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Opera! Opera! Opera!

音楽知識ゼロ、しかし、メトロポリタン・オペラを心から愛する人間の、
独断と偏見によるNYオペラ感想日記。

THE MET ORCHESTRA SPECIAL CONCERT (METROPOLITAN OPERA JAPAN TOUR 2011)

2011-06-14 | メト 日本公演
いよいよメト・オケ・コンの日がやって来ましたね!

先日、ある奏者の若い男性がその日の公演の会場に向かうため、はじめて東京の地下鉄の一人乗車に果敢に挑戦しました。
車両内に入り、”うん、正しい路線にのったようだ、、これで安心、、。”とほっと一息ついてまわりを見回すと、
なぜか車内中の人の視線が彼に集中しているような気がします。
”この視線はなんだろう、、?自分が日本人でないからだろうか、、?”と狼狽しつつその場で身をすくめていると、
やがて、むこうの車両から車掌がすごい勢いで走って来るのが見えるではありませんか?!
まさかこのままトーキョーで逮捕されてしまうのか、、?!楽器を握りしめ、恐れおののく彼!!!
すると、車掌さんが一言。
”お客様、申し訳ありませんが、ここはピンク・カー(女性専用車両)ですので移動をお願いできますでしょうか。”

、、、、。ほんっと大変ですよね。異国での生活は。
でもそんな彼らも今日の演奏会ではホーム同様に気合の入った内容にしてくれると信じて!

(写真は日本公演記者会見時のもので、左からヨン様、はこふ、、いえ、ポプラフスカヤ、ゲルブ支配人、ルイージ、クヴィエーチェン、べチャワ、フリットリ、ホロストフスキー、グバノーワ、パペ。)


メトロポリタン歌劇場管弦楽団特別コンサート

6月14日(木) 19:00 サントリーホール

指揮:ファビオ・ルイージ
ソリスト: ディアナ・ダムラウ(ソプラノ)、バルバラ・フリットリ(ソプラノ)、ピョートル・ベチャワ(テノール)、マリウシュ・クヴィエチェン(バリトン)
エディタ・クルチャク(メゾ・ソプラノ)

曲目:

ベッリーニ 歌劇『ノルマ』より序曲
ベッリーニ 歌劇『清教徒』より ”おお、永遠に君を失った”(クヴィエチェン)
ベッリーニ 歌劇『清教徒』より ”優しい声が私を呼んでいる~さあ、いらっしゃい愛しい人よ”(ダムラウ)
R.シュトラウス 交響詩『ティル・オイレンシュピーゲルの愉快ないたずら』

ヴェルディ 歌劇『運命の力』序曲
ヴェルディ 歌劇『イル・トロヴァトーレ』より”穏やかな夜”(フリットリ / クルチャク)
ヴェルディ 歌劇『仮面舞踏会』より”永遠に君を失えば”(ベチャワ)
R.シュトラウス 交響詩『ドン・ファン』Op.20

アンコール:
プッチーニ 歌劇『マノン・レスコー』より間奏曲


The MET ORCHESTRA Special Concert
Conductor: Fabio Luisi
Diana Damrau (Soprano), Barbara Frittoli (Soprano), Piotr Beczala (Tenor), Mariusz Kwiecien (Baritone)

V. Bellini: Overture to Norma
V. Bellini: "Ah, per sempre... Bel sogno beato" from I Puritani (Kwiecien)
V. Bellini: "Qui la voce...Vien, diletto" from I Puritani (Damrau)
R. Strauss: Till Eulenspiegels lustige Streiche, Op. 28

G. Verdi: Overture to La Forza del Destino
G. Verdi: "Tacea notte placida...Di tale amor" from Il Trovatore (Frittoli)
G. Verdi: "Forse la soglia attinse...Ma se m'è forza perderti" from Un Ballo in Maschera (Beczala)
R. Strauss: Don Juan, Op. 20

encore
G. Puccini: Intermezzo from Manon Lescaut

Suntory Hall, Tokyo

*** メトロポリタン歌劇場管弦楽団特別コンサート (2011年日本公演) The MET ORCHESTRA Special Concert (Japan Tour 2011) ***

LUCIA DI LAMMERMOOR (METROPOLITAN OPERA JAPAN TOUR 2011)

2011-06-09 | メト 日本公演
初めてコメントを頂いた方もいらっしゃるというのに、なかなか返事の方が追いつかなくてすみません。ニ、三日中には返答させて頂きますのでお待ち下さい!

『ルチア』のリハーサルはダムラウとドルゴフのコンビで行われたそうですが、
ダムラウの歌唱が素晴らしいのはもちろん、日本でメト・デビュー!なドルゴフがなかなかフレッシュな歌唱を聴かせているそうです。
ヴィラゾンは出演したとしてもおそらく最後のアリアを半音下げで歌うことになるのではないかと予想しますが、
ドルゴフはリハーサルでもしっかりオリジナルで歌っていたようです。
私が日本にいて、一日だけしか『ルチア』を鑑賞出来ないとしたら、6/12に一点賭け!

6月 9日(木) 18:30 東京
6月12日(日) 15:00 東京
6月16日(木) 18:30 東京
6月19日(日) 12:00 東京

指揮: ジャナンドレア・ノセダ
演出: メアリー・ジンマーマン
ディアナ・ダムラウ (ルチア)
ロランド・ヴィラゾン(6/9)、アレクセイ・ドルゴフ(6/12) & ピョートル・ベチャワ(6/16, 19)(エドガルド)
ジェリコ・ルチッチ (エンリーコ)
イルダール・アブドラザコフ (ライモンド)

(写真は2008-9年シーズンの『ルチア』公演時のダムラウ。)

Diana Damrau (Lucia)
Rolando Villazón (6/9), Alexey Dolgov (6/12) & Piotr Beczala (6/16,19) (Edgardo)
Zeljko Lucic (Željko Lučić) (Lord Enrico Ashton)
Ildar Abdrazakov (Raimondo)
Conductor: Gianandrea Noseda
Production: Mary Zimmerman
ON

***ドニゼッティ ランメルモールのルチア(2011年日本公演) Donizetti Lucia di Lammermoor (Japan Tour 2011) ***

DON CARLO (METROPOLITAN OPERA JAPAN TOUR 2011)

2011-06-05 | メト 日本公演
残念ながら私は日本に行けませんので感想を書くことは出来ませんが皆様のご意見を伺うのは死ぬほど楽しみにしております。
(この記事を設定した目的はこちらをお読み下さい。)

ポプラフスカヤ(↓)は名古屋に到着した日でしょうか、一人ホテルのバーでものすごい勢いでウィスキーと思しきものを煽っていたそうです。
そのあまりに豪快な姿にどの男性も恐れをなして声をかけることもなく、、、。
こういう時はゲルブ支配人がお付き合いして差し上げるべきでしょう、やはり。
フリットリの演目変わりでファンの方から巻き上がる不満に、”あたしもうやってらんないわ!”という自棄酒か?
異国の地で女一人酒を飲み干すその姿を想像すると泣けて来ました。彼女の活躍に期待しましょう!



出演者と日程は以下の通り(6/5現在)。

6月 5日(日) 15:00 名古屋
6月10日(金) 18:00 東京
6月15日(水) 18:00 東京
6月18日(土) 15:00 東京

指揮:ファビオ・ルイージ
演出:ジョン・デクスター
マリーナ・ポプラフスカヤ(エリザベッタ)
ヨンフン・リー (ドン・カルロ)
ディミトリ・ホロストフスキー (ロドリーゴ)
エカテリーナ・グバノーワ(エボリ)
ルネ・パーペ (フィリッポ2世)
ステファン・コーツァン (宗教裁判長)

(トップの写真は今回日本に持って行ったのと同じデクスターの演出の舞台で2006-7年シーズンの公演からのもの。
ただし、ポプラフスカヤの写真は2010-11年シーズンのハイトナーによる新演出の舞台からの写真です。)

Marina Poplavskaya (Elisabeth of Valois)
Yonghoon Lee (Don Carlo)
Dmitri Hvorostovsky (Rodrigo)
Ekaterina Gubanova (The Princess of Eboli)
René Pape (Philip II)
Stefan Kocán (The Grand Inquisitor)
Conductor: Fabio Luisi
Production: John Dexter
SB

*** ヴェルディ ドン・カルロ(2011年日本公演) Verdi Don Carlo (Japan Tour 2011) ***

LA BOHEME (METROPOLIAN OPERA JAPAN TOUR 2011)

2011-06-04 | メト 日本公演
いよいよ日本公演初日の『ラ・ボエーム』が名古屋でキックオフしましたね!
その『ラ・ボエーム』の終了直後、今回ツアーで日本に飛んでいる友人から、
”今日はこれまでの日本公演と比べても、客席の集中度・静けさがすごかった!”というメッセージがありました。
また、別の若手のオケの奏者は、拍手や歓声が起こる時以外は、針一本落ちたらそれが聞えるんじゃないかと思うほどの
dead silence(完全な無音状態)に怖くなった、、と、NYの劇場ではまずありえない客席マナーに良い意味でプレッシャーを感じていたみたいです。
さあ、日本の皆様、もっとプレッシャーを与え続けましょう!!

さて、このブログでは私が鑑賞した公演(主にメト)毎に記事をあげているため、
これまで皆様が日本でご覧になるオペラ関連の公演についての御感想や情報を交換される場合、
該当する演目が存在しないとか、同じ演目で複数の記事がいくつもある、といった理由で、
どの記事のコメント欄に書き込めば良いのか判断がしずらい、
また後でコメント欄を再読したいと思っても、はて、あの時の皆様の感想はどこの記事のコメント欄にあったんだっけ?と、
後で探すのが大変!というご迷惑をかけて参りました。

というわけで、今回はなんといってもメトの日本公演ですので、初めての試みとして、演目毎に空記事(感想が本文に含まれていない記事)をあげてみます。
コメント欄で日本公演について一人でも多くの方に語らって頂き、
私も”日本に行きたい~!!”と悶絶し、”そんなことがあったのー??!!”と一緒に驚き、
”そんな素晴らしい公演だったのか、、”と一緒に涙したいという姑息な作戦です。

公演日ごとに記事を上げる予定はなく、あくまで演目ごとですので、ご覧になった公演日も合わせて書いて頂けると、ご意見の交換の際に有益かと思いますが、
もちろん、ご覧にならない演目についてのご意見も大歓迎です!
また、新しく”メト 日本公演”というカテゴリーを作りましたので、カテゴリー検索をして頂ければ、
今回のツアーの演目+メト・オケ演奏会のそれぞれがあがってきます。

ちなみに『ラ・ボエーム』は以下のような日程とキャストになっています。(6/4現在)

6月 4日(土) 15:00 名古屋
6月 8日(水) 19:00 東京
6月11日(土) 15:00 東京
6月17日(金) 19:00 東京
6月19日(日) 19:00 東京

指揮:ファビオ・ルイージ
演出:フランコ・ゼッフィレッリ
バルバラ・フリットリ(ミミ)
スザンナ・フィリップス(ムゼッタ)
ピョートル・ベチャワ (6/4, 8, 11) & マルセロ・アルヴァレス(6/17, 19) (ロドルフォ)
マリウシュ・クヴィエチェン(マルチェッロ)
エドワード・パークス(ショナール)
ジョン・レリエー(コッリーネ)
ポール・プリシュカ(ベノワ / アルチンドロ)

(写真は2009-10年シーズンの公演時のものです。)

Barbara Frittoli (Mimi)
Susanna Phillips (Musetta)
Piotr Beczala / Marcelo Alvarez (Rodolfo)
Mariusz Kwiecien (Marcello)
Edward Parks(Schaunard)
John Relyea (Colline)
Paul Plishka (Benoit/Alcindoro)
Conductor: Fabio Luisi
Production: Franco Zeffirelli
ON

*** プッチーニ ラ・ボエーム (2011年日本公演) Puccini La Boheme (Japan Tour 2011) ***