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福岡県議会議員 守谷正人(もりや まさと)

学級崩壊的な国会

2011-10-29 | Weblog

間接民主主義への否定
 国会での総理所信表明演説と財務大臣の財政演説を議場の中で聞かせて頂きました。国会の威厳と崇高さを感じる建物とは相違して、その演説中の各国会議員の態度には今更ながら驚かされました。日本国憲法では国会を「国の最高機関であり国の唯一の立法機関である」しています。しかし、今回傍聴席から見た議場は一言でいうと「学級崩壊ならぬ国会崩壊」の状態でありました。少なくとも日本国の最高責任者が所信を表明する。特に今回は震災に関する事項が多いにもかかわらず、議場内を歩き回り、雑談する。その場にいる議員はまだましで議場にすらいない議員が多数いました。野次を飛ばしている人の顔を全部テレビで中継して全国放送したほうが良いのではないか」とも思いました。我々が選んだ国会議員を野次ったり、罵倒する事は間接的にその選挙民を罵倒しているようなものです。是非、品位を持って、地元の選挙民から期待を受けてその場にいる事を忘れないで欲しいものです。

  
  (写真:議会後議場の清掃が始まりました)

  
  (写真:国の最高機関とされる国会の議事堂)

がれきで出来た公園
 「ここの山下公園は関東大震災のがれきで出来た公園なんですよ」そう教えてくれたのは、訪問した「横浜みなと博物館」の初老のボランティアの男性でした。山下公園は横浜観光スポットとして有名ですが、死者・行方不明10万人以上を出した関東大震災(1923年)が契機となって整備された公園であることを知っている人は少ないと思います。
 東日本大震災では福島・宮城・岩手3県の津波により2.490万トンのがれきが出ていますが、 環境省が被災地以外の自治体に受け入れを求める中、救いの手を差し伸べたのが東京都のみであり、東北地方以外の自治体が受け入れを決めたのは、初めでありました。
 山下公園の下には悲惨ながれきが埋もれていますが、そこを現在公園として活用していることを観光客をはじめ訪れる殆どの人はその事を知らずにいるのでしょう。
 最後にボランティアの方が発せられた「復興には息の長い応援が必要。山下公園も5年かかりました。
被災地以外の我々の支援や応援も5~10年間は継続していかなければいけません」と言われたことが心に残っています。

   


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