ではありません。

それでも興味がある方は、是非木下街道を自転車かバスで通られる事をオススメします。 (画像のバスは別系統ですが、木下~白井車庫にもこのタイプが出没します)

北総監獄

2006-05-09 | 北総監獄
当ページの主MAKIKYUは神奈川県の小田急沿線生まれですが、人生の歯車が狂ったのか現在は首都圏の片隅の辺鄙な場所に幽閉されています。

しかもこの辺鄙な地で過ごしている期間の方が長いのですが、何年いてもこの地を好きにはなれません。

「住めば都」という言葉が何処かにあるようですが、この辺鄙な地にその言葉は当てはまらない様で、MAKIKYUはこの土地の事を「北総監獄」と呼んでいます。
(どうやら「千葉ニュータウン」と言う名称があり、多摩・港北と並ぶ首都圏3大ニュータウンとか言われますが、多摩や港北とは雲泥の差があります)

この地は住むというより、「幽閉」と言った言葉の方が相応しく、また監獄に収監されているといっても過言ではありません。

その最たる要因と言えるのが、鉄道運賃のあまりの高さで、現在の最寄り駅までは徒歩で20分程ですが、ここから隣の駅まで切符を買おうとすると、大人1名様300円!

駅間も多少長いとはいえ4㎞、自転車で20分程の距離でこの運賃はあまりに高過ぎます。

この事を他所の方に話すと皆驚きますが、神奈川辺りで「県内某市の地下鉄が安い」なんて話をすると呆れられます。

まあそれだけここの鉄道運賃が異常なのであって、この発言は北総監獄収監期間が長期に渡った事による重度の神経・感覚障害の表れなのかも知れません。
(そのせいか地方の第3セクター鉄道に乗っても、意外と安いな…と感じる事がよくあります)

しかもこの北総監獄のタチの悪さは、エリア内の鉄道がこの異常に高い路線一本しかなく、路線バスも不便で使い物にならない公共交通の不毛地帯である上に、沿線に何もない所ばかりなので、複数の路線を利用しなければ何処へも出掛けられないなど、極端に悪い状況が複合している事が特徴です。

都心までは電車一本(電車は4社局線にまたがって直通運転をしています)、それも1時間足らずであるにも関らず、片道の交通費が夏目様や野口様一人では手に負えない有様です。

マイカー族や会社から通勤定期が支給されるサラリーマン本人はまだしも、その家族等で車を運転できない人や、通勤交通費の支給額制限のある人、それに公共交通の愛好者にとっては地獄以外の何物でもありません。

こんな所に長く幽閉されるのは嫌なものですが、もうしばらく我慢の日々が続きそうです。

「鉄道の あまりの高さ 耐えかねて みんな離れる 北総の街」←北総監獄収監者の嘆き