まほらま農園ブログ

まほらま農園で栽培してる作物の作業記録、畑と食卓を結ぶホットライン

大菊3本立ての仕立て方

2010-07-05 23:14:19 | 畑全般
3本立てにするために菊苗が10cm程度に伸びたとき先端を摘芯すると、葉の付け根から脇芽が出てきます。1ヶ月ほどすると15cm程度に伸びてきまが、3本そろってでているものが良く、極端に短く不揃いのものは将来性がないので三枝誘引はせずこの時点で捨てます。


三枝誘引をするのに使う道具は国華園で売られていますが、手作りの三枝誘引用針金を3本束ねたものと接木用クリップ、ペンチ、ものさし、くくり紐


9号鉢に植え支柱に3本の枝を沿わせますが、自然なら枝は上向きにV字に伸びているのを、れいに見せるために水平よりやや上向きにそれぞれ枝を誘引しますが、枝を曲げると枝の付け根が裂けてしまいます。
ビニール紐で三枝の付け根部分を8の字を書くようにきつく巻きつけます。
三枝誘引具を菊から少し離したところに差込み菊に沿わせてくくりつけます。


三枝誘引の針金で上から菊の枝を押さえるようにしながら、慎重に水平になるように曲げながらクリップで止めていきます。枝が太いものは折れやすいので水を与えず水切りした方が失敗が少ない。
プチと折れた音がしても切れてしまっていなければ、添え木をして紐でくくっておけば大丈夫です。


三枝を水平に誘引し支柱がくるところで垂直に枝を誘引します。
前の「地」「人」は支点から12cmのところで、奥の「天」は11cmところで垂直に立ち上げます。
写真の鉢は三枝の伸びが12cmを超えていないので、今後伸びるにつれ、クリップで針金に沿わします。

2週間程すれば支柱に沿わせられる程伸びているので、「天地」となるように高さを揃えるために胴切りする予定です。

菊の中鉢への移植

2010-06-22 20:19:34 | 畑全般
5月21日に3寸ビニールポットに鉢上げしてその後の作業としては、
① 半日陰に4~5日置き、1週間してから小さじ1杯程度の乾燥肥料を置きます。
② 苗が10cm程度に伸びたころ、3枝に分けるための摘芯をします。摘芯はピンセットを用いて先端の米粒状のところを摘み取ります。2週間程すると上部からわき芽が出てきます
中鉢への移植の目安は小鉢上げから25日前後で、鉢底から根がでてきている生育旺盛なものから順に中鉢への移植を行います。
200鉢から3枝の出揃ったものを選別し100鉢程に絞り込みます。


3枝が揃っている国華錦強大

3枝の芽は揃って出ている精興右近は移植しますが、不ぞろいの場合はこの段階で捨てます。
但しその品種がほかに無い場合は一番良いものを1鉢移植します。


菊の鉢上げ

2010-05-22 07:42:30 | 畑全般
4月末に挿し芽して3週間強になるので鉢上げをした。
60品種の発根状況の良いもの200本を3号ビニールポットに植える。
培養土は赤玉土小3、中1、腐葉土4、クン炭2、の割合
鉢底に赤玉中を敷き、鉢の高さの半分まで培養土を入れ、
挿し芽用土を落として菊苗を中央に置き、培養土をその上に入れ、
鉢の縁は強く中央は弱く指で絞め、タップリ水をやる。
品種によって培養方法が異なるので、1鉢ずつ品名札を付けることが必須です。
4から5日ほどは直射日光を避け半日陰に置く。



菊の挿し芽

2010-04-28 22:46:58 | 畑全般
天候不順で3月下旬に摘芯しておいた菊の新芽の伸びが悪いが、菊の挿し芽をしなければその後の成長が遅れるので例年通りに実施することにした。
用土は鹿沼土細粒6、バーミキュライト3、クン炭1の割合でたっぷり水を与えておく。
挿し穂は摘芯後の若い充実している良い芽を7cm程度で摘み取る。
挿し穂を活力剤メネデル1000倍液に2時間ほど漬けて、水揚げする。


挿し穂の元に発根剤ルートンをつけ、赤玉を潰したドロドロの液に漬けて土団子を作る。


5cm間隔で穴を開け挿し穂を入れ、用土を強く締めて挿し穂と用土を密着させる。
1週間は直射日光には当てないよう寒冷紗を2重にかける。
寒冷紗を徐々に減らしやわらかい日光を少しずつ当てる。
日光を当ててもしおれないなら発根しだしたことになる。
35品種5~6本計200本を6箱に挿した。

作業用扇風機

2008-07-07 08:00:10 | 畑全般


夏のビニールハウス内は褄やサイドが開いているものの暑い。傾斜地なので暖かい空気は上側に抜けているがそれでも暑い。
動き廻っている時の汗は我慢できるが、じっとしている時の汗は我慢ができない・ブドウの摘粒作業は歩き回らずに止まっての手作業であることから、扇風機に常時当っていられる。
強力なモータで回される大きな羽根からは強力な風が届く。暖かい空気であっても涼しさを感じる。