まこちの風来坊日記

湘南ベルマーレ応援記を中心に、時には旅の記録や菜園記録など
明るく元気な風来坊の生活スタイルを綴っていきたい。

義経千本桜

2009年10月19日 | 観劇
芸術祭10月大歌舞伎・夜の部を観劇

入り口付近には「さよなら公演」最終日までのカウントダウンが表示されていた

多分、今日が自分にとっての最終日だと思うと感慨深い

長い間、日本の伝統的文化を継承し発展させてきた建物が取り壊されるのは残念に思うが新しく生まれ変わり更なる発展を期待できるのは楽しみだ

来年四月の最終日をシッカリ見届ける方々は涙に咽ぶことだろう

それまでシッカリと務めきって欲しいものだ

帰りのロマンスカーで筋書きを見ていたら…

12月公演が面白そうだ…チケットが入手できたら行こうカナぁ~〓

俳優祭

2009年04月28日 | 観劇


昨晩は第35回俳優祭を観に歌舞伎座に。

二年に一度、一日二回公演のみのイベントで俳優協会の全ての役者さんが勢揃いするいわばファン感謝デーのようなもの。

今年は現在の歌舞伎座で開催されるのが最後とあってそれにちなんだ演目のようであった。

俳優祭での楽しみはなんと言っても役者さん達と生で接することが出来ること。

獅童君からは唐揚げを、
隼人君からはビールを、
亀治郎君からはおでんを、などなど
直接、おしゃべりしながら買ってみたり・・・

中村屋親子からはオリジナルTシャツを3枚も買ってみたり・・・

極め付きは勘三郎丈と我々との3ショットで写真を撮らせて頂いたり

・・・・・で、感激のひとときを過ごす事ができました。

次はいつになるのか分からないが新歌舞伎座が御披露目になった時には
是非また36回目を開催して欲しいものである。

早速、勘三郎丈との写真を引き伸ばしてマイギャラリー?に

飾っておくことにしよう、っと   
 

平成中村座

2008年10月15日 | 観劇
10月大歌舞伎は浅草寺境内に造られた仮設劇場での
通し狂言「仮名手本忠臣蔵」を観劇してきた。

仮設と言えど江戸時代にタイムスリップした感の芝居小屋。
そして斬新なのは舞台袖の二階左右に造られた「桜席」と
舞台を真正面からゆったりと飲食しながら観られる「お大尽様席」。
まさに300年前の芝居小屋を復元させたような趣き。

我々が入手できた席は「二階 左側 一列 5番・6番」
場所が解からず係りの人に尋ねると
「桜席でございますね、こちらにどうぞ」
と丁重にその席まで案内して頂いた。

左右併せて36席の貴重な席。
「このお席は勘三郎様の発案でございまして
 江戸時代の小屋と同じように造られたお席でございます。
 尚、一列目の方には座布団が二枚づつ敷かれております。
 その訳は・・・・・、です。ごゆっくりお楽しみ下さいませ。」
開演前このような案内がありました。

舞台奥行き約6m、役者さんの前後の動作が真近で観られた。
3m先で演じている勘三郎と瞬間、目が合ったり
七之助のキレイな白粉の香りが伝わってきたり
勘太郎他役者の鼓動が感じられたり、
通常では味わえない体験をさせて頂き非常に楽しい観劇でした。

欲を言えば、もう少し広めの席であったなら最高だったかなぁ!?

だったら「お大尽様席」に行け!!って言われそう・・・、
失礼しました。 

なつまつりなにわかがみ

2008年06月26日 | 観劇


いやぁ~、渋谷・コクーン歌舞伎は実に素晴らしい。

三年連続で観させて貰っているが年を増すごとに
その感動の深みが・重みが更に上積みされていることに驚く。

歌舞伎の世界に猛スピードのパトカーがサイレン鳴らして
現れるなんて想像つきますか?
BUNKAMURA裏の街並みを借景にして、
そこを団七(勘三郎)徳兵衛(橋之助)が走り回るなんて
誰が想像つきますか??

串田和美マジックと言うかまさにイリュージョンの世界だね。
これを中村屋・成駒屋・大和屋・松島屋・淡路屋などなどの名優が
見事に演じきる、歌舞伎と演劇の魅力を大いに味わえた一日だった。

小生のすぐ前には、南原清隆さんが、
少し離れてその右手には、広末涼子さんが、
その後ろには、「よしよし」くんが、
と、知っているだけでこれだけの著名人が楽しんでいた。

勿論、エンディングは拍手喝采のスタンディングオベーション。
カーテンコールではあのパトカーが再び登場しライト点滅で応えてくれた。

気が付くと小生の横の通路にカメラマンが・・・。
かの有名な篠山紀信さんだ。。。
徐々に舞台に近づきシャッターを押しながら
しまいには上がり込んで写真をバチバチ・・・。
勘三郎丈はカメラに向かってピースサイン。。。

来年は「コクーン歌舞伎」10回目かなぁ?
記念の演題・演出を今から首長くして待ってまーす。



風林火山~晴信、燃ゆ~

2008年04月25日 | 観劇


今日は日比谷の日生劇場へ。

昨年の大河ドラマの劇場版はものすごい迫力。
晴信と勘助の二役早変りを演じた亀治郎の男ぶりには
改めて惚れなおしちゃいました。最高~。

歌舞伎と同じような花道がセットされていて
その上、白馬に乗った宙乗りまで見せられて
おおいに感動・感激した舞台でした。

いやぁー綺麗でしたね~、由布姫役の守田菜生、24歳。
坂東三津五郎の長女で今回が女優としての舞台デビューですって。
個性的な役者ばかりの中で、菜生には「華」がありましたよ。
今後の活躍に期待したい、応援したい一人となりました。

約4時間の長編は「あっ」と言う間に幕。
スタンディングオベーションしたかったが、
歌舞伎座と同じ雰囲気で出来ませんでした、残念。

でも、ほぼ満員のお客さんからは長いこと拍手喝采でした。

NINAGAWA 十二夜

2007年07月24日 | 観劇
           
      

七月歌舞伎座は「NINAGAWA 十二夜」。

蜷川幸雄の演出によるシェイクスピアの恋愛喜劇を
歌舞伎の世界に持ち込んだ新しい形の作品である。

二年前の7月に初演され多くのファンから絶賛を浴び
新たな趣向を盛り込んでの再演だった、らしい。

とにかく開幕時から観客をアッ!と驚かす演出ぶり。
ハーフミラーに写る観客席全体が現れた時にはビックリ・感動 

開幕~5分間で照明・音楽を含めた見事な演出で観客全員を魅了してしまった。通常の歌舞伎・コクーンでの歌舞伎等とは別の意味でとっても楽しい十二夜だった。

     

風林火山の亀治郎は歯切れ良い語りとしなやかな女役が良く似合い、
一人三役の菊之助は相変わらず綺麗な姫役と獅子丸役との早変わりが素晴らしく、
二役演じた菊五郎も味のある面白いウコン役?を演じていた。

23日夜の部であった。
我々の前席には、女優の渡辺えり子が観劇していた。
愚妻は、席についた時から判っていたようで幕間に教えてもらった。
すぐ前で自分はえり子さんの頭越しに舞台を見ていたのだ。
推測だが、8月歌舞伎でえり子さんの演出する題目があり、
その下見も兼ねて見に来ていたのではないだろうか?

殆どスッピン、普段着のまま?テレビで見るのと一緒。
よほど楽しかったのでしょう、
あの低い声でワハハと幾度も笑っていらっしゃいました。


三人吉三

2007年06月28日 | 観劇
     
           
渋谷・コクーン歌舞伎、
昨年「四谷怪談」以来の観劇でした。しかも、今日が千秋楽。

娘がやっとの思いでチケットをGETしてくれて
我々二人を連れて行ってくれました。
請求書はこちらに回ってきました・・・けど。(まぁいいか)

コクーン歌舞伎ならではの演出に酔い痴れました。
花道がないのを逆手に取り
客席の通路とかこの座敷席の中までを利用し
役者と観客との一体感を上手に醸しだしていました。



我々は一階椅子席の前から8番目、右通路側でした。
一幕目、お嬢吉三が現れたのは私のすぐ右手。
真っ赤な振り袖姿の福助が横に来られた時には
びっくりするやら嬉しいやらでテンション最高潮に。

楽日ということでエンディングは最高に盛り上がりました。
大詰の最後からは恒例のスタンディングオベーション。
一回目のカーテンコールでは、勘三郎が二階席の先端に現れ
そこに大雪がふらされ、一階席まで舞い込んできました。
そして、ご贔屓さんがお持ちになった?
「中村勘三郎、日本一」と書かれた大漁旗を背中に羽織って舞台に。

二回目のカーテンコールでは、串田監督と音楽担当の
椎名林檎さんが客席から舞台に上がり、そしてそして
一幕・二幕で出演し場内を驚きと笑いを誘った生犬二匹までもが
登場してきました。
そして、楽日の挨拶ということで、
勘三郎・福助・橋之助・笹野のあとは、椎名さんと串田監督。
監督は役者さん達の成長に喜び、お客さんの声を大事にして
来年以降も続けていきたい、と豊富を語っていました。

三回目のカーテンコールでは、
監督が紙吹雪の中に埋まりその上に椎名さんの履いていたサンダルを
乗せ、その前で福助が両手を合わせ「ご愁傷様?」ポーズ。
(全員で大笑いでした)

やり遂げた充実感と満足感で役者さん達は満面の笑みでした。

その間、お客さんは一人も帰らず、全員スタンディングで
拍手喝采の時間が15分以上が続いていたと思います。



ニューヨーク公演には行けませんが、(行ける訳がない?!)
普段の歌舞伎座では味わえない楽しいコクーンを
来年も観たいと思ってます。

出口では役者さん達の奥方がご丁寧にお客さんにご挨拶。

ここまでされると来年も絶対、来ちゃいますよ。。。

俳優祭

2007年05月26日 | 観劇
34回俳優祭「昼の部」を観させていただきました。
普段の歌舞伎では見られない役者さん達のパフォーマンスに
酔いしれた一日でした。



俳優祭ならではのイベントは何と言っても模擬店。
著名な役者さんの素顔が目の前で拝見でき、
店員に成りすました彼等から様々な商品をGETすることができました。

まずは菊之助店でエコバッグを購入。
もの凄い混雑で一つ買うのに10分程要しました。
二番目は勘太郎・七之助店に行きTシャツを購入。
七之助「どれにしますか?サイズがいろいろとありますよ!」
小生「七之助さんがきているのは?」
七之助「僕はLサイズですよ」
小生「では、同じものを下さい」
七之助「はい、これをどうぞ。ありがとうございます。」
というような会話と握手までしてもらい満足×2でした。
三番目は仁左衛門店で皮製巾着をGET。
四番目は團十郎がにぎった寿司を購入。
五番目は松緑酒店、次は芝雀店、次は・・・・、
と言うようにあっという間に一時間が過ぎてしまいました。

俳優さんのスナップ写真を沢山、撮らせて頂きましたが
このブログへの掲載は遠慮しておきます。
だって、肖像権とか○○権とかで、難しいのですよネ??

白雪姫、10年ぶり4回目の演目とのこと。
玉三郎はやっぱり綺麗でした。最高です。惚れちゃいました??
團十郎の北千住観音は面白さと見事さで拍手喝采でした。

初めての俳優祭、中身の凝縮された演出で楽しまさせて頂きました。
二年後?、楽しみにしておりまーす。





團菊祭

2007年05月15日 | 観劇
五月大歌舞伎は恒例の「團菊祭」を観劇して来ました。
近代歌舞伎の礎を築きあげた市川團十郎と尾上菊五郎との
両優の偉業を顕彰する興行とのことです。


夜の部を観てきました。
成田屋・音羽屋・橘屋等々、数々の名優の演技を堪能させて
頂きました。威風堂々のベテラン役者と元気一杯の若手役者
とのバランス良い配役で、見どころの多い演目でした。


初めて地下食堂へ行き「花かご弁当」を食べさせてもらいました。
いつもは、デパ地下で購入して座席で食べていたのですが
広い空間でゆっくりと美味しいものを味合うのも楽しみの一つ・・。


来月は、コクーン歌舞伎を観たいと思っているのですが
チケットが入手できるか否か?・・・わかりません。
でも、チャレンジしてGETしたいと思ってまーす。

桂 春團治

2007年04月13日 | 観劇
新橋演舞場に行ってきました。
娘もまじえて3人で・・。

明治・大正・昭和を生きた大阪落語界の異端児、
初代「桂春團治」の物語りでした。
その役者には、ジュリーこと沢田研二と、
その妻おときに藤山直美が演じてました。

落語家の生涯らしく”笑い”あり、”涙”ありの
楽しい芝居。主演の二人は、息がピッタリで
メリハリのある声は場内の隅々まで行き渡り、
多少難聴ぎみ?の自分にもよーく聞こえて
迫力もありました。

「人間の心って、なんなんねん??」

印象深いセリフの一つでした。