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福岡県議会議員 守谷正人(もりや まさと)

会派視察5日目

2016-07-28 | Weblog

海外視察5日目
 フィンランドの古都トゥルクから北へ110km、オルキルオト原子力発電所とそれに付随する放射性廃棄物最終処分場を訪問しました。

 最初に
オルキルオト原子力発電所のビジターセンターで電力会社のTVO広報の方から会社と最終処分場施設についての説明を受けました。オルキルオト原子力発電所は2基が稼働し、3号機が建設中です。3号機はフランスのアレバ社とドイツのシーメンスによる第3世代の安全措置があり、福島原発事故の後に引き上げられた世界最高レベルの安全基準を持つ原子力発電所となっているそうです。

 最終処分場のオンカロは原子力発電所から出る高レベル放射性廃棄物の最終処分場を巡り
2023年の稼働を目指しています。高レベル廃棄物(使用済み燃料)は、40年間は原発サイト内の燃料プールで中間貯蔵。その後、地下約450mの岩盤馳走に埋没します。周
辺は10億年以上活動していない安定した地質となっています。銅製の金属容器に封印した燃料を数万年から10万年に渡り地下で隔離します。
 
 今回我々は低中レベル放射性廃棄物が実際埋葬されている地下施設を視察しました。
フィンランド国会での承認を受け、国からの支援(電源立地交付金等)を受けずに株主と企業利益によってこれらの計画がなされています。フィンランドでは原子力発電所を建設する時に併せて処理施設を計画建設する事が法律で決まっています。そして何よりフィンランド国民がエネルギー源として原子力発電を信頼しています。

 最終処分場がある
西スオミ州サタクンタ県エウラヨキの小さな島が、10万年後にはどうなっているのかでしょうか。10万年という時間の時計を戻すとホモ・サピエンスがアフリカ大陸から中東への移動を始めていた時でもあります。
 最後にTVOの広報の方から「その安全性と共に10万年後のこの土地は氷河期になっている可能性が高い」と説明を受けました。

     

     (写真:この先が放射性廃棄物の最終処分場です)


     

     (写真:厚い岩盤の中に処理施設の建設が行われていました)

     
     (写真:低中度の廃棄物が保存されている施設に入りました)


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