ビールを飲みながら考えてみた…

日常の中でふっと感じたことを、テーマもなく、つれづれなるままに断片を切り取っていく作業です。

日本型経営と感じる瞬間

2008年09月04日 | Weblog
社内の複数の部署が絡むPJの事務局という立場を利用して(苦笑)、ちょっと強引に進めてきたのだけれど、ここにきて保守派というか反対派というか、こちらで進めている路線に賛成しない人たちの巻き返しがなかなか激しい。

もちろん彼らもヤミクモに反対しているわけではなく、どちらかというと目的は一緒だけど手段・やり方が違うとかこれまでの自分達のやり方を否定されたくないといったところなんだろう。まぁ、その気持ちもわからなくもない。

しかしここにきてもう一つ面倒臭くなってきたのが、PJのまとまりを大事にしようていう良識派が登場したこと。何かの方向性を決めるにあたってもみんなでいろいろ話し合い、何となくみんなが合意できそうな落とし所でまとめようとする。「まとまりを大事に」と書けば聞えはいいが、気がつくと一体誰の意見で誰がこの方針の成否の責任を負っているのかわからないのだ。

あぁ、これが責任の所在を明確にしない日本型経営が誕生する瞬間なのだ、と妙な感慨が。。

この妙な意思決定スタイルに際し、改めて気付くこととしては、

1)組織内が円滑にいくようにと、どちらかというと善意で行動している
2)そうは言っても実はお客のことなど眼中になく、組織内のことしか考えていない
3)社内的な「まとまり」については感度が高いが「結果」については重視していない
4)「結果」に対する責任感などない(みんなで頑張ったけど無理でした)

いや、どうなのその考え方。今日日、高校野球だって結果を優先するんじゃないの。

と、思わず素で突っ込みそうなんだけれど、これが実に厄介だったりする。

何より何となく反対しにくい雰囲気がPJ内に流れだす。そして(結果に結び付かない)無難な意見、中庸な方針にまとまりやすいのだ。

というわけで、この状況も打破しなければならないわけだけれど、正直、これだけ抵抗勢力だらけだとこちらの気力がいつまでもつかです。

はたしてどの方針が正しいかについての感性というのは、わからない人にはわからないわけで、見えている人間からすると何故、わからないのか分からなかったりする。

まぁ、これらをどうハンドリングするかはこれからの課題ですね。

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