ビールを飲みながら考えてみた…

日常の中でふっと感じたことを、テーマもなく、つれづれなるままに断片を切り取っていく作業です。

APPLESEED-モーションキャプチャーがつくる限界と可能性

2005年02月28日 | 映画♪
原作が士郎正宗だとか、モーションキャプチャーがどうだとか、切り口は幾つもあるのだろうが、この映画の最大の魅力は何と言ってもメカの動きがかっこいいことだ。「スターウォーズ」の「Xウィング戦闘機」にしろ、「ナウシカ」の「メーヴェ」にしろ、「ガンダム」の「ザク」にしろ、古来、SFやアニメはメカがかっこよくないと始まらない。それにしても「暗殺サイボーグ」や「ランドメイド」の疾走感、しなやかさと言ったら、「 . . . 本文を読む

「ヤンキー先生」と「木村剛」とに求められるものの違い

2005年02月27日 | Weblog
ヤンキー先生こと義家弘介さんのコラムで、母校を離れる「告白」をしてから始めての更新があった。サーバがダウンするほどの反響があったらしく、相変わらず「コメント」と「トラックバック」は停止したままということもあって、ちょっと残念ではある。内容は今受け持っている生徒たちへの想い、学校を離れることへの寂しさといった感じが中心だが、その中で気になる記述が。、  別れ・・・  それは出会えた証。  以前, . . . 本文を読む

iPodに旅先の写真を!

2005年02月23日 | ビジネス
かってレコードが全盛期だった頃、アルバムとは聴くだけのものではなく飾るものでもあった。独特の、センスのあるジャケットはその辺りに放っておくものではなく、コンポに立てかけたり、壁面に並べたりするものだった。30cm×30cmのジャケットとは、それだけで主張を持ち、僕ら自身のセンスをアピールし、魅力に満ちたものだった。そんなこともあって、基本的に楽曲と写真や画像とは相性がいいものだと思っている。 そ . . . 本文を読む

ほりえもんの孤独

2005年02月22日 | Weblog
まぁ、あまりこの件については触れるつもりもなかったのだけど、日テレ「きょうの出来事」を見ていて、さすがに堀江社長が可愛そうになった。先にこういうストーリーで話を進めたいとするテレビ局側と自分の立場を説明しようという堀江さんとの立場の違いが明らかで、予定調和的に進めようという、あるいは隙あらば揚げ足を取ろうとするテレビ局側のスタンスはあまりにも滑稽であり、馬鹿馬鹿しくもある。 基本的には、ライブド . . . 本文を読む

「25時」エドワード・ノートンとスパイク・リーが描いた「アメリカ」

2005年02月21日 | 映画♪
「24」はCTU捜査官ジャック・バウアーが家族のため、大統領候補暗殺事件阻止のために活躍した24時間を追ったアクションものだったが、こちらは刑務所に収監されることが決まっている男の収監までの25時間を追った物語だ。あと25時間後に男の人生が終わるという時、本人にとって、周囲の人々にとっても、真実の有り様が突きつけられる。自分がしたことは何だったのか、彼に対して自分は何をしてきたのか、これからも彼の . . . 本文を読む

携帯向け音楽配信サービスの日本的事情

2005年02月20日 | コンテンツビジネス
iPodの普及を見てか、ここに来て携帯電話とMP3プレイヤーとの距離が近づいている。日本では何度も失敗している「携帯ウォークマン電話」だが、着うたフルのダウンロード数がわずか2.5ヶ月で200万ダウンロードを突破したり、あるいはドコモもそれへの対抗策として「Music PORTER」や「F901iC」の投入を進めたりしている。果たして今回は飛躍ができるのだろうか。 まずニュースから。世界最大級の . . . 本文を読む

「救命病棟24時」に見る大切な人を失ったときの行動

2005年02月19日 | Weblog
今ひとつ詰め込み感があったり、シーン毎の脈絡に断絶を感じたりと決して前2作に比べていいできだとは思えない「救命病棟24パート3」だけれど、第6話は上手くまとまっていたと思う。何よりも「震災」という部分は背景にあるものの、それぞれの登場人物に焦点があてられたことがよかったのだろう。 進藤(江口洋介)らの治療で安定していた小島楓(松嶋菜々子)の婚約者加賀(石黒賢)の容態が急変、スタッフらの懸命の治療 . . . 本文を読む

「ヤンキー先生、退職」にみるブログのパワー

2005年02月16日 | 検索・ポータル
サッカーの中田選手やアーティストなどが、ファンに対して直接対話したい・メッセージを届けたいとして、マスコミを通じてではなく、自身のHPでメッセージやニュースを公表するというのは聞いたけど、1教師の退職に関して、こんなに凄い反響があるというのは、あらためてインターネットの特性・ブログのパワーを感じてしまう。ヤンキー先生こと義家弘介氏が自身のブログで母校を退職した旨を語ったとのこと。 ヤンキー先生  . . . 本文を読む

シッピングニュース:それでも人生っていいかな、と素直に思う

2005年02月13日 | 映画♪
HAPPYなだけのENDINGの映画は好きではない。そんな風に僕らの人生はできあがっていないから。ただひたすら悲劇的な映画も好きではない。あるゆる出来事を「悲劇」として見てしまうのは自分自身だし、そんな悲劇にするほどナルシストではないから。「マイライフ・アズ・ア・ドッグ」「ギルバート・グレイプ」「ショコラ」「サイダーハウス・ルール」…ラッセ・ハルストレムの描く映画はどれもそんなにすっきりしない。当 . . . 本文を読む

PSPは携帯電話になれるか?!―デジタル家電の行方

2005年02月11日 | ビジネス
どうやらSONYは本格的に「ブロードバンド・コンバージェンス戦略」の中核にPSPを据えるようです。とにかくデジタル化の進展とプラットフォーム戦略の重要性が増したことによって、家電メーカーは新しいライフスタイルを提案と創造繰り広げ、それが採用されると圧倒的な勝利を得るという、ある種「博打」的な競争を繰り広げねばならないわけですが、果たしてSONYのこの戦略は吉と出るか凶とでるのか。 コンバージェン . . . 本文を読む

列車に乗った男:パトリス・ルコントが描く2人の男のダンディズム

2005年02月11日 | 映画♪
「老い」とは何かを許すことなのだろうか、何かを受け入れることなのだろうか―おそらく老いてからでなければ、決して出会うことのなかったであろう2人の男。一人は小さな町で子供たちに「詩」を教えつづけてきた初老の元教師。そしてもう一人は14年間のサーカス暮らしに疲れ果て銀行を狙う男。タイプの異なる2人の男の友情、否、心の触れ合いを巨匠・パトリス・ルコントが描いた秀作。「タンデム」とは一味違った男の世界があ . . . 本文を読む

新たなる主戦場か?!セガのオンラインゲームサイトが登場!

2005年02月10日 | コンテンツビジネス
ブロードバンドコンテンツといえば「映像配信」と言われたのが2、3年前。当時から「リネージュ」などのMMORPGを中心にBBコンテンツの一角に挙げられつつも、PS2のようなゲーム専用機が存在したり、マニアックな雰囲気があったり、無料ゲームが花盛りだったりとどちらかというと傍流だったオンラインゲームがどうやらここに来て激しくなりそうだ。 セガのオンラインゲームサイト、目指すはゲームサイトのヤフー . . . 本文を読む

「24人のビリー・ミリガン」と我々を分かつもの

2005年02月08日 | 読書
人は理性だけでは行動できないし、常に1つの正しい倫理観を下に行動するものでもない。気のあう奴もいればあわないやつもいるし、好きなものもあれば嫌いなものもある。愛することと同じ理由で憎しみを抱き、大切にしているものだからこそ傷つけずにいられず、汚れたものの中に聖なるものを見つけ出す。死への強い欲求があるいは生きることを欲し、理性の名の下で暴力や狂気が爆発する。「人間は矛盾した宇宙をこの愚かな肉体の中 . . . 本文を読む

消耗戦をどう乗り切るのか ― デジタル家電の行方

2005年02月05日 | ビジネス
デジタル家電が景気を引っ張ると言われていたのも過去の話、大手電気メーカー10社の業績見通しによると、デジタル家電は既に「消耗戦」に突入したとのこと。東洋経済の記事や大前研一ライブなどでも報告されていたし、以前、「どのような製品コンセプトを生み出すか ― デジタル家電の行方」でも触れているので、「やはり…」というのが感想だけれど、こうなるとこの先いったいどうなるのだろうと心配になる。地上波デジタルに . . . 本文を読む

キャッシュカードのIC化と電子マネーの可能性-情報としての貨幣流通がもたらすもの

2005年02月05日 | 貨幣、ポイント
ここ最近の偽造キャッシュカード問題を受けてか、地銀の8割強がICカード化を検討を始めたものの、実情は95%の銀行がメドが立っていないようだ。とはいえ、この銀行キャッシュカードのIC化の流れは止めることはできないだろう。そしてこのキャッシュカードのICカード化は、現在、Suicaやお財布携帯への導入で圧倒的にシェアを誇るFeliCaを崩す可能性と、電子マネー普及の可能性を秘めている。 Sankei . . . 本文を読む