娘の自転車が忽然と・・・。

夜、自宅の最寄り駅に着いた娘から
着信がありました。
電話をかけてくることは普段あまり無いので、
何かあったのかしらと思いながら出たところ、

「自転車置き場にいるんだけど、
チャリがないんだよね…。」

…そんなことって、ある？

娘が置いている自転車置き場は、
年間使用料を支払っている公営の自転車置き場。

専用のカードをかざすか、
一日利用券を使うかしないと
ゲートから出入りできないのです。

そこから他人の自転車を持ち出すには、
身の丈もある生け垣の柵の上から
チャリを放り上げて出すほか
ないのではないでしょうか⁉︎

折しも雨がシトシト降り出した中、
念のため、自転車置き場の中を
ぐるぐる確認して回ったそうですが、
結局見つからず、
自転車置き場の出口に備え付けの
非常電話にかけてみると

「無いなら警察に届けて下さい」

ただそれだけ。

仕方なく娘は
駅の近くの交番に行きました。

ところが…考えてみれば当たり前なんですけど、
車体番号とか登録番号とかがわからなきゃ、
何の手続きもできっこないわけで（笑）

で、ちょうど雨も降って来てるし、
お迎えがてら、
私が家にあった登録番号の控えをもって、
娘がいる交番まで迎えに行きました。

私は外の車でまっていたのですが、
被害届を書いている最中に、
どこからか電話が入り、
長らく中断したそうです。

その電話の感じでは、
「警察官を呼んでるのにまだ来ない、どうなってるんだ！」

という逼迫した様子だったようなのですが、
その警察官は
「いま、他の行ける者が向かってますから。」
と、３０回ぐらいは繰り返していたそうです。

なんだか、ソバ屋の出前の催促に対する
返事みたいな対応だけど
大丈夫だったんでしょうか…。

それにしても自転車が消えてしまって
困っちゃうなぁ～。
まだ購入して一年もたってないのに。

他の場所に置いたんじゃないの？という私の疑問に、
娘は、今朝も間違いなく
自転車置き場で管理のおじさんに
置き場を指示され会話した、と
覚えていました。

これは後日、何某かのオチがつくような気がする…。

ほっとするような、
良いオチでありますように。

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