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ディートリヒ・フィッシャー・ディースカウが今朝お亡くなりになりました。あと10日ほどで87歳のお誕生日だったそうです。
誰もが子供の時からなじんでいた方じゃないでしょうか。
わたしはいつまで経ってもなにかにつけて思い出さない時がない人でした。今シーズンだけでも、ノセダの戦争レクイエムでつい、ベルリン・フィルのヴォルフでつい、最近でもエレクトラやリーダーアーベントなどでもついフィッシャー・ディースカウのことを思い出していました。フィッシャー・ディースカウの表現力は、本当に心にぐいぐい迫ってくる凄みがありましたよね。
春に逝ってしまったのだな、悲しいけれど、本当に長い間ありがとう、安らかにお眠りください。
天国でもリヒテルや他の巨匠と音楽を楽しめるものなのかしら。
フィッシャー・ディースカウの思い出、どうぞお聞かせくださいませ。
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忘れないうちに、ネトレプコ&カサロヴァのカプレーティとモンテッキは今週末ですよ、日本時間、土曜深夜2時です。いつもながらバイエルンのホームページへ。
たった今ジークフリートのHD再上映から帰ってきたところで、もう遅いのですが、あすの晩も不在なので、取り急ぎ。LAオペラ何点かラジオ放送があります。カレンダーにチェックを。
目玉はドミンゴのシモンとグロゴーロ&マチャイゼのロミオ&ジュリエット、ダルカンジェロやピルギュのコジでしょうか。アイリーン・ペレスとスティーヴン・コステロの夫婦ボエームなんかもあります。以前生放送されたアレック・シュレーダーのアルバート・へーリングもまたやるようです。
すいません、後でもうすこしきれいにします。日時はすべて現地(アメリカ西海岸)時間、ラジオ局のサイトは、それぞれwww.kusc.orgとwww.wfmt.comです
エフゲニ・オネーギン キャストはこちら
KUSC: 5/19, 10am
WFMT: 7/7
ラ・ボエーム 生中継 キャストはこちら
KUSC: 5/20, 2pm
コジ・ファン・トゥッティ キャストはこちら
KUSC: 5/26, 10am
WFMT: 7/14
ロメオとジュリエット キャストはこちら
KUSC: 6/2, 10am
WFMT: 7/21
シモン・ボッカネグラ キャストはこちら
KUSC: 6/9, 10am
WFMT: 7/28
アルバート・へーリング キャストはこちら
KUSC: 6/16, 10am
WFMT: August 4
ラ・ボエーム 再放送
KUSC: 6/25, 10am
WFMT: 8/11
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日本では夏のようですが、現地アメリカでは先週始まったルパージ・リングのHD再上演、ラインの黄金の前日には、舞台裏の苦労を描いたドキュメンタリー映画、「ワーグナーの夢」も上演されました。
こちらのページで、CSTMさまが映画「ワーグナーの夢」の詳しい内容を教えてくださったのをきっかけに、Kew Gardensさまとルパージ演出に関して、大変興味深いおはなしになってきています。
普段からコメント欄は、なんというか、無礼講?、遠慮なしでいい、わたしの記事への文句でもいいし、コメントはわたしに対してでなくて、しかもわたしの記事に関してだけじゃなくても、遊びにきてくださった方々同士の会話もどんどん弾んだら、音楽好き同士、もっと面白いことになる、と思っているのですが、これは渡りに舟、ですよ。
ブログのコメント欄のつくりがそれにふさわしいかどうかわかりませんが、実験的に自由にルパージ・リングへの意見が書き込めるページを作ってみましたよ。嫌い・好き、でも、あの人がかっこよかったでも、やっぱり指輪はこんな演出じゃなくこのCD、DVDが決定版だ、でも、ゲルブへの悪口でも(笑)、初めて観たリングだけどこういう理解でいいの?、とかの質問でも、ワーグナー礼賛やバッシング(笑)でも、そしてもちろん、ルパージはこういうことが言いたかったのでは、というご意見、なんでもどうぞ。ここではわたしは通例に従わず、コメントを戴いてもお返事は書くかもしれないし、書かないかもしれない、そして他の方のコメントに対してご意見がある方は、わたしは気にせず、どんどんどうぞ。
ちなみに…
わたし自身は、ルパージ・リングはずーっと疫病のように避けてきて、映画「ワーグナーの夢」もゲルブの売り上げに貢献するのがしゃくで見なかった(笑)という体たらく。というのも、あやしげな自称「ワーグナー史専門家」が、これぞワーグナーが夢見て実現できなかった演出だ、なんて発言をしたりしていたので(こういう無責任な宣伝的発言をする人がいるから、優秀な方もいるのに音楽評論家は総体的に通からは馬鹿にされちゃうんでしょうね)、これはゲルブ・メトのプロパガンダ映画かルパージの弁解映画じゃないの? そして俺の演出が嫌ならあっちいけ的発言(こちらのコメント欄)をしてたルパージはかなり変なやつ、そのうちTVでやるときにただで見ればいいや、なんて思ってたからです。上のクリップでも、ただでさえ大役に挑戦で必死のデビ姐さんが不安そうな顔でラ・マシーンを見つめていたり、オロペサなんかはマシーンにつるされるのが怖くて半泣きの悲鳴を上げているし、興味はなきにしもあらずですが、是非見たい!と思わせてくれるような予告編じゃなかったこともあります。
これを見られたCSTMさまによると、
「ワグナーが望んでいた事が何であったにせよ、それに近づける努力をする事が 各時代の義務――-というか、美しい音楽に対するせめての礼賛、貢献」
「ルパージさんと ゲルブさんの力一杯の努力にも敬意を表します。第一あんな機械とその可能性を構想したルパージ氏の頭と夢はすごい」
「柱の数だけの黒子さんたち(ほんとに文楽の黒子みたいに 頭から黒い物をかぶった仕事師たち)が一人一人責任もたされた柱を全力で動かしていた」「よくまあルパージ氏とゲルブ氏はこのハイハイテク時代にあんな仕事を大の男何十人かにさせたものだ!」
「みんながメトの仕事に誇りを持ち、メトの名誉のためには死んでもという位の覚悟がなければ出来る事ではありません」
「この記録映画はデビ姐御 をひとつの軸としてうまく使っていますが、彼女が率直に自分の自信のなさ、怖さ、絶望などを告白しているのがとても人間的で好感を覚えま した」
「エリックオーエンズなどあの大きな体に重い衣裳ですからよろけて「おれ絶対に登らないよ!」と始めに宣言したくらい怖い思いをした」
なんと面白そうな映画ではありませんか! ルパージのもともとの構想も聞けたかもしれないこの映画を逃したのは大失敗でした。
先週やっとラインの黄金再上映を見て、うーん、これはもしや歌手たちは脇で歌って、シルク・ド・ソレイユの曲芸師たちが全幕演じたら成功していたのかな、現実離れしたメルヒェンを描き出すこと、がもしやルパージのやりたかったことなのかな、なんてことも思いましたが。これから14日のワルキューレと続いてどんなことになっていくのか見ものだと思ってます(最後の神々の黄昏だけはネトレプコのバイエルンからのストリーミングと重なるので迷っていますが・・・)
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(10日の公演ですが、最新記事なので今日付けにしておきます)
フィラ管デビューは32年前、今期で2008年からの主席指揮者の任期を終了して音楽監督のネゼ・セガンにバトンタッチするデュトワ。今週来週はデュトワさよなら特番が2点。今日のエレクトラは、チケットを買ったときはヨハンソンが出ること位しか知らなかったのですが、今週キャスト表を見たら、もう引退していたかと思うようなスター、昔からよく見かける名前、そして最近個人的に注目していた歌手等々、多くがほんの一フレーズほど歌うためだけなのにもかかわらず、よくこれだけ集まって少々びっくり。今回通常のコンサートの2日半ほどと違い、リハーサルは2週間前から行っていたということもあるせいでしょうか、迷いやあいまいなところが全くない、さすがデュトワ&フィラ管は違う!これは120満点の熱い夜でした。
R.シュトラウス エレクトラ, Op. 58
Charles Dutoit シャルル・デュトワ指揮
The Philadelphia Orchestra フィラデルフィア管弦楽団
エレクトラ: Eva Johansson エヴァ・ヨハンソン
クリソテミス: Melanie Diener メラニー・ディーナー
クリュタイムネストラ: Jane Henschel ジェイン・ヘンシェル
オレステス: Ain Anger アイン・アンガー
アイギストス: Siegfried Jerusalem ジークフリート・イェルザレム
若い家来: John Easterlin ジョン・イースタリン
年上の家来: Brandon Cedel ブランドン・シードル
クリュタイムネストラの側近: Jessica Klein ジェシカ・クライン
クリュタイムネストラの裾もち: Allison Sanders アリソン・サンダーズ
オレステスの世話役: Oren Gradus オレン・グラドゥス
Susan Neves (見張)、Kathryn Day, Laura Vlasak Nolen, Maria Zifchak, Priti Gandhi, Jennifer Check Soprano (女官)
Mendelssohn Club of Philadelphia (使用人)
エレクトラは不協和音のせいか、子供の時はやたらと怖かったのですが、随分大人になってから、オケと歌でライトモチーフが微妙に絡み合ったりもする美しさが少々分かるようになってから大好きになった作品。これはワルキューレの娘さん方を思い起こさせるような風味もあるんじゃないかな。ストーリーはあのミュケナイのアガメムノン一家の話。アガメムノンはいとこを死に追いやってその妻を奪ったり、弟の妻であり自分の妻の妹でもあるダブル義妹のヘレネ誘拐をきっかけにトロイ戦争を起こした人。娘のイピゲネイア(イフィジェニ)を生贄にしたことへの復讐からだったか、トロイアの王女カッサンドラを戦勝品としてお持ち帰りしたことのせいか、そんなまでして妻にしたクリュタイムネストラとその愛人アイギストスに殺されてしまいます。そして復讐の業火は今度は母に父を殺された娘のエレクトラ、息子のオレストに引き継がれる、という家庭内因果応報を繰り返す一族。
シュトラウス&ホフマンスタールの黄金コンビのこの作品では、アガメムノン暗殺以降、追いやられていたエレクトラの弟のオレステスが登場して復讐を果たし、王の座を取り戻すまでの話。面白いのはこれが長年歴史の影となっていた女性たちの心理ドラマであること、この作品は裏舞台が表舞台になっていて表舞台が裏舞台になっている。オレステスが復讐を果たし王座を奪い返すのに成功し、人々が父並みの大王の誕生に沸き返る表舞台は、妹のクリソテミスの報告や舞台裏の合唱、そしてライトモチーフの織り成す最後の場面で暗示されるだけです。そういう意味では、男性が全く出てこない三島由紀夫のサド侯爵夫人にも通じるおもしろさがあります。
エレクトラはサロメの後の作品。Sprechgesangとかsprechstimmeというんでしょうか、ああいう感じばりばりのこの作品で、エレクトラ役は出ずっぱり、しかも60%ぐらいは叫び声のような風味で歌わなければいけない、大変喉にストレスフルな役なんじゃないかと思います。エレクトラは生き残った長女の責任を果たそうとする気持からか、そうすることであたかも願いが現実化するかのように、衣食住を含むすべての快楽を拒否し、すべての人間らしい温かい感情を押し殺し、女であることも捨てて、復讐の権化と化した女性。復讐心とそれが成就したら歓喜が待っているという思いだけが彼女の生の糧になっていたのでしょうか。
ヨハンソンは全く瑕のない、すばらしく尖った完璧なエレクトラだった(わたしには)。地が可愛い美人顔ですが、シックだとは言え、ちゃんと中年太りの体型を出すような、裾の飾りも見ようによってはぼろきれが張り付いたようにも見えなくはないようなドレスで登場。これは絶対エレクトラにふさわしいから選んだドレスですよ。コンサート形式のオペラでは自分をより美しく見せるものを着る選択肢もある中で、こういうドレスを選んだことに音楽家としてのセンスのよさも感じます。ストレートに伸びて空気をつんざいて響きわたる声、音程もあいまいなところが全くない。唯一足りないものがあるとすると、エレクトラをやるような年配の歌手にたまに見られる底鳴りするような凄みでしょうか、しかしわたしにはヨハンソンは文句が全くないエレクトラ、彼女で聴けて本当に幸運だったと思いました。

オレストが登場してから、復讐以外のものはすべて抑圧していた異常な心理状態だったことに自分で気付き、エレクトラは一女性としての素直な心をふと垣間見せてくれます。ここでガラッと変わって柔らかいニュアンスだったのも素晴らしかった。実際は弟をかくまうのに協力していたりしたのかもしれませんが、この作品では実際の復讐へのサポートは殆ど出来ていない、復讐のために大切に取っておいた父を殺した斧さえ渡し損ねたりのエレクトラ。とうとうこの日がきて、最後の踊りの場面をヨハンソンはぎらぎら光る狂気をはらんだ目だけで表現、そして死の瞬間はガクッと目をとじるだけなのですが、観客には音楽の助けもあってひしひしと伝わります。瞬間瞬間を生きることを否定し、あらゆる喜びを延期してきたエレクトラ。花の盛りを自ら摘むことを選んだ人生だったとしても、せめて最後はそれまで自分に許さなかった喜びのすべてがうわっと押し寄せて幸せな気持で逝ったと信じたいです。
エレクトラの妹のクリソテミスはこんな崩壊家族の政治的ダイナミクスの囚われの身から逃げ出したい、普通の結婚をして赤ちゃんを産みたい、と夢見る女の子。自分の復讐への思いに賛同しないのを苦々しく思うエレクトラからは、わたしの母親の娘、またあんたなの、なんの用?なんて冷たいあしらわれかたをされても、そして挙句の果てには、かわいがってあげるからわたしを夫だと思って復讐に協力しなさい、なんて仰天の言い寄られ方さえされても、お姉さん、お姉さん、とエレクトラをしょっちゅう気にかけて寄ってくる。この自己中心的だったり、心を鬼にしたり、妙な神がかりがあったりする家族の中ではめずらしいまともな優しい女性です。メラニー・ディーナーはよく名前はみかけるような気がしますが、わたしは初めて。優しさというか柔らかさのなかにもしっかりとピンとした芯のあるなかなかよい歌唱でした。
エレクトラと同じくらいか下手するとそれ以上に難しいかもしれないクリュタイムネストラは、長らくたまに見かけるジェーン・ヘンシェル。地でリチャード・ジョーンズ演出のヘンゼルとグレーテルの魔女のようなルックスが少々怖いですが、これが60歳のソプラノの歌唱とはとうてい思えない美しいヴォリュームのある大迫力の歌唱。クリュタイムネストラは絶世の美女だったので一生プリマな性格だったんでしょうね、少々娘に弱みをみせたりもするけれど自分が一番かわいいので、娘や息子でさえも反抗するなら死ねばいい、と思っているような、恐ろしい母親を見事歌唱で表現してくれました。多少女性同士の気兼ねない会話風もあってから、最後はヨハンソンのエレクトラもかすむような熱唱(最後は多少やり過ぎともちらっと思いましたけれど。)
女性3役と比べて見せ場が極端に少ない男性陣も素晴らしかった。

左から、アンガー、イェルザレム昔と近影、イースタリン
この間のバイエルンのオネーギンではゲイ・ホテルのぬし的常連かと思いきや女房自慢なんかもしてた大男のアイン・アンガーは今日は、オレステス。やはりでかい、余裕で2メートルはありそうな身長で、下手するとフランケンシュタイン的ルックス。しかし歌いだすと男性らしい力強い深い響きもよい声に、こちらとしてはどんどんなんていい男なんだろうという印象に変わってきます。微妙な目の表情だけの演技も、表現上バシッと言い切るような味を出したり、優しくお姉さんに語りかけたりする歌い方も、なかなかドラマ力がある、今後舞台で是非もっと見たい!と思う人です。
アイギストス役のジークフリート・イェルザレムはなんとなくリチャード・バートン的なセクシーな魅力がある人という印象があったんですが、すっかり総白髪のおじいちゃま。もう72歳なんですね。歌いだすと顔も真っ赤になってわたし自身はかつての面影は全く見出せず、配役表を事前に見ていなければ、イェルザレムとは分からなかったでしょう。この役の出番は3分あるのかなぁ、エレクトラと短い会話を交わすだけですけれど、声量も表現力も本当に素晴らしくて、恐らくもう今やキャリア最後の最後の時期なのでしょうが、つくづくやっぱり凄い人、これだけじゃ勿体ない、もっと聴きたいとつい思ってしまいます。
おそらく3番目に出番が長い男性役、とはいえ歌唱は総計1分かそこらかもしれない若い召使は、ホヴァンシチナの書記役で光っていたジョン・イースタリン。さすがの堅実なそしてよく通る歌唱。これからも名わき役として頼りにしてますよ、どうぞ今後も一層のご活躍を。
この作品は、エレクトラが一番のスターだったら、オケは2番目のスター、出だしのショッキングなアガメー(ムノン)! から、実に見事。
このオケが気合を入れると尋常じゃない場面は以前に見ていますが、今日はデュトワへのはなむけの特別な日でもあるし、異常に素晴らしかった。普段より大所帯とはいえ、デュトワ&フィラ管はつくづく凄い! デュトワもそしてオケメンバーもシュトラウスの音楽を共に作り上げる喜びからか、時折自然と微笑みがこぼれてくるのもとても印象的でした。
このオケでオペラを聴いたのは初めてですが、普段のアンサンブル力からしても不思議ではないけれど、歌手との共演でもこんなに素晴らしいとは! 歌手の歌唱の色合いをそれぞれのオケメンバーがちゃんとよく聴いてダイナミックに対応しているのがまざまざと分かります。大勢の金管も非常に素晴らしかったのですが、特にソロ部分では少々繊細すぎて物足りないとわたしはかつて感じることもあったコンマスのキムさん、申し訳なかった、今晩はあなた完璧! そしてチェロはいつもながら素晴らしい。彼らのソロの歌唱への絡み具合はなんとも絶妙で本当に美しかった。オーボエも良かったし、ハープからヴァイオリンへの受け渡しなんかもとてもお見事、なにもかもが妙に素晴らしい。
コンサート形式は寒々することもあるかもしれないけれど、これだけのレベルのものができるオケ、今後ももっとオペラを取り上げて欲しいなぁ。あんまりメトの近くでこれだけの凄いことをしょっちゅうやると、あちらには嫌がられるかもしれないけれど。レパージュのような人からは音楽的ピューリタンのやから呼ばわりされてしまうかもしれないですけど、人間それぞれ想像力があり、オペラは作品の音楽自体がもともと想像力を刺激するものなので、音楽的にしっかりとしたパフォーマンスだと舞台演出に頼らなくともぐっと感動するものです。今日は終わったとたんに観客総スタンディングオベーション。これがメトだったなら、きっとパンフレットを引きちぎった紙切れの花吹雪が上から沢山舞い降りてきたことでしょう。
CDは近年殆ど出していなかったフィラ管。最近はソフトコピーでいくつか出してくれてます。今日は歌手たちの前に集音マイクがいくつか設置されてたので、録音をリリースしてくれる期待が高まってしまいます。これは2日間のコンサートに参加することができたよりずっと多くの人の耳に届くべきパフォーマンスだったし、わたしもライブの熱気の中で聴いたものを改めてじっくり聴きなおしたいし、是非お願いしますよ。
今日の関連クリップはわたしもまだ見ていないものもありますが、Youtubeで見られるものをいくつか
+ 1980年メト版 英語字幕(レヴァイン指揮、ニルソン、リザネク、ダン、マッキンタイア他)
+ 1994年メト版 英語字幕(レヴァイン指揮、ベーレンス、ヴォイト、ファスベンダー、キング他)
+ 映画版 伊字幕 (ベーム指揮、リザネク、リゲンツァ、ヴァルナイ、フィッシャー・ディースカウ他)
追記 5/15
+ 2010年バーデン・バーデン版 独字幕(ティーレマン指揮、ワトソン、ウール、ヘンシェル、ドーメン、コロ)
ヨハンソンとディーナーの2005年のチューリヒのはDVDが出ているようです(クーシェイ演出、ドホナーニ指揮)
★★★★★
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