まこちの風来坊日記

湘南ベルマーレ応援記を中心に、時には旅の記録や菜園記録など
明るく元気な風来坊の生活スタイルを綴っていきたい。

三人吉三

2007年06月28日 | 観劇
     
           
渋谷・コクーン歌舞伎、
昨年「四谷怪談」以来の観劇でした。しかも、今日が千秋楽。

娘がやっとの思いでチケットをGETしてくれて
我々二人を連れて行ってくれました。
請求書はこちらに回ってきました・・・けど。(まぁいいか)

コクーン歌舞伎ならではの演出に酔い痴れました。
花道がないのを逆手に取り
客席の通路とかこの座敷席の中までを利用し
役者と観客との一体感を上手に醸しだしていました。



我々は一階椅子席の前から8番目、右通路側でした。
一幕目、お嬢吉三が現れたのは私のすぐ右手。
真っ赤な振り袖姿の福助が横に来られた時には
びっくりするやら嬉しいやらでテンション最高潮に。

楽日ということでエンディングは最高に盛り上がりました。
大詰の最後からは恒例のスタンディングオベーション。
一回目のカーテンコールでは、勘三郎が二階席の先端に現れ
そこに大雪がふらされ、一階席まで舞い込んできました。
そして、ご贔屓さんがお持ちになった?
「中村勘三郎、日本一」と書かれた大漁旗を背中に羽織って舞台に。

二回目のカーテンコールでは、串田監督と音楽担当の
椎名林檎さんが客席から舞台に上がり、そしてそして
一幕・二幕で出演し場内を驚きと笑いを誘った生犬二匹までもが
登場してきました。
そして、楽日の挨拶ということで、
勘三郎・福助・橋之助・笹野のあとは、椎名さんと串田監督。
監督は役者さん達の成長に喜び、お客さんの声を大事にして
来年以降も続けていきたい、と豊富を語っていました。

三回目のカーテンコールでは、
監督が紙吹雪の中に埋まりその上に椎名さんの履いていたサンダルを
乗せ、その前で福助が両手を合わせ「ご愁傷様?」ポーズ。
(全員で大笑いでした)

やり遂げた充実感と満足感で役者さん達は満面の笑みでした。

その間、お客さんは一人も帰らず、全員スタンディングで
拍手喝采の時間が15分以上が続いていたと思います。



ニューヨーク公演には行けませんが、(行ける訳がない?!)
普段の歌舞伎座では味わえない楽しいコクーンを
来年も観たいと思ってます。

出口では役者さん達の奥方がご丁寧にお客さんにご挨拶。

ここまでされると来年も絶対、来ちゃいますよ。。。