ビールを飲みながら考えてみた…

日常の中でふっと感じたことを、テーマもなく、つれづれなるままに断片を切り取っていく作業です。

消費税増税ありきと「最小不幸社会」はつながっているか

2010年06月20日 | Weblog
何故かここに来て急速に高まった「消費税論議」。ま、そもそもこれだけ長い間「いずれ増税あるかも…」という空気が続いていると、「ダメなものはダメ!」的な議論ではなく「ちゃんと使われるなら仕方ないかも」的な議論になりやすい。さらには税収がいっきに減ったこともあって、選挙前にも関わらず「消費税率UPは避けられない」感が… しかしよく考えてみると「何故、消費税なのか」ということがあまり問われていないような . . . 本文を読む

坂の上のクラウド:クラウド・SaaS普及の背景

2010年06月19日 | ネットワーク
これまでのASPブームとその衰退などを見てきた人からすると、「日本企業にはなじまないよ…」と感じているのかもしれないが、今度の「クラウド」「SaaS」ブームは本物のようだ。では、何故、今、クラウドなのだろうか。 そもそもコンピュータシステムの歴史を紐解けば、ホスト集中型から始まりC/S型のような分散処理になり、ASPサービスが登場したが普及したとは言い切れず、やはりWEBベースでのC/S型が主流 . . . 本文を読む

無駄遣いこそ未来につながる:ホームサーバとMP3

2010年06月13日 | デジタル家電・iPodなど
Acer Aspire REVOをホームサーバ代わりにオーディオ機器やテレビと接続しているのだけれど、1つ失敗したなぁ、と思うのがMP3の音質。 以前はオーディオで聴くのはCDで聴けばいいし、DAPの容量もそんなに大きくないし、そもそも楽曲配信サイトですらAAC/WMA128kbpsで販売しているのだからMP3も128kbpsか192kbpsでエンコードすればいいや、と思っていた。おかげでHDD . . . 本文を読む

菅直人の「第3の道」は地方でこそ花開く?!

2010年06月10日 | 地方政治・経済
菅直人新総理が打ち出した経済路線が「第3の道」だが、これは果してうまくいくだろうか。個人的には、これは地方都市にとっては必要な政策だと思うが都市部では、あるいは日本全体の経済政策としてはなかなかきびしいのでは、と思う。 菅総理は「強い経済、財政、社会保障を一体として実現する」ために、これまで誰もチャレンジしたことのない「第3の道」を選択するという。第1の道が自民党が得意としていたところの「公共事 . . . 本文を読む

沈まぬ太陽・JAL問題と携帯電話・ガラパゴス化

2010年06月09日 | 映画♪
山崎豊子の名作「沈まぬ太陽」が映画化。新潮文庫でも5巻に及ぶ大作で映画化は困難といわれていた作品。日本アカデミー賞受賞作ということなのだが、やはり原作を読んだ人間からすると正直・・・大作だということで、どうしてもストーリーを追いかけるだけになってしまい、人物描写や会社や労組の(権力)闘争の様など、十分に描けているとはいえない。小説を読んでない人には見ごたえがあるかもしれないが、小説を読んでいる人間 . . . 本文を読む

ソフトバンクフェムトセルとインフラただ乗り論と高速道路無料化

2010年06月05日 | ネットワーク
先日、アメリカのAT&TがiPhoneなどスマートフォン向けの定額制サービスを廃止するとしたが、ソフトバンクにとっても他山の石ではないようだ。孫正義氏のツイッターでは、「ソフトバンクはそんなことないですよね?」との問いに対して、「悩ましい問題。世界中の携帯事業会社の経営者の悩みです」と回答し、パケット定額の存廃については明言を避けている。 米AT&T、スマートフォン向け定額制プランを廃止へ - . . . 本文を読む

レディ・ジョーカー / 高村 薫:グリコ森永事件をモチーフにした傑作

2010年06月03日 | 読書
高村薫が「グリコ森永事件」をモチーフに描いた傑作小説「レディ・ジョーカー」を読了。いやー、面白いの一言に過ぎるんだけど、読み終わった後に残る何ともいえない後味の悪さはなんだろう。不快というのとは違うすっきりとしなささ、結局、僕らは望むと望まないとに関わらずこの社会にスポイルされていかざろうえないのかという絶望を垣間見たような感覚… そうなのだ。この物語ではレディ・ジョーカーとそれを追う警察の物語 . . . 本文を読む