食べログの提訴の件で書いた記事に、お店側からのコメントや食べログのアルバイト(と名乗っている人)からのコメントがあり、それがいろいろ考えさせられることもあったので、そのあたりをちょっと整理してみた。お店の人からすると納得いかないところもあるだろうけれど、あくまで1つの意見だということで。
食べログの提訴で問われるソーシャルメディアの責任 - ビールを飲みながら考えてみた…
食べログ提訴:ソー . . . 本文を読む
「YouTubeに違法コンテンツの責任はない」という判決がスペインの裁判所でおりたとのこと。スペインのテレビ局Telecincoが違法コンテンツの削除などを求めていた訴訟なのだが、ここでのポイントはYouTubeは「メディア」ではなく「ホスティング」サービスであり、著作権侵害が発生した場合にも、デジタルミレニアム法の免責条項の対象になるという点だろう。
「YouTubeに違法コンテンツの責任は . . . 本文を読む
尖閣諸島での中国漁船衝突事件の結末については、中国からの圧力→船長の釈放という結果に終わった。その結果、国内でも海外において「日本が圧力に屈した」という印象が強いだろう。まぁ、これは事実そうだろうし、いくら仙石官房長官が菅首相をかばおうとしたとしても、あるいは検察側の判断だったと言ったとしても、海千山千の集う国際政治の世界では現在の内閣では期待できないということを露呈してしまった。
何故、このよ . . . 本文を読む
「朝生」を見ていたんだけれど、尖閣諸島の中国漁船衝突事件についての報道というのは一体何が正しいんだろうか。中国から帰ってきた宋文洲が「中国本土では大したニュースになっていない」という話をしており、それは9月22日の財部誠一の記事「尖閣沖事件、中国国内は静かな反応」とも重なるところ。
尖閣沖事件、中国国内は静かな反応 | 時評コラム | nikkei BPnet 〈日経BPネット〉
この記事に . . . 本文を読む
話題作「アバター」を押さえて第82回アカデミー作品を受賞したキャスリン・ビグロー監督の社会派アクション。洗練され、かつ緊張感溢れる映像。「ハートブルー」でもそうだったのだけれど、この監督の映像はとにかくかっこいい。タイトルは「棺桶」を意味するアメリカ軍の隠語。果してこの映画にこめられたメッセージとは。
【予告編】
映画『ハート・ロッカー』予告編
【あらすじ】
2004年、イラク・バグダッ . . . 本文を読む
インド北部を発祥地とするジプシーたちを「ロマ」と呼び、ロマでないものを「ガジョ」と呼ぶ。この作品は4ヶ国のロマのミュージシャンたちが一緒にツアーをするドキュメンタリーだ。言語も音楽も違う彼らだが、ともに数世紀にわたっての迫害を受けており、それぞれの音楽を聴けばどこかでそのルーツがどこかでつながっているのでは…と思わせる。ジプシーたちの感動的な音楽と彼らの生活を追った作品。
【予告編】
映画『ジ . . . 本文を読む
作品がスタートした直後の映像を見るとかなり古い作品かと思ったけれど、製作は2006年。その年のスイスの観客動員数No.1にして2007年度アカデミー賞外国語映画賞受賞作品。オーソドックスなつくりの中に、自分の夢を実現するためには年齢は関係がないというメッセージと、インターネットという現代風のツールが練りこまれた良質な作品。ただ僕がこの作品で感じたことは日本と、資本主義社会の行く末だ。
【予告編】 . . . 本文を読む
例えば「ソーシャルメディア」の「ソーシャル」とは何だろう。「ソーシャルメディア」って何?と聞かれたら、どんな説明ができるだろう。はてなキーワードを見ると、
ソーシャル【social】
1. 社会の。社会的な。
2. ソーシャルエンジニアリングの略。
3. 集合知を利用した、の意。(例:ソーシャルブックマーク)
4. ソーシャルネットワーキングの略。
う~ん、何とも説明しづらい。多少、勝手な訳 . . . 本文を読む
ソーシャルメディアは何を掲載し、どのような責任があるか――そんなことが問われる裁判が行われるかもしれない。佐賀県の飲食店が店の情報を掲載するなと「食べログ」を提訴したとのこと。食べログを運営するカカクコムは削除を拒否している。
「店舗情報勝手に載せないで」 佐賀県の飲食店が「食べログ」提訴 : J-CASTニュース
J-CASTによると、「2010年3月、店舗の外観やメニューなどが、店に無断で . . . 本文を読む
ついにというか、木村剛氏が会長を務めていた「日本振興銀行」が破産申請を行った。木村剛氏といえば、小泉・竹中改革の中心人物の1人で、日本のブログ黎明期からの人気プロガー。2010年5月31日に休止となったとはいえ、木村剛氏の「週刊!木村剛」はつい最近まで、木村さんからの情報発信だけじゃなく一般プロガーとの交流地点として、人気を博していた。
日経新聞の記事によれば、「2004年の開業当初に志していた . . . 本文を読む
報道ステーションで医療費が35兆円を越え、それを抑制するための手段として「ジェネリック医薬品」の使用を進める広島・呉市の取り組みを紹介していた。
呉市では年間の医療費が1人当たり60万円弱と全国平均の約1.5倍。医療費負担のために財政破綻の可能性が高まり、全国に先立ちジェネリックの普及を進めることになった。その結果、「初年度は4500万円、2年目の平成21年度は8800万円の医療費削減効果」があ . . . 本文を読む
いやいや、これはなかなか。正直、原作を知っているものからすると、どんなに似た役者を用意したところで、コユキが歌うシーンがくればいずれにしろ残念な結果になるんだからと、ちょっと冷ややかな気持ちで観に行った「BECK」だけれど、なるほど、堤幸彦監督はこういうやり手でくるか、と思わず関心。原作は「ゴリラーマン」「ストップー毒島」のハロルド作石。累計1500万部の人気コミックの実写化だが、観て損はない。
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自民党から民主党に政権交代があり、中国が日本に取って代わってGDP第二位の経済大国になることが確実となり、人口減少と高齢化社会が目前に迫り…改めて現在の日本社会の課題を整理したいと思って手に取った一冊。基本的にはサブタイトルの『「成長論」から「分配論」へ』に示されているように、リベラル・社会民主主義路線に近い。高齢化社会・人口減少社会をむかえるにあたり日本はどうあるべきなのか。 . . . 本文を読む
目的がありそれを実現するための手段がある。これが本来の姿だろうが、僕たちは時にそのことを間違えてしまう。手段のために目的を論じたり、手段が目的になったり……その原因はそこに違う「思惑」があるからだ。総務省のICTタスクフォースが「光の道」戦略大綱を決定したが、果してこれは目的と合致しているのだろうか。
ICTタスクフォースが「光の道」戦略大綱案を発表、整備対象としてFTTHを明記 - ニュース: . . . 本文を読む
大して北野武に興味がなかったものの、たまたま映画館で見たのは高校生の頃。見た瞬間、その衝撃で震えたことを覚えている。僕にとっては北野映画にはまるきっかけとなった作品。物語自体は当時からみてもありきたり。ただそこにある「暴力性」は、下手すれば「ソナチネ」以上。北野映画ファンなら必見の1作。
【予告編】
その男凶暴につき 予告編 1989 Takeshi Kitano
【あらすじ】
一匹狼 . . . 本文を読む