ビールを飲みながら考えてみた…

日常の中でふっと感じたことを、テーマもなく、つれづれなるままに断片を切り取っていく作業です。

マッチポイント:ウディアレンがイギリスを舞台に描いた人の「罪」

2009年12月27日 | 映画♪
相変わらずのウディ・アレンらしいテーマ。「ウディ・アレンの重罪と軽罪」を彷彿させつつ、皮肉めいた笑いはなく、シリアスに人間のもつ「業」や「欲深さ」、「罪」について考えさせられる作品。もちろん主人公・クリス追った「罪」についてはもちろん、しかし、本当にウディアレンが描いたのは、「罪」の意識さえもたない人々の姿だったのではないか――思わずそんな風に感じてしまう。「アニー・ホール」や「ハンナとその姉妹」 . . . 本文を読む

ケータイを活用する人しない人(出張編)

2009年12月23日 | モバイル
一応、お客様企業にITソリューションを提供するIT企業のはしくれということもあり、いろいろな社内システムを使って業務をしているわけで、それなりにITを使いこなしている(と思っている)社員が多いのだけれど、ことモバイルに関してはどうだろう。使う人使わない人、このリテラシーの差は大きいだろう。 年末ということもあり、上司や同僚とお客さんへ挨拶周りをかねて3人で出張にいってきたときのこと。 【空港で . . . 本文を読む

M-1グランプリ、パンクブーブー優勝にみる「落ち」の作り方

2009年12月21日 | コンテンツビジネス
今更何なのてすが、初めて「M-1」を見た。それも決勝の3組のネタだけ。なので、他の人たちはよく分からないのだけど、優勝した「パンクブーブー」(といってもはじめて聞いたんだけど…)のネタは非常に僕のつぼにはまった。 M-1グランプリ:パンクブーブー優勝 - 毎日jp(毎日新聞) 逆に全く面白くなかったのが「NONSTYLE」。「笑い飯」はマニアックなネタで面白かったのだけれど、決勝ネタの1つ前が . . . 本文を読む

インドの衝撃/NHKスペシャル取材班・編

2009年12月13日 | 読書
「坂の上の雲」の時代というのは日本もこういう感じだったのだろうか――。この本を読んでいると、日本の衰退とインドの台頭というのは避けがたいことなのだろうと感じてしまう。「頭脳立国」でありそのパワーを国家の発展のために活かしたいという「志」、そして様々な問題も抱えつつも広がりつつある巨大市場。それは「草食系」などと呼ばれる日本の学生や人口縮小社会へと突入する日本とは真逆だ。2007年に放送されたNHK . . . 本文を読む

パペポと阪神大震災

2009年12月09日 | Weblog
ちょっと残念だったこと。まぁ、著作権違反だと言われればその通りなのだけれど、でもあの番組が誰もが見れる環境におくことこそが放送局としての責務なのだはないか、そんな風に思ってしまう。ただのバラエティだ、タレントが馬鹿話をしているだけだと言うかもしれない。でも、あの時の番組にただよっている「憤り」「無力感」あれは、あれこそは遺すべきことではなかったか。かって関西で人気を誇っていた深夜番組「鶴瓶上岡パペ . . . 本文を読む

マイ・ブルーベリー・ナイツ:ノラ・ジョーンズとウォン・カーウァイが作り出した良質な時間

2009年12月06日 | 映画♪
ウォン・カーウァイの映画を初めて観たのは「恋する惑星」だった。スタイリッシュな映像。ポップな音楽。しかも初めての心斎橋でのミニシアター体験!ハリウッドとも日本のトレンディドラマとも違う新しい感覚にわくわくしたことを覚えている。ただし本当にウォン・カーウァイにはまったのは、「恋する惑星」でも「天使の涙」でもなく、どちらかというともっと泥臭い「欲望の翼」。ウォン・カーウァイらしさが固まる以前の、もっと . . . 本文を読む

NGNIPv6接続問題、ネイティブ接続事業者(代表ISP)がIX3社になった理由

2009年12月05日 | ネットワーク
今年前半、ISPをも巻き込んで喧々諤々もめていたIPv6マルチプレフィックス問題。トンネリング方式とネイティブ接続事業者(代表ISP)を中心としたネイティブ方式の併用という「玉虫色」の決着をみたわけだけれど、そのネイティブ方式の「ネイティブ接続事業者」3社が決定した。OCNやぷららといったNTT系のISPが申請を取りやめるなか、3社ともIX事業者が選出されるなど、まぁ、これまたバランスがとれたとい . . . 本文を読む

001(ワン)ダフル!、KDDIは今、何故、あのCMを流しているのか

2009年12月02日 | ネットワーク
ゼロ・ゼロ・ワンダフル!最近やたらとCMを見るようになった、ちょっと懐かしいKDDIの国際電話のCM。KDDIといえば、どうしても携帯電話auのイメージが強いし、事実、これまではCMもauモノか、auを核に家庭の通話やひかりONEを絡めるといった形がほとんど。国際電話が盛り上がっているという話をきくわけでもなく、では、何故、今、KDDIがこのCMを流さねばならないのだろうか。 そもそも国際電話は . . . 本文を読む