いくら小泉-竹中ラインと親しいとはいっても、それこそ木村剛さんが批判している「御用ジャーナリスト」ではないのだからこのような誤魔化しはいけないと思う。結果的に、小泉流のやり方はこれまでの「政策形成過程」の問題点を克服したかもいれないが、それは決して「改革」ではない。「制度」の盲点をついたのであって、むしろ問題点の方が多いのだ。
[木村剛のコラム] 評価したい政策形成過程の改革
木村さんの解説 . . . 本文を読む
HD DVD再生可能なPCの開発が発表されたり、BD搭載のPS3の計画も進んでいたりと徐々に普及に向けて進みだしているわけだけれど、実際にこの規格の違う次世代DVD戦争のどちらが勝つかは全く見えない。それどころか実はライバルは別のところにいるのでは?という気にもなってしまうが、果たしてマイクロソフトとインテルの支持によってこの状況は変わるのだろうか。
ウインテル連合、HD DVD陣営に加勢-- . . . 本文を読む
大前研一さんの「ニュースの視点」の「「ロウアーミドル」クラス マーケットの現状」という記事で、総中流意識が強かった日本にも関わらず、既にミドルクラスというものが消滅してしまっていること、ロウアークラスとアッパークラスの二極化が進むなか、各企業はどのクラスに、どのようなアプローチをすべきかを考えていくことが必要になってきていることを指摘されていた。このこととは直接関係はないのだけれど、同じような戦略 . . . 本文を読む
先日、「伝わる!説明術」の感想を書いていたところ、おそらくその著者の梅津さんのと思われるBLOGに僕の感想を踏まえた上での「オフェンス面として質問力というのは重要ですね」というコメントをいただいてたので、ちょっとその「質問力」というものについて整理してみた。まぁ、もともとこの際書いた「質問力」ということの意味は「プレジデント」だったかの記事に載っていた、部下に気付かせるために「質問」の仕方というも . . . 本文を読む
映画と演劇の大きな違いとして、演劇の場合、「舞台」という物理的な制約があることが挙げられる。映画の場合、スクリーンの向こう側にいろんな国のいろいろな場面がワンカットごとに切り替わろうがさして問題ではない。しかしこれが演劇となると「場面」転換というのは思ったようにはいかない。仮に大掛かりなセットで幾つものシーンを用意するということもあるが、それにしたって用意できるシーンには限界がある。まぁ、そんなこ . . . 本文を読む
傍から見ていると当たり前のように思えつつも、「NTT再再編」と聞くとやはりそれなりにインパクトがある。(対Y、対Nに対して言っていることの一貫性が感じられない)KDDIの小野寺社長の怒り方はともかくも、垂直統合モデルをベースとした「Yahoo!」の急成長で巨人NTTも余裕が無くなってきたということか。それにしても「OCN」「ぷらら」を含めたネット3社の合弁など、現実的にありえるのだろうか。
N . . . 本文を読む
映画「レディ・ジョーカー」が面白かったこともあって、思わず現実の「グリコ・森永事件」の真相が知りたくなって購入。流し読みだったので、細かな詳細は追いきれていないかもしれないが、この事件がいかに深く、複雑であったか、あるいは何故、解決されえなかったのかが描かれている。
「レディ・ジョーカー」はもちろんフィクションであるが、この本も「犯人」は誰だ!というのが述べられているわけではない。一橋文哉さ . . . 本文を読む
不覚にも泣いてしまった。映画でストーリーは分かっていたはずなのに。読みながら映画のシーンを思い起こされたと言うのもあるけれど、それ以上にやはり作品自体が心を打つ。映画では十分に描かれきれなかったそれぞれの心象風景や映画にはなかったエピソードも描かれており、映画を見た人にも必読の一冊。帯の言葉をそのまま用いるならば「日本中が震えたベストセラー」だ。
こうやって原作を読んでみると、限られた時間と . . . 本文を読む
以前から読みたいと思いつつ、文庫本になるのを待ってて読めずにいる小説の1つに高村薫の「レディ・ジョーカー」がある。平成12年2月13日に時効をむかえたとはいえ未だに何故の多い「グリコ・森永事件」をモチーフに高村流の社会的怨嗟を絡めながら描かれた1級のミステリー。900頁にも及び小説を、2時間に凝縮ということで、おそらく原作ではもっとそれぞれの想いを書き込まれてあるのだろう。しかし渡哲也、吉川晃司、 . . . 本文を読む
2004年はジャパニメーションにとって話題の多い年だった。押井守が「イノセンス」を、宮崎駿が「ハウルの動く城」を公開し、その一方で「APPLESEED」がこれまでの日本のアニメとは違うアプローチで評判を集めた。そしてこの作品。「AKIRA」でジャパニメーションの先陣を切り、「マトリックス」にも影響を与え、新作の公開を永く待たれていた大友克洋が制作期間9年、総制作費24億円をかけた、ようやく、本当に . . . 本文を読む
JAZZの何が言いかって聞かれれば、「逸脱」「破壊と創造」と応えるべきなのか、「一体感」と応えるべきなのか。モダンジャズにはまっていたことがあって、レコードを聞きすぎてアルバムを買いなおしたりといったこともあった。例えば「クラシック」というのは、「譜面」という絶対的な「コード」=「規律」があり、それをその範囲内で指揮者が解釈をし、1つの作品に仕上げていくものだ。そこには当然、作曲家の意図があり、同 . . . 本文を読む
ITmediaにTOKYO FMの田村光広さんが、「メディアの特性に合ったコンテンツを開発していきたい」という発言をしていた。TOKYO FMといえば、エキサイトと組んでラジオ×ポッドキャスティングの連動番組を作っているところ。個人的には、「映像」よりも「ラジオ」の方がインターネットユーザーとの相性はいいと思っているし、「デジオ」を含めたネットラジオ推進派だとは思っているものの、「ポッドキャスティ . . . 本文を読む
今回の選挙をもって思ったことを幾つか、雑感として書いておきたいと思う。感じたことは大きく3つ。1つは小泉首相のマーケティング能力の高さ。しかしこれを「選挙」に利用することは倫理的に許されるものなのか。2つ目は「ブログ」を利用した選挙が行われないという「公職選挙法」の時代錯誤感。3つ目は、とはいえ本来考えるべき事柄は、ブログを利用した選挙などといったテーマではなく、国民の意見が反映されない仕組(政党 . . . 本文を読む
「シザーハンズ」や「ナイトメアー・ビフォア・クリスマス」、「マーズ・アタック!」の監督ということで、例え「PLANET OF THE APES/猿の惑星」のような作品があったとしてもそれはご愛嬌、ティム・バートンの作品は見ておかねばならないだろうということで、早速、「チャーリーとチョコレート工場」を見てくる。うん、ティム・バートンらしい一癖も二癖もあるエンターティメント。で肝心の中身はと言うと・・ . . . 本文を読む
噂されていたiTunes携帯がようやく発表された。とはいえ、ここまでの報道を見る限り、予想通りiTunesから転送されるデバイスがiPod、iShuffleの他にもう1つ増えたに過ぎない。日本ではしばらくはiTunes携帯が広がることはなく、また音楽配信市場が一気にiTMSに流れることもないのだろう。つまり韓国などの例もあるので海外市場のことはわからないが、通信キャリアに課金手数料が落ちないこのモ . . . 本文を読む