ビールを飲みながら考えてみた…

日常の中でふっと感じたことを、テーマもなく、つれづれなるままに断片を切り取っていく作業です。

IT時代の震災と核被害 / 東浩紀、宮台真司、 神保哲生、飯田哲也 他

2012年04月22日 | 読書
3.11という未曾有の震災があり、同時にそれがこれまでの時代の限界と新しい在りかたを浮き彫りにさせたという点で、あの震災は大きなエポックメイキングだったのだろうと改めて思う。 終わりを告げるもの―それは中央集権的な巨大なシステムであり、新しい時代が求めるものそれはまだ明確に定義づけできる言葉はないかもしれないが、いくつかのヒントや部分的に象徴する概念はある。例えば「分散」「自律性」「ソーシャル . . . 本文を読む

エンデの遺言―「根源からお金を問うこと」とゲゼルの「自由通貨」

2012年04月16日 | 読書
岩田規久男さんの「金融入門」を読んだ時だっただろうか、銀行内に開設された口座を担保にその何倍ものお金を貸し出す「信用創造」という仕組みにどうしようもな違和感と、直感的にバブルの発生の根本原因がここにあるのだなぁと感じたことを覚えている。と、世界史の授業で習ったニクソンによる「金・ドル交換停止」がもたらしたものについて、その意味の大きさを漠然と感じたりしたものだった。 定義の違いはあるだろうが、「 . . . 本文を読む