Opera! Opera! Opera!

音楽知識ゼロ、しかし、メトロポリタン・オペラを心から愛する人間の、
独断と偏見によるNYオペラ感想日記。

Sirius: LUCIA DI LAMMERMOOR (Tues, Feb 3, 2009)

2009-02-03 | メト on Sirius
注:追記の中で、この日の公演の音源の抜粋をupしました。

Bキャスト初日(1/26)のヴィラゾンのアクシデントにより、
放送予定がもとの1/29の公演から延期された今日のシリウスでの生中継。
おして舞台に立った1/29もヴィラゾンのコンディションは思わしくなく、
今日(2/3)はどうなってしまうんだろう?と心配しましたが、またまたゲルプ氏、
荒技をひねり出してきました。

今日の公演はヴィラゾン降板、かわって明日(2/4)の『リゴレット』でもマントヴァ公を歌う予定の
フィリアノーティが代役です!
もしもヴィラゾンが降板するようなことになったら、
連日の登板にならなくて済むよう、現在『オネーギン』に出演中のベチャーラを
連れて来るかと思ったのですが(彼は今シーズンAキャストのエドガルドでもあった)、
スカラ座ともめた因縁の演目『アイーダ』で見事にメトでリベンジを決めたアラーニャにあやかって、
同じく今シーズンのスカラ座初日の『ドン・カルロ』が大変なことになってしまった
フィリアノーティを抜擢したのかもしれません。
しかし、このフィリアノーティの抜擢は、アラーニャのラダメス以上に的を射ています。
彼は昨シーズン、メトで、同演出のルチアにBキャストで出演していましたし、
コンディションさえ良ければ、彼に合った役柄でもあるので。

そして、結論を言うと、彼が一人で、今日の公演を引っくり返したと言ってもよいでしょう。
彼が入ることで、なあなあな雰囲気と、ヴィラゾンの不調や、
ネトレプコのテキトーな歌唱によって澱みきっていた空気が変わり、
いい意味での緊張感が加わった気がします。特にネトレプコへの影響は絶大だったと思います。

昨シーズンの『ルチア』では絶不調だった彼ですが、
今シーズンの『リゴレット』初日(1/24)は健闘。
1/31の『リゴレット』ラジオ放送では高音が安定感を欠く場面があったのが心配でしたが、
今日の『ルチア』は、彼のここ最近のメトの歌唱の中で、もっとも良かったものの一つではないでしょうか?

今日は全編、私が考える彼の最大の強みである端正さを中心に据えた歌唱に仕上がっていました。
特に彼が良かったのは重唱場面。ハーモニーが本当に美しくはまって、
ヴィラゾンの時はこうは聴こえなかった!(まあ、彼は不調でもありましたが、、)
という箇所がたくさんありました。

彼ならその必要はなかったはずなんですが、第三幕第三場は、ヴィラゾン仕様の半音下げのまま。
理由はよくわかりません。
明日の『リゴレット』も予定通り出演するのに備え、
少しでもフィリアノーティの負担を軽くするためなのか、
スコアの準備をする人が面倒くさくなった(”もう、どうせ2/7はまたヴィラゾンが
半音下げて歌うんでしょ?じゃ、今日も半音下げといて。”)だからか、
はたまた、シリウスで放送される今日のような公演はYou Tubeなどにもポスティングされやすいため、
ヴィラゾンがHDで見せる歌唱(予定通り歌うとして)との違和感を払拭するためなのか、、?

ネトレプコは、当然のことながら、私が”糞”呼ばわりしたところの歌唱と、
根本的には変わっていません。
だって、二、三日、練習したくらいで、完璧に歌えるほど甘いレパートリーじゃないですから。
相変わらず音程は不安定だし、装飾音は適当。役の表現などというレベルからは程遠い歌。
ですから、そこはもうあきらめるとしますが、一点、これまでの公演とは姿勢が変わったこと、
これは評価できると思います。遅いですけどね、今からじゃ。
でも、遅くても、全然しないよりはまし、Better Late than Neverってやつです。
姿勢が変わったことでもたらされた変化は、音符の輪郭が、ほんの少しですが、
はっきりしてきた(もちろん、まだまだ、それ、幽霊の登場ですか?というような、
ヒュードロドロドロ、みたいに聴こえる、よくわけのわからないあいまいな下降音形を、
あいかわらずかましてますが、、。)
それから、音への集中力がましたこと。
音の外れ方は、これでもかなり29日の公演よりましになっています。

しかし、狂乱の場に関しては、
26日に音を外しまくって失敗したラストの高音がトラウマになっているんでしょうか?
(29日の記事のコメントの中にあるURLで聴けます。)
29日に続いて、今日も最後の高音はなし。
普通この場面が終わった時には、歌が素晴らしければ、
息もつがぬ間に雨のように降り注ぐ喝采があるはずなんですが、
今日は拍手に入る前に、”あれ?高音はどこ?”というような一秒ほどの間があり、
観客の本音があらわれていました。
今日のコンディションなら出せたと思うんですが、心理的なものでしょう。
ライブ・イン・HDの日はどうなるでしょうか?

今日心配させられたのはクウィーチェン。
頭が少し不安定で、ネトレプコ病に感染したかとどきどきでしたが、
フィリアノーティらと一緒に歌うシーンなどが重なるうちに、いつもの調子が出てきました。

マルコ(・アルミリアート)は本当に良く頑張っています。
今日のネトレプコの歌唱がましに聴こえた一つの理由には、
彼が一生懸命、オケの側を、彼女の微妙な装飾音の音のはめ方にぴたーっとあわせていたからで、
これが、”俺についてこい!”派の指揮者だったら、ネトレプコはあいかわらず
ベル・カントの路頭に迷っていなければならないところだったでしょう。

追記:

その今日の公演からの音源を一部ここにご紹介しようと思います。
もちろんメト・オケ&合唱による演奏で、指揮はそのマルコ・アルミリアートです。
ネトレプコの歌は狂乱の場の抜粋で後ほどこってりと聴いていただきますし、
いきなりたくさん聴いて私のようにお腹を壊してもなんですので、
まずは、一幕の”あたりは静けさにつつまれ”のすぐ後の、
フィリアノーティ歌うエドガルドの登場場面から。アリーサはミカエラ・マルテンスです。




続いて、公演によってはしばしばカットされることのある、いわゆる”嵐の場”、(メトのこの公演では、三幕第一場にあたる)からの抜粋です。
フィリアノーティのエドガルドとクウィーチェンのエンリーコが対決!!




そして、ご準備はよろしいでしょうか?
いよいよ、ネトレプコ歌うルチアの狂乱の場です。
狂乱の場はかなりの長さがあり、ほんの短い抜粋になってしまいましたが、
出来るだけ、私が29日の公演を糞呼ばわりした根拠がわかる部分を抽出したつもりです。
しかし、かといって、決して特に出来が悪い部分を選んだわけでもありません。
全体にわたってこのような感じです。
いえ、むしろ、26日や29日の出来に比べると、先にも書いたとおり、良くなっているくらいです。
(ファンが隠し録りをしたと思われる26日の公演の音源もYou Tubeで聴くことができます。
29日の公演の記事のコメント欄をご覧ください。
今日の公演の歌唱の方がが26日より多少改善されていることがおわかりいただけると思います。)
この3日の公演については、わけのわからない観客のやんやの喝采もそのまま残しておきます。
本当は切り落としたいくらいですが、、。





ぎゃーっ!!(最後の部分)って、、、
こっちがギャーっ!!!ですよ、ったく、、。

この”ぎゃーっ”がデッセイの演技からアイディアを得たらしいことは
29日の記事に書いたとおりですが、あらためてこうやって聴くと、
デッセイの”ぎゃーっ”には”音程”があった、としみじみ感じます。
叫び声ですら、あくまで音楽の一部であったということに。
それに比べてこのネトレプコのぎゃーっ!は単なる叫び声でしかありません。

しかも、Nell'ira sua terribile Calpesta, oh Dio, l'anello! Mi maledice! Ah!
(4分57秒あたり)からの、ヴェリズモもびっくり仰天のこの歌唱は一体、、?!
ルチアってどんな作品だっけ?と、一瞬わけがわからなくなる瞬間です。
あ、気が動転して言い忘れてましたが、ライモンド役はアブドラザコフが歌っています。

最後はフィリアノーティによる、
最終場の、”Fra poco a me ricovero dara negietto avello  やがてこの世に別れを告げよう”




この追記を書いているのは、このシリウスの放送の翌日の4日ですが、
オペラ警察によると、今日の『リゴレット』でも、フィリアノーティは予定通り
マントヴァ公役で舞台に立ち、
公演前には、ゲルブ氏から、ルチアの公演との続投であり、
歌手にとっては非常に大変な負担であることの説明があって、
観客からのサポートと彼への感謝を求めたそうですが、
本人は特に疲れた様子もなく、元気に歌っているそうです。

また、今週土曜日のライブ・イン・HDのホストですが、
デッセイがつとめるのでは?と囁かれていますが、もし本当だとしたら、
彼女をホストにキャスティングした人が誰だか知りませんが、強烈な冗談のセンスしてますね。
こんなルチアを見て、デッセイがどう思うことでしょう、、。


Anna Netrebko (Lucia)
Giuseppe Filianoti replacing Rolando Villazon (Edgardo)
Mariusz Kwiecien (Lord Enrico Ashton)
Ildar Abdrazakov (Raimondo)
Colin Lee (Arturo)
Michaela Martens (Alisa)
Michael Myers (Normanno)
Conductor: Marco Armiliato
Production: Mary Zimmerman
Set Design: Daniel Ostling
Costume Design: Mara Blumenfeld
Lighting Design: T. J. Gerckens
Choreography: Daniel Pelzig
ON

***ドニゼッティ ランメルモールのルチア Donizetti Lucia di Lammermoor***

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20 コメント

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音源アップ (babyfairy)
2009-02-04 17:56:05
>フィリアノーティの"やがてこの世に別れを告げよう Fra poco a me ricovero"と、
ネトレプコの狂乱の場からの一部を予定しています。

嬉しいです!! アップを楽しみにしています。フィリアノーティが救世主に(大袈裟?)なれたなんて、また、そんなに良かったなんて、嬉しいです。ベルカント・オペラで実績を作って来た彼の真価が発揮出来たんですね

しかし、ジョルダーノ張りに代役をやり出したと言う事は、これからメトで歌う事が多くなるのでしょうか>フィリアノーティ。
返信する
嬉しい驚き! (シャンティ)
2009-02-04 18:48:46
メトのピンチを救った南イタリア男!かっこ良過ぎます!
この際 ウィーンで3月にネトレプコと共演するのですから、4日、7日の”Rigoletto”をベチャーラにゆずって 7日の”Lucia”で歌って欲しいなんて思ってしまいます。でも、第3幕を半音下げたということは 7日もヴィラゾンを予定してでしょうね。オケはともかく、合唱で半音上げ下げするのって歌っている方はプロとはいえ大変だと思いますし。今年の”Luchia”は半音下げで通すことにしたのでしょう。半音下がったままHDになるのは フィリアノーティにとって本意ではないでしょうし。
万が一にも 元の音程でフィリアノーティが 7日に歌ったら わたしも晴れて HDデビューができます。

&厚かましいのですが、もしできましたら、”Lucia perdona ...”の登場シーンも(いつでもいいので)載せていただけないでしょうか?
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フィリアノーティ (DHファン)
2009-02-04 22:02:23
ラ・ボーチェの椿姫を見てひそかに応援していたフィリアノーティが復活してくれて、私も嬉しいです。
8月にデヴィーアとのジョイントリサイタルがあるとのお知らせをラ・ボーチェから今日いただきました。
二人で何を歌ってくれるのでしょう?

ヴィラゾンは名前を聞き始めた頃、CDショップで立ち読みしたイギリスの雑誌(グラモフォンだったかな?)で「ドミンゴの後をついでオテロを歌えるテノール」とイギリスの評論家が絶賛してましたが、どうしちゃったんでしょう?あちこちで歌いすぎでしょうか?
日本での初リサイタルに歌の先生と一緒に行ったのですが、その先生が「素晴らしい声ね。でも張り上げすぎじゃないかしら。喉を痛めなければいいけど」とおっしゃってたんです。
返信する
トラックバック (babyfairy)
2009-02-05 00:20:04
関連する記事を私のブログにも書き、こちらの記事にトラックバックさせて頂きました。事後承諾で申し訳ありませんが、ご承認頂ければ幸いです。

ちょっと質問ですが、このバージョンには『嵐の場』(エドガルドとエンリコの対決二重唱シーン)はありますか?もしあれば、そちらも掲載して頂ければ嬉しいのですけれど・・・。
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案の定ですか (jun)
2009-02-05 01:59:06
はじめまして。今回のHDで楽しみにした演目の一つでもあり、最大に危惧していた演目でもあります。もちろん観にはいきますけどネトレプコは椿姫、ロメジュリにしても清教徒にしても以前からコロラトゥーラは部分は幼稚ごまかしで全然駄目じゃないですか?もっと正確に歌える人は山のようにいるでしょうし、それ以外の表現意欲、演技共に雑ということで残念ですね。リッチャレルリやカバリエの録音のような最初から転がさないルチアも存在するのですからやりようがあるんですがね!デヴィーアはもうルチアは引退するそうですから、やはりアメリカの名ルチアJ・アンダーソンあたりに歌わせればいいのにと思います。ルチアは最初の出だしから半ば狂乱しているので、どこかつきつめられる歌い手じゃないと感動にはほど遠いと思いませんか?
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こんにちは。METで観てきました。 (brunnhilde)
2009-02-05 13:59:41
こんにちは。2/3の公演をメットで見てきました。madokakipさんが、Sirusでお聞きになったとおり、この日は1/26の公演の時に失敗した上がり損ねの高音はトライしなかったので、初日よりもまとまった感じはありましたよ。あと2/3はカメラが入っていたので、全体的に演技に気合いが感じられました。ステージ前部の移動カメラがネトレブコにヨリまくってましたからね。最上階にいた友人によると、井戸の中にもカメラが仕込まれていたそうです。
ネトレブコの歌唱に関しては・・・もう議論の余地無しです。もう比べるのは可哀想の域です。それよりヴィラゾンが2/3に続き、2/7も降板ですね。Beczalaが代役です。ヴィラゾンのファンとしては、非常に残念です。。
返信する
ありがとうございました (シャンティ)
2009-02-05 14:52:20
早々の音源ご紹介ありがとうございます。
登場の”タラッタラン~”という入りが好きなのです。(さあ出てくるっていう期待が膨らむので)
半音下げは仕方ないとはいえ、聞いていてどよ~んとしてしまいますね。しっかり歌ってくれている分残念です。
7日はベチャーラだそうですが、(読みが当たりましたね)どうするのでしょうか?わたしのHDデビューはおあづけです。&ベチャーラはモーツァルトが合っていると思うのですが どうでしょう。
返信する
沈没しそうな船を (Madokakip)
2009-02-05 15:57:50
正直、ヴィラゾンとネトレプコが歌った二回は、
沈没しそうな船、という感じでしたが、
フィリアノーティがその風向きを変えた、
そのことが今回の公演での彼の最大の貢献だと思います。頂いた順です。

 babyfairyさん、

先ほど、babyfairyさんがブログにあげられている音源も
聴かせていただきました。
シャンティさんのコメントを思い出しますが、
録音の違いもあって、少し違って聴こえるのも
面白いなと思いました。

Fra poco a me ricovero、私が予告であげます!なんて言ったもので、
お気遣いされてご自身のブログにupされなかったのではないかと危惧しております。

フィリアノーティ、今日(2/4)はマントヴァ公を予定通り歌ったそうです。
ジョルダーニのように酷使されないよう、
本当に気をつけてほしいですね。

 シャンティさん、

7日はベチャーラになってしまいましたね。
ヴィラゾンとフィリアノーティのファンの方には残念ですが、
ベチャーラの歌も、やや強い歌唱に寄ったエドガルドですが、
Aキャストでの出来は悪くありませんでしたので、
私は期待しています。

 DHファンさん、

フィリアノーティの盲腸の件を教えていただいたのは、
DHファンさんでした。
あれから約一年。感慨深いです。
デヴィーアとのジョイント・リサイタルだなんて、
うらやましい。
どうして、NYはデヴィーアを呼ぶことが出来ないのか?
(彼女がNYを嫌だから?)と、
私は悔しい気持ちでいっぱいです。
DHファンさんはいらっしゃいますか?
もしいらっしゃるようでしたら、感想等
教えていただけると嬉しいです。

”ドミンゴの後をついでオテロを歌えるテノール”
そんなことをイギリスの雑誌が、、。
うーん、私はどちらかというと、軽い役での彼が好きです。
愛の妙薬のネモリーノはガラの一部だったので、
一つの幕しか見てませんが彼の個性にぴったりでしたし、
このエドガルドも、コンディションさえよければ、
悪くはなかったんじゃないか?という気がしています。
でも、オテロを歌えるほど強い声ではないと思いますね。
先生の予感が的中してしまいましたね、、。
そのオテロを、、なんていう言葉たちが、
彼にレパートリーを急がせる結果になってしまった気がしてなりません。

 babyfairyさん、

TBありがとうございます。先ほど承認させていただきました。
記事も読ませていただきました。
私も本当に嬉しいです。
この公演しか鑑賞しなかった人にはぴんと来ないかもしれませんが、
29日がどんな公演だったかをこの目でみたことで、
余計に彼の貢献を感じることが出来たように思います。
公演への貢献というのは、目にすぐ見え、
耳にすぐ入って来ることだけじゃないんだな、
というのを今回強く感じました。
彼の貢献は、今回少しはましになったネトレプコの歌の中にも
あらわれているのを感じました。

”嵐の場”ありますよー。
短いですが、掲載しました。楽しんでいただけると幸いです。

 junさん、

はじめまして。コメントありがとうございます。

>楽しみにした演目の一つでもあり、最大に危惧していた演目

(笑)まさに同感です。
そうですね。彼女はこれまでごまかしつづけてきた
コロラトゥーラの部分というのに、
いよいよ正面切って立ち向かわなければならなかったのに、。
正面切って立ち向かうということは、
技術を習得しつつ、おっしゃるように、
自分の強い点を生かす歌唱を作っていく、
ということでもあったはずですが、
そういった意志らしいものが今回の彼女の歌唱からは
全く感じられない点が、私に糞呼ばわりされている理由です。

>どこかつきつめられる歌い手じゃないと感動にはほど遠い

それはあるかも知れませんね。
彼女が素材としていいものを持っていながら、
特に最近、人を感動させる歌に到達しえていないのは、
つきつめる、という姿勢を彼女が持っていないか、
忘れてしまっているからかもしれません。

 brunnhildeさん、

こちらの公演、ご覧になるとおっしゃっていたので、
どのような感想を持たれたかな、と思っておりました。

>井戸の中にカメラ、、

ったく、ゲルプ氏の無駄遣いはとどまるところを知りませんね!(笑)

>ネトレブコの歌唱に関しては・・・もう議論の余地無しです

ただ、ほんの少しなんですが、おっしゃるように、
まとまっていましたよね。
ほんとに多少なんですが、音の輪郭がはっきりしてきたように思います。
29日の時に比べると、何を歌おうとしているのか、
というのが何となくでは伝わってくるようにはなりました。
29日は何を歌っているのかさっぱり、でしたから、、。
ということは、たった3日でも少しの変化はあったことになります。
11月まで練習すらしなかったというのが
どういうことだったか、彼女がこれで今後、
少しは顧みてくれればいいんですが、、。
ヴィラゾンは二シーズン続きでHD欠場、
ファンの方には残念な結果になりましたね。
2/7はHDでご鑑賞とおっしゃってましたよね?
私は劇場です。ベチャーラが頑張ってくれることを一緒に期待いたしましょう!!

 シャンティさん、

いいえ、喜んでいただけたらとても嬉しいです。

>登場の”タラッタラン~”という入りが好きなのです

やっぱり!シャンティさんはここが好きなのではないか?という予感がありました!
編集するときに、どこから切ろう?
フィリアノーティを聴きたくていらっしゃるんだから、
第一声からかな?と思ったのですが、
いや待てよ、タラッタラン~な気がする!と思ったのです。
よかったです
ベチャーラは、私が知る限り、結構強い声なんですね。
それはエドガルドでも、私の好みにはちょっと強い方の限界くらいな感じかもしれません。
でも、エキサイティングな歌は聴かせてくれると思います。
モーツァルトですか、Aキャスト時の声からは全然思いつきすらしなかったです。
土曜日、心に置いて聴いてみますね。
返信する
”Fra poco a me ricovero dara negietto avello (babyfairy)
2009-02-05 22:26:52
”Fra poco a me ricovero dara negietto avelloをアップして下さってありがとうございました。私の入手した音源では事もあろうにこの最後の箇所が無いんです。

半音下げてしまうと、音に少し輝きが無くなるような気がしますね(フィリアノーティの声のせいではなくて)。フィリアノーティだったら、楽譜通り歌えたでしょうに、それだけちょっともったいないです。

ネットでは、ヴィリャソンもフィリアノーティも2人とも声を壊してしまった既に賞味期限切れのテノールだとしつこく書いている人が居ますが、私はこの公演の一番の功労者は間違いなくフィリアノーティですよね。賞味期限切れだったら、そんな事出来ないでしょうに。

ペチャーラはちょっとだけ聴いた事がありますが、ネト子相手にどんなエドガルドを歌うのか、ご報告を楽しみにしております。
返信する
日本語が変でした (babyfairy)
2009-02-05 22:28:29
>私はこの公演の一番の功労者は間違いなくフィリアノーティですよね。賞味期限切れだったら、そんな事出来ないでしょうに。

→この公演のこの公演の一番の功労者は間違いなくフィリアノーティですよね。賞味期限切れだったら、そんな事出来ないでしょうに。
返信する

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