ビールを飲みながら考えてみた…

日常の中でふっと感じたことを、テーマもなく、つれづれなるままに断片を切り取っていく作業です。

「円」は電子マネーになるか-情報としての貨幣流通がもたらすもの

2005年01月31日 | 貨幣、ポイント
先日、「ゲリラ化する偽札事件」の中で「情報」としての「貨幣」についてちょっと触れたのだけど、このまま「貨幣」が物理的な媒体にとらわれない情報として流通した場合に、果たして「貨幣制度」はどうなるのかということについて書いてみようと思う。これまでもこのブログで何度か書いているけれど、基本的に僕は早晩(と言っても十年単位の話で)現状の「貨幣制度」は崩壊するというスタンスなので、現実味を感じない人は適当に . . . 本文を読む

「竜馬の妻とその夫と愛人」と映画と演劇のコメディの難しさ

2005年01月30日 | 映画♪
一時期、司馬遼太郎にはまった時期があった。きっかけは司馬の「竜馬がゆく」。もう夢中になってそのままその前後の時代(「世に棲む日日」や「翔ぶが如く」)を一気に読んだ。志士として時代の変革に身を投じた彼らを羨ましく思い、自分だったらこの中の誰それタイプかなとか考えつつ…まぁ、そんな話はおいておいて、「竜馬がゆく」にも軽く書かれていたように、坂本竜馬は妻・お龍にぞっこんだったようで、日本ではじめてハネム . . . 本文を読む

ゲリラ化する「偽札事件」-情報としての貨幣流通がもたらすもの

2005年01月29日 | 貨幣、ポイント
木村剛さんがメルマガの中で「なぜ偽札作りは罪が重いのか?」について書いていた。そういえば昨年末から今年にかけて、やたら偽札報道が多いような気がする。そう思ってgogleニュースで「偽札」で検索してみたところ昨日も松戸で「偽札」事件が…事実、日銀では偽造紙幣防止のめたに新札への切り替えを急ぐというニュースがあったばかりだ。 木村剛メルマガ [コラム] なぜ偽札作りは罪が重いのか? Google ニ . . . 本文を読む

携帯電話で見逃したドラマを見てみよう!

2005年01月28日 | Weblog
変わった商品の紹介をコメントで受けたので、ご紹介。「携帯でビデオ」という商品名のまんまの商品だが、テレビやビデオの(分岐型?)ライン端子から信号を抜き出しSDメモリーカードに記録することで、SDメモリー対応の携帯電話で映像を見ることができるというもの(らしい)。128MBのメモリーカードで最長317分の記録が可能ということで、意外に頑張っている。まぁ、画角が128×96だったりはするんですが。。 . . . 本文を読む

ソニー・ピクチャーズの携帯コンテンツへの進出は成功するのか?

2005年01月25日 | コンテンツビジネス
CNETの記事によると、ソニー・ピクチャーズ エンタテインメント(SPEJ)は3月末までに27サイト、2005年度中(2006年3月末まで)には100サイトを立ち上げる計画という。何だよ、ブロードバンド環境が普及しつつあるといっても、結局、みんな携帯かよーという見方は、それ自体はその通りなのだろうけれど、コンテンツビジネスである以上、儲かりそうなメディアに参入するというのは当たり前だろう。 携帯 . . . 本文を読む

情報社会学序説―ラストモダンの時代を生きる

2005年01月23日 | 読書
昨年末、偶然、公文俊平さんの「情報社会学序説」を見つけて衝動買い。思えば公文俊平さんの本を買ったのは故村上泰亮さんとの共著「反古典の政治経済学」以来か。当時は、どちらかというと村上泰亮さんのファンでどちらかというと公文さんのことはあまり知らなかった。しかし日々の仕事に忙殺されるうちに産業構造論など大きな視点の本から離れ、仕事関係やビジネス関係の本など"現世のご利益"的な本が中心となってしまっていた . . . 本文を読む

「救命病棟24時」―ヒューマニズムの限界と経済合理性

2005年01月22日 | Weblog
あまりテレビドラマは見ないのだけど、ついつい見てしまうのが「救命病棟24時」。パート1、パート2も結構好きだったのだけれど、今回スタートしたパート3は東京に直下型地震が起こり、大規模都市災害下での救急医療という、非常にドラマチックな設定。とはいえ、阪神淡路大震災から10年、そして先日は新潟中越大震災が起きたりと決してありえない話ではない。そうしたある種現実離れした展開が可能な設定の中でどこまでリア . . . 本文を読む

2005年1月17日という日に…

2005年01月18日 | Weblog
今日は何といっても「阪神・淡路大震災」から10年なのだが、もう1つ気になるニュースがネットに流れていた。趙紫陽氏がなくなったとのこと。こないだ危篤か、といったニュースが流れていたとはいえ、月日を感じてしまう。確か「第2次天安門事件」が起こった時、僕はまだ高校生で、日本はまだバブルに酔いしれ、学生運動そのものがほぼ喪失し「逃走」がキーワードとなり、どこまでも軽くなることが是とされる時代だった。そんな . . . 本文を読む

「21グラム」 絶望の果てに見つけた希望の物語

2005年01月16日 | 映画♪
これほど苦しみつづけてまで人は生きていかねばならないのだろうか―。「忘却」こそが人に与えられた最も優れた能力であるとしても、現実はそんなに簡単にはいかない。闇の中をもがき続けている人間は光溢れる世界を想像することなどできない。しかしもしかしたらそんな暗闇の中にでも希望への胎動があるのかもしれない。ショーン・ペン、ナオミ・ワッツ、ベニチオ・デル・トロの3人がそれぞれの苦悩と葛藤を見事に演じきった傑作 . . . 本文を読む

どのような製品コンセプトを生み出すか ― デジタル家電の行方

2005年01月15日 | ビジネス
森祐治さんが「越境」、「コンシューマー・インサイト」、「インフォーメーション・デバイド」の3つのキーワードから「いつの間にか融合が始まった」と記憶されるであろう2005年の放送・通信・家電のあり方について書かれていた。この中でとくに「越境」、「コンシューマー・インサイト」というのは特にこれから大きな意味を持つのではないか、と思う。振り返れば2004年、この年はおそらく家電メーカーがこのままの形態で . . . 本文を読む

ブロードバンド動物園が登場! ― 定点カメラの面白さ

2005年01月14日 | コンテンツビジネス
WBSをつけたら興味深いニュースが2つ。1つはVODビジネスについて。あー、ようやくこういうニュースに取り上げられるくらいになったんだなぁ、と思いつつ、とりたてて新しいニュースもなかったのでこれくらいにして、もう1つの興味深かったニュースが「ブロードバンド動物園」。ちょうど幾つかのネットニュースに流れていたので詳しくはこちらをご覧ください。 生態を24時間ネット中継…長野・須坂市動物園 (読 . . . 本文を読む

生と死の境界線 と 医療の立場

2005年01月11日 | Weblog
生と死の境界線をどこに求めるのか―養老孟司さんが指摘しているように、あるい押井守が「攻殻機動隊」で描いた世界観が前提としているように、現在は"脳"中心主義の社会であることは間違いない。脳の中にこそ我々は存在し、肉体はあくまで脳によって制御されるものであるという考え方は口には出さないものの多くの人が潜在的に感じていることだろう。実際、医学の発達は心臓と脳との運動を分離させ、また交換可能なパーツの如く . . . 本文を読む

ジャック・ニコルソン×ダイアン・キートンの「恋愛適齢期」

2005年01月10日 | 映画♪
まさかダイアンキートンのヌード姿を見ることができようとは!共演相手は「シャイニング」で怪演を演じているジャック・ニコルソン!しかも恋愛コメディ!この組み合わせだけでもワクワクするが、実際、演技もストーリーも期待を裏切らない。2時間強が退屈することなくアッという間に過ぎていく大人の恋愛コメディの秀作。幾つになってもドキドキする気持ちはコントロールできないのだ。 ハリー(ジャック・ニコルソン)は音楽 . . . 本文を読む

ブログにユニクルのTシャツが! ― イメージ検索の可能性

2005年01月09日 | 検索・ポータル
アイドルに興味があれば別なのかもしれないけれど、画像検索・イメージ検索ってあまり使わないのでそんなに考えたことはなかったのだけれど、HOTWIREDの「イメージ検索の可能性を広げる画像内容識別技術」の記事を読んでいると、あぁ、この分野は非常にHOTになるのだろうなぁ、と感じる。デスクトップ検索などが将来へ向けた戦略的な取組みだとしたら、こちらはもっと直近の収益に関わるものとして熱い分野なのだろう。 . . . 本文を読む

私が満足する理由

2005年01月08日 | 思考法・発想法
国道16号沿い、コジマでプリンターの価格をチェックし、かわずにそのまま一軒挟んで隣接するヤマダ電気で同じ製品の価格をチェック。声をかけてきた店員にコジマだったらいくらだったと値切り交渉を開始し、800円ほど安くなったところで購入し、帰り際、喉が渇いたから缶コーヒーを買い、あっ、タバコが切れていたんだと、マイルドセブンライトを1箱。手間隙かけて値切った金額800円、その後使ったお金は380円。本日の . . . 本文を読む