ビールを飲みながら考えてみた…

日常の中でふっと感じたことを、テーマもなく、つれづれなるままに断片を切り取っていく作業です。

リリイ・シュシュのすべて:岩井俊二が描いた「痛み」「エーテル」「イノセント」

2009年04月19日 | 映画♪
無垢ゆえの残酷さ。岩井俊二の映画が好きだった。中山美穂が主演を演じた「Love Letter」、「打ち上げ花火」、「下から見るか?横から見るか?」のような表面はもちろん、「Undo」「PICNIC」のような裏面もふくめて、その映像美と叙情性、残酷さ…タイプは違うが脚本家の野島伸司と同様にあの時代の感性を反映していたのだろうと思う。そんな岩井俊二作品の中で、もっとも「痛み」があふれた作品、それゆえに . . . 本文を読む

北野誠事件:サイキック青年団という都市伝説

2009年04月18日 | Weblog
北野誠が大変なことになっている。というよりも北野誠がパーソナリティを勤めていたラジオ「サイキック青年団」の突然の終了~全面降板~謹慎という一連の出来事をめぐって、2ちゃんねるを中心にさまざまな憶測と陰謀説が飛び交い、それはまさに「都市伝説」の誕生を思わせるような事態となっているのだ。何故、ここまで北野誠事件が盛り上がったのか、都市伝説化へと誘ったものは何なのだろうか。 北野誠、芸能活動休止…ラジ . . . 本文を読む

BeeTV:エイベックスはネット時代のメディアを支配できるのか

2009年04月09日 | コンテンツビジネス
相変わらず派手な演出が得意なavexがDoCoMoと共同でTV局を立ち上げた。その名もBeeTV。松浦エイベックスHD社長が会長に、また同千葉副社長が社長に、幻冬舎 代表取締役社長の見城徹氏が就任予定とのことで、その気合がわかる。さて、このエイベックスの気合はどのように見たらいいのだろうか。 ドコモとエイベックス、ケータイ放送局「BeeTV」開局へ--映像配信で印税分配も: CNET Japan . . . 本文を読む

ダークナイト:バットマンとジョーカーの倒錯した関係が生む恐怖

2009年04月04日 | 映画♪
「正義」が存在しない時代、いや違う、まだ牧歌的だった頃のように「正義」が純粋に「正義」として存在しえない時代に「正義」という灯火を掲げるということは、こんなにも苦悩と悲哀や偽りを背負わねばならないのか。「正義」の使者であるバットマン が存在するための悲劇を現代劇のように描いた一作。 【ストーリー】 ゴッサム・シティーに現れた最悪の犯罪者ジョーカー彼は、マフィアたちに成り代わってバットマンを追 . . . 本文を読む