まほらま農園ブログ

まほらま農園で栽培してる作物の作業記録、畑と食卓を結ぶホットライン

日本ミツバチがやってきた

2015-04-19 08:08:55 | 日本ミツバチ
近くの日本ミツバチの愛好家が巣箱を山の畑に置かせてほしいということで、これから咲く梨、サクランボ、リンゴ、キウイなどの花の受粉効果が良くなると期待していたが、やって来たのは5個の巣箱だけ。
この時期は日本ミツバチの分蜂期で、新しい女王が生れると親女王蜂は半分の働き蜂を連れて自分の巣を飛び出します。この分蜂した日本ミツバチを巣箱に取り込んで巣箱を増やすそうです。

分峰した直後は木で女王蜂を中心に一塊で2日ほどすごし、新しい住家が見つかればそこに引越しします。分峰直後に木で休んでいる一塊を、女王蜂もろとも捕まえて巣箱に入れる方法もあるようですが、これを見つけることが難しい。
一般的には新しい住家を探している偵察蜂を巣箱に呼び込むことからはじめます。キンリョウヘンという蘭の花が出す日本ミツバチが好む匂いで蜂を誘い、蜜蝋を塗った巣箱へ蜂を呼び込みます。
5箱中3箱に日本ミツバチの大群が飛来、頭上や目の前を飛び交い何十匹もの蜂が巣箱の穴を出入りしています。女王蜂が入れば分峰の取り込みの成功となります。

夕方、巣箱を見ると1箱は働き蜂が出入りしていますが、残りの箱は全くその気配はありません。あれだけ集まっていた日本ミツバチは何処に行ったのか。偵察の結果女王蜂にその場所への引越しは却下されたのだろうか。明日にでも来てくれるのだろうか。日本ミツバチはおとなしく巣を壊したりしない限り襲ってくることはありません。蜂に近づき接写しました。